女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

文字の大きさ
896 / 1,519

男の子

しおりを挟む


「お帰りティータ、早速だけど下拵えの…おや、カケル様じゃないか。子供達と遊んでたのかい?」

 樵に着いて、女将さんに皮肉っぽく言われたが、如何わしい事は何も無いのだ。マジで。

「あれ?痩せた?」

「残念だけどお腹だけさね」

お腹がスッキリした女将、いつの間にか産まれていたようだ。

「男の子?女の子?」

「男の子さ。見てくかい?」

折角だし見させてもらおう。女将に連れられバックヤードを進んでく。

 宿と居住区はバックヤードを挟んで階段があり、完全に別区画となっている。これは面白い造りだな。

「ささ、此処だよ」

ドアを開けて中に入ると少し薄暗い部屋の中に大人が寝られるベッドが一つ。そして小さなベッドが一つ。小さな方のベッドには、小さな命が静かに寝息を立てていた。

「ドメイメンって言うんだ。仰々しい名前だろ?」

「良い宿屋になって欲しいな。それより…」

女将の肩に手を回し、顔を耳に近付ける。

「体を診るから、そこに寝て」

「…んもぉ、時間無いんだよ?…仕方無い人だねぇ」

満更じゃない様子でベッドに寝そべる女将をうつ伏せにして、《感知》で全身を診る。

「何…。んっ、んんっ」

「子供を産むと体が歪むから、それを治してるんだ。少しだけ待っててくれ」

ペニスケを外し、捲ったスカートから覗くパンツ越しにアイツを挟み込む。ゆっくりと前後しながら背骨から骨盤に掛けての歪みを矯正して行った。

「さあ、四つん這いになって」

「あ、赤ちゃんが居るのに…」

口ではそう言いながら、素直に尻を突き出すメイヤ。むっちりとした尻からパンツを降ろし、流れるような動作でアイツを突き立てた。

「んっふ、…んん、んっ!」

声を殺してメイヤが喘ぐ。が、パンパンと腰を打つ音は部屋の中に響き渡っているんだぜ。

「また、時間作ってくれ」

「んっ、ああ、また、お願い…ね?」

メイヤ好みの強く粘る子種を注ぎ、短い逢瀬が終わる。
服を正して食堂に向かうと、ティータにネーヴェ達は商家に行ったと伝えられた。
夕飯作る時間だし、邪魔しちゃいかんのでネーヴェを回収しに行こう。暫く歩いて商家に着くと、野菜を煮る甘い香りが漂って来た。出迎えてくれたメイドさんも手を拭いてるので料理の最中だったに違いない。

「忙しい所申し訳無い。ネーヴェを迎えに来たんだ」

「気になさる事ぁ無いですよ、ネーヴェ様のおかげで料理も早く出来ますし」

「早く出来る?」

トンデモ工作したのかな?

「あら、お客様?…カケル様!?そんな所で立ち話なんていけません。中で…ご一緒にお食事でも如何かしら?トーン、揃えられる?」

「大丈夫です。沢山作ってありますので」

それはネーヴェの分だな?ご迷惑お掛けします。それよりこのメイドさんはトーンさんって言うのか。

「奥さんもスッキリなさいましたね」

先導されて廊下を行く。エリエッテを後ろから抱きながら。

「ええ。待望の男の子ですよ。これで店も安泰です」

「それは良かったね」

「婿取りしなくて済むようになりました」

俺の手を胸に押し付け、グ二グ二と揉みしだく。《威圧》の玉でスカートを捲り、ペニスケを《収納》、滑りを纏ったしたアイツがエリエッテの尻に捩じ込まれると、全体重を俺とアイツに委ねて来た。

「はっ、はぁぁ、はっ、はっ、今夜は、お泊まり、ください…はっ、はぁっ」

「分かった」

腰を揺らしながら食堂へと向かった。


「お母さん…」「もう」

「ごめんなさいね、身が軽くなると欲しくなるモノなのよ」

 娘に叱られる母が此処に居る。流石に食事の場でアナルセックスはダメだったな。身形を正して再び食事の場に戻り、今に至る。
そして俺は、普段家長が座る席に座り、煮込んで柔らかくなった野菜を食っている。予想はしてたが、家長は他所の街に買い付けに出ていて留守だと言うのだ。

「カケルも、メッ」

「申し訳ございませんでした」

怒られちった。







しおりを挟む
感想 6

あなたにおすすめの小説

スライム10,000体討伐から始まるハーレム生活

昼寝部
ファンタジー
 この世界は12歳になったら神からスキルを授かることができ、俺も12歳になった時にスキルを授かった。  しかし、俺のスキルは【@&¥#%】と正しく表記されず、役に立たないスキルということが判明した。  そんな中、両親を亡くした俺は妹に不自由のない生活を送ってもらうため、冒険者として活動を始める。  しかし、【@&¥#%】というスキルでは強いモンスターを討伐することができず、3年間冒険者をしてもスライムしか倒せなかった。  そんなある日、俺がスライムを10,000体討伐した瞬間、スキル【@&¥#%】がチートスキルへと変化して……。  これは、ある日突然、最強の冒険者となった主人公が、今まで『スライムしか倒せないゴミ』とバカにしてきた奴らに“ざまぁ”し、美少女たちと幸せな日々を過ごす物語。

