女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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ごぶしで

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 サミイとの子が出来ない話を三人に伝えたが、答えはあっさりしたものだった。

「神様がそう言うんなら仕方ないだろな」

子供云々よりも女神と話が出来る方が問題だと。それに母親殿が孕んでいるし跡取りは問題無く、そもそも家を継ぐ必要も無いのだと。

「旦那さまとの子が出来ないのは残念ですけど、それで嫌いになったりしませんよ。今日から暫く通い妻しますのでよろしくお願いします!」

これは断れないな。サミイを荷車に詰め込んで結構キツい。
衆目を集めながら街を後にした。

 門を出てすぐ飛べるのは魔法だと言いふらしてるおかげだ。荷物が増えた分集中してるイゼッタだが何時まで持つかな?
後ろからコソコソと着いて来てるがこの先には森もあるし、海を越えたら追って来れまい。来たら魚の餌になるからな。

「サミイ、そこ狭過ぎだろ上に乗れ」

「えー?イゼッタさま、良いですか?」

「ぐぬ…、集中…」

何時も平常心で操縦出来るとは限らんのだ。怪我したり、怪我人を乗せたり、死んだと思った獲物が動き出したり。そんな状況でも魔法を維持出来るようにする訓練なのである。サミイのキツマンに突っ込みたかった…訳じゃない!
ズボンからブルンッと現れたアイツに跨らせ、パンツを下ろしたサミイのソイツと擦り合わせると、粘度の高い音が車内に響く。

三十分程くちゅくちゅやって、キツキツのヌルヌルにぬぽぬぽする。我慢せず、ぽっこりお腹になるまで注ぎ込み、ぐったりのサミイに更なる抽挿を繰り返す。イゼッタはぐぬぐぬ言いながら額に汗して集中してる。そろそろか。

「イゼッタ、次はお前だ」

「カ~ケ~ルゥ~~~…」

落ちた!
無重力を味わってイゼッタが泡食ってる。立ち直せそうにないので操縦を代わり、再び浮上した。

「イゼッタよ、まだまだだな」

「精進する…」

サミイとイゼッタを交代させて進んでく。荷車を風で包んでないので速度が出せないが休憩と言う事にしておこう。二回注いで納得したので再び操縦を代わり家に向かわせた。
勿論テイカにも注ぎましたよ。家に着くまでずっとな。

「お風呂に、入る気力が…ありません」

夕飯食わずにヤられてたらこうなる。
荷物を降ろして風呂に入れ、洗わせ洗われ揉み揉まれ。
明日から狩りに行くのでサミイを抱き締め直ぐに寝た。


 朝飯を食べながらサミイが嘆く。

「折角通い妻しに来たのにー」

「そんなに時間を掛けないで帰って来るつもりだよ。日を跨ぐ可能性もあるからしっかり準備したんだ」

「ごぶじで」

「ご無事で」

「「ご無事で「ご無事で」」」

「私も言うべき…ですね、ご無事で」

「わかりました!大人しく待ってます。ごぶじで!」

空気を読んだリュネ、やれば出来る子。
サミイは半ば自棄やけである。
食休みのお茶を飲み、装備を整え飛び上がる。上空千ハーンで獲物を探す。
ただ大きい物を指示するとホントのドラゴンに遭いそうだから加減しなきゃな。

(レッサードラゴンと同じか少し小さい魔石を持つモンスターの場所まで逃げる)

ギュンっと押されて後に進んだ。こりゃ大陸渡りそうだなー。姿勢を正面に向けて速度を上げた。
気持ち良くギュンギュン進んでいると直ぐに減速してしまう。辺りは海…、ヤバい気がする。
百ハーンまで降りて凝視する海面は深い青。右手に大鉈、左手に干し肉を持って心を落ち着かせる。考えろ…。干し肉を一口齧り心を決めた。干し肉の残りを手放すと、海面に着水した干し肉が沈まずその場に漂い続ける。

相変わらず逃げた後の指示は緩い。《干し肉が着水したらその場で停滞》の指示で俺と干し肉はその場で停滞した。
干し肉程度で釣られるようなモンスターなら良いのだが、水中の其奴は食に貪欲なようだ。巨大な影が海の色を変え、大口開けてちっちゃな干し肉に食らい付く。俺は全速力で逃げ出した。









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