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第2章 沿岸地帯ジェイドの海産物勝負
2 スポンサーとのお喋り
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沿岸部よりは幾らか内陸に、クリスの屋敷はあった。
広々とした屋敷なのが、グリフォンの背から見下ろすとよく分かる。
中央に余裕のある広場があり、そこを囲むようにして屋敷が建てられている。
グリフォンは、広場へと静かに降りて行く。
それまでの速さが嘘のようなゆっくりとした速度で広場へと近づき、グリフォンを覆う力場が先に地面に触れる。
その瞬間、風船が跳ねるような、ふよんっとした動きを見せた後、すっと地面に降り立った。
「着陸する時、一瞬浮いたな」
「力場が地面に着いた時の反作用っすね」
五郎と有希は喋りながらグリフォンの背中から降りる。
「降りるの、手を貸そうか?」
あとから降りようとしていたカリーナとレティシアに五郎が言うと、
「大丈夫です」
「ありがとーっ。気持ちだけ貰っとくね」
2人は礼だけ返し、グリフォンの背中から降り立つ。そして最後にアルベルトが降りた頃、
「ようこそ。よく来て下さいましたわ。ありがとうですの」
屋敷の主であるクリスが皆を出迎えた。
「これはこれは。主自らの出迎えとは恐悦至極ですぞ」
芝居めいた大仰な、それでいて絵になるほどに似合った仕草で、アルベルトは胸に手を当て一礼する。
「ふふ、そんなに畏まらなくても大丈夫ですわよ」
「いやいや。美しい女性には敬意を払いたい性分なのです、我輩」
「あらあら、嬉しいことを仰って下さいますわね。ですが、今日は私が皆さまをお招きしたようなもの。お客さまに気を遣わせる訳には参りませんわ」
クリスはそう言うと、屋敷の中へと皆を案内する。
屋敷の中は、以前訪れたガストロフの屋敷に比べ、開放的で軽やかな雰囲気がある。
沿岸地帯のジェイドは、ガストロフの屋敷がある王都に比べ湿度が高く気温も高い。
そのため、空調がしっかりと整った、調度品や屋敷の中の色合いも明るく軽い物が目立つ。
「こちらですの。さあ、どうぞ」
クリスにドアを開けられ、部屋の中へと入るように促される。
最初に、クリスと道中話していたアルベルトが入り、そのあとに五郎と有希が入る。
最後は、カリーナとレティシアの2人。
五郎としては、先に譲ろうかと思ったのだが、どこか緊張しているようだったので、声は掛けずにあえて先に入っていた。
部屋の中は、日の光が入り易い開放的な雰囲気で、明るい基調と軽やかな造形の調度品に彩られている。
ソファが幾つか置かれていたが、主であるクリスが席に着く前に腰を下ろす訳にはいかないので待っていると、
「どうぞ。座って下さいですの」
クリスに勧められ、五郎たちは先に座る。
それを確認してからクリスが座ると、そこで口を開いたのはアルベルトだった。
「他の方は居られないのですな。料理勝負と聞いていましたが、審査は貴女だけで行われるので?」
「ふふ、気になりますか?」
「ええ、もちろん。貴女以外の協力者が、どの程度居られるのかは心配ですから」
含みを持ったアルベルトの言葉に、五郎が口を挟む。
「どういうこった、それ?」
「なに。料理勝負をするのは良いですが、邪魔をされては困りますから。よくあるのですよ。招かれて料理を作ろうとしたら、そういうことが」
「あらあら。そこは正直に仰って頂けても良いのですよ。私に敵対的な商人が、今回の料理勝負を邪魔しようとしているかもしれないのではないかと」
「……初耳なんっすけど」
有希が胡乱な眼差しで訊くと、クリスは笑みを浮かべたまま返す。
「少しばかり、このジェイドという地域はガラが悪いということですわ。色々と、よろしくない組織とかが居りますし」
「なんだ、ヤクザが口出し、して来てるってことか」
直截的な五郎の物言いに、クリスは肩をすくめるように返す。
「ええ。ジェイドは港湾都市でもありますから、色々と他の辺境都市の方達が訪れる土地柄ですの。その分、揉め事も多くて、そういったことを取り仕切られる方達が力をお持ちですの」
「みかじめ料を寄こさなけりゃ、ただじゃすまさねぇってか?」
「それは大丈夫ですわ。すでに払ってますから」
にこにこ笑いながら平然と言うクリスに、五郎は続けて問い掛ける。
「ふ~ん。それに関しちゃ、俺は特に何もねぇよ。場所によっちゃ、それが一番揉め事が少なくて済む話だからな。ただよ、だったらなんで俺らの邪魔をしようとしてる奴らが居るんだ?」
「簡単な話ですの。私たちの商業連合とは別の商業組合が、今回の料理勝負を潰したいと思ってるってことですわ」
「なんでそんなことになってるんです!」
キナ臭くなってきた話に、レティシアが勢い込んで尋ねると、
「自分達の所以外の商人が儲けるかもしれないのが気に喰わない、からですわ。ジェイドでは、よくあることですの」
「そんな……」
眉をひそめるレティシアを、クリスは笑みを浮かべながら見詰めると、皆に向けて言った。
「今回の料理勝負で、貴方たち御3人に来て頂いたのは、そういう意味合いでも理由がありますの。
御3人なら、なにがあっても自力で対処できる力をお持ちですもの。
五郎さんは勇者ですから言うに及ばず、アルベルトさんも、元冒険者のギルドマスターとしての実力をお持ちですわ。カリーナさんは、魔術師として――」
「待って下さい」
クリスの言葉を遮り、カリーナは思いつめた声で問い掛ける。
「そんな事で、私は呼ばれたんですか? 料理の腕じゃなくて、魔術師だからなにがあっても大丈夫だからって……」
「違いますわよ」
和やかな声で、クリスは返した。
「ごめんなさい。言葉足らずでしたわね。
今回の勝負に、料理の腕は絶対条件ですの。
腕っ節の強さは、あれば勿論良いですけれど、おまけみたいなものですわね。
ただ単に、勝負に出す料理の参考に、この街を巡る時は気を付けて欲しいと言いたかっただけですの」
「ふむ。それならそうと、最初から言って頂ければ」
アルベルトの言葉に、クリスは笑顔のまま顔を向けると、
「そのつもりでしたわ。でもアルベルトさんが、先に話を振って来られるんですもの」
「おお、それは申し訳ない。知り合いにこちらに来ると言ったら、なにやらキナ臭い動きがあるから気を付けろと言われたものですので」
「キナ臭い、ですか?」
「ええ。なんでも昔、貴女を嫁にしようとして横っ面を引っぱたかれた商人が、嫌がらせで今回の料理勝負の足を引っ張ろうとしているとか」
「あらあら、ふふ。そんなに有名な話になっているのですのね。
でも、少し違いますわ。あくまでも、私達の商業連合の足を引っ張りたい商業組合が、ジェイドでの勝負を取り仕切る私と因縁のある方を焚き付けて、ちょっかいを出して来ているというだけですわ。
気になされるほど、大事ではありませんの」
「なるほど。そう言って頂けると安心しました。しかしそれでは、街に出る時は気を付けないといけませんな。作る料理の参考になるかもと、街を巡る予定でしたのですが」
「だったら、全員で一緒に回ろうぜ」
にかっと笑いながら、五郎は提案した。
「別々に行動して、それそれちょっかい出されるより、3人一緒の方が安全だろうしな。そうしたいんだけど、かまわねぇかな?」
「好いですな。1人で巡るのは、味気ないと思っていましたら。こちらから頼みたいぐらいですな」
「その……はい、よろしくお願いします」
アルベルトは気楽な様子で、カリーナが緊張したように少しだけ顔を赤らめる中、全員でジェイドの街を巡ることが決定したのだった。
広々とした屋敷なのが、グリフォンの背から見下ろすとよく分かる。
中央に余裕のある広場があり、そこを囲むようにして屋敷が建てられている。
グリフォンは、広場へと静かに降りて行く。
それまでの速さが嘘のようなゆっくりとした速度で広場へと近づき、グリフォンを覆う力場が先に地面に触れる。
その瞬間、風船が跳ねるような、ふよんっとした動きを見せた後、すっと地面に降り立った。
「着陸する時、一瞬浮いたな」
「力場が地面に着いた時の反作用っすね」
五郎と有希は喋りながらグリフォンの背中から降りる。
「降りるの、手を貸そうか?」
あとから降りようとしていたカリーナとレティシアに五郎が言うと、
「大丈夫です」
「ありがとーっ。気持ちだけ貰っとくね」
2人は礼だけ返し、グリフォンの背中から降り立つ。そして最後にアルベルトが降りた頃、
「ようこそ。よく来て下さいましたわ。ありがとうですの」
屋敷の主であるクリスが皆を出迎えた。
「これはこれは。主自らの出迎えとは恐悦至極ですぞ」
芝居めいた大仰な、それでいて絵になるほどに似合った仕草で、アルベルトは胸に手を当て一礼する。
「ふふ、そんなに畏まらなくても大丈夫ですわよ」
「いやいや。美しい女性には敬意を払いたい性分なのです、我輩」
「あらあら、嬉しいことを仰って下さいますわね。ですが、今日は私が皆さまをお招きしたようなもの。お客さまに気を遣わせる訳には参りませんわ」
クリスはそう言うと、屋敷の中へと皆を案内する。
屋敷の中は、以前訪れたガストロフの屋敷に比べ、開放的で軽やかな雰囲気がある。
沿岸地帯のジェイドは、ガストロフの屋敷がある王都に比べ湿度が高く気温も高い。
そのため、空調がしっかりと整った、調度品や屋敷の中の色合いも明るく軽い物が目立つ。
「こちらですの。さあ、どうぞ」
クリスにドアを開けられ、部屋の中へと入るように促される。
最初に、クリスと道中話していたアルベルトが入り、そのあとに五郎と有希が入る。
最後は、カリーナとレティシアの2人。
五郎としては、先に譲ろうかと思ったのだが、どこか緊張しているようだったので、声は掛けずにあえて先に入っていた。
部屋の中は、日の光が入り易い開放的な雰囲気で、明るい基調と軽やかな造形の調度品に彩られている。
ソファが幾つか置かれていたが、主であるクリスが席に着く前に腰を下ろす訳にはいかないので待っていると、
「どうぞ。座って下さいですの」
クリスに勧められ、五郎たちは先に座る。
それを確認してからクリスが座ると、そこで口を開いたのはアルベルトだった。
「他の方は居られないのですな。料理勝負と聞いていましたが、審査は貴女だけで行われるので?」
「ふふ、気になりますか?」
「ええ、もちろん。貴女以外の協力者が、どの程度居られるのかは心配ですから」
含みを持ったアルベルトの言葉に、五郎が口を挟む。
「どういうこった、それ?」
「なに。料理勝負をするのは良いですが、邪魔をされては困りますから。よくあるのですよ。招かれて料理を作ろうとしたら、そういうことが」
「あらあら。そこは正直に仰って頂けても良いのですよ。私に敵対的な商人が、今回の料理勝負を邪魔しようとしているかもしれないのではないかと」
「……初耳なんっすけど」
有希が胡乱な眼差しで訊くと、クリスは笑みを浮かべたまま返す。
「少しばかり、このジェイドという地域はガラが悪いということですわ。色々と、よろしくない組織とかが居りますし」
「なんだ、ヤクザが口出し、して来てるってことか」
直截的な五郎の物言いに、クリスは肩をすくめるように返す。
「ええ。ジェイドは港湾都市でもありますから、色々と他の辺境都市の方達が訪れる土地柄ですの。その分、揉め事も多くて、そういったことを取り仕切られる方達が力をお持ちですの」
「みかじめ料を寄こさなけりゃ、ただじゃすまさねぇってか?」
「それは大丈夫ですわ。すでに払ってますから」
にこにこ笑いながら平然と言うクリスに、五郎は続けて問い掛ける。
「ふ~ん。それに関しちゃ、俺は特に何もねぇよ。場所によっちゃ、それが一番揉め事が少なくて済む話だからな。ただよ、だったらなんで俺らの邪魔をしようとしてる奴らが居るんだ?」
「簡単な話ですの。私たちの商業連合とは別の商業組合が、今回の料理勝負を潰したいと思ってるってことですわ」
「なんでそんなことになってるんです!」
キナ臭くなってきた話に、レティシアが勢い込んで尋ねると、
「自分達の所以外の商人が儲けるかもしれないのが気に喰わない、からですわ。ジェイドでは、よくあることですの」
「そんな……」
眉をひそめるレティシアを、クリスは笑みを浮かべながら見詰めると、皆に向けて言った。
「今回の料理勝負で、貴方たち御3人に来て頂いたのは、そういう意味合いでも理由がありますの。
御3人なら、なにがあっても自力で対処できる力をお持ちですもの。
五郎さんは勇者ですから言うに及ばず、アルベルトさんも、元冒険者のギルドマスターとしての実力をお持ちですわ。カリーナさんは、魔術師として――」
「待って下さい」
クリスの言葉を遮り、カリーナは思いつめた声で問い掛ける。
「そんな事で、私は呼ばれたんですか? 料理の腕じゃなくて、魔術師だからなにがあっても大丈夫だからって……」
「違いますわよ」
和やかな声で、クリスは返した。
「ごめんなさい。言葉足らずでしたわね。
今回の勝負に、料理の腕は絶対条件ですの。
腕っ節の強さは、あれば勿論良いですけれど、おまけみたいなものですわね。
ただ単に、勝負に出す料理の参考に、この街を巡る時は気を付けて欲しいと言いたかっただけですの」
「ふむ。それならそうと、最初から言って頂ければ」
アルベルトの言葉に、クリスは笑顔のまま顔を向けると、
「そのつもりでしたわ。でもアルベルトさんが、先に話を振って来られるんですもの」
「おお、それは申し訳ない。知り合いにこちらに来ると言ったら、なにやらキナ臭い動きがあるから気を付けろと言われたものですので」
「キナ臭い、ですか?」
「ええ。なんでも昔、貴女を嫁にしようとして横っ面を引っぱたかれた商人が、嫌がらせで今回の料理勝負の足を引っ張ろうとしているとか」
「あらあら、ふふ。そんなに有名な話になっているのですのね。
でも、少し違いますわ。あくまでも、私達の商業連合の足を引っ張りたい商業組合が、ジェイドでの勝負を取り仕切る私と因縁のある方を焚き付けて、ちょっかいを出して来ているというだけですわ。
気になされるほど、大事ではありませんの」
「なるほど。そう言って頂けると安心しました。しかしそれでは、街に出る時は気を付けないといけませんな。作る料理の参考になるかもと、街を巡る予定でしたのですが」
「だったら、全員で一緒に回ろうぜ」
にかっと笑いながら、五郎は提案した。
「別々に行動して、それそれちょっかい出されるより、3人一緒の方が安全だろうしな。そうしたいんだけど、かまわねぇかな?」
「好いですな。1人で巡るのは、味気ないと思っていましたら。こちらから頼みたいぐらいですな」
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