私·····またまた悪役令嬢ですか〜〜

システィーナ

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転生先は悪役令嬢

助かった·····

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どうしよう·····こんな所で死んじゃうの·····今度こそ生きて、幸せになりたかったのに····シンシア、ゴメンね·····
「「エルサ!!」」
腕を凄い力で引っ張られた·····えっ·····そして私は二人の腕に包まれていた。
「「大丈夫、エルサ??」」
「え·····えぇ、私·····生きてるのですか·····」
「「勿論だよ、エルサ·····ゴメンね·····」」
「エルサを危険に晒すなんて·····兄失格だよ·····」
「家庭教師失格です·····」
「いいのよ、気にしないで。私は助かったんだから!助けてくれてありがとう」
「「エルサーー!!」」
「とりあえず二人とも離れて~!!」
イケメン二人に抱かれたら気絶しちゃうわよ!!
ようやく離してくれた二人·····未だに睨み合っている
「そろそろ仲直りしてくれないかしら·····」
「だって、こいつがエルサを襲おうとしたから!」
「してないわよ、さっきの冗談ですよね?ゲルナート様?」
「冗談じゃな·····冗談です·····」 
ゲルナート様を睨んだらちゃんと答えてくださったわ!
「ほら、仲直り!!」
私は二人の手を無理やり繋がせた。嫌そうだったがまぁいいわ!ルー兄様が今日は子供に見える·····なんか嬉しい·····木からおりて川に向かった。あの~ルー兄様がまだついてきてるんですけど·····
「ルー兄様、忙しくないのですか?」
「キール君、邪魔だよ·····あっち行って·····」
「次からでしょ、別にいいではありませんか」
もう~ルー兄様ったら!ゲルナート様は本気なわけがないのに、どうしてそんなに心配するのかしら
川に到着!!いったいここで何をするのかしら?
「さぁ、遊ぼう!!釣竿あるよね!後、船のおもちゃも!」
「そういうことだったんですか?!やっぱり遊ぶんですね、冗談だと思ってたのに!!」
「よし、誰が一番釣れるか勝負だ!!」
聞いてないし!!仕方ない遊ぶか!!
「ルー兄様も行こう!!」
「そうだね·····この人·····ついてけないよ·····」
「私もよ·····でも面白いわ!」
「エルサ、あいつに絶対気を許しちゃダメだよ!」
「なんで、いい人じゃない??」
「悪いやつなの!!」
ルー兄様の心配性にも困ったわ·····
結局私は一匹も取れずゲルナート様とルー兄様らは十匹も取っていた·····なんでも出来るのね·····
悔しかったけど船のおもちゃで遊んだり、魚を見たりと凄く楽しかった!机で勉強するより全然良いわ、ゲルナート様は植物の名前や魚の名前をいっぱい教えてくれた。さすが、先生ね·····この時初めてゲルナート様が教師なのだと感じたわ·····

遊び終わったときにはみんな泥だらけだった·····後でお母様に叱られちゃったけど、楽しかったわ!
ゲルナート様って以外と教師が向いてるのかもしれないわね!

次の授業もルー兄様が参加していたのはまた別のお話·····
「ちょっとこっちに行く予定があるだけだって~別に参加してるわけじゃないよ!」
そんなこんなでルー兄様もゲルナート様の授業を受けるようになったのだった·····
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