女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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休み

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 今日の俺は、休みだ!勿論女達も休みだ。
家事と畑の水遣りを全員でやった後はゆっくり過ごしてもらった。
俺は一人、すっかり趣味に成り果てた冒険者活動、及び金策の為陸に狩りに来た。イゼッタは泣いて縋って駄々を捏ね、テイカは死んだ魚のような目で死ぬと脅して来たが、宥めてキスしておっぱい揉んで、お土産を持って帰る事で何とか解放して貰えた。

で、今は森の中。金になりそうな物を物色しながら飛んでいる。生物なまものは足が早いので木の実だけにして、落ちてる貴金属や鉱石などを探す。ゴーラとブフリムは皆殺しにして、持ち帰り用のゴーラは臟を取って木の上の方に吊しておいた。新調した剣鉈の調子は頗る良し。頸動脈がスパスパ切れて行く。

臭い袋の中身と刃物だけ回収し、ウロウロウロウロ…。
木の実はたっぷり取れたがまともなドロップは落ちてた金貨一枚だけ。強めのモンスターを狩って魔石でも取り出すかな?
以前苦戦したゲビトならそれなりの魔石を持ってるかも知れん。
大きい魔石を持つモンスター、と指示して高く飛び上がった。

ゲビトは割とすぐ発見出来た。群れてないし武器も良いので敵にならない。後ろから首スパッてしたら骨ごと行ったよ。魔石は親指の関節程度の大きさ。金になるかなぁ…。でかい剣は持って帰ろう。

 吊しておいた肉を回収して帰宅した。甘えん坊イゼッタとテイカが抱き着こうと寄って来るが、俺の両脇は四匹のゴーラに占有されていた。
嫁と奴隷と、遅れて来たメイド二人に一匹ずつ渡し夕飯にしてもらおう。居間に入ってカバンの中身を出して行くと、大人も子供も女子は甘い物が嬉しいようでキャッキャしながら仕分けられて行った。
男の子は身の丈より大きなゲビトの剣を持ち上げようと頑張っているようだ。
残った小銭や小物やガラクタだのは、小銭だけ別にして寝室の箱に投げといた。入りきれなくなったら街に行く時に持って行こう。

 一日使って金策した結果、金貨一枚と小銭と小物しか実入りのあるものが取れなかった。ガッカリである。
ソファーで項垂れていると、お茶を持って来てくれたニトの耳をモフり、愚痴を垂れる。

「お肉と木の実だけでも嬉しいのですよ?」

「そう言ってくれるのは嬉しいが、金を稼がんと服も買えないからなぁ」

「道具と材料があれば糸や布くらいは作れますが…」

「道具を作れないから買うしかないのだよ」

「ですね」

金になりそうな生物なまものはあったが、鮮度が落ちたら価値が無くなる物とかだと無駄の極みになってしまう。乾燥させても良い物を取る事にするかな?またギルドの図書室に籠るか。

「カケル、ご飯できた」

飯の時間なので外に出て皆で夕飯を摂った。
ゴーラの焼肉はとても人気で、一回の食事で一~二匹は消費してしまう。もっと大きい肉を獲るべきか?

「なあイゼッタ、毎日肉を食べるとして、小さい獲物を食えるだけ獲るのと、デカい獲物一匹獲るのではどちらが効率的か?」

「デカいの」

「イゼッタ様、それだと焼肉の翌日からは暫く干し肉や燻製料理になりますよ?」

「焼肉!なら小さいのが良い」

「そうなると、カケル様が毎日狩りに行かなければなりません」

「ぐぬ…」

「カケル様は干す以外の保存法を考えていると思われます」

「せめて三日は持たせたいな」

「ご主人様よ、食料を保存したいのか?」

「知っているのかフラーラ?」

「お城の食料庫が地下の涼しい所にあったのを思い出しただけだ」

「そんな物があったのですね…。私知りませんでした」

優先度は低いだろうが食料庫も作らなきゃならんな。明日からまた頑張ろう。

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