女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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タラレバ

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 短く説明と言われて短かった試しが無いのは地球だけだろうか?シルケでは言葉通りの時間でお願いしたい。

「次に思考について。これは命令された内容に反する思考が出来ません。これも良いですね?」

「はい」

「先の行動についてですが、これは無意識に主人を害する事や、結果として逃げていたと言う事が出来無い制限となります。寝惚けて殺してしまったり、腹上死させてしまったり、足を踏み外して川に転落する事が出来ません。行動の制限でありながら強力な加護とも言えます。勿論自害も出来ません」

「そうですね。出来ませんでした」

「思考についてですが、これは命令された内容を遂行したくて仕方ないと言う思考になります。一種の洗脳のような物です。因みにあたしはカケル様とイゼッタ様への忠誠と秘密の厳守、家事手伝いと性欲処理を命令されています」

「無理矢理させられていると言う事ですね?」

「いいえ。命令が無くてもおちんぽ頂いてますよ?他の家族の方にも忠節を持って接してますし、害してもいません。
要するに、主人から離れたかったら命令以外の行動で嫌がらせ等をして売られるなり捨てられるなり殺されるなりしたら良かったのです」

「そんな事…」

「家を焼いたり命令外の者を殺したり…貴女なら出来たでしょう?」

俯いて黙り込んでしまった。タラレバを思って後悔しているのだろうな。

「貴女は悪い主人に買われた。あたしは良い主人に拾われた。それだけです」

「けど、奴隷「性奴隷です」…解放されないのですか?」

「妻や妾はいくらでも作れますが、性奴隷はあたしだけと約束してますから。ね、カケル様」

「俺の性奴隷はテイカを於いて他に無し。蝋人形にはしないけどな!」

「骨でも愛して頂けるなら、それでも構いませんが」

アンデッドになる気満々マンである。

「で、その女とするのですか?」

「しないってば」

「しても構いませんが、元の姿に戻してあげるべきでしょうね」

「っ!?何で!?」

「胸が不自然ですよ。弓矢使いですか?」

どうやらエージャは悪い主人とやらに体を欠損させられたらしい。飯前に見るモンでも無いが、出来れば治してあげたいな。

「カケル様が治してあげたいって顔してるので服を脱いで下さい。お昼ご飯が冷めてしまうので早く」

「いや待てテイカ、飯食ってからにしてくれ。キレイに治ったら我慢できる自信は無い」

「心の準備を与えるとは、カケル様の優しさに増々惚れてしまいます」

テイカと俺は一旦カロ邸へ昼食に向かい、サミイ達はこっちでお昼にするそうな。急ぎたいので裏庭で《阻害》を掛けて飛んで行く。背中におぶさる双丘が柔らかい。


「妾なの?それとも嫁なの?」

「布団屋の店員だよ」

何故こうも、うちの女共は感知能力が高いのか?エージャに触れたのは《洗浄》した一回きりだと言うのに、既にぬぽぬぽしきった後の扱いである。スキル的に感知能力の馬鹿高い二人は見えていたのか、菩薩の様な笑みを湛えていらっしゃる。

「聞く限り、戦闘奴隷なのに商家で働くとは、読み書き計算が出来る、と言う事なのであろうか」

  「元は良い所の子女、とも思われますね」
「私が子供の頃等、お家騒動で取り潰された下位貴族の家は多かったようです」

「死ななかっただけマシ」

貴族に明るい面々はエージャを元貴族と予想していると思われる。多分間違いでは無いだろう。文武両方を学べる環境は平民には無さそうだからな。
昼食は、リュネが何処かから攫って来た謎の四足生物の太腿だった。蹄があるから牛なのか山羊なのか、取り敢えずデカい肉だった。これと同等の物をラビアン達にも送ったと言う。驚くだろうなぁ…。
食べて食休みしたら、再び寝具店に向かいます。
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