女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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ヤラせて

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 やる事、そうだ、サミイにも種付けしなきゃ。それにラビアン達も。ついでにカロと、防具屋のタンク…は痩せたら考えよう。ああ、シトンとアズ。アズはともかくシトンにはなるべく早く種付けしないといけないな。
朝食を終え次第街に行く事にした。

「カケル様、これをお持ち下さい」

テイカが干したトカゲの生皮を持たせてくれた。良いのか?テント作るって聞いたので遠慮したが、材料分は確保済みとの事なので有難く荷車に詰め込んだ。

「お土産は、朝のアレで…」

賄賂か!?癒着するまで捩じ込んでやろう。楽しみにしてろよ?

 今日は一人なので限界までぶっ飛ばし、小一時間で街に着いた。寝具店に荷車を置いて、サミイと家族に挨拶したら、生皮を担いでギルドへ向かう。
昼前で、人の少ないギルドに入ると暇な職員全員に見られた。まあ、高い物担いでるし見るわな。買取カウンターに向かうと何時も鑑定してくれる男がいそいそ走ってやって来た。

「暫くです。今日はドラゴンですか」

「レッサーだよ」

「言わなきゃバレないのに」

「本物のドラゴンに知れたら怒られるぞ?」

「それは怖いですね。此処では何ですので奥に行きましょう」

奥と言ったら解体場だ。買取カウンターに話を通さず通してしまって良いのだろうか?鑑定士も買取業務出来るのだろうって事にしとく。
扉を開けると何時もの通り、持ち込まれた獲物を解体する風景が目に映る。それ等を指揮するボインさんのボインに目が離せない。

「ん?また来たのかいカケル。今度は…へぇ」

作業机に乗せろとばかりに机に尻を乗せて待つボイン。

「タマリーさんに会うにはこれしか無いと思ってな」

「間違っちゃ無いがおべっかは要らないよ」

「じゃあヤラせて?」

「モノを見てからだね。さっさと出しな」

ちんぽではなく生皮を机に広げた。ちんぽを出したらきっと切られる。

「ドラ…、レッサーか。それでも程度は良いね。胴体だけだが量もあ…にぃ、さん…三体?」

「よく分かったな」

滅多に出ない、つーか前回の出物も俺が持ち込んだ物だが、そんなレッサードラゴンの皮がいきなり三枚も持ち込まれた事に驚きを隠せないボイン。揺れるたわわが心情を表しているな。凝視凝視。

「そんなに見たいのかい?」

「愚問だ。見たい揉みたいしゃぶりたい」

「仕事が終わったらな」

「それ終わらないフラグじゃん」

「フラ?日が落ちたら宿屋前で待ってな」

朝まで待つ所存である。その後ボインと尻を凝視しながら皮の採寸を終わるのを待ち、ギルド証に入金を確認してギルドを出た。が、やる事が無いので飯屋で昼飯食って、カロ邸でメイドに明日寄るのを伝えたら、寝具店で手伝いして時間を潰した。
そして夕暮れ。ギルドの隣に建つ宿屋の前で立ち尽くして待っていると影を纏ったボインが現れた。

「待たせたね」

「初めて会った時から何日待ったか」

「そん時から狙ってたってのかい?」

「男の性だよ」

「嬉しいねぇ。さあ、こっちだ」

振り向かずにスタスタ行ってしまうので、フリフリ揺れる尻を目印に着いて行くと住宅街の奥にある一軒家に連れて来られた。

「あたしの家さ、遠慮せず入んな」

誘われるままに玄関を潜るとカチャリと鍵の閉まる音。戸締り大事だもんな、我が家には付いてないけど。
玄関の先は椅子やテーブルの置かれた居間になっていて、仕事用思しき紙束やら刃物なんかが無造作に置かれていた。

「あまりジロジロ見ないでおくれよ」

すぐ後ろから声が掛かり、背中に柔らかい物が当たる。張りのあるボインのくせに柔らかいとか何たる卑怯。素晴らしい。

「タマリーさんや、痛いのだが?」

腰骨の横にナイフ刺すの辞めて頂きたい。

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