心の学校

雪の粉

文字の大きさ
2 / 3

病死

しおりを挟む
「私、一応病気持ちで親にこれ以上迷惑かけるのも…って思って死んだんです。」
「一応自殺ってことですか?」

「まぁそうなりますね。私自身自分的には死んだと思ってるんですけどちゃんと死ねてなかったら…とか思うんです。」
「んー。僕も一応自殺ですからね。これは仮にですよ?貴方は結婚もしています。子どももいます。その子どもが貴方のような状態だった。そして自殺をしようとしてた。というかした。」

____どう思いますか?_

あ、言い過ぎた。彼女自身のこともそんな聞いてないのにつらつら言ってしまった。
どうしよう。

「_私の同じ状態…か。多分嫌だと思いますね。愛してた子どもが居なくなるってのは。」

「ということは「他人を愛す」ことは忘れてませんね。」
「…でも子どもが辛かったってのを私は知れなかったから嫌だと思うのと自分を責める感じですかね。」

あーこの人はなんだろう。自分がいて迷惑だと思ったり自分が居たのにも関わらず他人が死んでしまったら自分を責めるという感じ。

「あの、僕貴方を責める気はないんですけど強く言ってもいいですか?」

「はい、ど、どうぞ?」
「僕的には貴方はなんとなく自分が中心。
自己中心的じゃあないですか?そのあなたを自分で振り返ってみてください。」

「振り返る…ですか。少し時間をください。」


そう言った彼女は扉から出た。勿論扉の外は何もない。と思う。
それはここが創ろうと思ったら作れるような場所だから、後は僕が多分一番初めに来て僕が扉の外のことを考えないと作られないから。
まぁ断定は出来ないのが今の答え。


仮に自己中心的であったらどうここから追い出そう。彼女自身は自分の子どもが今の彼女のようになったらで嫌と答えてたし、現世に戻っても病気持ちの人生。


_死んだ方がいいと伝えるか_伝えないか。


そんなことを考えるうち多分30分くらいは考えたんじゃないか。
別に日が沈むとか暗くなるもないからひたすら白い中に扉がポツンと。

しょうがない。夜を創ろう。そして朝日が出るようにしよう。

瞬時に出るわけがないからまぁのんびりと。

あ、彼女が来た。さて意見はどうか。











________。
今こそ落ち着いた私と家族だけど私が寝たあとの夫婦喧嘩は凄かった。

幼い頃からの持病でちょくちょく入院は当たり前。
久しぶりに家に戻れたときは家のベッドで寝れて気持ちいいし何より近くに家族が居るってのが安心した。

けどそういう安心は途切れた。

一つは夫婦喧嘩。私はベッドで寝ていた。けど目を覚まして部屋から出ようとしたときに声が聞こえた。怒鳴り声。泣きそうな声。

声だけでわかる喧嘩の中には私の病気のことについて話されていた。内容は多分金銭面。

また入院したときは別に余命もあってもう覚えていない。今は一応自殺したから。

別に親に虐待なんてされてない。ちゃんと育てられた。ただそれが私はなんか迷惑をかけているようだった。それが嫌で逃げ出したようなもの。

親に迷惑ばっかかけてるのに私はなにも出来ない。むしろ余計迷惑しかかけてない。
そんな考えが巡りに巡って辛くなって…。

______

「振り返れましたか?」
「まぁ。」
「それでどうします?別にここにいいですけどここなにもないですよ?もしかしたら天国にも地獄にも行けない。それに親より先に死ぬのはダメって言われませんでした?それなのに…」

「もうやめてください!そんなのわかるんです!わかってても迷惑しかかけてない自分が嫌で、嫌で…。」

「でもあなたが思ってるより迷惑なんて思ってないんじゃないんですか?
迷惑をかける人なんて現世にたくさんいますよ。案外。」

「だって生きてても余命とかあったり入院代だって薬代だってあったんです。それに私のことで喧嘩も起きて、そういうの考えるんです。」

「そんなの多分今余命のある人を全員敵に回してるような感じですよ?でも仮に余命があってもふっと消えることだってあるんです。」

「消える?余命とかが無くなる?」
「まぁ簡単に言うと病気が治るってことです。よくあるじゃないですか。一生懸命生きたいって思ったら昏睡状態から奇跡の生還のような?」

「自分がこんな奇麗事言っていいかわかりませんけど今から戻るのは可能ですか?」
「おや?戻る気が湧きました?多分この扉の中を現世の道にしてみるんで待ってください。」

「なんかすごいですね、管理者さん。」
「いや、まぁ一応管理者なんでね。それに一番初めにここに来たし。」

「ほら、多分現世に戻れます。」
「ありがとうございます。管理者さん。」
「仮に現世で今辛くても生きてみたらどうですか?ほら、結婚式挙げて子どもが生まれてみたいに。次にここに来るならお婆ちゃんになってからにしてくださいね?」

