女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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食パン咥えた美少女

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 リュネが産んだ二日後、ミーネとリームが破水した。タイミングが被ったのは時間を弄った空間に籠って居たからだ。産湯等を用意する産婆達は忙しそうにしていたが、リュネの時と同様、直ぐにプリンッと出してしまった。

「《伸縮》すればこの通り」

「痛み?主様のおちんぽ様を出し入れするのと変わらん」

流石に赤ちゃんの方が太いからな?婆ちゃん達は魔法やスキルが出産の新たな使い道を知って頻りに感心してた。実践出来るかどうかは別問題として。

「何人か産むと《耐性》系のスキルが付く…なんて言われとるが、成程のう」

「お二人共、上がりましたよー」

「ほがっ、ほがー」「アギャアア」

産湯から上がって来た二人の赤ちゃんは何方も赤い髪でシワシワ。どっちがどっちの子なのか普通に見ては分からんだろう。魔力視で見るとそれぞれの残滓で見分けが付く。ほがほが言ってたのがリームの、龍語で泣いてたのがミーネの子だ。

「何方も女の子だな」

「分かるようになって来たようだな」

「否、魔力の多さで、な」

「雌雄での魔力量に差があるな」

「ん、魔力の吸い込みも、妹の子より多そうだ」

「リーム、平気か?」

おっぱいを与えるリームが小さく呻く。ミーネの方もだいぶ吸われてるようだ。

「乳をやる人の子の親の気持ちが分かる気がするよ」

「ん、うむ。ぁ…」

「もしかして、気持ち良いのか?」

「親に似たのだろう、な」

暫くして顔見世で女達が集まる。

「これならカケルでもわかる」

「かわいーの!」

「今回は比較対象が居たしな」

「残るはネーヴェか」

「問題ない。今夜にはうめる」

そうなると産婆達を休ませねばならんな。母子の世話をラビアン達に任せさせ、婆ちゃん達は風呂に入って休んでもらった。


「翔か。遅かったな」

 地球へ《転移》し弥一の部屋。何だか家具が減っている。

「妾が子供産んでて忙しなかったんだ。後一人、今夜の予定だ」

「ハーレムめ、作り方教えろ」

「誠実に生きてテンプレ来るのを祈れ」

「食パン咥えた美少女なんて走ってねえよ」

「それはお前がデブだからだ。体作ってっか?」

「身辺整理でだいぶ使ったよ。《強化》効いてねーよ」

「掛けてねーもん。掛けたのは《抵抗》だ。筋肉痛とかして無いだろ?」

「そっちかー」

弥一の部屋はベッドと卓袱台にPC。衣装ケースが二つとすっかり片付けられていた。金魚の居た水槽も何処かへ送られてしまったようだ。

「水槽は妹に世話してもらう事にしたよ。東京土産のおかげでな。後はリサイクルで金に変えた。ああ、換金したのが振り込まれたぞ?」

「全額引き出したりすると用途を聞かれたりするんだよな」

「ああ、全額じゃ無いが聞かれた。トイレと風呂の修繕に使うって答えといたよ」

もう引き出し済みだったか。浴槽を浅くして手摺を付けるとか、中々上手い事言ったモンだな。

「で、まだ行けないんだろ?」

「悪いな。産まれたら…銭湯も開けなきゃだから、後二日か三日待ってくれ」

「…いよいよか」

「チン毛整えとけよ?」

「尻の毛も、やった方が良いか?」

「した方が、良い…かもな。切れたら治してやんよ。オナニーしないで体鍛えろよ?」

《抵抗》と《強化》を掛けてシルケへ戻った。

 夜になり、飯を食っての風呂上がり、ネーヴェが産むと聞いて部屋に向かうと既に泣き声が聞こえていた。

「付き添えなくてごめんな?」

「問題ない。みんなの見てたから」

「旦那さん、ちょっと来とくれ。この子…」

ネーヴェの子を産湯に浸けてる助産婦が何かに気付き、婆ちゃんに報告すると慌ててこっちにやって来た。付いて行くと、お湯の中でアギャアギャと鳴く赤ちゃんの顬をこめかみ不安そうな目で見せて来る助産婦達。

「お、ネーヴェに似てキレイな角だな」

「良いのかい?」

「カケル、はよ。はよ見たい」

湯浴みを終えて、お包みに包まれた赤ちゃんが、ネーヴェの腕に抱かれる。ロリママ、尊い。









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