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セミの静まる頃。
しおりを挟む「失礼します。」
保健室を出た後、私は許可を取りにある場所に訪れていた。いつも通りに声をかけて、ドアをノックする。
中から短く、ハイ。と聞こえたことを確認してから私はドアを開けた。
「アキ、」
スーツに黒髪オールバック。どこぞのヤーさんかと思う立ち姿。そう、私が会いに来たのは
ーー理事長だ。
「どうだった?」
優しい声が心地良く響く。
「あぁ、響いたと思う。」
「そうか。」
彼との関係は、そうだな。
簡単に表すのならば
被害者と加害者、かな。
それでもこうやって会話をしているのは、彼が優しいからだ。
この人以上に優しい人なんていないんじゃないかな。
それくらい、彼は私に優しい。
「俺はアキがやろうとしてること、止めるつもりは一切ないよ。どれだけ悩んで、準備をして苦しんできたか知ってるからね。」
キラリ、
存在を主張する、薬指に嵌められたシルバーのリングが痛い。
私がどれだけ準備をしたか、知ってるからこそ、簡単に止められないと彼は言う。
「そうだね。」
「でも、心配はさせてくれ。」
懇願だった。
其れを向けることが出来なかった代わりに、せめてワタシにだけでも。
故意はないにしても
ーーー残酷だな。
「うん、ありがとう。」
受けとる気はなくても、そうわらう私も残酷だ。
暑苦しい夏だ。夏が過ぎたら、アキが来る。
椛彩る。赤い紅葉。
合図は、その葉が枯れる頃。
一生で一度の、ワタシの大規模な計画。
誰にも邪魔はさせない。
それが例え、あの子であっても。
「一ノ瀬、オマエは今日からクズ共のお世話係に任命する。」
理事長の顔した彼の瞳には、強き光が映っていた。
「承知しました。」
この学校を卒業する冬には、全てが終わってる筈だから。
理事長、アナタにはその時に笑って欲しいんだ。
上手く笑えなくてもいい、全て終わったよ。とその薬指の誓いに。
「秋、気を付けて。」
せっかくアナタが巻き込まないために、遠ざけた彼等を結果的に巻き込んでしまうことをどうか許して。
薬指に付けられたシルバーのリングは、今も尚輝きを失ってはいなくて。
私には、眩しくて仕様がなかった。
その光を見てしまわないように、私は誰よりも優しい彼に背を向けた。
.
夏樹side
「アキさんおはようございます!!」
「ああ、おはよう。」
「アキ様ァァア!今日もカッコイイです!!!」
「そう?ユミちゃんの方が素敵だと思うけど。ありがとう」
正直ゆーて、この子の人気は異常やった。
完全に舐めてたわ。さっきから廊下全く進めへん。
つか、俺らの姿見えてる?昨日めちゃくちゃ怖がってたくせに、'アキ'に夢中すぎて見えてなくない?
彼女も彼女で、全部に返事せんでも良くない?!
俺の存在覚えてる?俺ポツンって1人でおるで。
ジーーーッと彼女を見つめていると、バチリと目が合った。
「ああ、そうだ。皆、」
アキに群がってたワーワー騒いでた生徒たちの声がピタリと止んだ。
ここまで来るとなんか帝国やな。アキ帝国。
「知ってると思うけど、彼は古川夏樹。今日から生徒会の一員よ。」
それは、不味いんとちゃう…?
