女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

もる

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付き添い

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 「カケル様とヤイチ様はお知り合いと言う事で、ご協力をお願いしたいのですが…」

 余り物の食事で夕飯を摂りながらカロの話を聞く。弥一の奴、何かやらかしたのか?と思ったが、ご協力となるとそうでは無さそうだ。

「で、何すれば良い?」

「ヤイチ様の昇格についてです。Dランクに上がるには野盗の討伐が必須であるのは経験なされてると思います」

「付き添いか」

「はい。街の近くでは野盗も少なくなりましたので」

多分、カラクレナイ達の付き添いをしてたリュネとミーネが殺り過ぎたんだな。悪党なんて居ないに越した事は無い。だが居なけりゃ居ないで煽りを食らうのが冒険者だ。魔物みたいに魔素さえあれば湧いて来るなんて事も無い。食うに困って徒党を組まねば野盗に等落ちんのだ。

「野盗討伐の代わりとなる昇格を考えたらどうだ?」

「問題は人を殺れるかどうか、なんだよ」

「そりゃあ分かるがさ。野盗で無くても、敵対して来た人を殺るとかさ」

俺の問に答えるタマリーだが、欲しい答えはそれじゃ無い。

「それはそれで問題が。敵対するよう仕向ける者が居ないとも限りません」

カロの答えには同意せざるを得ない。得物を抜かせたら何でも有りになっちまう。腕を組み唸る俺に、カロは続けた。

「そこで、ヤイチ様を含む昇格希望者に討伐遠征をさせようと思うのです」

討伐遠征。初めて聞くが何となく予想は出来る。街から街へ移動しながら、皆が野盗を殺る迄終わらない…って感じだろう。

「付き添いは俺だけなのか?」

「いえ、ホルスト車の数毎に、一人は付けたい所です」

「坊やの出る幕は無いと思うんだけどね。知り合いに死なれたら嫌だろう?」

確かに寝覚めは悪かろうな。

「シャリー、どう思う?」

「私に振るって事は、此処の経営に関してですね?その点からの意見としては、売上げは多少下がるかと。とは言えご贔屓さんも居りますし、月単位でなら何とかなると思います。元々商売っ気のある施設でもありませんしね」

それはそれで寂しいな。寂しがらせた分、帰って来たらサービスしないとならん。

「十五日での往復だと、何処迄行けるんだ?」

「セカンドハウスを往復したくらいで、そんくらいかねぇ…」

常歩移動でそのくらいだとタマリー談。大体毎日往復してる魔道車は凄く速かったんだな。バルタリンド~セカンドハウス間の倍となると、黒い森の辺り。更に倍程でメルタールとなる。

「メルタールへの往復で三月は掛かるな」

「大体そうなるね」

「どうだシャリー」

「何とかして見せますよ」

頼もしいな。一先ずサミイ達が帰還するのを待ち、労いセックスをしてからの出発でなら。と言う条件で付き添いを承諾した。

「カケル、がんばって」

 島の食堂で女達に依頼の事を告げると、イゼッタから応援された。

「カケル様が依頼をすると聞いて、泣いてしまいそうです」

テイカよ、つい先日も仕事したろ?お前泣いて無かったろ?他の者も概ね好意的だった。ちょっと寂しいんですけど。

「主様は何時でも《転移》で戻れるだろう?それに、我等がみすみす殺らせはせんよ」

体に穴が開くのは良いのか?痛かったんだぞ?何かあれば此方から出向くと言う。それはそれで不安なんですけど。俺が居なきゃダメな事案なんて、そう無いのだから。


「旦那さまー戻りましたー!」「ただいまなのっ!カケルーっ」

 それから三日してサミイとカラクレナイ、リュネにミーネが帰還した。抱き締められて圧が強い。成長したんだな。夜の部があったが、俺は急遽休みを取って四人を労った。シャリーよ、すまん。

元気に帰って来たサミイであったが、だいぶ疲れていたのだろう。湯に浸かりながら優しくぬぽぬぽしていたら、俺の胸の上で寝てしまった。微振動で寝かしとこう。カラクレナイはアヘアヘしながらぶりぶり尻尾を出し入れしてる。強烈な射精感を《耐性》で抑え、脈動し、蠕動するアイツがカラクレナイの二穴を刺激する。



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