【完結】幼馴染にフラれて異世界ハーレム風呂で優しく癒されてますが、好感度アップに未練タラタラなのが役立ってるとは気付かず、世界を救いました。

三矢さくら
ファンタジー
【本編完結】⭐︎気分どん底スタート、あとはアガるだけの異世界純情ハーレム&バトルファンタジー⭐︎ 長年思い続けた幼馴染にフラれたショックで目の前が全部真っ白になったと思ったら、これ異世界召喚ですか!? しかも、フラれたばかりのダダ凹みなのに、まさかのハーレム展開。まったくそんな気分じゃないのに、それが『シキタリ』と言われては断りにくい。毎日混浴ですか。そうですか。赤面しますよ。 ただ、召喚されたお城は、落城寸前の風前の灯火。伝説の『マレビト』として召喚された俺、百海勇吾(18)は、城主代行を任されて、城に襲い掛かる謎のバケモノたちに立ち向かうことに。 といっても、発現するらしいチートは使えないし、お城に唯一いた呪術師の第4王女様は召喚の呪術の影響で、眠りっ放し。 とにかく、俺を取り囲んでる女子たちと、お城の皆さんの気持ちをまとめて闘うしかない! フラれたばかりで、そんな気分じゃないんだけどなぁ!

男女比がおかしい世界の貴族に転生してしまった件

美鈴
ファンタジー
転生したのは男性が少ない世界!?貴族に生まれたのはいいけど、どういう風に生きていこう…? 最新章の第五章も夕方18時に更新予定です! ☆の話は苦手な人は飛ばしても問題無い様に物語を紡いでおります。 ※ホットランキング1位、ファンタジーランキング3位ありがとうございます! ※カクヨム様にも投稿しております。内容が大幅に異なり改稿しております。 ※各種ランキング1位を頂いた事がある作品です!

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

みこみこP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

出来損ない貴族の三男は、謎スキル【サブスク】で世界最強へと成り上がる〜今日も僕は、無能を演じながら能力を徴収する〜

シマセイ
ファンタジー
実力至上主義の貴族家に転生したものの、何の才能も持たない三男のルキウスは、「出来損ない」として優秀な兄たちから虐げられる日々を送っていた。 起死回生を願った五歳の「スキルの儀」で彼が授かったのは、【サブスクリプション】という誰も聞いたことのない謎のスキル。 その結果、彼の立場はさらに悪化。完全な「クズ」の烙印を押され、家族から存在しない者として扱われるようになってしまう。 絶望の淵で彼に寄り添うのは、心優しき専属メイドただ一人。 役立たずと蔑まれたこの謎のスキルが、やがて少年の運命を、そして世界を静かに揺るがしていくことを、まだ誰も知らない。

貞操逆転世界に転生したのに…男女比一対一って…

美鈴
ファンタジー
俺は隼 豊和(はやぶさ とよかず)。年齢は15歳。今年から高校生になるんだけど、何を隠そう俺には前世の記憶があるんだ。前世の記憶があるということは亡くなって生まれ変わったという事なんだろうけど、生まれ変わった世界はなんと貞操逆転世界だった。これはモテると喜んだのも束の間…その世界の男女比の差は全く無く、男性が優遇される世界ではなかった…寧ろ…。とにかく他にも色々とおかしい、そんな世界で俺にどうしろと!?また誰とも付き合えないのかっ!?そんなお話です…。 ※カクヨム様にも投稿しております。内容は異なります。 ※イラストはAI生成です

俺だけ毎日チュートリアルで報酬無双だけどもしかしたら世界の敵になったかもしれない

宍戸亮
ファンタジー
朝起きたら『チュートリアル 起床』という謎の画面が出現。怪訝に思いながらもチュートリアルをクリアしていき、報酬を貰う。そして近い未来、世界が一新する出来事が起こり、主人公・花房 萌(はなぶさ はじめ)の人生の歯車が狂いだす。 不意に開かれるダンジョンへのゲート。その奥には常人では決して踏破できない存在が待ち受け、萌の体は凶刃によって裂かれた。 そしてチュートリアルが発動し、復活。殺される。復活。殺される。気が狂いそうになる輪廻の果て、萌は光明を見出し、存在を継承する事になった。 帰還した後、急速に馴染んでいく新世界。新しい学園への編入。試験。新たなダンジョン。 そして邂逅する謎の組織。 萌の物語が始まる。

スライムすら倒せない底辺冒険者の俺、レベルアップしてハーレムを築く(予定)〜ユニークスキル[レベルアップ]を手に入れた俺は最弱魔法で無双する

カツラノエース
ファンタジー
ろくでもない人生を送っていた俺、海乃 哲也は、 23歳にして交通事故で死に、異世界転生をする。 急に異世界に飛ばされた俺、もちろん金は無い。何とか超初級クエストで金を集め武器を買ったが、俺に戦いの才能は無かったらしく、スライムすら倒せずに返り討ちにあってしまう。 完全に戦うということを諦めた俺は危険の無い薬草集めで、何とか金を稼ぎ、ひもじい思いをしながらも生き繋いでいた。 そんな日々を過ごしていると、突然ユニークスキル[レベルアップ]とやらを獲得する。 最初はこの胡散臭過ぎるユニークスキルを疑ったが、薬草集めでレベルが2に上がった俺は、好奇心に負け、ダメ元で再びスライムと戦う。 すると、前までは歯が立たなかったスライムをすんなり倒せてしまう。 どうやら本当にレベルアップしている模様。 「ちょっと待てよ?これなら最強になれるんじゃね?」 最弱魔法しか使う事の出来ない底辺冒険者である俺が、レベルアップで高みを目指す物語。 他サイトにも掲載しています。

処理中です...