5 / 18
中編
そしてパーティーは続く
しおりを挟む
「オリヴィア様!」
今回の騒動の発端であるオリヴィア嬢の勘違いを認める発言に、明らかにホッとした…でも気まずさが拭いきれない雰囲気が庭に流れはじめた始めたその時。
仕立てのよい服を着た、一人のガタイのいい男が庭に現れた。
男はその野生動物のような美しい肉体に相応しい、男らしくもどこか甘さのあるマスクのなかなか見ないレベルの男前である。アンバーの瞳はその野性的な魅力に磨きを、緩くウェーブのかかったクリーム色の髪はその猛々しい魅力にちょっとした柔らかさを加える。
おかげさまで、その顔をみた庭にいたほぼ全ての女性陣と一部の男性は思わず、心の中で「きゃあっ!」と学園のアイドルを見た時の若い女子のような軽やかな悲鳴をあげていた。一部リアルで声をあげた者もいたが、その声はちょっと野太かった。
「オルデュール様…」
そのちょっと野太い悲鳴がただのBGMになるような、ソプラノの美しい声が縋るような響きをもって男を庭に迎え入れる。
"オルデュール"、なかなか珍しい名前だが庭のギャラリーの半数近くはその名に思い当る節があった。彼は最近オリヴィアと共にサロンやパーティに参加している男で、最近の社交界でしばしば話題にあがる存在だった。しかし、素性については曖昧で、どこかの国の貴族か王族だとか、どこかの誰かの隠し子だとか色々噂はあるが、ただ「とてつもない資産家である」ということ以外ははっきりしていない。
「一体どうされたのですか」
「…すみません、私どうやら人違いをしてしまったみたいで…。こちらの方がスゴズヴィッタ・ズーズーだと思ったんです。でも、違ったみたいで…」
「…ええ、そうですね。彼女は確かにあの女に似ていますが別人です」
そのオルデュールの言葉を聞いて、オリヴィアはますます顔を青くする。そして、しばし頭を抱えたのちにその頭をスズに深く下げ謝罪の言葉を口にした。オリヴィアの隣にいたオルデュールも「大変申し訳ない…」と頭を下げスズに許しを請う。
庭園には再び何とも言えない気まずい空気が流れていた。
そして、それを解決できるのはこの庭園の中でただ一人だった。そして、それは本人もよく理解していた。
「え~あ~えっと…その…大丈夫です。大丈夫ですから、お二人とも私になんか頭を下げないでください」
そのスズの言葉にホッとした空気が流れる。
スズとしてもよくわからない勘違いがなくなりさえすれば他はもうどうでもよかった。だから、一般ピープルな自分に上流階級の二人が頭を下げているという状況は大変気まずいものだったし、周囲からの目も痛かったのでこれ以上の謝罪は本気で辞めてほしかった。
しかし、オリヴィアとオルデュールは納得できない様子で「でも…」だとか「しかし…」だとかうだうだ言ってなかなか納得した様子を見せない。
「…ごめんあそばせ。ちょっとよろしいかしら?」
いつまでも進まない押し問答の中で、一人の女性がスズの横に立った。
その女性は豪奢なドレスを纏っており、二十代後半に見えるオルデュールよりも一回りほど上の年齢にみえる。
「お若いお二人、もうご本人が『問題ない』とおっしゃってるんだからもうこの件はおしまいでよろしいんじゃないかしら。『許す』と言っているのに『でも…』と言われたらこの方も困ってしまうわ…ね?」
「…は、はい!!!」
女性にたおやかに微笑みかけられてうっとりしていたスズは危うく返事を忘れかけたが、しかしこの女の言葉はまさにその通りであり、求めていた助け船であった。
「ほら…だから今はせっかくのパーティを楽しみましょう。ね?…そっちの方がこちらの方も喜ぶから」
「はい!はい!その通りです!!!なのでもう大丈夫です!お願いします!!」
「そんなに申し訳ないと思うのなら、あとでゆっくり謝罪の言葉なりお詫びの品なりを考えればいいわ。だから今は…ね?」
オルデュールとオリヴィアは女の顔をまじまじと見た後、目を合わせ頷き合った。
そして、改めて二人はスズに頭を下げた。そして、オリヴィアは「この後少しお時間を頂けますか?」と告げスズが頷いたのを確認し微笑むと、静まり返った庭園を見回し息を吸った。
