19 / 22
フレンドリーな少女
しおりを挟む
冒険者ギルドの建物を後にし、中央地区にある様々なお店を覗いてみる。八百屋さん、惣菜屋さん、雑貨屋さん、電気屋さん…などなど…。お金が無いのでウィンドーショッピングで申し訳ないけど…。でも、良さそうな物があればそのうち買うかもしれないし…。今は許して下さい。ついでに求人広告が店内に張り出されていないかも確認していこう。
一時間ほど町をぶらつきお店を回ってみたけど、気になった物は電気屋さんで見た『爆速!湯沸かし電気ポット』と雑貨屋さんで見た『猿でも簡単!魔獣落とし穴セット』だけだった。どちらも今の所持金では買える商品ではなかったので諦めた。
それと、残念なことに今までに回ったお店は求人は募集していないようだった。みんなどうやってバイトしてるのかな…。求人情報紙も置いてないし、職業安定所も見当たらない。もう少し回ってみる…?
さらに一時間が経過した。今度はお店の人に『バイトの募集をしていませんか?』と直接聞いてみたけど、答えは『いらない』『間に合ってる』ばかりだった。言われてみれば、スーパーやファミリーレストランのような規模が大きいお店であれば、それだけバイトの人数も必要になるけど、この町にあるお店は小さな個人商店ばかり。経営者一人とバイトが少数いるだけで十分なような気がする。
困った…。とりあえず、お腹も空いたしママさんの食堂に戻ろう。ちょうど混雑してない時間だし。…私のお昼ご飯っていつも遅いような気がする。
ママさんの食堂に着きドアを開けると、今までに見たことがない少女がウェイトレスをしている。
「いらっしゃいませー!」
たぶんバイトの娘かも…。身長は私と同じくらい…。年齢は…よくわからない。私と同じくらいかもしれないし、もっと下かも…。薄水色のショートボブの髪がコスプレっぽく見えなくもないけど…とてもよく似合っている。ボーイッシュな美少女…。なんかこの世界の女性は綺麗だったり可愛い人ばかり。さすがは異世界ですね…。
「こちらのお席へどうぞ!」
「あっ…。はい。ありがとうございます」
カウンター席へ案内される。
「ユリカさん、いらっしゃい♪」
ママさんが笑顔で迎えてくれる。
「ナズナちゃん、この娘がさっき話してたシスター・ユリカさんよ」
ママさんが私をウェイトレスさんに紹介してくれる。
「ああ!この人が……血塗れで死にかけてたシスターさん?」
…改めて言われると少し情けない。そして、シスターではありません。でも、黙っておこう。
「初めまして。ユリカと申します。旅の途中なのですが、しばらくこの町に滞在する予定です」
「そうなんだー!ボクはナズナだよ!ここで週三日バイトさせてもらってるんだ!よろしくね!」
うわぁ…ボクっ娘…。リアルで初めて見た…。言っちゃダメだけど…少しイタイ…ゾ。個性が強烈だね…。でも、フレンドリーな感じだし…良い娘かも…。
「ん?どうかしたの?」
ナズナちゃんが不思議そうにこちらを見つめている。
「いえ…。こちらこそよろしくお願いします。ちなみにナズナちゃんは年齢はおいくつですか?」
「17歳だよ!ユリカは?あ!待って!当ててみる!うーん…22歳!どうかな?」
…近いけど…。もう少し若いって。今年二十歳だし。これって私が老けて見えるって事?そう言ってるのかな?しかも、いきなり呼び捨て?…心苦しいですが…鉄拳制裁を受けてもらう必要がありそうですね。
「えっと…惜しいですね。今年で二十歳なんです…老けていてごめんなさい」
「違う違うって!何となく大人っぽく見えたから!ほら!服装とか!ごめんね!怒らないで!」
それは私のファッションが若々しくないと?…まあ、別にセンスがあるとは思ってないけどね…。適当に買って着ただけだし。でも、少し傷付いた…ゾ。
「別にそんな事で怒ったりしませんよ。私は大人ですから。…ですが、次からは勝手にクイズ形式で年齢を言い当てるのは辞めた方がいいかもしれませんよ。軽はずみな言動が無意識に人を傷付ける事だってありますからね!」
「あれ?やっぱ怒ってる?」
「怒っていません。今後のためのアドバイスをしているのです」
「そっかぁー!良かったー!勉強になるよ!ありがとね!」
ちなみに初対面で、さらに年上の人にそのタメ口もあまりよろしくないと思うけど…。でも、二つしか違わないし説教っぽくなるからやめておこう。本人に悪気はないみたいだし…いつかママさんが教えてあげるのかもね…。
「そういえば、今日はシスターさんの格好じゃないんだね?」
ナズナちゃんが話を変えてくる。
「はい。今日は私用がありまして…」
「あっ!ごめん!注文聞いてなかった!何にするかな?」
…ころころ話を変えるね。別にいいけど…。
「では、きつねうどんをお願いします」
「これだけ?…大丈夫?若いんだからもっと食べなきゃ!」
私より年下のキミが言うんかい!…とツッコミたくなるけど…華麗に受け流そう。
「いえ、私は胃袋が小さいのでこちらで十分なのです」
本当はお金が少ないからだけどね。格好悪いから言わない。
「そっかぁ。シスターさんはみんなそうなのかな。店長!注文きつねうどんでーす!ボクが作りましょうかー?」
ナズナちゃんがママさんに声を掛ける。
「私が作るからそのままでいいわよー」
「了解でーす」
店長?ママさんとは呼ばないんだね…。そういえばミリーはどこにいるんだろう?休憩中かな…?
