水もしたたる善い神様 ~沈丁花の記憶~

蝶野ともえ

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一章「沈丁花の遭逢」

五、

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   五、



 シュッ、シュッと落ち着く音が部屋の中に響く。
 小学生の頃に冬休みの宿題で習字の宿題をやった時以来の匂いと音だ。
 椿の柄が入った硯に水を少量入れ長方形の黒い塊を擦っていく。持っている方とは逆は少し傾斜になっている。どうやら矢鏡が普段から使っている墨のようだ。

 小さな部屋のフローリングの部分に厚手の布を敷き、硯の前に正座をして先程からゆっくりと腕を動かして墨を作っている。沈丁花や沈香の香りより墨の香りが部屋に充満される。お正月の気分と春が一気に混ざり合い不思議感だ。
 

 「矢鏡様。あの、耳なし芳一のようにして呪いを払うと言っていましたが、どうやって払うのですか?確か、あのお話では怨霊から姿を見えなくするためにお経を書いたのだったと思うんですが」


 耳なし芳一では、琵琶法師だった盲目の芳一が平氏の怨霊に音楽を聞かせていた。だが、それを寺の住職が、人間に聞かせているのではなく幽霊だと伝えるのだ。演奏をするのを止めるように言ったが、やめてしまえば怨霊は怒るだろうと、住職は体にお経を書いたのだ。本来ならば住職がお経を詠めばよかったのだが、その晩は葬式の予定が入っていて留守にしなければならなかったのだ。そのため、全身にお経を書き「絶対にしゃべったり音をたててはいけない」と、言い残して芳一を一人にした。
 そして最後はお経を書き忘れてしまった耳を幽霊に奪われてしまう。そんな怪談話だ。

 話の内容から推察すると、全身にお経を書くというのは幽霊に対して姿を見せなくする。そう言った意味だと思ったのだ。けれど、紅月の体の中に呪いがあるのだ。すでに、紅月の姿を見えないようにしても、呪いは体の中になるのだから意味はないのではないか。
 呪いについて、何も知るはずがない紅月はそう考えたのだ。

 すると、矢鏡は固形墨を擦る手を止めず、視線も下を向けたままゆっくりとした口調で説明を始めた。


 「死んだものに対してのお経はあの世に導いたり、安らかに眠れるようにするために読まれるものだ。だが、その呪い、紅月の呪いは蛇。その蛇はあの世にはいきたくないようだ。そうなると、その呪いはどうすると思う?」
 「お経が聞こえないところへ逃げる?」
 「そう、紅月の体から呪いの主となる蛇が逃げるはずなんだ」


 なるほど。
 呪いの原因となっている蛇が成仏したくないがために、お経から逃げ出す。そのため、紅月の体から出た蛇の呪いを矢鏡が払う。そう言った作戦のようだ。

 「蛇の呪いの方法は知っているか?」
 「いえ………」


 「しるはずもないか」と苦笑いを浮かべた矢鏡は、持っていた四角い墨を硯の上に置いた後に、ゆっくりと紅月の方へと体を向き直した。
 矢鏡は「あまり良い話ではないが」と前置きをした後に呪いについての説明をしてくれた。

 「呪いとは恨みつらみからくるものがほとんどだ。嫉妬や深すぎる愛情も、行き過ぎると憎さに変わるからな。紅月に心臓に纏わりついているのは蛇。動物の呪いで簡単なのは飢えだ」
 「え……」
 「蛇を飢餓状態にし、死ぬ直前まで苦しめた後……その蛇の首を落とすのだ」
 「…………」
 「怨念が増した蛇の霊を呪物として使役し、呪いたい相手に飛ばすのだ」


 食べ物を与えず苦しみ、死ぬ直前に首を落とす。誰が考えても辛く、恨みを持つ扱いだ。話しを聞いただけでも胸が苦しくなるし、喉元に込み上げてくるものがある。
 そんな悲しく辛い思いをした蛇が自分の心臓に絡みついて、紅月を殺そうとしている。

 死の恐怖は紅月が身をもって体感している。
 それを胸の奥にいる蛇は苦しみもがきながら死を感じ、苦しんだ方法ではなく斬首という惨い殺され方をしているのだ。

 紅月は自分の胸を上下に動かす場所を服の上から手を当てる。そこからは蛇の苦しい声も痛みも感じられない。けれど、矢鏡が教えてくれたのだ。紅月の心臓にはその蛇が苦しんでいるのだろう。