「この度は私の勘違いで、せっかくのパーティーなのに…皆様に不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ございません。なんの償いにも謝罪にもなりませんが、どうかこの後は心ゆくまで我が家__ハーヴィー家のパーティーを楽しんでくださいませ。この度は、本当に申し訳ありませんでした」
オリヴィアが頭を下げその後ろでオルデュールが頭を下げると、庭園にはさざめきのように拍手の波が広がっていった。
その拍手とともに空気を読んだ楽団により演奏が再開され、庭園には徐々に和やかな雰囲気が戻っていく。
その後、スズは場をおさめてくれた女性__ノノとオリヴィアとオルデュールとしばらく会話をしたのち、あんなこともあったので少し早めに撤退した。
結局お詫びの品に関しては断り切れずに貰うことになってしまったが…
「あれ、本当なんですかね?」
「あれ?」
心の中にあった疑問がいつの間にか口に出していたらしく、スズは自分でも驚きつつ、今回たまたま一緒に帰ることになったノノに言葉を返す。
「たまたま」というよりはノノが気を使ってくれたのかもしれないが、人の心に疎いスズには実際のところどちらなのかよくわからなかった。
「あの二人が恋人同士じゃないという話です。どうみても…そういう仲にみえたのになって思って」
「さぁ、どうでしょうね…」
あの後の4人の会話でノノがさりげなく言った「お二人はとても仲の良い恋人同士なのね」という言葉は、オリヴィアとオルデュールにより思いの他真剣な顔で否定された。
スズにはそういう関係にしか見えていなかったし、というより誰がどうみてもそういう関係にしか見えない二人の「違う」という言葉には、スズはもちろんノノも驚いていた。
しかしやっぱり、どうみてもスズには恋仲にしか見えなかったし、今考えると嘘の可能性の方が高く思えてくる。あまりにも二人の関係について色々気になりすぎて、スズとしては今日とんでもない危機的な出来事があったにも関わらず、そのことの方が気になってすらいた。
「もしかしたら、なにか事情があるのかもしれないわね」
何とも言えないもやもやを抱えつつ、スズはノノに心配だからと言われ断り切れずに主人の館近くまで送ってもらい、改めてのお礼と「また会いましょう」なんて軽い口約束を交わし、自分の部屋に帰った。
シャワーを浴びても、ベッドに乗っても、そのもやもやはずっと消えなかった。
今回の騒動の発端であるオリヴィア嬢の勘違いを認める発言に、明らかにホッとした…でも気まずさが拭いきれない雰囲気が庭に流れはじめた始めたその時。
仕立てのよい服を着た、一人のガタイのいい男が庭に現れた。
男はその野生動物のような美しい肉体に相応しい、男らしくもどこか甘さのあるマスクのなかなか見ないレベルの男前である。アンバーの瞳はその野性的な魅力に磨きを、緩くウェーブのかかったクリーム色の髪はその猛々しい魅力にちょっとした柔らかさを加える。
おかげさまで、その顔をみた庭にいたほぼ全ての女性陣と一部の男性は思わず、心の中で「きゃあっ!」と学園のアイドルを見た時の若い女子のような軽やかな悲鳴をあげていた。一部リアルで声をあげた者もいたが、その声はちょっと野太かった。
「オルデュール様…」
そのちょっと野太い悲鳴がただのBGMになるような、ソプラノの美しい声が縋るような響きをもって男を庭に迎え入れる。
"オルデュール"、なかなか珍しい名前だが庭のギャラリーの半数近くはその名に思い当る節があった。彼は最近オリヴィアと共にサロンやパーティに参加している男で、最近の社交界でしばしば話題にあがる存在だった。しかし、素性については曖昧で、どこかの国の貴族か王族だとか、どこかの誰かの隠し子だとか色々噂はあるが、ただ「とてつもない資産家である」ということ以外ははっきりしていない。
「一体どうされたのですか」
「…すみません、私どうやら人違いをしてしまったみたいで…。こちらの方がスゴズヴィッタ・ズーズーだと思ったんです。でも、違ったみたいで…」
「…ええ、そうですね。彼女は確かにあの女に似ていますが別人です」
そのオルデュールの言葉を聞いて、オリヴィアはますます顔を青くする。そして、しばし頭を抱えたのちにその頭をスズに深く下げ謝罪の言葉を口にした。オリヴィアの隣にいたオルデュールも「大変申し訳ない…」と頭を下げスズに許しを請う。
