女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
511 / 1,519

ダンジョンアタック

しおりを挟む


 昼と別の穴に入ったが、やはりオナホは設置してあった。風呂を作って沸かしながら夕飯の支度を済ませ、薄焼肉と薄ソーサーで夕食だ。

「食べやすいですね、これ」

「だろ?焼き上がりが分かりやすいのが良い。所でだ。明日の事なんだが」

「解っております。私では力不足です」

「エージャ自身はしっかりやれてるが、武器が役不足なんだよな」

俺も試しに大鉈で殺り合ってみたのだが、純ミスの鉈で斬り付けても鎧が多少斬れるだけだった。形見のナイフはサクサク刺さってたし、敵の鎧が良い物なのだ。

「体もだいぶ動けるようになったし、魔剣、使ってみるか?」

「少し怖いですが、やります」

《収納》から何本か長剣を出してやると、一番シンプルな物を選んでいた。

「ソイツを選んだのは何でだ?」

「形ですね。トカゲの剣と大きさが変わらなかったので、重さも差程変わりないかと」

「そうか。敵と相対すると使い方が分かったりするから驚かないようにな」

これから寝るのに剣は要らない、と言う事で一旦回収し、風呂に入って寝る。寝転がってエージャを喜ばせていると、何時の間にかオナホが横に生えていた。欲しがりさんめ。オナホの上にエージャを腹這いに跨らせて二穴責めしてやったぜ。流石に収めて寝るのは食べられちゃうような気がして止めた。

 エージャのおっぱいを枕にして目覚めた朝、食事等を済ませたら、今日から本格的にダンジョンアタックだ。何時の間にか湧き出してる雑魚共を蹴散らして進む事四十一階。何度も往復してるのでこの辺りは苦にもならなくなったな。それにも増してエージャの動きが良い。福利厚生の効果もあるが、魔剣の効果はやはりデカい。ジョンのグレイブや俺の形見と同じで、敵と対峙した時に使い方が解ったそうだが、切れ味がかなり良くなる代わりに皮だけ斬れずに残るのだと言う。腕を斬り落とそうと手甲を斬り落としても、腕はそのままでぷらーんと脱力してる。血を見たくない人向け?お前はもう…とか言いたい人向け?見た目の普通さに反してとにかく変わった魔剣であった。

「煙になるので死んだ事は分かるのですが、野外だと少し不安になりますね」

「煙になるまで少し時間があるからなー」

「仕留めたと思っても気を抜くな、との戒めだと考える事にします」

「使えこなせそうならくれてやる。だが戦う時以外は鞄に締まっとけ」

「カケル様と思って大事にします」

「止めろって。消耗品を俺だと思うな」

「でしたら何をカケル様と思って大事にしたら良いのですか!?」

この間くれてやったアクセサリーで良いだろうが。喋りながらも余裕を持って戦い続け、六十階まで降りる事が出来た。

「居ないなー」

「敵は居ますが…」

「女型モンスターとか居たら良いなーって」

「ネーヴェ様みたいのが居たら、私死んでしまいます」

「ははは、俺だって戦ってたら死んでたよ」

犬が居た階層からちょこちょこ探していたのだが、尽く雄なのだ。ゲルとオナホの宿の性別は不明。まあ、犬はワーリンが居るし、トカゲはノーサンキューなので結構なんですが。さりとて女だらけのダンジョンとか狩りに行けないよな。違う意味で男が群がりそうだが。

「カケル様がダンジョンに潜るのは、女型モンスターを手篭めにする為ですか?」

「居たらしたいよねー。それに、確認したい事もあってな」

形見を残してくれた二匹はエッチの最中に死んだのだ。オナホの宿は死なず、逆に吸収する程だがあれはイレギュラーとして、他のモンスターも同じようにエッチの最中に死んでしまうのか、それを確認したいのだ。死んだのがあのダンジョンのあの二人だけだったとしたら、俺はあのダンジョンを許さない。
そんな話をして七十階のエリアボスと対面する。トカゲモドキだった。