 「可愛そう。どうして、酷いことを」
 

 紅月を呪うために誰が蛇に酷い事をしたのかはわからない。理由もわからない。
 けれど、その蛇は全く持って紅月には関係もなかったはずだ。
 巻き込まれただけ。

 そう思うと、苦しさと切なさが一気に湧き上がってくる。


 「矢鏡様。この蛇は成仏したら苦しみはなくなるのですか?」
 「あぁ。呪いは結局のところ苦しさを閉じ込めたままだ。今も飢えと痛みと死の恐怖を感じているはずだ。とっくに死んでいるというのにな」
 「そんな……」
 「だが、先程紅月が話したように成仏さえすれば、全て無に帰るのだ。払うだけではなく、成仏もさせる」
 「ありがとうございます」
 「………おまえは、変わっているな」
 「え?」


 矢鏡は面白いものを見るように紅月に笑みを向けた後に、紅月の胸の上にあった手に重ねるように、冷え切った大きな手で包んでくる。

 「自分が死ぬというのに、裸になるのは拒むくせに、蛇を成仏させるために俺に呪いを払えと願うのだからな」
 「そ、そうでしょうか?」
 「あぁ。命よりも蛇を優先させるのだからな」
 「呪いのために餓死寸前までおいやり、無残に殺されたなんて。誰でも誰かを呪います。この蛇は悪くはないんですよね」
 「………あぁ。そうだな。その通りだ」


 呪いの話をしている時は厳しい表情だった矢鏡だが、この時だけは目を細めて優しく微笑んでいた。それと同時に紅月の手と重ねていた手が優しく絡みつき、少しだけぬくもりを感じたかのように思えた。
 それは自分の体温が移っただけなのかもしれない。
 そうだとしても、それは矢鏡の温かさなのだ、と紅月は思った。

 





 日が落ち闇が支配する部屋に、四方に置かれた蝋燭。
 紅月の部屋にあった小皿の上に置かれた変哲もない、仏壇などに置かれている白い蝋燭。そこからはまっすぐに伸びた火が光っている。昼間は小さな光りに見えるが、闇の中では、蝋燭の火でさえも大きく見えるから不思議だ。4本の蝋燭に囲まれ、その中央に座るのは紅月。その傍らには、その雰囲気にピッタリな着物姿の神様である矢鏡。
 紅花は大判タオルを体に巻いて、和紙が敷きつめられたフローリングの上に緊張した面持ちで座っている。

 今から、耳なし芳一作戦で、呪い払いが行われるのだ。
 昔見た、耳なし芳一の映像とまるで同じ雰囲気に、紅月の体は震えてしまう。それに墨と蝋燭が溶けていく匂いと肌を撫でる寒さ。その感覚が映像だけでは感じられない、恐ろしさを際立てている。



 
 「では、やるか。体におかしな事があったらすぐに言ってくれ」
 「は、はい」


 和紙を引いた上に紅月は足を伸ばして座り、まずは足の前方からかいていく事になった。
 矢鏡は紅月の足元に座ると体制を低くして、筆を肌に落とした。
 冷たい液体と筆の感触に、体がビクッと震える。それは何とか我慢出来た。が、どうしても我慢できない問題があった


 「ふッ、ん、ふふふふ」


 筆が肌の上を走ると、いくら墨が乗っていてもくすぐったさを我慢出来ずに、声が漏れてしまう。
 呪い払いをするとは思えない、必死に唇を閉じるが洩れて来てしまう笑い声は、耳なし芳一作戦を台無しにしてしまいそうだった。


 「まぁ、笑っているぐらいの方が緊張しなくていいが。なんとも、雰囲気がないな」
 「だって、くくく、こんなの我慢できるわけないですよ。ッ、ははは」
 「声は我慢しなくてもいいが、まずは体を動かすのは我慢してくれ」
 「わ、わかりました」