庭園には再び何とも言えない気まずい空気が流れていた。
そして、それを解決できるのはこの庭園の中でただ一人だった。そして、それは本人もよく理解していた。
「え~あ~えっと…その…大丈夫です。大丈夫ですから、お二人とも私になんか頭を下げないでください」
そのスズの言葉にホッとした空気が流れる。
スズとしてもよくわからない勘違いがなくなりさえすれば他はもうどうでもよかった。だから、一般ピープルな自分に上流階級の二人が頭を下げているという状況は大変気まずいものだったし、周囲からの目も痛かったのでこれ以上の謝罪は本気で辞めてほしかった。
しかし、オリヴィアとオルデュールは納得できない様子で「でも…」だとか「しかし…」だとかうだうだ言ってなかなか納得した様子を見せない。
「…ごめんあそばせ。ちょっとよろしいかしら?」
いつまでも進まない押し問答の中で、一人の女性がスズの横に立った。
その女性は豪奢なドレスを纏っており、二十代後半に見えるオルデュールよりも一回りほど上の年齢にみえる。
「お若いお二人、もうご本人が『問題ない』とおっしゃってるんだからもうこの件はおしまいでよろしいんじゃないかしら。『許す』と言っているのに『でも…』と言われたらこの方も困ってしまうわ…ね?」
「…は、はい!!!」
女性にたおやかに微笑みかけられてうっとりしていたスズは危うく返事を忘れかけたが、しかしこの女の言葉はまさにその通りであり、求めていた助け船であった。
「ほら…だから今はせっかくのパーティを楽しみましょう。ね?…そっちの方がこちらの方も喜ぶから」
「はい!はい!その通りです!!!なのでもう大丈夫です!お願いします!!」
「そんなに申し訳ないと思うのなら、あとでゆっくり謝罪の言葉なりお詫びの品なりを考えればいいわ。だから今は…ね?」
オルデュールとオリヴィアは女の顔をまじまじと見た後、目を合わせ頷き合った。
そして、改めて二人はスズに頭を下げた。そして、オリヴィアは「この後少しお時間を頂けますか?」と告げスズが頷いたのを確認し微笑むと、静まり返った庭園を見回し息を吸った。
「この度は私の勘違いで、せっかくのパーティーなのに…皆様に不快な思いをさせてしまい本当に申し訳ございません。なんの償いにも謝罪にもなりませんが、どうかこの後は心ゆくまで我が家__ハーヴィー家のパーティーを楽しんでくださいませ。この度は、本当に申し訳ありませんでした」
オリヴィアが頭を下げその後ろでオルデュールが頭を下げると、庭園にはさざめきのように拍手の波が広がっていった。
その拍手とともに空気を読んだ楽団により演奏が再開され、庭園には徐々に和やかな雰囲気が戻っていく。
その後、スズは場をおさめてくれた女性__ノノとオリヴィアとオルデュールとしばらく会話をしたのち、あんなこともあったので少し早めに撤退した。
結局お詫びの品に関しては断り切れずに貰うことになってしまったが…
「あれ、本当なんですかね?」
「あれ?」
心の中にあった疑問がいつの間にか口に出していたらしく、スズは自分でも驚きつつ、今回たまたま一緒に帰ることになったノノに言葉を返す。
「たまたま」というよりはノノが気を使ってくれたのかもしれないが、人の心に疎いスズには実際のところどちらなのかよくわからなかった。
「あの二人が恋人同士じゃないという話です。どうみても…そういう仲にみえたのになって思って」
「さぁ、どうでしょうね…」
あの後の4人の会話でノノがさりげなく言った「お二人はとても仲の良い恋人同士なのね」という言葉は、オリヴィアとオルデュールにより思いの他真剣な顔で否定された。
スズにはそういう関係にしか見えていなかったし、というより誰がどうみてもそういう関係にしか見えない二人の「違う」という言葉には、スズはもちろんノノも驚いていた。
しかしやっぱり、どうみてもスズには恋仲にしか見えなかったし、今考えると嘘の可能性の方が高く思えてくる。あまりにも二人の関係について色々気になりすぎて、スズとしては今日とんでもない危機的な出来事があったにも関わらず、そのことの方が気になってすらいた。
「もしかしたら、なにか事情があるのかもしれないわね」
