女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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優しくして

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 皆で色々準備して、俺もUFOを作り直しての翌日。街に行く八人が各々UFOに乗り込むのを確認して空に上がる。早速テイカはお茶を沸かし始めたよ。

「カケルさまぁ、外見えねーとつまんねー」「「つーまーんーねーえー」」

「そうだな。穴でも開けて顔だけ出すか?トイレに顔突っ込んでも良いな」

「怖い事言うのはやめて下さい」

「じゃあ、リュネに摘んでもらって飛んでもらうか?1人は歯と歯の隙間で」

「やめろ死んじまう」「落っこちるだろ」「食べられちゃう」

「食べませんよ、うふふ」

「結構な速さで飛んでるから、ゲル版張って出来た段差でもガタガタすんだよ」

「旦那さま、荷車より早いのですか?」

「速さとしてはシャリー達が乗った円筒以上に早い。自分で言って何だが、穴なんて開けたら風が舞って楽しい事になるぞ」

「私より早いのですかね?」

「比べた事無いから分からんが…三十リットもあれば街に着くんじゃないか?寄り過ぎると警戒されるからある程度手前で降りるけどな」

「カケル様、もう少しゆっくりお願いします。お湯が沸きません」

テイカが渋い顔してるので速度を落と…すくらいなら、一度湖の島を見に行くのも良いな。
って事で島に向かう。

「一度予定地を見に行こう。そこでお茶でも飲もうか」

「「「「はーーーい」」」」

とか言ってるうちに島の上空に到着。お湯はまだ、温いそうだ。テイカ作のドアを開けて島を見下ろす。

「「島だ!」」「しまー」

「島だな」

「詳しい場所と、所有者の確認、それと買う事になるならお金も必要ですね」

「勝手に住んじゃってたよ。ギルマスが空いてる土地なら勝手に住んで良いような事言ってたから」

「基本的には治める貴族や国の物ですからね、良い場所なら所有を明言しているかも知れません」

「ご主人、その時は我等に任せろ」

  「何とかします」
「頼もしいな」

「それでもダメなら私がフーーって」

「止めなさいって。まあ、王家が出てダメって事は無いだろ」

「皆様、お茶が入りましたよ」

「下に降りて頂こうか」

「「「「はーーい」」」」

水面ギリギリにUFOを下ろすと、皆ぴょんぴょん降りて行く。俺はお茶セット持ってるので浮いて行くよ?逸早くぴょんした少年隊はもう居ない。帰って来なければ置いてくぞ?
 お茶を飲み、シャリーがテイカを連れて見て回り、少年隊が木のモンスターを担いで帰って来た。有用な子なので離したげて。

「久しぶりだな、変わりは無いか?」

木のモンスターは黙して語らず。水辺に植えた黒い木の元へ帰って行った。

「あれ、何なんだ?」

「大人しい奴だよ。優しくしてやれ」

「「「わかった」」」

「カケルさぁん、タマゲルも居ましたよ?」

タマゲルを鷲掴みにしたリュネがたわわを揺らしてポテポテ走って来た。おっぱいが四つに見える不思議な幸せ。

「それも俺が持って来た子達だ。優しくしてやってくれ」

一杯居たそうなので、無事繁栄しているようだ。家を作った時には蟹と共に役立ってもらおう。休憩が終わると再びUFOに乗り込み上空へ。あっと言う間に五キロ手前で、ここからは街道を歩いてく。もっと近くで降ろせば良かった。二オコンも歩くとちょっと疲れる。スキル多用が引き起こす運動不足はこの星の社会問題になっているかも知れない。

「お、久しぶりだな怪しい奴」

「怪しく無いように歩いて来たんだぞ!?」

門兵の一人が俺を覚えていたようだ。失礼しちゃうぜ。子供達三人分の入門料を払って中に入った。

「カケルさん、私は先に寝具店でご挨拶してますね」

「わたしも里帰りしてきまーす!」

「でしたら私は商業ギルドに向かいます」

「シャリーに着いて行く。ついでに買い物も済ませるつもりだ」

  「同じく」
「あたしは買い物先行で」

「なら俺は此奴等とギルド行ってくるよ。一先ず集合は寝具店で。ダーニーガー、お前等迷ったら野良兎だからな?」

「「「はーーーい」」」

俺と子供達はギルドに向かった。
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