 彼は真剣だと言うのに、こちらは不可抗力だといえど笑ってしまうなんて申し訳なってしまう。
 どうにか気を紛らわせなければいけない。そう思って、真剣に自分の肌に筆を滑らせている矢鏡に視線を向けることにした。
 さらりとした銀色の髪は、透けるように光っているが、今日は出会ったときに紅月を重ねていた時のように、火の光りを浴びてうっすらと赤みを帯びている。同じく銀色の睫毛は影になり、少し暗いと思いつつも琥珀色の瞳があるために闇は見られない。やはり神様という存在は神秘的で近くに居るだけで、ドキドキとしてしまうものなのだな。
 けれど、そんな遠い存在であった神様である矢鏡だが、唯一、紅月と同じものがある。
 それは、矢鏡がくれた沈丁花の花が描かれている銀色の指輪だった。形は違えど、同じ花の結婚指輪。
 その指輪だけは、人間である紅月と人ならざる存在である矢鏡が同じものだと伝えてくれているようだった。

 彼とお揃いの沈丁花の指輪。それは、もちろん紅月の左手の薬指で輝いている。それが特別になった証のようで、不思議な気持ちになる。
 それが、恥ずかしいだけではない事を紅月は知っていた。


 「終わったぞ。次は体だ。タオルを脱げ」
 「は、はい」


 気づくと途中で後ろを向かされたので、両足の裏表まで綺麗に墨の文字が書かれている。墨どくとくの濃淡がある文字。矢鏡文字はまっすくで堂々としたものだった。不思議と墨が垂れることはなく、しかも早く乾いている。それは、矢鏡の力なのかはわからない。
 が、そんな事を考えている暇はなかった。
 ついに、その時が来てしまったのだ。
 けれど、もう迷うのは止めた。彼の妻なのだから、恥ずかしがる必要はないのだ。それに、矢鏡の気持ちをないがしろにはしたくないのだ。

 もう、どうとでもなれ。

 そんな気持ちのまま、紅月はタオルを体から離した。
 音もなくずり落ちたタオルは床に落ちる。
 正面から矢鏡を見られるのは、やはり恥ずかしさがあり咄嗟に背を向けてしまう。
 肌寒さよりも、矢鏡の視線が刺さるのを薄肌に感じる。耳に入るのは、自分の鼓動と蝋燭がジジジッと燃える音だけだ。


 「………」
 「では再開する。では、背中から……」
 「せ、せめて何か言ってくださいッ!」

 
 沈黙を破ってくれたのは矢鏡の言葉だったが、せっかく意を決して裸を晒しているのに何も反応がないと、どうしていいのかわからなくなる。それにこの姿について、何も言われないというのも何だか気になってしまうのが女心というものだ。男の人に見せた事がない体。何か変な所があるのではないか。そんな不安が襲ってきてしまうのだ。
 そのため、咄嗟にか細いながらも非難の声を上げてしまったのだ。


 体は後方を向いたまま、紅月は首だけを矢鏡の方へと向き直す。
 すると、すぐに彼はパッと顔を横に背けた。


 「何かって何だ。俺はただ呪いを払うだけで……」
 「それはわかっていますけど、夫婦になった相手がこの姿なのに……」
 「………始めるぞッ」
 「もう、冷たいんですから……」


 まだ納得がいかない紅月だったが、問答無用で墨汁のついた筆を背中につけられると、体がが震え言葉が詰まってしまう。
 その後は、「集中するから話しをするな」と文句をいう事も許されず、挙句には「顔から先に書いてやる」と目を閉じなければいけなくなり、矢鏡がどんな顔をしているのかを見る事も許されなかった。


 顔や腕が終わった後は体の正面になる。
 背中などもかなり恥ずかしかったが、正面になったらはその倍以上に感じてしまうだろうと覚悟をしていた。
 が、そんな事は杞憂だったようだ。


 「や、矢鏡様。なんだか、急に息苦しくなってきました……」


 腹部に墨を下ろされた途端、紅月は一気に吐き気に襲われたのだ。
 心臓がドクンドクンッと今までで感じた事がないほど、大きく鼓動している。そして、それと同時に喉元まで何かが迫ってきているのが。
 苦しさと恐怖で涙が出そうになる。けれど、泣いてしまえばそこから矢鏡が書いた墨の念仏が消えてしまう。
 黒い文字で染まった手をギュッと握りしめることも、胸を抑えることも出来ないのだ。肌と肌が触れてしまえば、擦れ合い大切な文字が消えてしまう。
 苦しみは声を発するだけで耐えなければいけない。
 紅月は、フローリングに短い爪を立てて、この苦しみが終わる時を今か今かと待つしかないのだ。