何とも言えないもやもやを抱えつつ、スズはノノに心配だからと言われ断り切れずに主人の館近くまで送ってもらい、改めてのお礼と「また会いましょう」なんて軽い口約束を交わし、自分の部屋に帰った。
シャワーを浴びても、ベッドに乗っても、そのもやもやはずっと消えなかった。
20
あなたにおすすめの小説
転移先で日本語を読めるというだけで最強の男に囚われました
桜あずみ
恋愛
異世界に転移して2年。
言葉も話せなかったこの国で、必死に努力して、やっとこの世界に馴染んできた。
しかし、ただ一つ、抜けなかった癖がある。
──ふとした瞬間に、日本語でメモを取ってしまうこと。
その一行が、彼の目に留まった。
「この文字を書いたのは、あなたですか?」
美しく、完璧で、どこか現実離れした男。
日本語という未知の文字に強い関心を示した彼は、やがて、少しずつ距離を詰めてくる。
最初はただの好奇心だと思っていた。
けれど、気づけば私は彼の手の中にいた。
彼の正体も、本当の目的も知らないまま。すべてを知ったときには、もう逃げられなかった。
毎日19時に更新予定です。
子供にしかモテない私が異世界転移したら、子連れイケメンに囲まれて逆ハーレム始まりました
もちもちのごはん
恋愛
地味で恋愛経験ゼロの29歳OL・春野こはるは、なぜか子供にだけ異常に懐かれる特異体質。ある日突然異世界に転移した彼女は、育児に手を焼くイケメンシングルファザーたちと出会う。泣き虫姫や暴れん坊、野生児たちに「おねえしゃん大好き!!」とモテモテなこはるに、彼らのパパたちも次第に惹かれはじめて……!? 逆ハーレム? ざまぁ? そんなの知らない!私はただ、子供たちと平和に暮らしたいだけなのに――!
前世で私を嫌っていた番の彼が何故か迫って来ます!
ハルン
恋愛
私には前世の記憶がある。
前世では犬の獣人だった私。
私の番は幼馴染の人間だった。自身の番が愛おしくて仕方なかった。しかし、人間の彼には獣人の番への感情が理解出来ず嫌われていた。それでも諦めずに彼に好きだと告げる日々。
そんな時、とある出来事で命を落とした私。
彼に会えなくなるのは悲しいがこれでもう彼に迷惑をかけなくて済む…。そう思いながら私の人生は幕を閉じた……筈だった。
幼い頃に、大きくなったら結婚しようと約束した人は、英雄になりました。きっと彼はもう、わたしとの約束なんて覚えていない
ラム猫
恋愛
幼い頃に、セレフィアはシルヴァードと出会った。お互いがまだ世間を知らない中、二人は王城のパーティーで時折顔を合わせ、交流を深める。そしてある日、シルヴァードから「大きくなったら結婚しよう」と言われ、セレフィアはそれを喜んで受け入れた。
その後、十年以上彼と再会することはなかった。
三年間続いていた戦争が終わり、シルヴァードが王国を勝利に導いた英雄として帰ってきた。彼の隣には、聖女の姿が。彼は自分との約束をとっくに忘れているだろうと、セレフィアはその場を離れた。
しかし治療師として働いているセレフィアは、彼の後遺症治療のために彼と対面することになる。余計なことは言わず、ただ彼の治療をすることだけを考えていた。が、やけに彼との距離が近い。
それどころか、シルヴァードはセレフィアに甘く迫ってくる。これは治療者に対する依存に違いないのだが……。
「シルフィード様。全てをおひとりで抱え込もうとなさらないでください。わたしが、傍にいます」
「お願い、セレフィア。……君が傍にいてくれたら、僕はまともでいられる」
※糖度高め、勘違いが激しめ、主人公は鈍感です。ヒーローがとにかく拗れています。苦手な方はご注意ください。
※『小説家になろう』様『カクヨム』様にも投稿しています。
男子高校生だった俺は異世界で幼児になり 訳あり筋肉ムキムキ集団に保護されました。
カヨワイさつき
ファンタジー
高校3年生の神野千明(かみの ちあき)。
今年のメインイベントは受験、
あとはたのしみにしている北海道への修学旅行。
だがそんな彼は飛行機が苦手だった。
電車バスはもちろん、ひどい乗り物酔いをするのだった。今回も飛行機で乗り物酔いをおこしトイレにこもっていたら、いつのまにか気を失った?そして、ちがう場所にいた?!
