女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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負けて悔しい

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 シャリーのブルージェムは四つの塊を分割した物で総数は十八。不純物も罅も無くて透明度が高いが、逆に言えば色が薄いのであまり値段は付かないそうだ。
イゼッタのブルーストーンは六つ。色は濃いが小さいのと、ストーンはジェムより安いそうだ。
俺のレッドストーン二つも同じ理由でお値段お安めと言われて書き出された買取金額を見た。

ブルージェム 総数十八 三十九万ヤン
ブルーストーン 総数六 三万二千ヤン
レッドストーン 総数二 三千ヤン

負けた。やはり安くてもジェムなのか。

「ジェム、高い…」

「これでも捨て値レベルです。大きくて色が濃ければ桁なんて幾らでも変わりますから」

「ストーンの値段の差は大きさと数だけか?」

「供給量ですね。この国だけで無く、この大陸での話になりますが、火魔法の需要が第一位でして、国を挙げてレッドストーンは掘られています」

「寒いと死んじゃうからな」

「左様でございます」

今回は土俵が悪かったようだ。かと言って暑い国でも青いのは需要高いだろうしなぁ。

「ジェムに関しては主に資産用になりますね。ストーンは魔道具の材料となると思われます。お売りになられますか?」

三人揃って買い取ってもらった。昼飯代にはなるな。

「私もジェム掘る」

イゼッタは負けて悔しいのかやる気になったようだ。

「イゼッタさん、応援しておりますね」

リアは見る係か。

「魔石より高いのに、冒険者の人達はどーして宝石を拾わないんですかねー?」

サミイはそこに疑問を持ったか。

「知識が無いんだろ。それに情報もな。後は国や貴族が管理してたりするんだろなー」


 ヤリ部屋の玄関前でワーリンとフラーラが合流し、妻とメイドは赤ちゃん達のお世話があるので島に帰って行った。残る俺とワーリンは、ワーリンの実家へ向かう事になっている。

「お土産は買い終わったのか?」

「うん。箱に入れて持ってるよ」

「そろそろ昼だし飯食ってから行くか」

「だね。久しぶりにお前さんと二人っきりだよ」

「偶には島に帰って来いよ」

「ん、そうだね。シトンとアズにも伝えとくよ」

ギルド近くの酒場で飯を食い、荷車を出して街を出た。

「あっ、んあん!久しぶりなんだからぁ~」

空に上がってワーリンを抱く。俺の全てを飲み込めるのは龍以外ではワーリンだけだ。久しぶりなのも相俟って我慢出来無くなってしまった。対面座位に座らせて、おっぱいを舐り腰を振る。

「行先を、言わないと、ずっと此処でするぞ?」

「あはっ、ラメらよ!ひっ!んみぁみの、こうじゃんっ!んっ!んくぅ~!!」

鉱山が何処か分からないが、取り敢えず南に向かって飛んでった。

 ゆっくり飛んでそろそろ夕方。遠くにあった岩山がだいぶ近くに感じられる。

「お前ひゃん、そろそろ、ゆるひて…」

「あの山が鉱山で良いのか?」

「うん。こんら姿りゃ、帰れあぃよっんんっ!あっはぁあああっ!」

最後の一振り。激しいピストンがワーリンの中を掻き出して、新たな子種を注ぎ込む。でろんと垂れた舌に吸い付き、クチュクチュと舌を絡めると、腰に回した脚の力を緩めてワーリンは力尽きた。

 《洗浄》し、回復掛けて、身形を整えたら街道に降りる。

「お前さん、オレの事大好きだよね」

「かなり大好きだぞ?俺の全部を受け止められるのは龍になったリュネ達以外じゃお前だけだ。絶対離さないからな」

「うん。オレも大好き」

「怪しい荷車!止まれー!」

門に近付くと門番だろう槍を持った奴等が集まって来て立ちはだかる。まあホルストやゾーイに曳かれてない荷車なんて初見じゃ止めるよな。二人外に出て荷車を《収納》すると皆びっくりして槍を構えた。

「オレ、ワーリン!ウヴァルの娘だ!里帰りしに来た!」

「ワーリン?」「ウヴァルの娘だって?」「あのウヴァルさんか?」

どのウヴァルさんか分からんがワーリンのパパならそのウヴァルさんだろう。

「俺は冒険者のカケルだ」

「今ウヴァルを連れて来るから門前で待て。お前は水晶に触れてもらうぞ」

結構虐殺してるから不安だが、しなきゃ入れないし仕方無いな。

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