女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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泥水しか出せなそう

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 ネーヴェと繋がったまま湯から出て、新たに生やした剛直をリームの目の前に晒し出す。

「後ろからが好きだろ?」

「主様のが好きだ」

立ち上がり、背を向けて、尻を突き出すリームの中心に、前戯も無く俺のアイツが突き立てられる。背中にネーヴェを乗せて二人同時に突いてやると、広い浴室に二人のコーラスが響き渡った。
リームの慎ましいおっぱいを揉みながら、ネーヴェの慎ましいおっぱいを吸い舐り、すっかり夕飯の時間を過ぎてしまった。


「んまんまー」

「焼肉だけですまんな」

俺が焼いた薄焼肉が、ネーヴェの口に入ってく。幸せそうな顔で俺を餓死させるつもりだな、恐ろしい龍め。リームがくれる焼肉は、レア度が高くて俺では食べられないよ…。そして焼き直すとネーヴェの口に入る悪循環となる。

「肉がすべて」

「龍は肉しか食わんモノだ。人化してからだぞ、こんなに食すのは」

そりゃそうか。ネーヴェなんて最近はイゼッタと並んで甘味を食ってるが、初めて会った時は魔力食ってたしな。

「所で主様、明日はどうするおつもりか?」

「二人のおかげで島に緑が植えられた。感謝するよ。後足りないのは属性魔石だな。更にやる事もあるが、先ずは此処を快適にしたい」

「何でも言え。我は主様のものだ」

「私は?」

「ネーヴェは俺と一緒に種とアマグキを煮て貰おうか。リームは属性魔石の作成をしよう。ミズゲルが居るのは確認したから、明日一番で取りに行くよ。畑に撒く用の種は残しといてくれよ」

「ん」「良いだろう」

俺も何とか肉にありつき、左右の腕に絡み付かれてゆっくり寝た。


 朝起きて、やっぱり真っ暗。昨夜は光の棒を消して寝たからな。朝飯前に少し働いておくか。寝てる二人を起こさぬように抜け出して外に出ると、東から日が昇ってた。朝露に濡れた緑が輝いておられる。海まで飛んでテトラポッドに着地すると、テトラに居着く魚の姿はまだ見えないが、ミズゲルは結構浮かんでる。ミズゲルが居るから魚が居着かないのか?それともミズゲルはテトラが好きなのか?まあ、深い所にも普通に居るし、潮の流れに乗ってるだけかも知れないな。
ミズゲル達を《集結》させて、核だけ空に浮き上がらせると何百と言う核が採れた。それだけミズゲルが居る訳で、魚の居場所が無いのだろうな。
体感で五百個近く採れたので玄関前に戻り、《洗浄》して、お椀に入れて、《集結》で凝縮したら米を研ぐように混ぜながら魔力を込める。

「おはよう主様。早いな」

「おはようリーム。魔石を作ってたんだ」

人用の扉を開けてリームが顔を出す。魔力に気付いて起きて来たそうだ。加工した魔石を大体半分に分けて、更に少し分けてお椀に入れる。

「光と火を頼むよ。多い方が光ね」

「任されよ」

俺は水魔法で水の属性魔石を作る。リームは両手でパパッと作ってた。同時魔法か、良いなそれ。俺が使える魔法だと、泥水しか出せなそうだ。

「我は草を収穫するので肉でも焼いてネーヴェ殿を起こして来ると良い」

「見てて良い?」

「是非見てくれ。ふんっ」

リームの魔力が放出されると、野菜達はそれを吸って成長を早めるようだ。最初に目に付いたのはサヤノクサ系。成長が終わったのか枯れだした。そしてアマグキ系、風魔法のエアロか何かでスパッと切れた傍からにょきにょき生えて来る。多年草なのかな?

「あの草は何度でも生えて来るぞ。三回刈り取ったら土を治さねばならんがな」

葉物は外の葉を捥るとまた生えて来て、実物も実を採った傍から蕾が生えた。根物は種用以外はとうが立つ前に収穫してた。

「凄いな」

「草を食わん龍には無用な力よ」

「俺には有用だ。ダメか?」

「ダメなものか。こんなに嬉しい事は無い」

「リームー」「ギャーオォーン…」

「…朝からお盛ん」

抱き合ってただけだろう。扉の影から顔だけ出してるネーヴェに見られた。畑を穿って新しい種と水を撒く。最後に軽く魔力を注いで畑仕事はここまでだそうだ。早い。




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