「それはわかりませんね。でももう少し生きるのを楽しみにしてみます。」
「それではまたいつか。現世で楽しく。」

キィィイ、パダン。

扉は閉まった。それと共に僕が夜を創ってその為朝もできた。
今は一応朝らしい。日が見える。


また扉が開いたのは数分後で開いたら現世に戻った彼女とその周りを囲む人がいる病室を映していた。

無事彼女は自殺未遂となって奇跡的に生還した。
まぁ病気は前よりは軽くなったらしい。
僕と話したことは何一つ覚えていなかった。

まぁ僕的にはそっちがいい。

「まあこんな綺麗事言っておけばいいか。
どうせ自己中心的人間だしお婆ちゃんになるまでにまた来そうだな。」


_____。
結構長くなってしまいました…
ここまで読んでいただきありがとうございます!

ここで今回出てきた彼女のプロフィール?

染谷 縁(ソメタニ ユカ)
19歳、女性、病気持ち(余命つきの病気)
自殺未遂。
みたいな感じですね。名前は適当に。

この主人公に当たる管理者のプロフィールはまた今度。

もう一度言います!
ここまで読んでいただきありがとうございます!
しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

上司、快楽に沈むまで

赤林檎
BL
完璧な男――それが、営業部課長・**榊(さかき)**の社内での評判だった。 冷静沈着、部下にも厳しい。私生活の噂すら立たないほどの隙のなさ。 だが、その“完璧”が崩れる日がくるとは、誰も想像していなかった。 入社三年目の篠原は、榊の直属の部下。 真面目だが強気で、どこか挑発的な笑みを浮かべる青年。 ある夜、取引先とのトラブル対応で二人だけが残ったオフィスで、 篠原は上司に向かって、いつもの穏やかな口調を崩した。「……そんな顔、部下には見せないんですね」 疲労で僅かに緩んだ榊の表情。 その弱さを見逃さず、篠原はデスク越しに距離を詰める。 「強がらなくていいですよ。俺の前では、もう」 指先が榊のネクタイを掴む。 引き寄せられた瞬間、榊の理性は音を立てて崩れた。 拒むことも、許すこともできないまま、 彼は“部下”の手によって、ひとつずつ乱されていく。 言葉で支配され、触れられるたびに、自分の知らなかった感情と快楽を知る。それは、上司としての誇りを壊すほどに甘く、逃れられないほどに深い。 だが、篠原の視線の奥に宿るのは、ただの欲望ではなかった。 そこには、ずっと榊だけを見つめ続けてきた、静かな執着がある。 「俺、前から思ってたんです。  あなたが誰かに“支配される”ところ、きっと綺麗だろうなって」 支配する側だったはずの男が、 支配されることで初めて“生きている”と感じてしまう――。 上司と部下、立場も理性も、すべてが絡み合うオフィスの夜。 秘密の扉を開けた榊は、もう戻れない。 快楽に溺れるその瞬間まで、彼を待つのは破滅か、それとも救いか。 ――これは、ひとりの上司が“愛”という名の支配に沈んでいく物語。

百合ランジェリーカフェにようこそ!

楠富 つかさ
青春
 主人公、下条藍はバイトを探すちょっと胸が大きい普通の女子大生。ある日、同じサークルの先輩からバイト先を紹介してもらうのだが、そこは男子禁制のカフェ併設ランジェリーショップで!?  ちょっとハレンチなお仕事カフェライフ、始まります!! ※この物語はフィクションであり実在の人物・団体・法律とは一切関係ありません。 表紙画像はAIイラストです。下着が生成できないのでビキニで代用しています。

まなの秘密日記

到冠
大衆娯楽
胸の大きな〇学生の一日を描いた物語です。

どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~

さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」 あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。 弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。 弟とは凄く仲が良いの! それはそれはものすごく‥‥‥ 「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」 そんな関係のあたしたち。 でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥ 「うそっ! お腹が出て来てる!?」 お姉ちゃんの秘密の悩みです。

わたしの下着 母の私をBBA~と呼ぶことのある息子がまさか...

MisakiNonagase
青春
39才の母・真知子は息子が私の下着を持ち出していることに気づいた。 ネットで同様の事象がないか調べると、案外多いようだ。 さて、真知子は息子を問い詰める? それとも気づかないふりを続けてあげるか?

性別交換ノート

廣瀬純七
ファンタジー
性別を交換できるノートを手に入れた高校生の山本渚の物語

月弥総合病院

御月様(旧名 僕君☽☽‪︎)
キャラ文芸
月弥総合病院。極度の病院嫌いや完治が難しい疾患、診察、検査などの医療行為を拒否したり中々治療が進められない子を治療していく。 また、ここは凄腕の医師達が集まる病院。特にその中の計5人が圧倒的に遥か上回る実力を持ち、「白鳥」と呼ばれている。 (小児科のストーリー)医療に全然詳しく無いのでそれっぽく書いてます...!!

借金した女(SМ小説です)

浅野浩二
現代文学
ヤミ金融に借金した女のSМ小説です。

処理中です...