女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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良かれと思ってした事が裏目に出た

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「まだ魔力を出してないから飯作って待っててくれ」

 起き上がり、カウンターキッチンに向かう女達を余所に最後のスパートを掛けると、空気と混ざり合った白濁と樹液が真っ白なクリームになって俺とオナホをスムーズに前後させる。

(出すぞっ!)

子種と共に大量の魔力を注ぎ込む。その瞬間、下半身だけだったオナホがムクムクと大きくなり、上半身が生えた。大きくしないと受け止め切れないのかも知れないな。
俺の精と魔力が注ぎ切られると、オナホの口が俺にキスをせがんで来る。断る理由は無い。抱き締めて舌を絡め、更に腰を降った。

「随分と気に入られてるようですね」

「俺の為に一部屋作ってくれるくらいにはな」

「カケル様も気に入ってるよね?」

「敵対しないなら魔物とでも仲良くなりたいのさ」

カリータとミルカに茶化されながら、女達の作ってくれた朝食を頬張る。俺の言葉に皆が怪訝な顔をするが、敵対する人と仲良く出来るか?つまりはそう言う事だ。回復魔法を使ってくれるスライムと共に街の治安を守る戦士と一緒なのだ。勇者と仲間になると別れちゃうんだけどな。
話を聞くと、シルケにも魔物を使役する職業はあるようで、野獣を捕まえて家畜化させるのが殆どで、一緒に冒険者家業をする事は少ないみたい。裏切られたら敵になる訳だしな。

 食事を終えて、準備して、外に出るドアがムニュッと開くと、目の前に吊り橋が掛かってた。

「流石にこれを渡るのは怖いな」

「飛べるのに?」

「俺は飛べるから問題無いが、お前等怖くないのか?」

「私、送ってもらうのもキツいんですけど…」

だろうなぁ。カリータはずっと目を食い縛ってたし。でもまあ、折角作ってくれたのだし、最初の一回は使ってやろうって事で、カリータにしがみ付かれながら吊り橋を渡った。

「結構…、ヤバいね」

「精神が磨り減るねぇ…」

「歩いた方がマシ!」

「マシじゃないです!絶対帰りは歩きます!」

皆の感想は芳しく無かったようだ。

「あ、橋が!」

良かれと思ってした事が裏目に出たのを知ってなのか、吊り橋が溶けて消えて行く。何か悪い事したなぁ。

 さて、皆の気持ちが落ち着いた所で奥に進んで行く。今日は俺が居るのでギリギリまで行くそうだ。俺が居てもそれ以上は進まないって場所を見付けたいらしい。なので俺は極力手出ししないでくれとの事。魔力の譲渡もダメだってさ。
女達の尻を眺めながら階層を慎重に降りて行く。サスーンのエロ装備が歩く度にクチュクチュ鳴って悶々としてしまうが、着けてる当人もイけそうでイけないのをグッと堪えているようだ。

「尻尾だけでも外したらどうだ?」

「んっ、それがさぁ、咥え込んで無いと効果が出ないんだよ。戦闘になると感じなくなるから良いんだけどね。近くに居ると敵が分かるし」

「成程な。感知効果まであるのか」

前衛が機能してるおかげで進行速度が早い。しっかり敵を屠りながらの行軍で、午後には六十階のボス部屋迄辿り着いていた。遅い昼飯を食べながら入るかどうかを決めている。

「魔力的に厳しいわね」

魔力班からはそんな意見が。

「どうせ七十一階からは先に行けないんだろ?切り上げるにゃ良いんじゃねぇの?」

物理班は何処で切り上げても変わらないと言う意見が出る。

「戦力的には問題無いとは思うけど、帰りが怖いわね」

総務班はこう言う。総合するとそうなるわな。

「時間的には此処でも長居し過ぎよ。夕飯迄に戻れないもん」

生活班?ホテルで寝たい班?…タイムキーパーか。

「ドロップで言うと、四十代と五十代では魔装の有る無しがあるわね」

財務班?はそう述べる。

「自分達の分が揃ったら四十代に籠るのが良さそうだね」

「売れないもんね」

「え?お前等でも売れないのか?」

うっかり口を挟んでしまったが、やはり高過ぎて買取りし切れないそうだ。魔道具屋の非売品になってる指輪なんて一つで一千万ヤンとかするそうだ。全額現金引き出しなんて絶対無理だろうな。




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