「モンスターの種類が少ない!」

そんながなりを発しながらトカゲモドキを煙に変えた。ダンジョンからして見れば唯のイチャモンである。


しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

つまらなかった乙女ゲームに転生しちゃったので、サクッと終わらすことにしました

蒼羽咲
ファンタジー
つまらなかった乙女ゲームに転生⁈ 絵に惚れ込み、一目惚れキャラのためにハードまで買ったが内容が超つまらなかった残念な乙女ゲームに転生してしまった。 絵は超好みだ。内容はご都合主義の聖女なお花畑主人公。攻略イケメンも顔は良いがちょろい対象ばかり。てこたぁ逆にめちゃくちゃ住み心地のいい場所になるのでは⁈と気づき、テンションが一気に上がる!! 聖女など面倒な事はする気はない!サクッと攻略終わらせてぐーたら生活をGETするぞ! ご都合主義ならチョロい!と、野望を胸に動き出す!! +++++ ・重複投稿・土曜配信 (たま~に水曜…不定期更新)

目を覚ますと雑魚キャラになっていたけど、何故か最強なんです・・・

Seabolt
ファンタジー
目を覚ますと雑魚キャラに何の因果か知らないけど、俺は最強の超能力者だった・・・ 転生した世界の主流は魔力であって、中にはその魔力で貴族にまでなっている奴もいるという。 そんな世界をこれから冒険するんだけど、俺は何と雑魚キャラ。設定は村人となっている。 <script src="//accaii.com/genta/script.js" async></script><noscript><img src="//accaii.com/genta/script?guid=on"></noscript>

貧民街の元娼婦に育てられた孤児は前世の記憶が蘇り底辺から成り上がり世界の救世主になる。

黒ハット
ファンタジー
【完結しました】捨て子だった主人公は、元貴族の側室で騙せれて娼婦だった女性に拾われて最下層階級の貧民街で育てられるが、13歳の時に崖から川に突き落とされて意識が無くなり。気が付くと前世の日本で物理学の研究生だった記憶が蘇り、周りの人たちの善意で底辺から抜け出し成り上がって世界の救世主と呼ばれる様になる。 この作品は小説書き始めた初期の作品で内容と書き方をリメイクして再投稿を始めました。感想、応援よろしくお願いいたします。

レベルアップは異世界がおすすめ!

まったりー
ファンタジー
レベルの上がらない世界にダンジョンが出現し、誰もが装備や技術を鍛えて攻略していました。 そんな中、異世界ではレベルが上がることを記憶で知っていた主人公は、手芸スキルと言う生産スキルで異世界に行ける手段を作り、自分たちだけレベルを上げてダンジョンに挑むお話です。

魔力0の貴族次男に転生しましたが、気功スキルで補った魔力で強い魔法を使い無双します

burazu
ファンタジー
事故で命を落とした青年はジュン・ラオールという貴族の次男として生まれ変わるが魔力0という鑑定を受け次男であるにもかかわらず継承権最下位へと降格してしまう。事実上継承権を失ったジュンは騎士団長メイルより剣の指導を受け、剣に気を込める気功スキルを学ぶ。 その気功スキルの才能が開花し、自然界より魔力を吸収し強力な魔法のような力を次から次へと使用し父達を驚愕させる。

【完結】ポーションが不味すぎるので、美味しいポーションを作ったら

七鳳
ファンタジー
※毎日8時と18時に更新中! ※いいねやお気に入り登録して頂けると励みになります! 気付いたら異世界に転生していた主人公。 赤ん坊から15歳まで成長する中で、異世界の常識を学んでいくが、その中で気付いたことがひとつ。 「ポーションが不味すぎる」 必需品だが、みんなが嫌な顔をして買っていく姿を見て、「美味しいポーションを作ったらバカ売れするのでは?」 と考え、試行錯誤をしていく…

処理中です...