「ところで、ユリカって東の森の方で何かの作業してるって店長から聞いたんだけど…」
ん?先日のお墓作りの事だね。もう終わったけど…。
「はい。それが何か?」
「あのね…ボクここでのバイトの他に町の外で護衛の仕事もしてるんだ!」
「護衛ですか?」
「うん!積み荷の護送とか移動の障害になる魔獣の討伐もしてるよ!」
「そうなんですか…」
本当かな?ナズナちゃんは筋骨隆々って訳でもないし、身長だって私と同じくらい…ぶっちゃけ全然強そうに見えないんですが…。
「あー!何か疑り深い目してる!ほんとだよ!マジのマジだから!」
「いや、疑っているわけでは…」
「だったらさ!ユリカが実際に見て確かめてみるのはどう?」
「確かめる?」
「うん!東の森まで運んであげる!ボク、馬乗れるから!もちろん、魔獣が襲ってきたら退治してあげる!その代わり、少しでいいから護衛料金を頂けないかな?」
うーん…もうお墓は作り終わったからあそこに用は無いんだけど…。でも、キノコ狩りや薬草集めをするのに送って貰えると助かるかも…。毎回馬車に乗せて貰えるとは限らないし…。
「ちなみに帰りも送ってもらえますか?」
「もちろんだよ!時間さえ教えてくれてたら迎えに行くよ!」
「そうですか。では、一度お願いしてみましょうか。ナズナちゃんの腕前も見てみたいですし」
「やっぱり疑ってるじゃんー!いいよ!カッコいいとこ見せてあげる!じゃあ、予定決まったら教えてね!」
「わかりました」
と言っても携帯電話が無いんだよね。また食堂に来れば会えるかな。
話を終えたナズナちゃんがカウンターに下がっていく。
ちょうど良いタイミングでママさんが注文した商品を運んで来てくれる。
「お待たせしました♪ごゆっくりどうぞ♪」
良い香り。おあげもこんがり美しい。シンプル・イズ・ベスト!
「いただきます」
食べ終わったらまたバイト探ししなきゃ。次は西地区の工場エリアの方に行ってみようかな。肉体労働系のバイトなら何かあるかも…。体力に多少の不安もあるけど、四の五の言っていられない。やれるところまでやってみよう。
一時間ほど町をぶらつきお店を回ってみたけど、気になった物は電気屋さんで見た『爆速!湯沸かし電気ポット』と雑貨屋さんで見た『猿でも簡単!魔獣落とし穴セット』だけだった。どちらも今の所持金では買える商品ではなかったので諦めた。
それと、残念なことに今までに回ったお店は求人は募集していないようだった。みんなどうやってバイトしてるのかな…。求人情報紙も置いてないし、職業安定所も見当たらない。もう少し回ってみる…?
