私·····またまた悪役令嬢ですか〜〜

システィーナ

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転生先は悪役令嬢

やっぱり変人でした·····

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はい·····森にやってきました·····ヘトヘトです·····森まで走るなんて私、運動不足なのにこれは体育の授業ですか?!
「エルサ、今から木に登るよ」
「無理です、登れません!!」
「いけるって!ほら!!」
「ちょっ!!私持って上がらないでくたさい!!下ろしてーー!!!」
エルサ嬢からいつの間にかエルサになってるし、まぁ変に気を使われるよりはいいけど、って高い高い高い!!!
「楽しいね、エルサ!もう少しでてっぺんにつくよ!」
私もうダメ·····この人についていけない·····
「ゲルナート様、エルサを下ろしてください、ていうか触るな!!」
この声·····もしかして·····
「ルー兄様???何故ここに??」
「エルサが心配だったから!!こんな変な男に何かされないか心配だったから!」
「あなたはキール君ですね、これからよろしくね」
「あなた、早くエルサを離せ·····」
「さぁ、キール君も上まで登りましょう、綺麗ですよ!」
ゲルナート様は凄い速さで登っていた。私を持って
!!
「ちょっと待ちなさい!!!」
ルー兄様も凄い速さで登ってきた。二人とも凄い運動神経ね!二人が揉めているうちにてっぺんについた。確かに綺麗な景色だった。石造りの建物が大きな川に沿って建てられていた。
「綺麗ですね、ゲルナート様、ルー兄様!!」
「そうだろう、エルサ!」
「確かに綺麗ではありますね、エルサの方が綺麗だけど」
ルー兄様がサラッと恥ずかしいことを言ってたけど聞かなかったことにしよう。
「確かにエルサは綺麗だな!!」
ちょっと何言ってくれちゃってるの?!家庭教師が!!
「二人とも·····ふざけるのはやめてください。ルー兄様も次から授業中は来ないでくださいね!」
「エルサ·····この男が·····もしエルサに手を出したりしたらどうするの」
「出しませんよね、ゲルナート様!」
「当たり前だよ、私、家庭教師だよ!生徒に手は出さないよ!まぁ君が生徒じゃなかったら出てたかもね~(笑)」
「ゲルナート様!!」
「やっぱり信用できない·····ここでそいつを·····」
「ルー兄様、落ち着いて~!!」
ルー兄様がゲルナート様に飛びかかった!!その衝撃で木が大きく揺れ、私は足を踏み外してしまった·····
「キャ~!!」
「「エルサ!!!」」
私は真っ逆さまに落ちていった·····

誰か助けて~!!!
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