私·····またまた悪役令嬢ですか〜〜

システィーナ

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転生先は悪役令嬢

家庭教師が来るそうで·····

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ルー兄様とも仲良くやれており、日々楽しく穏やかな生活を送ってます~しかし、やはりこのままではいかないよね~

家族と夕食をとっていると·····
「エルサ、家庭教師をつけないかい??」
「お父様?いきなり何故?」
「そりゃ~勿論立派なレディになるためさ!」
「いいんじゃない、エルサ!勉強は大事よ!」
「それはいいけど·····どれぐらいつけるの?遊べなくなるのは嫌よ」
「大丈夫、週に二回だけさ」
「本当にそれ以上はつけないよね、お父様?」
「当たり前だ、キール!勉強ばっかりさせてエルサに会えなくなるのは嫌だからな!」
「分かったわ、お父様!先生はどんな人なの?」
「面白い方だ、少し変わっているが·····とても優秀だぞ!それに·····イケメンだ!俺には劣るが!」
「そうなの?!会うのが楽しみだわ!」
「エルサ·····僕が勉強教えるよ·····」
「ルー兄様??大丈夫よ!ルー兄様大変でしょ」
お兄様の笑顔が怖くなった·····何故??
「そうだよ、キール!家庭教師の方に任せておけ!」
「でも·····」
ルー兄様がしょぼんとしてる、後で理由を聞いてみよう。
私は後に後悔するのだった·····断らなかったことを····

「エルサ、家庭教師の方がいらっしゃったよ!」
「すぐに行くわ!」
どんなイケメンかしら!楽しみ!!!
ドアの前まで行くとそこには黒髪で眼鏡のイケメンさんがいた!真面目そうなんだけど目は何かを企んでいるかのような·····ミステリアスな人だった。
「初めまして、エルサ・アルナートと申します、よろしくお願いします」
「ゲルナート・ハンザードと申します、私こそよろしくお願いします」
ゲルナート・ハンザード???えっ??嘘でしょ??ヒロインの家庭教師じゃないの??
「すみません、ゲルナート様、ベル様という方をご存知ありませんか?」
「??いえ、知りませんが、なぜ??」
「あぁ、いえお気になさらず·····」
どういうこと、話が変わってきてる·····なぜ私の家庭教師に·····もしかして私が部屋から出てきたから??
仕方がない、後から考えよう·····
「どうぞ、私の部屋へ」
「ありがとうございます。お邪魔します」
私はゲルナート様を部屋に連れていった
「担当科目は数学と理科でよろしかったでしょうか?」
「はい、よろしくお願いします」
変人って聞いてたけど普通に真面目ないい人じゃない?どこが変なのかしら?
「まず、理科をしましょうか·····探検の準備をしてください」
「はい??どういうことですか??」
「えっ??理科をするなら森に行かないと·····ダメじゃないですか!!」
「そうなんですか?!」
「必要なのは筆記用具、双眼鏡、虫眼鏡、教科書、·····」
「持っていくものは普通ね、来た初日から課外授業は驚いたけど·····」
「おもちゃの船、おもちゃの車、お菓子、花火」
「何故、何故おもちゃやお菓子や花火が必要なのですか?!」
「だって、遊びたいでしょ~」
この人やっぱり変人だ!!家庭教師向いてない!!
「早く行こう~」
こんなに早くイケメン達に会っちゃうなんてシンシア、私を虐めてるの~!?
『頑張って!!』
はぁ~頑張ってやるわよ!!!


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