女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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門外不出の品

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 その日はその一個だけで解散となり、翌日。朝食を摂り、巨大カラクレナイ用出入口に胡座をかいて石の加工に取り掛かる。原石のまま売りに出しても良いが、キレイに面取りするだけで値段が一段上がると言うならやらない手は無いからな。
だが丸くすると勿体無い事は、昨日出た削りカスを見て気付いたので、表面をキレイにして良い所を残すようにしたい。《収納》に押し付けて削っているので削りカスが完全な粉になってしまうのだ。

「ジョー二アスちゃま、パパがお仕事してますよー」

「んだー」

カーミンにアーティエル、うさ耳天使も三人居るな。交代でお散歩してるようだ。

「危ないから近付かないようにな」

お散歩中の赤ちゃん達に見守られ、石を削る。起伏が激しい石なので先ずは二つに切る。切り口は透明感のある淡い緑。地球で言うと翡翠になるのだろうか。今回は回さず、面になるように《収納》の壁を発生させて切断させる。以前ミーネが柱状節理をぶった切った時のようにツルッとした断面になった。残りの部分も切って切ってとしてやると、多面体の宝石が姿を現す。濃い部分と淡い部分のグラデーションが美しい。日に翳すと透けて中の色が見える。

「カケル、お茶。ハズレてもめげない」

「コレ、ハズレなのか?」

「ん」

イゼッタがお茶を持ってやって来た。斑の無い単色で濃い物程魔道具にも宝石にも資産としても価値があるのだと。シルケでの美的感覚はまだそのレベルなのだな。瑪瑙なんて見た日にゃ気持ち悪がるかも知れん。コレも家の置物にしよう。


 昼飯の時間迄面取りを続けた結果、グリーンジェムの特に良い物は一つだけ、グリーンストーンは三つ。良品はジェム八つのストーン二十。後は置物となってしまった。濃いグリーンストーンの亀裂にミスリルが入り込んでるのとか、すげー良いと思うんだが、砕いてミスリルを溶かした方が良いとか言われて門外不出の品と決めた。

 部屋に置物を並べてにんまりしたら、売れるのを持ってバルタリンドに向かう。ママ上殿とメッツくんに会いに行くサミイに買い物部隊のメイド達四人も同行した。

「カケル、こりゃあ一悶着あるかも知れない品だよ?」

買取りカウンターに石を置くと、買取嬢が直ぐに仕舞えと言って奥に引っ込んでった。そして連れて来たのはタマリーで、そのまま会議室に連れて行かれて物を見せ、鑑定の結果この台詞に至る。

「それは、ミスリルが絡んでるからか?」

「ご明察だよ。一時期ミスリルを使った武器が出回った事があったが、もしかしてそれもカケルが流したのかい?」

「ご明察だよ。武器屋の親父が強請るから仕方無く流してやったんだ。カラクレナイのアクセサリーを作るのにも使ったしな」

「ソッチはバレて無いから大丈夫。だけどコイツは危ないねぇ。先ずは場所を聞かれるよ」

「聞き出せなければ探し出す、か」

「そうさね。まあ、カケルなら撒けるだろうけどさ」

「他の国で売った方が良いかなぁ」

「大陸が違えば島まで来れないだろうし、此処よりはずっと良いね。それよりも、さ…」

「何だ?」

「仕事中なんだよ。早く挿れとくれよ」

椅子に座る俺の上に座り、ボールおっぱいを揉み揉みされるタマリーが、抜き放たれたアイツに尻を擦り付けている。

「何時でも良いぞ?」

「なら、遠慮無く…んふっ」

滑りを纏ったアイツを飲み込むタマリーのアソコがみるみる内に濡れて行く。

「我慢させて済まない」

「済まないと思うなら、早く、イかせとくれっ。んくっ、んんっ!」

声を殺すタマリーに激しい抽挿を繰り返し、熱い子種を注ぎ込む。二人目はまだ早いが、その内もう一人か二人作って欲しい。

「まだ全然し足りないが…、仕方無いな」

「カロでも、呼んで来ようかい?」

「夕飯に間に合わなくなるから、食べたらカロ邸に行くよ。お前も泊まれよ?」

「仕方無いねぇ…」

アイツを抜いてお掃除されて、ギルドを後にした。


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