女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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イケメンになってる

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 暫しの沈黙の後、再び声が発せられた。

「一番下を見よ」

言われた通りスクロールすると、《逃げる》と言うスキルが表示されていた。

《逃げる》
逃げるに伴う行動に於いてのみ、全てのスキルを熟練度最高値で使用する事が出来る。
《逃げる》の使用と同時に《並列思考》《空想》が発動する。

《並列思考》
思考の数を増やす。

《空想》
頭の中で思い描いたイメージを現実にする。

これなら納得だな。スキルを授けられ、体が光る。『逃げる』が消えて《逃げる》になったと思われる。最後に、生殖不能について聞いたら解除されているとの事だった。迂闊に中出し出来ないが、これも《逃げる》を使えば回避可能か。

「これにて終了となる。何か質問はあるか?」

「無い。死んだらちゃんと記憶を消して欲しい程度だ」

「うむ。良く生きよ、狩場翔よ」


 瞬くとそこは、部屋だった。外は明るく、体はだるい。隣でリュネがおっぱい出して寝てる…。チンピクしたら起きてしまった。

「ん…、おはようございます。貴方はだあれ?」

「カケルに見えるか?」

「見えます…。けど中身が違うみたい」

「寝てる間に神に会って来たんだ。姿を見てないから会話しただけだが。で、スキルや生殖不能を治してもらって来た」

「なるほど…。皆さん驚かれるかも知れませんね」

「まさか、イケメンになってるとか?」

「うふっふふふ、顔は、変わってませんよ、ふふ…」

ツボに嵌ってしまったようだな。起き上がって飯にしたいけど降りられない。

「イゼッタさんを呼びましょうか?」

首を捩って見回すがそう言や他の皆は居ないな。起きて食堂に向かったか。

「否、折角だから神より賜りしスキルで何とかしてみる」

「それは楽しみですね」

心の中で発する。

(逃げる!)

その途端頭がすげースッキリしてスキルの使い方、そしてすべき事がスっと浮かんで来る。

(ベッドから逃げる為の体力と魔力を回復)

次の瞬間にはちょー快調になってた。ベッドから起き出し、じっと手を見る…グパグパ。

「カケルさん、凄いですね…」

「ん?」

「龍の特性以上の回復力ですよ?欠損してもズバズバ生えて来るレベルです」

「そんなにか…。まあ欠損したくないけどな」

「さ、皆さんの反応を見に行きましょ」

腕組みして食堂に向かう途中、居間にテイカが居た。起こしに来てくれたのかな?

「おはようございます、カケル様…」

テイカがジト目してる…。リュネの腕を外してテイカの前に立つ。

「跪け」

無言で跪き、目を閉じ口を開けるテイカにリュネの粘液たっぷりのソイツを捩じ込んで前後した。

「俺が吐き出すまで続けろ」

命令を聞き、再び無言で動き出す。色々な方向から顔全体を使って刺激を与え、最後は喉の奥に突き刺し一滴残らず嚥下した。

「どうだ?」

「はぁ、はぁ、カケル様は…、カケル様でした」

「やっぱり分かる人には分かるのね」

「俺自身はさっぱりなのにな」

「あたしにも何となくしか分かりませんが、違和感はありましたね」

「次に気付くのは誰かしら?」

食堂に着くと既に配膳を終えていて、殆どの者が席に着いていた。俺達も空いているイゼッタの横に座った。…が、特に何も無く食事が始まる。

「テイカ、リュネ、俺には判断出来ん」

「皆さん変化に気付いてますよ?」

「その上で平常を保ってますね」

「腹芸も貴族の嗜みですから」

「纏う雰囲気が変わったように感じる」

  「テイカさんが傍に居て何も無いなら間違い無くカケル様です」
「私はカケルが光るの見てたし」

見てたのに飯食いに行ったのかよ。






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