アキ帝国の皆は動きを止め、誰かが、え?と言葉を零した。その声を皮切りに、ひとりの男がグッと彼女へと詰寄る。
「なん、でですか!!!コイツらは、ゴミですよ?!あの、事件の話知ってるでしょう?!ねえ!!アキさん!!!」
そりゃそうなるやろうに。
あ、てかこの詰め寄ってる男の子、昨日前の席におった子やん。彼女のこと、多分やけど恋愛感情で好きな。
俺たちに向ける目が1番厳しかったん覚えてるわ。
「うん、知ってるよ。」
透明な声は、静かな空間によく響く。
「それを踏まえて、生徒会に勧誘したの。」
「どうして、ですか。可笑しいでしょう…?」
その男の子の手から力が抜けて、ズルズルと崩れ落ちた。ああ、この子は被害者なんか。
だから、俺たちを見る目があんなに冷たかったんや。
「学くん、キミはちゃんと彼を見て判断したの?人から聞いた情報じゃなくて?」
「っ」
グッと噛み締めた唇から、息が漏れている。
誰が見ても分かった。彼は泣いていた。
それを堪えて、アキさんに縋りながら。
「でも、アイツは…っ!!」
学くんの大切な人が傷ついてしまったのだろうか。
ふと、俺に向けられた眼鏡の奥の瞳がぐちゃりと黒く歪んで見えて、思わず肩を揺らす。
涙で滲んだ瞳には、どす黒い復讐が映っていた。
やっぱり来たらあかんかった。
この感情が俺以外に向いてしまったら、そう思ったら体が震える。
だって、知ってるはずやから。
その感情が本人に向かわんと、他者へ向かってしまう意味を。
「マナブ、落ち着いて。私を見て?」
「っ、」
「あんたの友達を傷付けたのが、本当に彼だと思う?」
学、あんたは賢いからもうとっくに分かってるはずでしょう?
俺らは絶対にやってない、そう言ってるようなもんやでそれ。周りの生徒も、めちゃくちゃびっくりしてるやん。
「昨日、コイツを見た時から気付いてました。でも、今まで縋ってたものが違うかったら僕は、俺は誰にこの怒りを向ければいいんですか…?」
彼女がしゃがみこんでいる学くんに、視線を合わせた。その頭をぐしゃぐしゃにかき混ぜる。
「私にぶつけてよ、学の痛みを全部。これは綺麗事だし、学の痛みを背負える訳でもない。変わってあげられる訳でもない。」
「でも、吐き口にぐらいはなりたいんだ。」
俺はその光景を見て、どこまでも綺麗で。どこまでも真っ直ぐな彼女に釘漬けやった。
多分周りも皆そうやと思う、彼女から目を逸らされへんかった。
学くんがその言葉にふと顔を上げる。
「だからさ、そんな偽物のレンズ外して本当の姿を見て見てよ。世界は簡単に変わるよ。」
彼女の白い手によって、眼鏡は外された。
え?まって、これ学くん?めちゃめちゃかっこいいやん。イケメンすぎん?
こんなイケメンが1年の時におったら知ってると思うんやけどなあ。
その外した眼鏡を優しく折りたたんで、彼女は学くんに返した。
'世界は、簡単に変わる'か。
「なあ、」
俺の声は、届いてるだろうか。
「信じてもらわれへんやろうけど、俺はなんもやってへんで。」
この言葉を口にするのは、久しぶり。
誰にも信じてもらえずに、虚しく叫び続けたあの時以来や。
彼女は、その言葉にニコリと笑って。
もう一度、学くんの頭を撫でてから辺りを見渡した。
「これはもう決定なの、理事長にも通ってる。私はこの言葉を信じてるから、採用したわ。ーーーだから、反対があるのなら、後で個人で聞くよ。」
'アキ様'の言葉に、誰も口を挟まなかった。
そのまま話は終わりだ、と言わんばかりに歩き出した彼女の後ろに慌てて着いていく。
1つ、学くんに言葉を残して。
「学くんの仲間、守りきれへんくて御免なぁ。」
彼は驚いたように、コチラを見上げて、そして睨みつける。
「アキさんに気に入られたと思ったら大間違いだ。」
その瞳に、どす黒い感情はなかった。
.