さらに一時間が経過した。今度はお店の人に『バイトの募集をしていませんか?』と直接聞いてみたけど、答えは『いらない』『間に合ってる』ばかりだった。言われてみれば、スーパーやファミリーレストランのような規模が大きいお店であれば、それだけバイトの人数も必要になるけど、この町にあるお店は小さな個人商店ばかり。経営者一人とバイトが少数いるだけで十分なような気がする。
困った…。とりあえず、お腹も空いたしママさんの食堂に戻ろう。ちょうど混雑してない時間だし。…私のお昼ご飯っていつも遅いような気がする。
ママさんの食堂に着きドアを開けると、今までに見たことがない少女がウェイトレスをしている。
「いらっしゃいませー!」
たぶんバイトの娘かも…。身長は私と同じくらい…。年齢は…よくわからない。私と同じくらいかもしれないし、もっと下かも…。薄水色のショートボブの髪がコスプレっぽく見えなくもないけど…とてもよく似合っている。ボーイッシュな美少女…。なんかこの世界の女性は綺麗だったり可愛い人ばかり。さすがは異世界ですね…。
「こちらのお席へどうぞ!」
「あっ…。はい。ありがとうございます」
カウンター席へ案内される。
「ユリカさん、いらっしゃい♪」
ママさんが笑顔で迎えてくれる。
「ナズナちゃん、この娘がさっき話してたシスター・ユリカさんよ」
ママさんが私をウェイトレスさんに紹介してくれる。
「ああ!この人が……血塗れで死にかけてたシスターさん?」
…改めて言われると少し情けない。そして、シスターではありません。でも、黙っておこう。
「初めまして。ユリカと申します。旅の途中なのですが、しばらくこの町に滞在する予定です」
「そうなんだー!ボクはナズナだよ!ここで週三日バイトさせてもらってるんだ!よろしくね!」
うわぁ…ボクっ娘…。リアルで初めて見た…。言っちゃダメだけど…少しイタイ…ゾ。個性が強烈だね…。でも、フレンドリーな感じだし…良い娘かも…。
「ん?どうかしたの?」
ナズナちゃんが不思議そうにこちらを見つめている。
「いえ…。こちらこそよろしくお願いします。ちなみにナズナちゃんは年齢はおいくつですか?」
「17歳だよ!ユリカは?あ!待って!当ててみる!うーん…22歳!どうかな?」
…近いけど…。もう少し若いって。今年二十歳だし。これって私が老けて見えるって事?そう言ってるのかな?しかも、いきなり呼び捨て?…心苦しいですが…鉄拳制裁を受けてもらう必要がありそうですね。
「えっと…惜しいですね。今年で二十歳なんです…老けていてごめんなさい」
「違う違うって!何となく大人っぽく見えたから!ほら!服装とか!ごめんね!怒らないで!」
それは私のファッションが若々しくないと?…まあ、別にセンスがあるとは思ってないけどね…。適当に買って着ただけだし。でも、少し傷付いた…ゾ。
「別にそんな事で怒ったりしませんよ。私は大人ですから。…ですが、次からは勝手にクイズ形式で年齢を言い当てるのは辞めた方がいいかもしれませんよ。軽はずみな言動が無意識に人を傷付ける事だってありますからね!」
「あれ?やっぱ怒ってる?」
「怒っていません。今後のためのアドバイスをしているのです」
「そっかぁー!良かったー!勉強になるよ!ありがとね!」
ちなみに初対面で、さらに年上の人にそのタメ口もあまりよろしくないと思うけど…。でも、二つしか違わないし説教っぽくなるからやめておこう。本人に悪気はないみたいだし…いつかママさんが教えてあげるのかもね…。
「そういえば、今日はシスターさんの格好じゃないんだね?」
ナズナちゃんが話を変えてくる。
「はい。今日は私用がありまして…」
「あっ!ごめん!注文聞いてなかった!何にするかな?」
…ころころ話を変えるね。別にいいけど…。
「では、きつねうどんをお願いします」
「これだけ?…大丈夫?若いんだからもっと食べなきゃ!」
私より年下のキミが言うんかい!…とツッコミたくなるけど…華麗に受け流そう。
「いえ、私は胃袋が小さいのでこちらで十分なのです」
本当はお金が少ないからだけどね。格好悪いから言わない。
「そっかぁ。シスターさんはみんなそうなのかな。店長!注文きつねうどんでーす!ボクが作りましょうかー?」
ナズナちゃんがママさんに声を掛ける。
「私が作るからそのままでいいわよー」
「了解でーす」
店長?ママさんとは呼ばないんだね…。そういえばミリーはどこにいるんだろう?休憩中かな…?