 矢鏡が助けてくれる。
 だから、大丈夫なのだ。


 「や、矢鏡様………」
 「もう少しだ。もう少しだけ耐えてくれ」


 ふわりと沈香が鼻先を掠める。
 矢鏡が近くにいてくれるのだ。
 それを感じられただけでも、紅月は少しずつ力が抜けていく。痛みや苦しさが無くなったわけでもないのに、どうしてだろうか、安心感というのは安らぎをくれるのだ、と紅月は身をもって実感した。
 と、頭に何かが触れる。矢鏡が紅月の頭を手で触れてくれている。地肌に冷たい体温を感じる。


 「本来ならば、髪も全て剃って頭にも念仏を書かなければいけないのだが、紅月の綺麗な髪を剃ってしまうのは、俺が嫌なのだ。だから、俺の手で守ろう」
 「え……」

 
 髪は女の命というが、命のためとはいえど全部の髪を剃るとなると、いかほどの決意が必要だっただろうか。きっと、裸になる事よりも尻込みしてしまったはずだ。
 きっと、それを矢鏡は見越して別の方法を考えてくれていたのだろう。肌に念仏を書くことは避けられなかったが、髪だけは死守してくれた。
 それを紅月には伝えずに、自分が勝手に決めた事としてさらりと話してくれる。
 そのさりげない優しさに、ドクンッと胸が高鳴った。

 と、同時に胸が感じたこともないぐらい締め付けられ、意識が飛びになったのかくらりと頭が揺れた。どうにか耐えられたのは、矢鏡の手の冷たさが気持ちよかったからだろう。
 強く目を縛り、声を我慢した。
 ドクンドクンッと今心臓の部分の肌を見たら、波打っているのではないかと思ってしまうほどの強い鼓動を感じ、心臓が動く度に体が動いてしまう。


 「………そろそろだ。少し追い打ちをかける」


 紅月の心臓部分に、矢鏡が唇近づけると、紙風船に空気を入れるように優しくフーッと息を吐く。
 彼の息は氷りのように冷たい。けれど、その冷たさよりも心臓が激しく震え、あまりの衝撃の強さに一気に嫌悪感が増していき、胃の奥から上へ上へと湧き上がり喉元まで不快感が押し寄せてきた。


 「ぅッ……」
 「紅月、我慢しなくていい。吐き出したいのは、呪いだ」
 「で、も………」


 唇を噛み必死に我慢をする。
 すると、紅月の頭を包んでいた手で頭を押された。
 そして、少し上を向かされたと思うと、その瞬間に「口を開けろ」と彼の切羽詰まる声が聞こえてきた。紅月は、口を開けるのを恐れながらも唇を緩める。ほんの少し唇の間に空洞が出来る。きっと指一本も入らないぐらいだろう。
 その口の穴をふさぐように、冷たくふんわりとした物が覆われる。
 

 「ん、んッ!!」


 息を塞ぐように覆われたそれにより、紅月は息苦しくなりダメだとわかっていたが、薄目を開けてその原因を確かめようとした。
 最初に目に飛び込んできたのは、銀色の雲と満月。まるで、かぐや姫の世界のように古風で神秘的な朧月だった。けれど、それは本物の夜空ではない事はすぐにわかる。
 目の前いたのは、矢鏡。そして、彼の冷たい唇が紅月の唇を塞いでいたのだ。
 矢鏡にキスされていたのだ。

 驚きのあまり、口が開くと、口づけは更に深いものになる。初めての感覚に戸惑いながら恥ずかしさから矢鏡の体を押そうと手を動かそうとした。

 が、冷たいものが喉を通っていくのがわかり、紅月は「うっ」と体が前のめりになる。それを矢鏡は力強く支えてくれる。
 ついに喉元から、その冷たく不快感を感じるモノが出た。その瞬間、ごくんッという嚥下する音が近くで聞こえた。
 もちろん、それは目の前の彼から聞こたのだ。


 「え……………。や、矢鏡様?な、なにを……」
 「これで、邪気払いは終わり、だな……」
 「え、や、矢鏡様ッ!?」


 紅月についていた呪いが払い終わった事を告げた矢鏡は、にっこりと笑った後、ぜんまい仕掛けの人形がパタリと動かなくなるように、一瞬で体の力が抜け、そのまま裸の紅月の方へと倒れ込んできたのだ。
 冷たい体をやっとの思いで支えながら、紅月は「矢鏡様!?どうしたんですか?矢鏡様?」と悲鳴にも近い声で何度も呼び続けたが、夜が明けても矢鏡が目を開ける事はなかったのだった。





 
 
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