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焚火
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焚火の暖をとる)
悟浄「寒いな」
八戒「さすがは砂漠の夜、といったところかな。お師匠さん、こっちのほうがあったかいですよ。」
三蔵「ありがとうございます。」
悟浄「星が綺麗だな・・・」
八戒「ああ・・・俺なんてちっぽけだって思えてくるな。見ろよ、こんなに煌々として。俺たちを見ているぜ。」
八戒「あたりはどこまでも砂原。静寂すら聞こえてこないくらいにしんとしている。そこに放り出されたように4人・・・いや「4匹」かもな。途方もない大きさだよ、宇宙とやらは。妙にくすぐったい気分がしないか?この焚火すら俺たちのような小さな、かけがえのない命のように思えてこないか。生きている証のように。」
悟空「珍しく感傷的だな。」
八戒「いいじゃないか。今までが賑やか過ぎたんだ。 しかしあとどのくらいかかるんだろう?」
三蔵「聞いたところによると、この先に楼蘭(ろうらん)という都があるそうですよ。」
悟浄「こんな砂漠にですか」
三蔵「私も驚きましたが。」
八戒「オアシスだろうな。水が湧いてるんだ。砂漠のなかの奇跡ってやつさ。」
悟空「んじゃそこについたらようやく落ち着けるってことか」
悟浄「食料備蓄とあとは、・・・衛生だな。いくら水で落としてるとはいえホコリやら垢やらも、だいぶたまってるだろうし。」
悟空「そうだな・・・・・」
::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::::
八戒「まさかこの旅で、キャラバンの真似をすることになるとはねぇ。
悟浄「賊避けに目立たないよう工夫はしたけど、この分じゃあこれくらいでよかったんじゃないか(笑)」
悟空「いざとなっても勝つ自信しかねぇわw」
八戒「全く人間相手でも容赦ないんだから。 水と食料が減っちまわないようにしなくちゃな。」
悟空「ちゃっちゃと終わらせればいいだけだろ。」
八戒「馬鹿いうな。この旅はな、「お師匠さんが敵に連れ去られてしまう」という謎のイベントが多々発生するんだ。こんな場所で去られたら、どこへ連れていかれるかわかったもんじゃない。」
三蔵「すみません・・・・・」
悟空「オイオイだいたいの火付け役がお前だってことに気づけよ?俺のいないうちに妙な事を起こすなっての!」
八戒「! オレはねえ、オレにだって自分の意思くらいあるさ!ねえ、お師匠さん?だいたい悟空は非情すぎませんか?」
八戒「いくら裏があるからって子供にも容赦ない。これじゃあほんとに困ってる人がいても助けてやれませんよ。しかも旅の途中に、少しくらいの贅沢だっていいじゃあないですか?いくら妖魔の楼閣が混ざってるといえどフツーの人が旅先歩いて疲れて果ててるところに、あんな妖艶な美しさ。引き込まれないわけがない。人はね、知的好奇心の旺盛な生き物なんですよ。ちょっとくらいみてみたい、そこでおいしい思いをしてみたいっていうのが、人情じゃないですか!?師匠は自分のことを「貧僧」とかおっしゃいますがね、多彩なものに触れてこそものの芯が分かるのですよ!オレはそうしてお師匠さんと、一緒にいろんなものに触れて知啓を深めたいと思ってるだけなんです!!」
三蔵「そう言われれば・・・まあ確
悟空「あぁ、あぁ、あぁ、そうかいそうかいッ!ちったぁダマらっしゃい!俺はお前らみたいに妖怪には騙されないんですぅ!師匠が天竺に辿り着かなきゃ目的も果たせねぇ。その障害になるならどんな野郎だろうが構うもんか!」
八戒「あと今さら言わせてもうらうとね、今ごろ荷台ですやすやと眠ってるあの鶏どもはいらなかったと思うな。朝から人の目の前で高らかに眠りをぶち壊していく。おまけにギャーギャー騒いで、くちばしで痛いほどつつかれるし。誰かさんとおんなじで「短気」だ、さすが本人が選んだだけのことはある、あれじゃあモテないね。逃走本能もあるようだし。」
悟空「どういう意味だァW?」
悟浄「ま、まあ、八戒だって自分から餌やりをするって言ってたじゃないか。悟空が地上動物には詳しいのは知ってるだろ?見る目も間違いない。それに卵は貴重な栄養源だ。ほら、昔は病人の見舞いにもっていったほどだから。」(ああ、砂漠でもこいつらは変わらないな)
三蔵「落ち着きましょう二人とも。 しかしこんな場所でも生きようはあるのですね。葉肉植物は初めて見ました。水分を蓄えるなんてまるで人間のよう。彼らのおかげで多少なりとも水は補えますし、駱駝も餌は自分で取ってくれるし、大したものです。」
悟空「フン、ここらはまだな・・・ それよりも冷えてきたな。もうあんまり燃えてないし、そろそろ寝るか。お師匠さんは中でぐっすり寝ちまってください。俺が見張りをしとくんで。」
三蔵「毎回すみません。では。」