「ところで、ユリカって東の森の方で何かの作業してるって店長から聞いたんだけど…」
ん?先日のお墓作りの事だね。もう終わったけど…。
「はい。それが何か?」
「あのね…ボクここでのバイトの他に町の外で護衛の仕事もしてるんだ!」
「護衛ですか?」
「うん!積み荷の護送とか移動の障害になる魔獣の討伐もしてるよ!」
「そうなんですか…」
本当かな?ナズナちゃんは筋骨隆々って訳でもないし、身長だって私と同じくらい…ぶっちゃけ全然強そうに見えないんですが…。
「あー!何か疑り深い目してる!ほんとだよ!マジのマジだから!」
「いや、疑っているわけでは…」
「だったらさ!ユリカが実際に見て確かめてみるのはどう?」
「確かめる?」
「うん!東の森まで運んであげる!ボク、馬乗れるから!もちろん、魔獣が襲ってきたら退治してあげる!その代わり、少しでいいから護衛料金を頂けないかな?」
うーん…もうお墓は作り終わったからあそこに用は無いんだけど…。でも、キノコ狩りや薬草集めをするのに送って貰えると助かるかも…。毎回馬車に乗せて貰えるとは限らないし…。
「ちなみに帰りも送ってもらえますか?」
「もちろんだよ!時間さえ教えてくれてたら迎えに行くよ!」
「そうですか。では、一度お願いしてみましょうか。ナズナちゃんの腕前も見てみたいですし」
「やっぱり疑ってるじゃんー!いいよ!カッコいいとこ見せてあげる!じゃあ、予定決まったら教えてね!」
「わかりました」
と言っても携帯電話が無いんだよね。また食堂に来れば会えるかな。
話を終えたナズナちゃんがカウンターに下がっていく。
ちょうど良いタイミングでママさんが注文した商品を運んで来てくれる。
「お待たせしました♪ごゆっくりどうぞ♪」
良い香り。おあげもこんがり美しい。シンプル・イズ・ベスト!
「いただきます」
食べ終わったらまたバイト探ししなきゃ。次は西地区の工場エリアの方に行ってみようかな。肉体労働系のバイトなら何かあるかも…。体力に多少の不安もあるけど、四の五の言っていられない。やれるところまでやってみよう。
0
あなたにおすすめの小説
どうしよう私、弟にお腹を大きくさせられちゃった!~弟大好きお姉ちゃんの秘密の悩み~
さいとう みさき
恋愛
「ま、まさか!?」
あたし三鷹優美(みたかゆうみ)高校一年生。
弟の晴仁(はると)が大好きな普通のお姉ちゃん。
弟とは凄く仲が良いの!
それはそれはものすごく‥‥‥
「あん、晴仁いきなりそんなのお口に入らないよぉ~♡」
そんな関係のあたしたち。
でもある日トイレであたしはアレが来そうなのになかなか来ないのも気にもせずスカートのファスナーを上げると‥‥‥
「うそっ! お腹が出て来てる!?」
お姉ちゃんの秘密の悩みです。
妻からの手紙~18年の後悔を添えて~
Mio
ファンタジー
妻から手紙が来た。
妻が死んで18年目の今日。
息子の誕生日。
「お誕生日おめでとう、ルカ!愛してるわ。エミリア・シェラード」
息子は…17年前に死んだ。
手紙はもう一通あった。
俺はその手紙を読んで、一生分の後悔をした。
------------------------------
転落貴族〜千年に1人の逸材と言われた男が最底辺から成り上がる〜
ぽいづん
ファンタジー
ガレオン帝国の名門貴族ノーベル家の長男にして、容姿端麗、眉目秀麗、剣術は向かうところ敵なし。
アレクシア・ノーベル、人は彼のことを千年に1人の逸材と評し、第3皇女クレアとの婚約も決まり、順風満帆な日々だった
騎士学校の最後の剣術大会、彼は賭けに負け、1年間の期限付きで、辺境の国、ザナビル王国の最底辺ギルドのヘブンズワークスに入らざるおえなくなる。
今までの貴族の生活と正反対の日々を過ごし1年が経った。
しかし、この賭けは罠であった。
アレクシアは、生涯をこのギルドで過ごさなければいけないということを知る。
賭けが罠であり、仕組まれたものと知ったアレクシアは黒幕が誰か確信を得る。
アレクシアは最底辺からの成り上がりを決意し、復讐を誓うのであった。
小説家になろうにも投稿しています。
なろう版改稿中です。改稿終了後こちらも改稿します。
最難関ダンジョンをクリアした成功報酬は勇者パーティーの裏切りでした
新緑あらた
ファンタジー
最難関であるS級ダンジョン最深部の隠し部屋。金銀財宝を前に告げられた言葉は労いでも喜びでもなく、解雇通告だった。
