女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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墓参り

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 浴槽の横にマットを敷いて、皆としっぽり楽しんだ後は、ミーシャから出掛けてた間の話を聞いた。寄親の家から王妃宛に手紙を書いて送ろうとしたが、王妃側が先読みして使いの者を待機させていたと言う。で、そのまま城へ向かい、子供達を交えて長話をして夕飯をご馳走になり帰って来たそうだ。

「私は王子様達や魔法師団の指南役をしていましたから、王様達との会食の経験は多御座いますが、あくまで伯爵位ですので親し過ぎる訳には参りませんの」

「夫より位が上がるのも良くは無いでしょうしね」

「そうなのよ。けれどそれは無理な話。領を守るだけで手一杯ですもの」

「充分大事なお役目ですよ」

「そう言って頂けて、旦那様も喜ぶわ。愛しているし、良い方なのよ…」

ミーシャの視線が今尚いきり立つアイツに向かう。

「失礼ながら、お子様は?」

「イゼッタの二つ上に息子が。一つ上に娘が居りますの。息子はタイメワノールで騎士として働いて居ります。娘は今年学園を卒業するの。欲しいなら手を打ちましてよ?」

「カケル、リアさんが泣く」

「あら、リア様と言うのは奥様の一人ね?貴族かしら」

「公女…王女ですね。三番目の妻です」

リアは話さえ通せばそんな事で泣かないと思うが、貴族の妾を増やすのは良くないので話を合わせておこう。勿論エッチ出来るなら大歓迎だが、そんな事はお首にも出さないぜ。

「イゼッタが学園に通って居れば、痛ましい目にも遭わなかったのでしょうね…」

「それだとカケルに会えない。だから学園行かなくなってせーかい」

「勿体無いと思ったのよ?子供の時分から魔力は私並にあったのだし、覚えも息子達より早かったもの」

「たまたま出来ただけ」

たまたま出来ると岩を斬ったり空飛んだり出来る訳か。イゼッタもまた天才の一人だな。

「そう言えばさ、この地方には墓参りとかの風習は無いのか?」

「ある。けどお墓の場所しらない」

「ご遺体は当家で弔いまして、墓所に納めております」

「早く言ってよー!」

「ごめんなさいね?急ぎの用だと思ったから、後でゆっくり会ってもらいたかったのよ」

「ん、うん。…ありがと、叔母様」

「私にとっても、大好きな妹にその夫。そして可愛い姪達ですもの」

俺を挟んでしんみりする二人の尻を撫でる。

「「あっ…」」

「俺がもう百日は早く来ていればな…」

「それは、仕方無いの」

「そうね。仕方の無い事。カケル様は気に病まないでらして…はむぅ」

ミーシャがアイツを舐る。暗い気持ちを振り払う為、快楽を求める。イゼッタも俺に跨り、おっぱいを顔に押し付けた。俺には心の傷を癒す事など出来無いが、せめて一時、忘れさせてやるくらいは出来ると思う。二人の股を弄り、湿り気を帯びた穴にアイツを埋めた。


 施設の休憩室で目が覚める。あれからまたたっぷりと致して、そのままコッチで寝てしまったのだ。身形を整え食堂へ向かい、軽く食事を摂って宿に戻ると、外はまだ夜であった。

「カケルゥ」「カケル様…」

「んもう、カケルさんは貸してあげますから、貴女はお部屋に戻りなさい。イゼッタさんも行きなさぁい」

「ん、おやすみ…」「忝く存じます」

独り寝のリュネにキスをして、皆が部屋を出る。そしてミーシャの部屋に着くと、メイド達は自室へ戻った。

「さ、おいで」

《結界》を張って浮かせたベッドに横になり、二人を迎える。謁見の間で欠伸はいかんだろうから少しだけ楽しんで、長く伸ばしたアイツを二人の中に収めて寝た。

 朝になり、今朝は全員食堂に降りて食事をする。夫人は他所様に食事を見られるのは恥ずかしいと言うが、身分を名乗らなかったり静かにしていれば殆ど身バレ等しないモノだ。なんなら《阻害》なり《結界》なり掛けてやろうか。だがそれも杞憂に終わった。
馭者の操るホルスト車に乗り込んで、ガラガラゴロゴロ大通りを進み、何時か見た城にやって来た。



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