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歯型が付いてる
しおりを挟む「よしよしよーし。ネーヴェ、何がしたい~?」
「どっか行くー」
ミーネと夜の散歩に行ったのが羨ましかったらしい。ネーヴェは龍化しないので、厨房で食料を拝借すると、小型UFOに乗って空に上がった。
「んふ~」
胡座かく、俺の膝にはネーヴェが座り、背中を預けてお菓子を食べる。龍は背中を圧迫されるのが好きなのかも知れない。
宛も無く飛ぶと人の集落に当たる可能性がある。なので今回は、広めで、且つ龍の居ない無人島を指示して飛んでいる。ネーヴェはお菓子に夢中だし、早く着いても気付くまい。半分寝ながらネーヴェに抱き着き時間を過ごした。
「あがっ、痛い…」
「カケル、止まった」
半分所か全部寝てしまっていたようだ。痛みの元はアイツ。何時の間にかペニスケを外され先っぽの敏感な所を齧られていた。歯型が付いてるのを《治癒》して治し、小型UFOを着陸させる。
「砂、いっぱい」
外に出ると、白い砂に青い海、そして奥にはジャングルが広がり、その向こうには切り立った崖を草木が覆う山が見える。
「中に入るのは止めとこう。一杯いるカニみたいなのが驚いちゃうからね」
「ん~。飲み物ちょーだーい」
テーブルセットが先な。煉瓦の土台にマットを敷いて、飲み物を置くテーブルを出すと、黒糖水を注いでやる。日差しがあるから日除けも作るか。雑木の柱を突き刺して、雑木シーツの端を天辺に、残る三角をロープで引っ張り土台に固定しタープとした。
まったりし、イチャイチャし、焼肉食べてエッチして、お土産の巨大魚を捕まえたらおやつを食べ食べ帰路に着く。
「お帰りなさいませ」「なのー」「お帰りなさぁい」
島の上空でフライングして来たのは巨大カラクレナイに乗ったテイカとリュネ。ネーヴェを担ぎ、ハッチから外に出て浮き上がった。
「皆只今。カラクレナイは前より随分大きくなったな」
「偶にはおっきくならないと忘れちゃうって、ママが」
確かにな。俺も使ってないスキルとか忘れてたりするし、反復練習は必要なのだろう。
「テイカ、お土産に魚を獲って来たから皆に言って捌いてくれないか?」
「分かりました。明日の昼には食べられるよう頼んでおきます」
「ゆっくりで良いよ」
ラビアン達は頭数は居ても他に仕事を持っているので、大仕事するには時間が掛かってしまうのだ。厨房に向かい、五枚に下ろした状態で保存箱に仕舞う。
「カケル様、骨は無いのですか?」
「あるけど、使うのか?」
「スープの下味にしますし、縫い針とかに加工出来ます」
魚肉を仕舞うのを見ていたラビアンが骨を所望するので一旦食堂へ出て骨を取り出した。
「相変わらず大きいですねぇ~」
「人等丸呑みですね」
リュネにテイカが骨を見て関心を示す。今回は《収納》だけで獲ったから、俺は丸呑みされてないぜ。
「人の子が獲らないからだよ。人が欲張って乱獲すると、大きいのが居なくなるんだ。トカゲもそうだろ?」
「そうですね~」「成程」
骨はそのままでは持ち難いし頭なんて鍋に入らないので、細めに分割してから保存箱へ仕舞う。内臓はカラクレナイが食べた。
「カケル様、鱗はありませんか?」
「皮毎あるけど、今日のは鱗が小さいぞ?」
鱗の欲しいテイカに皮を取り出し見せてやる。
「確かに細か過ぎますね」
「皮も食えるが多過ぎて多分飽きるだろうな」
「カララ一杯食べるのっ」
食堂に首だけ突っ込むカラクレナイが、浮かせた皮をスキルで引っ張り、口の中へと納めた。もう帰って来ないな。
「テイカ、今回は諦めてくれ。因みに鱗は何に使うんだったんだ?」
「はい。加工してボタンや装飾等になります。ボタンの材料を切り出した残りを、ルドエの人達が装飾に加工して外貨を得ています。骨もそうですね」
そんな事もしてたのか。沢山獲らなきゃダメかな?ダメだな、乱獲になっちまう。けど偶には獲って欲しいと言われたのでその内また獲ろうと思う。
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