「もうオマエはいらん」
勇者アレクサンダー、癒し手エリーゼ、赤魔道士フェルノに、自身の黒髪黒目を忌避しないことから期待していた俺は大きなショックを受ける。
ヤツらは俺の外見を受け入れていたわけじゃない。ただ仲間と思っていなかっただけ、眼中になかっただけなのだ。
転生者は曾祖父だけどチートは隔世遺伝した「俺」にも受け継がれています。
勇者達は大富豪スタートで貧民窟の住人がゴールです(笑)
悪役令息、前世の記憶により悪評が嵩んで死ぬことを悟り教会に出家しに行った結果、最強の聖騎士になり伝説になる
竜頭蛇
ファンタジー
ある日、前世の記憶を思い出したシド・カマッセイはこの世界がギャルゲー「ヒロイックキングダム」の世界であり、自分がギャルゲの悪役令息であると理解する。
評判が悪すぎて破滅する運命にあるが父親が毒親でシドの悪評を広げたり、関係を作ったものには危害を加えるので現状では何をやっても悪評に繋がるを悟り、家との関係を断って出家をすることを決意する。
身を寄せた教会で働くうちに評判が上がりすぎて、聖女や信者から崇められたり、女神から一目置かれ、やがて最強の聖騎士となり、伝説となる物語。
冤罪で辺境に幽閉された第4王子
satomi
ファンタジー
主人公・アンドリュート=ラルラは冤罪で辺境に幽閉されることになったわけだが…。
「辺境に幽閉とは、辺境で生きている人間を何だと思っているんだ!辺境は不要な人間を送る場所じゃない!」と、辺境伯は怒っているし当然のことだろう。元から辺境で暮している方々は決して不要な方ではないし、‘辺境に幽閉’というのはなんとも辺境に暮らしている方々にしてみれば、喧嘩売ってんの?となる。
辺境伯の娘さんと婚約という話だから辺境伯の主人公へのあたりも結構なものだけど、娘さんは美人だから万事OK。
『召喚ニートの異世界草原記』
KAORUwithAI
ファンタジー
ゲーム三昧の毎日を送る元ニート、佐々木二郎。
ある夜、三度目のゲームオーバーで眠りに落ちた彼が目を覚ますと、そこは見たこともない広大な草原だった。
剣と魔法が当たり前に存在する世界。だが二郎には、そのどちらの才能もない。
――代わりに与えられていたのは、**「自分が見た・聞いた・触れたことのあるものなら“召喚”できる」**という不思議な能力だった。
面倒なことはしたくない、楽をして生きたい。
そんな彼が、偶然出会ったのは――痩せた辺境・アセトン村でひとり生きる少女、レン。
「逃げて!」と叫ぶ彼女を前に、逃げようとした二郎の足は動かなかった。
昔の記憶が疼く。いじめられていたあの日、助けを求める自分を誰も救ってくれなかったあの光景。
……だから、今度は俺が――。
現代の知恵と召喚の力を武器に、ただの元ニートが異世界を駆け抜ける。
少女との出会いが、二郎を“召喚者”へと変えていく。
引きこもりの俺が、異世界で誰かを救う物語が始まる。
※こんな物も召喚して欲しいなって
言うのがあればリクエストして下さい。
出せるか分かりませんがやってみます。
裏切られ続けた負け犬。25年前に戻ったので人生をやり直す。当然、裏切られた礼はするけどね
魚夢ゴールド
ファンタジー
冒険者ギルドの雑用として働く隻腕義足の中年、カーターは裏切られ続ける人生を送っていた。
元々は食堂の息子という人並みの平民だったが、
王族の継承争いに巻き込まれてアドの街の毒茸流布騒動でコックの父親が毒茸の味見で死に。
代わって雇った料理人が裏切って金を持ち逃げ。
父親の親友が融資を持ち掛けるも平然と裏切って借金の返済の為に母親と妹を娼館へと売り。
カーターが冒険者として金を稼ぐも、後輩がカーターの幼馴染に横恋慕してスタンピードの最中に裏切ってカーターは片腕と片足を損失。カーターを持ち上げていたギルマスも裏切り、幼馴染も去って後輩とくっつく。
その後は負け犬人生で冒険者ギルドの雑用として細々と暮らしていたのだが。
ある日、人ならざる存在が話しかけてきた。
「この世界は滅びに進んでいる。是正しなければならない。手を貸すように」
そして気付けは25年前の15歳にカーターは戻っており、二回目の人生をやり直すのだった。
もちろん、裏切ってくれた連中への返礼と共に。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる