戦えない魔法で追放された俺、家電の知識で異世界の生存率を塗り替える

遊鷹太

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第1章

第2話 「外れ魔法と判断された日」

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意識が、浮上する。

三浦恒一が最初に認識したのは、硬い床の感触だった。石畳。冷たく、湿っている。倉庫のコンクリートとは違う。表面に凹凸がある。手作業で削り出されたような、不均一な石だ。

次に、匂い。

煤と、獣と、何かが腐ったような生活臭が混ざっている。木材の古い匂い。湿気。そして、排泄物の臭気が遠くから漂ってくる。下水設備が整っていない場所特有の匂いだ。

視界を開く。

見知らぬ天井。木材を組んだ梁。隙間から漏れる光。釘ではなく、木組みで固定されている。日本の古い建築技術に似ているが、精度は低い。

ここは、どこだ。

恒一は、ゆっくりと体を起こした。

周囲を見回す。

石造りの建物。壁は荒く削られた石を積み上げただけのもので、隙間には藁のようなものが詰められている。断熱材、ではないだろう。単なる隙間埋めだ。窓は小さく、ガラスではなく木の板で塞がれている。採光も換気も考慮されていない設計だ。

室内には簡素な木製のテーブルと椅子。明かりは窓からの自然光のみ。電灯はない。コンセントもない。配線も見当たらない。

床には藁が敷かれ、隅には木製の桶が置かれている。水を汲むためのものだろうか。

状況を整理する。

倉庫で爆発があった。意識を失った。そして、ここにいる。

搬送されたのか。

だが、見たことのない場所だ。病院でもない。設備が、あまりにも原始的すぎる。

体を確認する。

服は、元のまま。作業着の上下。汚れてはいるが、破れていない。

手のひらを見る。火傷の跡はない。爆発の衝撃を受けたはずだが、傷もない。

おかしい。

医療処置を受けた形跡もない。包帯も、消毒の跡もない。

恒一は、立ち上がった。めまいはない。体のバランスも問題ない。

窓に近づく。

板の隙間から外を覗く。

石造りの建物が並んでいる。道は舗装されておらず、土がむき出しだ。人々が行き交っているが、服装が奇妙だ。中世ヨーロッパの農民のような粗末な布の服。腰に剣や斧のようなものを下げている者もいる。

車は見えない。電柱もない。看板もない。

ここは、いったいどこだ。

恒一は、可能性を検討した。

一、どこかの歴史再現施設。
二、映画のセット。
三、何らかの事故で、知らない場所に運ばれた。
四、意識がまだ戻っていない。これは夢だ。
五――

ドアが、開いた。

「おお、目が覚めたか」

入ってきたのは、見知らぬ男だった。

四十代くらい。顔には無精髭を生やし、粗末な布の服を着ている。腰には剣のようなものを下げていた。刃の部分は鞘に収まっているが、柄の作りから見て、実用品だ。

剣、か。

恒一は、男を観察する。

身長は百七十センチ前後。筋肉質だが、栄養状態は良くない。歯が何本か欠けている。衛生状態も悪い。体臭が強い。

「ここは?」

恒一は、端的に尋ねた。

「王都グラディウスの外れだ。魔法陣の光が見えたんでな、見に行ったら倒れてたお前を見つけた」

魔法陣。

聞き慣れない単語だ。

男が、椅子を引いた。

「座れ。話がある」

恒一は、黙って座った。

椅子は粗末な木製で、座面が平らではない。長時間座るには適していない設計だ。

男が、向かいの椅子に腰を下ろす。椅子が軋む音がした。

「お前、転移者だろう?」

「……転移者?」

「別の世界から来た人間だ。たまにいるんだよ、魔法陣の事故で飛ばされてくる奴が」

別の世界。

恒一は、男の表情を観察した。

冗談を言っている様子はない。本気で、そう信じている。

可能性を再評価する。

一、男が精神疾患を抱えている。
二、自分が精神疾患を抱えている。
三、これは本当に別の世界だ。

根拠のない仮説だ。だが、目の前の状況を説明できる仮説は、それしかない。

恒一は、何も言わなかった。

判断は、保留する。情報が不足している。

男が続けた。

「まあ、運が良かったな。魔法陣が街の近くだったから、すぐに保護できた。荒野に飛ばされてたら、魔物の餌だ」

魔物。

また、聞き慣れない言葉だ。

恒一は、冷静に尋ねた。

「私は、元の世界に戻れますか?」

これが最も重要な質問だ。

「無理だな」

男は、あっさりと答えた。

「転移魔法は一方通行だ。戻る方法は、ない」

恒一は、黙った。

戻れない。

ならば、ここで生きるしかない。

選択肢は、明確だ。

「分かりました」

男が、目を細めた。

「……随分と冷静だな。普通、もっと取り乱すもんだが」

「取り乱しても、状況は変わりません」

「そうか」

男が、立ち上がる。

「とりあえず、ギルドに行くぞ。魔法適性の鑑定を受けてもらう」


「魔法?」

「転移者は、必ず魔法適性を持ってる。お前がこの世界で生きていくには、それを確認する必要がある」

恒一は、席を立った。

魔法、か。

現実には存在しないものだ。

だが、ここでは違うらしい。

仮説を受け入れる。検証は、後でする。



外に出ると、匂いがさらに強くなった。

人、動物、排泄物、腐敗物。それらが混ざり合った、強烈な生活臭。

街は、想像以上に不衛生だった。

道の両脇には汚水が流れている。人々は平然とその上を歩き、時には中に物を投げ込んでいる。ゴミ処理のシステムが存在しないのだ。

建物は石造りと木造が混在している。どれも老朽化が進んでおり、壁には亀裂が走り、屋根は傾いている。耐震性も耐火性も考慮されていない。

人々の服装は、粗末だ。布地は粗く、染色も不均一。既製品ではなく、手作りだろう。靴を履いていない者も多い。

子供たちが路地で遊んでいる。痩せている。栄養失調だ。

老人の姿は、少ない。平均寿命が低いのだろう。

恒一は、観察を続けた。

この世界の技術レベルは、中世ヨーロッパ相当。いや、それ以下かもしれない。

電気がない。上下水道がない。医療技術も未発達だ。

感染症のリスクが高い。

食料の保存技術も限られている。

生活環境は、極めて厳しい。

男が、先を歩いている。

「ついて来い。迷子になっても、知らんぞ」

恒一は、男の後を追った。

街の中心部へ向かうにつれ、建物が大きくなっていく。商店らしき場所も見える。看板には、文字ではなく絵が描かれている。識字率が低いのだろう。

市場があった。

野菜、果物、肉、魚。どれも新鮮さに欠ける。冷蔵設備がないため、腐敗が進んでいる。それでも、人々は買っている。選択肢がないのだ。

肉は、血が滴っている。解体したばかりのようだ。衛生管理の概念がない。

魚は、目が濁っている。鮮度が悪い。

野菜は、虫食いが多い。農薬がないのだろう。

恒一は、この世界の食糧事情を把握した。

保存技術が未発達。

流通も限定的。

食中毒のリスクが高い。

ここで生きるには、それらのリスクを管理する必要がある。



ギルドは、街の中心部にあった。

石造りの大きな建物で、周囲の建物より頑丈な作りをしている。壁は厚く、窓は小さい。防衛を意識した設計だ。

出入りする人間の多くが武装している。剣、弓、杖。明らかに戦闘を前提とした装備だ。

男に連れられて、恒一は建物の中に入った。

内部は薄暗い。窓からの自然光だけでは、十分な明るさが得られない。所々に松明が設置されているが、それでも暗い。

受付には、若い女性が座っている。二十代前半。この世界では珍しく、清潔な服を着ている。ギルドの職員、ということだろう。

「転移者の鑑定だ」

男が言うと、女性は眉をひそめた。

「また転移者ですか。今月で三人目ですね」

「多いのか?」

「ええ。魔法陣が不安定になっているという報告があります」

女性は、奥の部屋を指差した。

「鑑定室はあちらです。グレイ鑑定士が対応します」

恒一は、男に礼を言って部屋に向かった。

廊下は狭く、天井が低い。圧迫感がある。壁には何かの紋章が彫られているが、意味は分からない。

鑑定室は、小さな個室だった。

床には、複雑な幾何学模様が描かれている。魔法陣、というものだろうか。円と三角形と文字のようなものが組み合わさっている。発光塗料のようなもので描かれているのか、薄暗い室内でも視認できる。

中央に、初老の男が立っている。

白い髭を生やし、長いローブを着ている。杖を持っている。いかにも魔法使い、という出で立ちだ。

「転移者か。名前は?」

「三浦恒一です」

「よし。魔法陣の中央に立て」

恒一は、指示に従った。

足元の魔法陣を見る。精密に描かれているが、何を意味するのかは分からない。

鑑定士が、何かを呟く。

言語は、聞き取れない。この世界の言語は、自動的に理解できているようだが、呪文は別のようだ。

魔法陣が、淡く光った。

足元から、何かが這い上がってくるような感覚。温かい。いや、熱い。体の中に流れ込んでくる。

魔力、というものだろうか。

恒一は、感覚を分析した。

体温の上昇。心拍数の増加。軽いめまい。だが、危険な兆候ではない。

「……ふむ」

鑑定士が、眉をひそめる。

「魔法適性、あり。系統は……召喚系、か」

「召喚系?」

「物を呼び出す魔法だ。武器、魔獣、精霊……まあ、召喚士としては標準的な適性だな」

鑑定士が、手元の水晶球に手を当てる。

水晶球は、拳大の透明な球体だ。内部に何かが渦巻いている。エネルギーのようなものだろうか。

「具体的な能力を調べる。少し待て」

光が、強くなった。

恒一は、体に何か温かいものが流れ込むのを感じた。

先ほどより強い。体の奥底から、何かが引き出されるような感覚。

不快ではない。だが、奇妙だ。

鑑定士の表情が、変わった。

「……何だ、これは」

「何か問題が?」

「召喚できるのが……家電? 異界家電召喚?」

鑑定士が、水晶球から手を離した。

「お前、何を召喚できるんだ?」

「……家電です」

恒一は、淡々と答えた。

自分でも理解できていない。だが、鑑定結果がそう示している以上、それが事実なのだろう。

「家電って、何だ?」

「生活に使う道具です。冷蔵庫、洗濯機、掃除機……」

「生活用品?」

鑑定士が、呆れたような声を出した。

「お前、武器は召喚できないのか?」

「できません」

「魔獣は?」

「できません」

「……使えんな」

鑑定士が、ため息をついた。

「召喚系で武器も魔獣も出せないとか、聞いたことがない。完全な外れ魔法だ」

外れ魔法。

その言葉を、恒一は静かに受け止めた。

評価としては、予想通りだ。

この世界は、戦闘能力を基準に価値を決める。生活用品を召喚する能力は、その基準では無価値だ。

鑑定士が、書類に何かを書き込む。

羽根ペンのようなもので、羊皮紙のようなものに記録している。紙の質が悪い。インクも滲んでいる。

「まあ、適性がある以上、冒険者として登録はできる。だが、戦闘には向かんな。後方支援か、街での雑用仕事が関の山だ」

「分かりました」

「随分と冷静だな」

鑑定士が、顔を上げた。

「普通、もっとショックを受けるもんだが」

「ショックを受けても、能力は変わりません」

「……そうだな」

鑑定士が、書類を差し出した。

「これが鑑定書だ。受付で登録手続きをしろ。あと、これ」

小さな革袋を渡される。

ずっしりとした重みがある。開けると、銀貨が数枚入っていた。

「転移者への支援金だ。一週間分の宿代と食費くらいにはなる。それ以降は、自分で稼げ」

「ありがとうございます」

恒一は、袋を受け取った。

一週間。

その間に、この世界で生きる方法を確立する必要がある。

部屋を出ると、先ほどの受付女性が待っていた。

「鑑定、終わりましたか?」

「はい」

「では、登録を……あら」

女性が、鑑定書を見て表情を変えた。

「異界家電召喚……ですか」

微かに、笑みが浮かんでいる。嘲笑だ。

「何か問題が?」

「いえ、ただ……珍しい能力ですね」

女性の声に、微かな嘲笑が混じっていた。

「戦闘には使えなさそうですが、頑張ってください」

登録手続きは、簡潔に終わった。

名前、年齢、魔法適性を記録する。本人確認の手段はない。書類も羊皮紙一枚だけ。管理体制が杜撰だ。

恒一は、ギルドカードを受け取った。

木製の札に、名前と魔法系統が刻まれている。プラスチックでも金属でもない。耐久性に欠ける。

建物を出た。

外では、数人の冒険者が話し込んでいた。

「聞いたか? また転移者だってよ」

「魔法は何だ?」

「召喚系らしいが……家電とかいう生活用品しか出せないんだと」

「は? それ、魔法か?」

「グレイ鑑定士が『完全な外れ』って言ってたらしいぜ」

笑い声が、響いた。

恒一は、足を止めなかった。

笑われることには、慣れている。

元の世界でも、同じだった。

正しいことを言えば、邪魔者扱いされる。

理解されない。評価されない。切り捨てられる。

ここでも、同じ構図だ。

恒一は、街を歩いた。

石畳の道。歩きにくい。段差が多く、つまずきやすい。バリアフリーの概念がない。

木造の家々。隙間風が入りそうだ。断熱性能が低い。

行き交う人々の服装は、中世ヨーロッパを思わせる。だが、映画で見たものよりずっと粗末だ。

魔法。魔物。転移。

理解できないことだらけだ。

だが、生きていくしかない。

恒一は、状況を整理した。

――この世界には、魔法が存在する。

――魔法は、戦闘能力で評価される。

――生活用品を召喚する能力は、価値がない。

――外れ魔法と判断された者は、軽蔑される。

――支援金は一週間分のみ。

――それ以降は、自力で生計を立てる必要がある。

この世界の価値観は、明確だ。

では、どうする。

選択肢を検討する。

一、戦闘能力を求められる仕事を避ける。
二、生活用品の召喚能力を、別の形で活用する。
三、この世界の人々が気づいていない価値を見つける。

戦えないなら、戦わない方法を探す。

評価されないなら、別の尺度を作る。

理解されないなら、結果で示す。

判断は、明確だ。

三浦恒一は、この世界で生き残る方法を、これから構築していく。

一週間という猶予の中で、最も効率的な選択を。

安宿の看板が、目に入った。

絵で描かれた看板。ベッドと屋根の絵。文字は読めないが、意味は分かる。

恒一は、その扉を押した。

内部は薄暗く、カビ臭い匂いがした。床には藁が敷かれ、隅には壊れかけた家具が積まれている。

受付には、太った中年男が座っていた。

「部屋を一つ」

「一泊、銀貨一枚だ」

恒一は、銀貨を差し出した。

男が、鍵を渡す。

「二階の奥だ。飯は別料金だ」

「分かりました」

階段を上る。木が軋む音がする。手すりはない。

部屋は、狭かった。

ベッドと呼ぶには貧弱な、藁を詰めた布袋が床に置かれているだけ。窓は小さく、板で半分塞がれている。

恒一は、部屋に入った。

ドアを閉め、鍵をかける。

ベッドに座る。固い。寝心地は悪そうだ。

だが、これが現実だ。

恒一は、今後の計画を立て始めた。

一週間で、何ができるか。

この世界のルールを理解する。

魔法の仕組みを理解する。

生活に必要な金を稼ぐ方法を見つける。

優先順位は、明確だ。

恒一は、窓の外を見た。

日が傾き始めている。

明日から、動く。

今日は、休息と情報収集に充てる。

判断は、終わった。

あとは、実行するだけだ。

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