あれ?身の危険?!でも、夢の中だよな?
急死に一生?と思ったら、筋肉ムキムキのワイルドなイケメンに拾われたチアキ。
さらに、何かがおかしいと思ったら3歳児になっていた?!
変なレアスキルや神具、
八百万(やおよろず)の神の加護。
レアチート盛りだくさん?!
半ばあたりシリアス
後半ざまぁ。
訳あり幼児と訳あり集団たちとの物語。
〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜
北海道、アイヌ語、かっこ良さげな名前
お腹がすいた時に食べたい食べ物など
思いついた名前とかをもじり、
なんとか、名前決めてます。
***
お名前使用してもいいよ💕っていう
心優しい方、教えて下さい🥺
悪役には使わないようにします、たぶん。
ちょっとオネェだったり、
アレ…だったりする程度です😁
すでに、使用オッケーしてくださった心優しい
皆様ありがとうございます😘
読んでくださる方や応援してくださる全てに
めっちゃ感謝を込めて💕
ありがとうございます💞
一夜限りの関係だったはずなのに、責任を取れと迫られてます。
甘寧
恋愛
魔女であるシャルロッテは、偉才と呼ばれる魔導師ルイースとひょんなことから身体の関係を持ってしまう。
だがそれはお互いに同意の上で一夜限りという約束だった。
それなのに、ルイースはシャルロッテの元を訪れ「責任を取ってもらう」と言い出した。
後腐れのない関係を好むシャルロッテは、何とかして逃げようと考える。しかし、逃げれば逃げるだけ愛が重くなっていくルイース…
身体から始まる恋愛模様◎
※タイトル一部変更しました。
愛された側妃と、愛されなかった正妃
編端みどり
恋愛
隣国から嫁いだ正妃は、夫に全く相手にされない。
夫が愛しているのは、美人で妖艶な側妃だけ。
連れて来た使用人はいつの間にか入れ替えられ、味方がいなくなり、全てを諦めていた正妃は、ある日側妃に子が産まれたと知った。自分の子として育てろと無茶振りをした国王と違い、産まれたばかりの赤ん坊は可愛らしかった。
正妃は、子育てを通じて強く逞しくなり、夫を切り捨てると決めた。
※カクヨムさんにも掲載中
※ 『※』があるところは、血の流れるシーンがあります
※センシティブな表現があります。血縁を重視している世界観のためです。このような考え方を肯定するものではありません。不快な表現があればご指摘下さい。
『身長185cmの私が異世界転移したら、「ちっちゃくて可愛い」って言われました!? 〜女神ルミエール様の気まぐれ〜』
透子(とおるこ)
恋愛
身長185cmの女子大生・三浦ヨウコ。
「ちっちゃくて可愛い女の子に、私もなってみたい……」
そんな密かな願望を抱えながら、今日もバイト帰りにクタクタになっていた――はずが!
突然現れたテンションMAXの女神ルミエールに「今度はこの子に決〜めた☆」と宣言され、理由もなく異世界に強制転移!?
気づけば、森の中で虫に囲まれ、何もわからずパニック状態!
けれど、そこは“3メートル超えの巨人たち”が暮らす世界で――
「なんて可憐な子なんだ……!」
……え、私が“ちっちゃくて可愛い”枠!?
これは、背が高すぎて自信が持てなかった女子大生が、異世界でまさかのモテ無双(?)!?
ちょっと変わった視点で描く、逆転系・異世界ラブコメ、ここに開幕☆
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる