女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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デコピン

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 折角リュネの紹介してやったのに、姉さんと呼ばれる女は信じて無いみたい。皆漏れなく一回ずつ死んでるぞーってアドバイスしてるのに、何でこんなに好戦的なんだ?マジックユーザーの二人は完全に戦意喪失してるじゃん。

「ほれほれ、上に戻れって。魔法職がヘタってるぞ」

「あんた、何しやがった!?」

「俺は何もしてやしないが馬鹿に良い事教えてやる。魔法使いはな、勉強したり修行して魔力が見えるようになるんだよ。そこでブルってる二人はな?リュネから滲み出る魔力を見てビビり散らしてんだ。分かるか?」

「姉さん、戻ろ?ね?」

「ネクセナー、あんた魔力見えないクセに何ビビってんだい!」

「私だって、立ってるのがやっとなんだけど…」

「リュネ、そこまでな」

「はぁ~~い」

魔法職二人と乾いた女ことネクセナーがホッと息を吐き、その場にへたり込んだ。姉さんともう一人の前衛は訳が分からない顔してる。

「力比べでもしなきゃ強さが分からんか?上に上がればしてやるぞ」

「こ、この男ぉ…」

「ほれほれ、怖~いリュネじゃなく俺が相手してやるから、戻れ戻れ~」

ネクセナーと魔法職二人を軽く浮かせて押して参る。道を塞いでた姉さん達は推して参る三人を排除出来ずに下がってく。そしてトカゲのボス部屋に着いた。トカゲ居ない。残念。

「何時でも良いぞ~。掛かって来~い」

「頑張ってくださぁい」

前衛二人を目の前にして、両手をワキワキ挑発する。

「この…舐めやがって…」

「あ、貴方丸腰でヤるの?」

「武器使うと怪我させちゃうからな。安心しろ、負けてもヤらせろとか言わんから」

「言わせませぇーん」

剣と盾を構える姉さんに、渋々片手剣を抜くもう一人。

「クラウ、行くよ!」「ええ」

気合いを入れた所悪いんだが、もう遅いんだ。
《威圧》の壁で足を固定され、初めの一歩すら踏み出せなくなった二人は《威圧》の手に因るデコピンを喰らい避ける事も出来ず呻き声を上げる。

「イギッ!何だこれ!?」

「動けない!痛い!痛いです!」

片手剣のクラウちゃんはこの辺で許してやろう。丸腰なのを心配してくれたからな。両手で額を隠してる姉さんには鼻ピンだ。喚きながら顔を隠し、一息なんて吐かせない。口の中に《威圧》の球を作り出し、尻を思い切りビンタした。

「んぁがっ!ひがっ!」

ベチンベチンと二叩き。顔の防御がお留守になると、デコピンと鼻ピンが襲い来る。しゃがみ込んで尻を防御するなら他の場所を狙うだけだ。金属鎧を透過して放たれたデコピンが姉さんのおっぱいの先っちょを弾く。

「ひぎいっ!」

腕で隠そうとするが、狙いは既に違う場所。M字に開いた股の間、敏感なお豆に容赦無いクリピンが叩き込まれた。

「俺の勝ちだな」

感じる三ヶ所をピンピンされて、ピンピンになった所で摘んで捏ねる。

「いっぎいいいっ!」

「カケルさぁん、そろそろ終わりましょ~?」

リュネが俺の勝利を告げると、女達の顔が変わった。

「カケル…?」「貴方がカケル様なの!?」

どうやら俺は有名らしい。

「何だ?俺の事知ってんのか」

「ああ…、じ、十本槍の姐さん達に、聞かされたよ…。カケルと戦っちゃ、ならねぇって」

へたり込んで小便を漏らしてる姉さんが放心状態で呟いた。

「強かったろ?」

「戦う事を許されなかったわよね」「うん…」

「戦うと言う次元ではありませんでしたよ。足止めの魔法を看破しない限り、同じステージに立つ事が出来ないのですね」

「この…、卑怯モンめぇ…」

「カケルさぁん、今度は私が相手しますねぇ?」

「おいおい、殺すなよ?」

「卑怯と不条理の違いを見せてあげます」

リュネが光るのと同時に女達を浮かせて部屋の隅に全力で逃げた。久しぶりに《逃げる》を逃げる目的で使った気がする。
女達は元の姿に戻ったリュネを見て、立ち上がる事も出来ず、嘔吐して放尿し、脱糞した。




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