悟浄「悟空、代わるなら言ってくれ。俺がする。」
悟空「ああ。」
悟浄「寒いな」
八戒「さすがは砂漠の夜、といったところかな。お師匠さん、こっちのほうがあったかいですよ。」
三蔵「ありがとうございます。」
悟浄「星が綺麗だな・・・」
八戒「ああ・・・俺なんてちっぽけだって思えてくるな。見ろよ、こんなに煌々として。俺たちを見ているぜ。」
八戒「あたりはどこまでも砂原。静寂すら聞こえてこないくらいにしんとしている。そこに放り出されたように4人・・・いや「4匹」かもな。途方もない大きさだよ、宇宙とやらは。妙にくすぐったい気分がしないか?この焚火すら俺たちのような小さな、かけがえのない命のように思えてこないか。生きている証のように。」
悟空「珍しく感傷的だな。」
八戒「いいじゃないか。今までが賑やか過ぎたんだ。 しかしあとどのくらいかかるんだろう?」
三蔵「聞いたところによると、この先に楼蘭(ろうらん)という都があるそうですよ。」
悟浄「こんな砂漠にですか」
三蔵「私も驚きましたが。」
八戒「オアシスだろうな。水が湧いてるんだ。砂漠のなかの奇跡ってやつさ。」
悟空「んじゃそこについたらようやく落ち着けるってことか」
悟浄「食料備蓄とあとは、・・・衛生だな。いくら水で落としてるとはいえホコリやら垢やらも、だいぶたまってるだろうし。」
悟空「そうだな・・・・・」
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八戒「まさかこの旅で、キャラバンの真似をすることになるとはねぇ。
悟浄「賊避けに目立たないよう工夫はしたけど、この分じゃあこれくらいでよかったんじゃないか(笑)」
悟空「いざとなっても勝つ自信しかねぇわw」
八戒「全く人間相手でも容赦ないんだから。 水と食料が減っちまわないようにしなくちゃな。」
悟空「ちゃっちゃと終わらせればいいだけだろ。」
八戒「馬鹿いうな。この旅はな、「お師匠さんが敵に連れ去られてしまう」という謎のイベントが多々発生するんだ。こんな場所で去られたら、どこへ連れていかれるかわかったもんじゃない。」
三蔵「すみません・・・・・」
悟空「オイオイだいたいの火付け役がお前だってことに気づけよ?俺のいないうちに妙な事を起こすなっての!」
八戒「! オレはねえ、オレにだって自分の意思くらいあるさ!ねえ、お師匠さん?だいたい悟空は非情すぎませんか?」
八戒「いくら裏があるからって子供にも容赦ない。これじゃあほんとに困ってる人がいても助けてやれませんよ。しかも旅の途中に、少しくらいの贅沢だっていいじゃあないですか?いくら妖魔の楼閣が混ざってるといえどフツーの人が旅先歩いて疲れて果ててるところに、あんな妖艶な美しさ。引き込まれないわけがない。人はね、知的好奇心の旺盛な生き物なんですよ。ちょっとくらいみてみたい、そこでおいしい思いをしてみたいっていうのが、人情じゃないですか!?師匠は自分のことを「貧僧」とかおっしゃいますがね、多彩なものに触れてこそものの芯が分かるのですよ!オレはそうしてお師匠さんと、一緒にいろんなものに触れて知啓を深めたいと思ってるだけなんです!!」
三蔵「そう言われれば・・・まあ確
悟空「あぁ、あぁ、あぁ、そうかいそうかいッ!ちったぁダマらっしゃい!俺はお前らみたいに妖怪には騙されないんですぅ!師匠が天竺に辿り着かなきゃ目的も果たせねぇ。その障害になるならどんな野郎だろうが構うもんか!」
八戒「あと今さら言わせてもうらうとね、今ごろ荷台ですやすやと眠ってるあの鶏どもはいらなかったと思うな。朝から人の目の前で高らかに眠りをぶち壊していく。おまけにギャーギャー騒いで、くちばしで痛いほどつつかれるし。誰かさんとおんなじで「短気」だ、さすが本人が選んだだけのことはある、あれじゃあモテないね。逃走本能もあるようだし。」
悟空「どういう意味だァW?」
悟浄「ま、まあ、八戒だって自分から餌やりをするって言ってたじゃないか。悟空が地上動物には詳しいのは知ってるだろ?見る目も間違いない。それに卵は貴重な栄養源だ。ほら、昔は病人の見舞いにもっていったほどだから。」(ああ、砂漠でもこいつらは変わらないな)
三蔵「落ち着きましょう二人とも。 しかしこんな場所でも生きようはあるのですね。葉肉植物は初めて見ました。水分を蓄えるなんてまるで人間のよう。彼らのおかげで多少なりとも水は補えますし、駱駝も餌は自分で取ってくれるし、大したものです。」
悟空「フン、ここらはまだな・・・ それよりも冷えてきたな。もうあんまり燃えてないし、そろそろ寝るか。お師匠さんは中でぐっすり寝ちまってください。俺が見張りをしとくんで。」
三蔵「毎回すみません。では。」
悟浄「悟空、代わるなら言ってくれ。俺がする。」
悟空「ああ。」
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