女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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ステータス

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 最近体が軽い。痩せたか?いや、そうじゃない。丸太を持ち上げたりしていたおかげで筋肉が付いたのかも知れない…なんてレベルじゃない。イゼッタ切り立てホヤホヤの丸太を持ち上げられるのだ。もしかしたらレベルが上がったのか?

「イゼッタ、テイカ、ちょっと手を休めてこっち来てくれ」

「どしたの?」

「来ました。しますか?」

今はしません。作業中ですよ。

「最近体が軽いんだ。イゼッタは変わりないか?」

「んー。ステータス」

ステータス、最近見てなかった。つか忘れてたな。

「伐採と料理がスキルに増えた。レベルはどちらも二」

俺も見てみたらレベルが四になり、短剣術が二、建築が三になっていた。

「俺はレベルが上がってた。短剣術や建築なんてスキルも付いてたぞ」

「カケル様、おめでとうございます」

「テイカはどんな感じだ」

「称号に、カケル様の下僕と付きました。職業は性奴隷なのに」

「後で仕事を全うさせてやる」

「ありがとうございます」

「カケルぅ~」

「イゼッタは性奴隷じゃないからちゃんと愛してやるよ」

「えへへ」

「所でイゼッタ、板や角材を作れないか?」

「薄く切って板にすれば良い?」

「ああ、少し練習して、試しにテントを作ってみよう」

「屋根を作るテストを兼ねているのね」

「あたしにも何かさせて下さい」

「なら端材で木釘を作ってもらおうか」

ゴーラナイフと石を与える。

「必ず成し遂げます」

壁作りを中断して雨漏りしないテントの作成を始めた。

 まずはイゼッタだが、風魔法で何やらやっている。グラインダーで床面を削った時は手を押し付けるようにして居たが、旋盤は縦だ。同じ手法だと気を付けないと顔が切れる。さあどうするのか?

手に風を纏わせ手刀で切るみたいでスパッと行った。が、二回目で厚みが変わって項垂れてる。
今度は指二本に纏わせ引っ掻く感じ。今度は厚みも均等みたい。アニメで見た事あるぞこれ、人にやっちゃいけないヤツだ。ひとまずは成功と言って良いな。

 次はテイカだが、ナイフを鉈のように使い、トントンシャッシャと細く丸い棒にしている。意外と器用だ。あとは先を細くして尖らせるだけ。そのうち爪楊枝を作れるようになるな。

石で打ち付けてテストするようだ。一本ずつ太さを変えて使い良さを調べてるみたい。トンカチ買わなきゃ。


 角材と板に木釘が出来たので組み上げていこう。角材で同じ大きさの三角形を四つ作り、間に角材を付けて三角柱を作る。
縦方向に板を打ち付け屋根にするのを二回。細い角材を均等に打ち付けて、瓦となる小さく切った板を下から重なるように打ち付ける。内側に飛び出した木釘をナイフで削いで、屋根完成。

「イゼッタ、試作テントが出来たので横から水を掛けてくれ」

「わかった」

テイカは中で、俺は外の確認だ。
もごもご呪文を唱えてる。今日はこのテントに泊まるんだから加減してくれよ…?

「アクア!」

ドバッシャー!

「テイカ、どうだ?」

「は、はい。屋根は大丈夫です。床は濡れてますが」

床に板を貼るのを面倒がったせいでテイカを濡らしてしまった。着替え無いんだよなー。

「服を脱いで乾かしておけ」

床に板を貼りつつテイカの裸を堪能した。
三角の壁を作り忘れて困った。床も濡れたので俺のタオルで拭いてもらった。掃除用具も揃えなきゃ…。

 床の乾くのを待ちながら休憩がてらに荷物を木製テントに運び込む。カバンと毛布だけだけど。ついでにテイカも運び込んでおっぱい舐っとく。するとイゼッタもやって来て、舐めて、となる。断わる気はさらさら無い。

それから夕方まで、イゼッタは角材と板と瓦板作り、テイカは木釘の量産。俺はそれらの移動と、木の実と生肉の調達に勤しんだ。


 蟹の食べ残した皮や骨を島の外に持って行き、寄って来たゴーラを一匹狩って木の上でざっと解体。中身と頭を下に居たゴーラやブフリムに分け与え、島に渡って湖で血抜き。その間に生食できる木の実と、更に簡単な加工で食べられる植物を採取してきた。

「生肉!」

「野草もありますね」

生食できる木の実は、糖の実、山葡萄もどき、ウロの実の三種。
加工して食べる植物は、芭蕉系と思しき葉、地面に直接生えてたラグビーボール風の何か、太い蔦に付いてたジャガイモっぽいのの三種。
他にもあったのだがラグビーボールがデカくてカバンに入りきれなかったので諦めた。

「これで何か作れたら良いが」

「頑張る。まずは焼肉」

可愛い肉食獣め。

「これは知ってます。ケリタケですね」

ラグビーボールはケリタケと言うキノコらしい。キノコは栄養が無いから見つけても蹴られる…と言うのが名の由来だそうな。テイカがナイフで真っ二つにすると、なるほどキノコだと解る。

三人で料理した。
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