「お騒がせしたね。」
連れてこられたのは生徒会室と書かれた部屋だった。
促されるがまま、その中心に置かれている黒いソファに腰をかける。
「少し待っていて、コーヒーは飲める?」
「飲める」
この部屋は何でもあるんやな。
りょーかい、と彼女が告げて消えた先には、キッチンが見えた。まさか、キッチンまであるとは。
ソファに身を沈めながら、彼女の後ろ姿をただじっと見つめた。
さっきの騒動を見ていて、気づいたことがひとつある。
彼女は時々口調を崩す。生徒会長っぽい綺麗な口調から荒々しい、男みたいな口調に。
勿論、声音もガラリと変わって。低く威圧感のある声に変わる。
まるで、二重人格みたいな。
コポコポコポ、とコーヒーを立てる音が聞こえて、ええ香りが漂ってきた。
「なぁ、」
俺はその後ろ姿に声をかけた。
「はい?」
今は、'生徒会長'としての声。
さっき学くんに向けたのは、一体。
「せーとかいちょーとしてじゃなくて、アンタに聞きたいねんけど。」
「、なに?」
ボロは出さんか。
「さっき、学くんのこと。あんたってゆーてたで。」
コーヒーを注いでいた手を、一瞬、ぴくりと止めた。
俺はその時、なんでやろうな。
生徒会長としてのアキさんじゃなくて、秋に興味が惹かれた。興味本位、正直面白そうってだけやけど。
知りたくなった。
「そーだね、うん。」
「認めんの?」
「否定しても意味がないでしょう?アナタはその目で見てたんだから、」
コトリ、と熱いコーヒーが机に置かれる。
彼女は俺の机を挟んだ向かいのソファに身を沈めた。
「アキさんじゃなくて、秋を見してや。」
熱々のコーヒーに、彼女は涼しげに口をつけた。
そして、その冷めた目で俺を見つめる。
そーいや、昨日会った時も時々口調崩れてたよな。
昨日はその内容に驚きすぎて、全く気にしてなかったけど。
「それを知りたい理由は何?答えなきゃいけない?」
冷え冷えとした瞳に冷たい言葉。これが彼女の本性か。支持されるアキさんではなくて、ひとりの人間の。
ホンマ、面白いなあ。
「そーやな、面白いから。アンタに興味はないわ。」
そう告げると、彼女は意外とでもいうように目を瞬かせた。そして、眉を歪めてクツリと笑う。
あ、これ本気で笑ってる。
そう思ったのは多分似たのが仲間にいるから。
「やっぱり、面白いな。」
一気に低くなった彼女の声には、柔らかさがあった。
柔らかくて、透明で。
ああ、心地いいなあこの声。
なんか取っ掛りなくスって耳に入ってくる。
彼女は猫みたいに目を細めて、俺を捉えた。
笑みが、消える。
「古川夏樹、アンタが今日ここに来たってことは、生徒会に入るってことでいいんだよな?」
「ウン、いいと思うで。」
てか、もーゆーてもーてたやん。アキ帝国の皆様に。
多分ゼン達もあとから来ると思う。制服着てるの見たし、それに昨日は居なかったフウの家にバイクを走らせているのを見た。
フウは、来るかなあ。
多分俺がゆーたら1発で来るやろうけど、それやと意味ないからな。
アイツ自身が踏み出さな。
彼女は満足気に笑ったあと、困ったように視線を落とした。
「ありがと。見ての通り、生徒会は私1人だ。まあ1人で大抵の仕事はこなせてたんだけど、手が足りなくなってな。」
つか、今まで1人でこなせてたんが凄いわ。
確か生徒会って行事計画とかもするんやろ。
先輩が行事前になると追われてたん覚えてるわ。
まあ卒業する前に、生徒会降ろされてたけど。
「最近、生徒から相談を受けることが多くてね。」
ふう、コーヒーを飲んでひと息つく。
あの廊下での様子からしたら、そうやろうな。何人か相談したそうな奴おったし。
「ここ1ヶ月、」
彼女の声が、唐突に低くなる。
「この学校の制服をきた生徒が襲われてる。」
「は?」
もう、不良なんかおらんのに?
仕切るやつが居らんからこそ、襲われてるんか?
いや、そんなわけない。誰も狙わんやろ、あの人達が居らんくなった高校なんて。
「昨日だけで、3人怪我してるんだ。」
彼女は続けた。
「比較的、怪我はみんな軽い方。でも、時々酷い子がいてね。骨折したり、頭縫ったり、入院中だったり。」
仕切る人が居なくなった高校を狙う奴等か。
んー第二の線がおっきいけどなぁ。
俺らの住んでいる街は、5つに別れていて。
1丁目が第1、2丁目が第2と呼ばれている。
その中で、第5が俺らの住んでる場所。
その5つの中で、1番荒れているのが第2だ。
昔はまだマシだったらしいけど、第2のトップが今のやつに変わってからもう悲惨や。
女子供は、外出歩いたらあかんって言われてるほど。
.
