女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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愛妾なら許可する

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 朝からちょっと騒がしかったが飯を食ったら街に行く。ドアの受け取りだけだから今日も俺一人。嵩張るので一枚ずつしか運べないから何往復かする予定。午後まで掛からないようなら女子二人を連れて風呂に行こう。

「カケルぅー、先に街ぃ~」

「カケル様ぁ」

お強請り上手になりおって。ドアの建付けが出来なくなるが焦る事も無い。支度を整え三人で街に向かった。

 テイカに背負子を担がせて、イゼッタには肩掛けカバンを引っ掛けて、二人は食材等の買い出しに、俺はドア二枚を縛って担ぎ一旦家に戻る。

「危険が迫ったら辺り一面更地にして良いからな」

「任せて」

「イゼッタ様はあたしがお守りします」

一人街を出た。さっきあんな事を言ったのは理由があって、今は森に入って歩いてる振りをしてるんだけど、どうもまた人が追って来てるんだよね。飛べないから判る。モンスターをトレインさせて擦り付けるかなー。
ゴーラやブフリムに見つかるように歩き回り、凡そ二十匹くらいに増えた所で人の気配の場所へ向かう。逃げてる逃げてる。投擲武器石ころの高めストレートが後頭部に直撃し倒れた所をMPKして貰う。見た事ない男だが悪そうな顔だし物取りの類かな。後数人居た筈だが飛べるようになったので逃げたっぽい。石ころを回収して飛んで帰ろう。

 ドアの取り付けはイゼッタが居ないと出来ないので、部屋の中に置いたら蜻蛉返りで街に向かった。
さて、アイツらは何処に居るのか?
夕方に風呂に入り、飯食って帰るって予定なのでまだ買い物でもしているのだろうが、何処で何をが判らない。探すのも億劫だし、俺も買い物しよう。
寝具屋の女子を見て癒されよう。枕も欲しいし。

「こんにちはー」

「あ、またいらしてくれたんですね!いらっしゃいませ!ベッドのお買い上げですか?ですよね?」

ベッド推すなぁ。ベッドは作っちゃったんだ、ごめんよ。

「今日は枕を探しに来たんだ」

「枕ですと、綿、鳥の羽、獣の毛、マタルの殻等ありますよ。こちらへどうぞ」

案内された一角は枕コーナーになっていて、持たなきゃ中身が分からない。

「これは鳥の羽で、軽くてふわふわですよ!大きいので二人でも余裕です」

「三人用のは無いの?」

「赤ちゃんは赤ちゃんベッドで寝かせるので…二人用で大丈夫です」

顔が赤い。まさか俺に気があるのか?
振り向いて枕を置く少女を抱いてみる。

「あ…、お客さん…」

「二人になれる所で、どうだ?」

「は、はい…こちらへ…」

「だめです」

ドアを開け放ちテイカとイゼッタが現れた。

「カケル様の気配があるから来てみれば…」

「ここがカケルを誘惑する女のハウスね」

気配察知出来るのか。

「ダメか?」

「許可制」

なるほど。

「こ、こちらの女性達は?」

「嫁と奴隷「性奴隷です」」

「…すごい…ハーレムだ…」

キラキラした目で見てるけど何で?
察したイゼッタ曰く、

「お金持ちしか女侍らせられない」

からだそうな。まあ解る。金掛かるしな。

「愛妾なら許可する」

「良かったですね」

「はい!わたしはサミイです。宜しくお願いします!」

「俺はカケルだ。じゃあ行こうか」

サミイと二人で布団だらけのバックヤード的な部屋で楽しんだ。初めてなのに凄く乱れてたな。
事後の後、サミイが使っている枕を聞いたら毛布丸めてるだけ、と言うので毛布一枚買った。
高いのが売れないと零して居たので薄利多売の精神とセット販売の概念、それと枕カバーの発想を植え付けた。

「良い買い物でしたね?」

「お楽しみ」

「まだし足りないんだが、どちらか相手してくれ」

「「あたしが」」

「フフッ、どちらもちゃんと愛してやるよ」

夕飯食って家に戻って、たっぷり可愛がって寝た。枕有難いです。
前世とは真逆のリア充ライフに心満たされている。
フツメンでも金持ちに見えればヤれるのか…。あの時の俺も切欠を掴めていたらリア充になれたのかな?
そんな事を考えながら意識を手放した。


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