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ツンデレと言う概念
しおりを挟む昼飯休憩を挟み、更に移動して夕方。やっとタイメワノールに到着した。途中、何処ぞのドラゴンがブレスを吐いたとかで一部道が途切れていたが、後に作られた迂回路を通って来れた。宿の食堂でウェイトレスに聞いた話だと、魔素が濃くなって辺りの木が茂り、道を覆ってしまったそうな。爆心地からは一キロハーンくらい離れてるんだが、俺の魔力は自然に優しいらしい。
前回と近いグレードの高級宿の食堂でそこそこ美味い飯を食う中に、夫人とメイド達は居ない。部屋に持ち込んでいるのでは無く、寄親と城へ挨拶に行っているのだ。要は根回しだな。暗くなる前には帰ると言って出たが、宿の窓は鎧戸で閉ざされ、暗くなりつつあるのは想像に難くない。ウェイトレスが運ぶ酒の量が増えているし、もうそんな時間なのだろうな。
「カケル様?給仕に見蕩れてますね?」
「違うぞ?ジョッキ一杯持ってて重そうだなーって思ってただけだ」
「それうそ。叔母様の事考えてた」
何とも勘の良い妻である。
「カケルさぁん?」
「…戻るのが遅いから気になっただけだよ。勘違いしないでよねっ」
「ナニと勘違いするんですぅ?」
この世界にツンデレと言う概念は、無い。
「心配ない。叔母様あれで詠唱省略できる」
「省略っつーと、精霊様にお伺い立てずに使えたりするのか。凄くね?」
俺の詠唱は特に長いからな、主に光魔法が。
「ん。魔法で爵位もらった人だから」
夫人は魔法書の執筆や国への技術提供で貢献を上げたのだそうだ。上級貴族や魔法兵への指導もしてるそうで、その辺りからのコネも強いと言う。何処の世界でも顔が広い奴は有利なのだな。
結局夕飯を終えた後も帰って来ず、宛てがわれた四人部屋のベッドで横になって過ごす。
「カケルさぁん」
「ああ、帰って来たようだな」
「貴族のお話、長い」
「無碍には断れませんもんね。少し出て来ます」
シャリーとノーノが部屋を出る。夫人達を迎えに行くのだろう。風呂の予定を聞いて来てもらい、夫人達が来るのを待った。
「皆様、戻りました。お食事は訪問先で頂かれたそうで、早速お風呂に入りたいそうです。準備が出来次第此方にいらっしゃいます」
「そうか、ご苦労様」
シャリーとノーノが戻り、更に暫く待つと着替えたのであろう夫人と、何時もの姿のメイド達が部屋へやって来た。
「カケル様、皆様も遅れまして。ご迷惑おかけしましたわ」
「「申し訳ございませんでした」」
「叔母様、お疲れ様」
「迷惑なんて思ってませんよ。面倒事に巻き込んで申し訳無いです。お風呂で疲れを癒しましょうか」
「有り難きお言葉、痛み入ります」
リュネの《転移》で施設へ向かう。肌を見せ合うのも慣れたモノだが、アイツを隆起させればやはり視線が飛んで来る。
「あ、あの…カケル様?今宵も致して頂けますの?」
「たっぷり労わせてもらいますよ」
「カケルがしたいだけ」
「あら、イゼッタは要らないのかしら?」
「んむ…、いる。カケル~」
全裸で飛び込んで来るイゼッタを抱き止めて、竿の上に跨らせた。
「お前が要らないって言ってもするからな?だが体調悪かったりしたら教えておくれ」
「ん。だいすき~」
コアラのように抱き着いたままのイゼッタを浴室へ連れてくと、そのまま掛け湯し浴槽に浸かる。お湯の中ではアイツが畝り、イゼッタのお股を愛撫する。
「早く産みたいですぅ。カケルさぁ~ん」
「俺も早く赤ちゃんに会いたいよ」
「リュネ様は身重でいらしたのですね」
「そうですよぉ。おデブちゃんじゃありませぇん」
「いえ、そのような事は決して」
萎縮してしまう夫人だが、リュネは怒っては無いようだ。それにおデブちゃんでは無い。お腹は膨らんでいるが、それ以外は健康的な肢体と圧倒的な双丘を備えている。お乳は出ないそうで、少し惜しい。凄く惜しい。
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