女神に嫌われた俺に与えられたスキルは《逃げる》だった。

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太過ぎて顎外れそう

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 夕飯は、巨大カラクレナイの腹を背凭れにして食う事となる。動物の出汁殻をガリボリ齧る合間に、俺の挟んだ野菜たっぷりペーストのソーサーサンドを投げ込んでやる。

「ルドエの野菜も余り気味で枯らしていたからな。偶には使ってやるのも良いだろう」

ルドエの畑に生えてる野菜を片っ端から採って来たリームのおかげで島と入浴施設の厨房が大童とおおわらわ なった。俺も料理に駆り出され、作られたのがこの野菜ペーストだ。その場にあった野菜を骨出汁ベースで全て煮て《散開》でペーストにした物に、此方も骨出汁ベースで肉と豆を煮た物を混ぜ入れて、水分を豆に吸わせてぽってりとさせた物だ。出汁に解けばスープになるし、ソーサーや焼肉に塗っても食える逸品だ。コレでも三日、九食分持つかどうかだそうだ。人化する前もこんな感じで毎日が料理の日々だったと、てんこ盛りのソーサーを持って来たラビアン達が口を揃えた。

「カケルー、甘いのー」「カララもー」「「「カケルさまー」」」

人の子とネーヴェは保存箱に入ってるのを勝手に食べたら良いじゃないか。けれど巨大カラクレナイの体だと、島の甘味を一回で食べ尽くしてしまいそうだ。とは言えカラクレナイだけお預けなんて可哀想な事、俺には出来やしないのである。

「リームや、アマグキはあるかい?」

「うむ、夕食には使わぬと思って出さなかったが、明日の黒糖作りにでも使わせようとか思って刈り尽くしてあるぞ?」

「太めな所を何本か頼むよ」

「うむ」

そう言って一抱えありそうな束を出して来た。きっとコレでも僅かな量なのだろう。アマグキの束を《洗浄》し、剣鉈を使って手頃なサイズに切ると皮を削ぎ落とす。

「歯が折れなきゃ良いが…あが、ん…」

太過ぎて顎外れそう。四つに割いてもう一度。ガリガリと齧り付き、砕けた繊維から水分を吸い出すと、ほんのりと甘い汁が喉を通り、草の香りがふわりと鼻に抜けた。

「齧った殻はペッしてね」

「「「……」」」

アマグキを持たされた兎女子三人は神妙な顔をする。食べ慣れない物を食う時って凄く警戒するんだよな…。

「ん…、じゅわっとして、ちょっとあまい」

ネーヴェが食い付いて感想を述べると兎女子も齧り付き、物言わずチューチューやりだした。

「カラクレナイは丸のままで良いな」

長いままのをカラクレナイの口に刺してやる。

「ん、んん。んーー…ぷは~~~」

指で摘んで息を吐くカラクレナイは、食後に煙草吸う人みたいになってた。あんまりお行儀良くないな。スパスパと三服程すると、味が無いと言って食べちゃった。

「も一つちょーだいなの」

も一つも一つと十本吸って、心が満たされたようだ。兎女子とネーヴェも満足したみたい。

「カケル、搾って」

イゼッタもご所望か。皮を剥いたのをコップに搾り、上から浄化のクリスタルを当てる事暫し。透明になったのを差し出した。

「ん、さっぱりしてる」

その声で大人達が集まって、皆の分搾りまくったよ。黒糖水の方が美味いので、カラクレナイが吸う分以外は今回だけの提供となった。

 翌日は、昨日のペーストのおかげで料理は楽になったそうだが、肉とソーサーの量がパない。骨殻が無いので結局出汁ベースを作る事となり、朝食後、仕事の為に施設へ向かうと魚出汁の良い匂いがしてた。食事がよく売れたらしい。上と下からたっぷり満たされ、朝の部の主婦達は帰って行った。

「皆お疲れ。空いてる者から尻を出せ」

「「「はーーーいっ」」」

ラビアン達に、今日はルドエとクリューエルシュタルトの女子達が返事を返す。仕事に慣れて来たので休憩を挟んで時間を伸ばしても良いと言う事になったのだそうだ。先ずやって来たのはこの後皆で遊びに行くと言う、ルドエとクリューエルシュタルトの子達。

「カケルさま、赤ちゃん下さい」

「もう少しだな。親の許可は出てないだろ?」

「んー」

積極的に成長したラッテがアイツにアソコを押し付ける。孕ませたい。滑りを纏い、良きサイズに落としたアイツをにゅるんとラッテに突き挿した。







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