女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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男になった

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 三人の避妊魔法をお願いすると、リアの縁者と言う事で、直ぐにやってくれる事になった。コネは大事だね。男の俺には見せたくないらしく邪神像に見下されるベンチ群に追いやられたが、リュネは女なので問題無いんじゃないか?と言う訳で俺の隣にくっ付いてる。フラーラは良いらしく同席してた。

「やり方は覚えました。封印魔法の一種ですねぇ」

「解除の方も覚えたら司祭様になれるな」

「そんなの簡単ですよ。封印を解くだけですから。これだけならカケルさんでも出来ちゃいます」

「俺は出来無い方が良いだろ。無理矢理種付けしたくないし」

「私は直ぐにでも孕みたいのですよ?」

「それは発情期次第だよな。無理に発情させて体に負担を掛けるのも良くないし」

「一度大きくなった私としてみませんか?」

「俺に全身入れと?」

「…ですよね」

「考えた事はあったんだ。今の俺の大きさでアソコだけリュネの満足に足る大きさにすると、多分死ぬと思う。俺の体を巨大化させるのも考えたんだが、骨とか折れて死ぬと思う。デッドサーチャーだっけ?青い体で一つ目の。あの大きさでも本来は無理な筈なんだ」

はぁ~…っと長めの溜息を吐いて、リュネは俺の肩に頭を乗せた。方法が無い訳じゃない。が、これは相当苦しいだろうから絶対言わない。肩に乗せた頭に頭を乗せて、二人の世界に浸っていると、漸くフラーラが帰って来た。

「お楽しみ中申し訳ありません」

「終わったのか」

「はい。皆裏口へ集まっております」

「なら行こうか。セカンドハウスの風呂久しぶりだしな」

裏口前の食堂へ見送りに来た司祭にちょっと多目の金を渡し、荷車に乗り込み空に上がる。そしてUFOに乗り換えて真っ直ぐ家路に着いた。

「お土産くらい買えば良かったか?」

「名産でもあれば良かったのですけど、メルタールは森に囲まれてますので余りバルタリンドと変わらないかと」

エルタータは商家の嫁だけあって各地の名産特産に明るいそうだ。その特産が集めきれなくて店を畳む事になったのだと言う。

「海の物を山で、山の物を海でってだけだと品数に偏りが出るわな」

「はい。特に山の物は海でもそれなりに手に入りますから」

俺達の住んでる島だって、絶海の孤島であっても山はあるのだ。二次産業を伸ばさねば海では売り抜けない。
 そうこうしてる内にセカンドハウスに到着。夕飯には余裕で間に合った。

「カケルー!」

「カケル様、おかえり~」「おかえり~」「り~」

「はいはいただいまただいま~」

迎えに来た子供達を撫で回し、皆で夕飯の手伝いをする。少年隊も何だかんだでちゃんと手伝いしてるな。世話係の三人は自然と一人ずつに付いたようだ。ダートには小さい方の使用人ヘスが、ニットには大きい方の使用人シンバ、ガットには後家さんのエルタータが付いて手伝いをしていた。三人共よく気が付く女達で、彼奴等の足りない所をしっかり補っている。
飯を食って風呂にも入り、ブチ姉妹と友恋とワーリンにたっぷり中出ししたら、嫁とイチャイチャして龍に挟まれて寝た。少年隊の野郎共は使用人と同じ布団で寝かせた。男になった者は居なかったがおっぱいには吸い付いてたよ。その後は…まあ、その内な。

 顔中べろべろされて目覚めた朝。俺を敷布団にしたカラクレナイが寝惚けてべろべろして来るので俺もお返しにべろをべろべろ、口の中までくちゅくちゅしてやった。

「カケリュ…ちゅきー…」

俺もちゅき~。よし、幸せなまま二度寝しよう。

「皆さん、そろそろ起きてください」「朝食が冷めますよ」

「ご飯!」

幸せが、飯に釣られて飛んで行く…。
ゾロゾロと寝てる者が起き出したので、涎塗れを《洗浄》して俺も飯に行こう。
世話係の三人は料理も達者みたいで、ブチ姉妹と一緒に朝食を作ってくれたそうな。ソーサーが美味い。冒険者組は弁当を持って今日も冒険に旅立つ。俺達はそれを見送り食休みのお茶を啜った。

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