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第1部
25:リーベを取りに、いざ儀式の間へ!②
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……あ、あれ?
光を吸収したのに、あの石舞台に戻らないんですけど!?
なんで!?
話が違うよー!
ど、どうすれば?
あ!元来た道を戻ればいい?
でも、転移魔法っぽいので来たから石舞台にはつながらないか……。
ぬー……
『はじめまして。エレナさん、だったかしら?』
だ、だれ?
「そ、そうです。エレナです。こんにちは。」
『緊張しなくて大丈夫。私はここの間の、んー、守護精霊?みたいなものよ?』
なんで自分のことなのに疑問形?
『私ってね、精霊なんだか女神なんだかわからない存在なんだよね……こっちの世界とつながれるのは、こことあと3つしかないし、神の世界でつながれるのは2つしかないし……。』
「えっと、守護精霊さん?が私に何の御用ですか?」
『あ、そうそう!これ、持って行って!』
守護精霊さん?がそういうと腕輪が祭壇に現れた。
「どうして私に?」
『んー、私が決めてるわけじゃなくて、この儀式の間の意思で、私はその意思を代行しているだけだからわからないわ。でも、あなたに必要、ってことらしいわよ?』
「そうなんですね。ありがとうございます!」
『また遊びに来て?ここでならお話しできるし、あと、儀式の間の意思もまた来て、って言ってる。』
「はい、また来ますね!あ、でもここに来るまで1時間くらい歩いたんですよ。毎回歩くのはきついです……。」
『あ、一回ここにきて魔力流した人は、いつでも直接ここに来れるって。』
「それなら安心です!」
『じゃあ、楽しみにしてるわ!』
守護精霊さん?がそう言うと、私は石舞台の上にいた。
戻ってこれたらしい。
よかったぁ。
そういえば、光も腕輪も祭壇に、しかも聖杯っぽいのの中に出てきたけど、普通って私がお供え物する側だよね?
「おかえりなさい!どうだった?」
ソフィアナさんがさっきと同じ場所に立っていて、出迎えてくれた。
「たいへんでしたよ!」
だってあんなに歩くとは思わなかったし、あんなに魔力流し込まなきゃなんて知らなかったし、ていうか扉の中にあるとか言われてないし、光を吸い込んだ後にプレゼントあるとか、守護精霊さん?とお話しできるとか知らなかったし……。
ソフィアナさんの説明にはなかったよね?
「むこうとこっちは空間が切り離されてるから時間、こっちではたってないのよ。あなたが一瞬消えて、またあらわれた、っていう風に見えるの。」
へー、だから同じ場所にいたのか。
ソフィアナさんに無効であったことをすべて話して大変だったことについて語ったのだが、
ソフィアナさんの反応は思っていたものと違った。
「そんなことがあるなんて、初耳よ?豪華な扉とか、あるなんて聞いたことない。……ちょっと調べた方がいいかもしれないわ。」
え?なんか、普通じゃなかったの?
「そのもらった腕輪、きっと何か意味があるはずなのだから、絶対にはずしちゃだめよ?まだ何かもわからないし。」
「わ、わかりました。」
こうして不思議な不思議なリーベ取り……精霊界式ホントの洗礼式は終わった。
「さて、帰ったらそれでまたボール系魔法の制御ね。」
「えぇ!?」
まだまだ修行は続くのです。
光を吸収したのに、あの石舞台に戻らないんですけど!?
なんで!?
話が違うよー!
ど、どうすれば?
あ!元来た道を戻ればいい?
でも、転移魔法っぽいので来たから石舞台にはつながらないか……。
ぬー……
『はじめまして。エレナさん、だったかしら?』
だ、だれ?
「そ、そうです。エレナです。こんにちは。」
『緊張しなくて大丈夫。私はここの間の、んー、守護精霊?みたいなものよ?』
なんで自分のことなのに疑問形?
『私ってね、精霊なんだか女神なんだかわからない存在なんだよね……こっちの世界とつながれるのは、こことあと3つしかないし、神の世界でつながれるのは2つしかないし……。』
「えっと、守護精霊さん?が私に何の御用ですか?」
『あ、そうそう!これ、持って行って!』
守護精霊さん?がそういうと腕輪が祭壇に現れた。
「どうして私に?」
『んー、私が決めてるわけじゃなくて、この儀式の間の意思で、私はその意思を代行しているだけだからわからないわ。でも、あなたに必要、ってことらしいわよ?』
「そうなんですね。ありがとうございます!」
『また遊びに来て?ここでならお話しできるし、あと、儀式の間の意思もまた来て、って言ってる。』
「はい、また来ますね!あ、でもここに来るまで1時間くらい歩いたんですよ。毎回歩くのはきついです……。」
『あ、一回ここにきて魔力流した人は、いつでも直接ここに来れるって。』
「それなら安心です!」
『じゃあ、楽しみにしてるわ!』
守護精霊さん?がそう言うと、私は石舞台の上にいた。
戻ってこれたらしい。
よかったぁ。
そういえば、光も腕輪も祭壇に、しかも聖杯っぽいのの中に出てきたけど、普通って私がお供え物する側だよね?
「おかえりなさい!どうだった?」
ソフィアナさんがさっきと同じ場所に立っていて、出迎えてくれた。
「たいへんでしたよ!」
だってあんなに歩くとは思わなかったし、あんなに魔力流し込まなきゃなんて知らなかったし、ていうか扉の中にあるとか言われてないし、光を吸い込んだ後にプレゼントあるとか、守護精霊さん?とお話しできるとか知らなかったし……。
ソフィアナさんの説明にはなかったよね?
「むこうとこっちは空間が切り離されてるから時間、こっちではたってないのよ。あなたが一瞬消えて、またあらわれた、っていう風に見えるの。」
へー、だから同じ場所にいたのか。
ソフィアナさんに無効であったことをすべて話して大変だったことについて語ったのだが、
ソフィアナさんの反応は思っていたものと違った。
「そんなことがあるなんて、初耳よ?豪華な扉とか、あるなんて聞いたことない。……ちょっと調べた方がいいかもしれないわ。」
え?なんか、普通じゃなかったの?
「そのもらった腕輪、きっと何か意味があるはずなのだから、絶対にはずしちゃだめよ?まだ何かもわからないし。」
「わ、わかりました。」
こうして不思議な不思議なリーベ取り……精霊界式ホントの洗礼式は終わった。
「さて、帰ったらそれでまたボール系魔法の制御ね。」
「えぇ!?」
まだまだ修行は続くのです。
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