「犯人は第2、ちゃうん?」
「私もそう予想したんだけどな、違うみたいなんだ。」
「なんで?」
「目撃した人が、第4だったと。」
第4?第4がそんなことするかな?
悪さが目立つのは第2と第3。第4は今までしっぽすら出さず静かに暮らしてたはずやねんけど。
「要するに、私は貴方たちにそれを頼みたいってこと。流石に街が広すぎて手が足りなくてね。」
でもそれは第5のトップに頼めばいい話なんじゃ?
そう聞こうと思ったが、その言葉は飲み込んだ。
暫く離れてたから忘れてたが、確か第5のトップは第2と手を組んだ。
何でかは全く知らん。
でも何か、仲間割れやったとか。何とか。
確か仲良かった第1とケンカしたとか、第5の幹部が亡くなったとか。なんか色んな噂が流れて、結局真相もわからんまま。
ーー第5のトップは街を捨てた。
その事実だけが残った。
「まぁそりゃそうやな。繁華街広いしなあ。」
んーと考える素振りをしながら、温くなった珈琲を一気に飲み干した。
まぁ答えは初めから決まってるんやけど、グループを動かすとなれば俺一人で決めるわけにはいかんしな。
「ーーちょっと連絡してもええ?」
来るのか来んのか、そろそろハッキリして貰わんとな。
「ああ、いーよ。」
その返事を聞いてから、スマホを取り出して電話をかける。
プルルルと、機械音が2回ほどなった後。
『はい、』
とゼンの声が聞こえた。
「あー俺やでー?フウの様子はどう?」
『ナツキ!!!あの引きこもり本気でどうしようもねェな!!!出るのに何時間かかったと思ってンだ!!! 』
スマホから声が漏れそうな程大きな声で怒鳴られて、思わず顰めっ面をした。
本間こいつうるさいわァ。
「でも、最後まで付き合ったんやろ?」
『、ハッ。ヘタレ具合見てやろうと思ってな。』
あとで笑いもんにしてやる。
そう言い放ったゼンに、少し笑った。
気になっていの一番に家出たくせに。
フウのヤツ、昨日のこの話をした時顔真っ青になってたしなァ。
俺も気になってたけど、俺じゃあかんと思うから。
いつまでも甘えてまうと思うねん、俺が行くと。
ゼンも俺が行かんこと分かった上で、朝イチに何も言わんと言ったんやろうけど。
「もう着くんか?」
不意にキキ、と電話越しにブレーキの音がしたのでそう問掛ける。すると、急におい!と焦った声が聞こえて、ゼンの声が遠くなった。
『なつ?』
それは聞き慣れた俺より少し高い男の声。
「んー?どーしたん、フウ」
『俺来たよちゃんと、外に出たよ』
あの一件以来、フウは引きこもり状態だった。
誰も中に入れず、外の世界を遮断してた。
そろそろ、どーにかせんとあかんなァとは思っててんけど、いい機会があってよかった。
出てきたってことは、フウは1歩は踏み出せたってことや。
「ん、頑張ったな。」
ホンマに偉いよ、フウは。
そう言うと、ウン!と嬉しそうな声が聞こえる。
なんか俺まで嬉しくなってくるなァ。
うんうん、と頷いているとバチりと彼女と目が合う。
うっわ、めちゃ見られてたし。
慌てて目を逸らしたけど、なんかその表情が悲しそうに見えてしょうがなかった。
「もう着いてんやろ~?生徒会室で待ってるわ」
フウにそう言うと、わかった!と言ったあとプツリと電話が切れる。
俺はそれをポケットにしまい、ごめんなァと彼女に笑いかけた。
「あとのメンバーには、自分で聞いてー?俺は'アキ様'に協力するって決めたから。」
彼女が困ってるから、とかそんな綺麗な理由じゃなくてただの興味本位。面白そうやったから。
それでもこれからの生活が楽しみになった。
「秋でいい、」
スっと差し出してきた彼女の片手を、握る。
この関係が、凶と出るか吉と出るか。
なんや、偉い楽しみになってきたわァ。
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