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第一章 街を作る前準備編
9 魔術協会に行こう でもその前に屋台で朝ごはん その②
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「おはよう、サボ」
厳つく顔が怖い40がらみの屋台のオヤジであるサボに、俺は挨拶を返す。
奥さんお手製の可愛らしいエプロンを付けてなければ、どう見てもヤクザな風体のオヤジである。
というか、実際ヤクザではあるが。
色々とあって関わることになったヤクザの親分直系の子分なのだ。
「おはようさんっす! 勇者さま!」
「朝から元気だね」
「当然ですよ! 景気の悪い顔してちゃ、商売あがったりってなもんだ!」
「それは確かに。それだけ元気だと、最近は儲かってるのかな?」
「はははっ、そりゃもちろん! 勇者さまの口利きで、ここで商売させて貰ってんですから、頑張らないと嘘ってなもんでさ!」
にこにこと楽しそうに笑うサボ。
うん、好かった。最初に出会った頃の、殺伐とした表情よりよっぽど好い。
「お、イイ表情になってますぜ、勇者さま!」
「サボが頑張ってくれてるからね、嬉しくなるんだよ。他のみんなも、そうだと良いんだけど……最近はどうだい?」
「怠ける奴は居ませんぜ。ウチがし切ってんですから、そんなこたぁさせません! 誰も彼も、儲けようってやる気だしてますぜ」
「そっか……だったら嬉しいよ」
俺は周囲に視線を向ける。
そこには、道の両端に広がっている幾つもの屋台が見えた。
王都の中心から、俺がいま住んでいる屋敷へと通じるこの道は、こちらが色々と整備をしている事もあり、かなりの幅がある。
資材の搬入も考えて広くしていたのだけれど、それでも余裕があったので、サボの親分の伝手を借りて屋台を出して貰えるようにしたのだ。
なんでかと言えば、屋敷にやって来るたくさんの人達のお腹を満たして貰うためだ。
俺がいま住んでいる屋敷では、勇者同士の連絡仕事をする関係で、大勢の人達が毎日のようにやって来る。
勇者と関わり合いを持ちたい商人や貴族たち。関わり合いを持った後に、仕事の斡旋や注文に、資材や商品の売買をするために訪れる人々。
そういった人達の用事は、すぐに終わればいいのだけれど、早々巧くはいかない。
時間もかかるし、場合によっては順番まで待って貰わなければいけない。
そうなれば、待ってる間にお腹も減ってしまう。
だから、屋台を出すことにしたんだ。
屋敷で提供できれば良かったのかもしれないけれど、元々屋敷に住んでる人達の分を作るだけでもいっぱいいっぱいだったので、助っ人に頼んだのだ。
それに、巧く行けば雇用を作ることも出来るので、それも目的だったけど。
幸い、今では巧く行って、毎日賑わいに溢れてる。好いことだ。
なんて、ちょっと感慨に浸っていると、
「あいかわらず人が好いっすな、勇者さまは」
サボに笑顔で呼び掛けられる。
「他人事だってのに、そんだけ嬉しそうな表情、出来るんすから」
「別に、お互いの利害が合っただけだよ。気にする必要はないさ」
「寂しいこと言いなさんな。勇者さまのお蔭で貧民街の連中だって、稼げるようになったって、感謝してるんですぜ」
「そう思ってくれてるなら、それだけでこっちは、十分元を取ってるよ」
「足りませんぜ、そんなんじゃ。という訳で、奢りですぜ勇者さま」
サボは笑顔で言うと、屋台からコプラの実を一つ取って、鉈で硬い殻を割り切った。
コプラの実は、元居た世界だとヤシの実に似た果実なんだけど、硬い殻の中にはたっぷりの果汁が入ってる。
内陸部の王都では作れないが、海岸部の辺境領では、砂浜付近の海の中で年がら年中大量に自生してるのだ。
お蔭で、輸入品であるにも拘らず手に入り易い。屋台で手軽に買えるぐらいである。
「どうぞ。冷たい井戸水に浸けてましたから、ひんやりしてますぜ」
麦わらを切り口に差して、俺に渡してくれる。
元居た世界でもストロー代わりに使われていた事もある麦わらだけど、いま使っている物は、それ用に栽培した物を加工した、こっちの世界だとなじみが深い物だ。
実は少ないけれど茎がしっかりしているこの麦は、熱湯で煮たあと天日で干されて使われる。
俺は、サボからコプラの実を受け取ると、
「ありがとう。朝だし、ちょうど喉乾いてたんだ」
早速飲み干す。
(ひんやりしてて、美味いな)
すっきりとした甘味はしつこくなくて、幾らでも飲める味だ。
さっぱりとした喉越しが気持ち好い。
ほんの少し酸味があるけれど、それが却って食欲を刺激する。
「……はぁ。美味しかった」
自然と表情がほころんでしまう。美味しい物を口にすれば、笑顔になっちゃうってなものだ。
「はははっ、相変わらず美味そうな表情しますな、勇者さまは。それだけじゃ、足りゃしないでしょ。他にも要るモノがあれば何でも言って下さいな」
にっこにこ顔で言ってくれるサボに、折角だからと好意に甘えようとすると、
「ちょっと待ちなよ! そっちばっかズルいじゃないか! ウチにだって食べに来て下さいよ、勇者さま!」
下準備が終わったらしい、サボの隣の屋台の店主が声を掛けてくる。
「おはよう、イーリャ」
声を掛けて来てくれたのは、褐色の肌をした20代後半の女性だ。
健康的で、メリハリのある体つきをした彼女だけれど、サボとお揃いのかわいいエプロンを付けている。
つい最近サボと結婚した、新婚さんだ。
彼女は楽しそうな笑顔を浮かべながら、俺を食事に誘ってくれる。
「おはようですよ、勇者さま。それより、食べていって下さいよ。今日も腕を振るったんですから」
明るい笑顔に、見ているだけで嬉しくなる。
ついでにお腹も減って来る。なので、
「エスパダ、揚げたの貰えるかな?」
遠慮なく注文する。ちなみにエスパダは、元の世界だと餃子みたいな料理だ。
もっとも一口サイズじゃなくて、1個で手の平ぐらいの大きさがあるけれど。
「はい! ちょっと待ってて下さいね。すぐに料理しますから!」
嬉しそうに屋台に戻っていくイーリャに、小さくお腹を鳴らしながら、俺はサボが用意してくれた組み立て式のテーブルを前にして、同じく出してくれた組み立て式の椅子に座りながら、料理を持って来てくれるのを待っていた。
厳つく顔が怖い40がらみの屋台のオヤジであるサボに、俺は挨拶を返す。
奥さんお手製の可愛らしいエプロンを付けてなければ、どう見てもヤクザな風体のオヤジである。
というか、実際ヤクザではあるが。
色々とあって関わることになったヤクザの親分直系の子分なのだ。
「おはようさんっす! 勇者さま!」
「朝から元気だね」
「当然ですよ! 景気の悪い顔してちゃ、商売あがったりってなもんだ!」
「それは確かに。それだけ元気だと、最近は儲かってるのかな?」
「はははっ、そりゃもちろん! 勇者さまの口利きで、ここで商売させて貰ってんですから、頑張らないと嘘ってなもんでさ!」
にこにこと楽しそうに笑うサボ。
うん、好かった。最初に出会った頃の、殺伐とした表情よりよっぽど好い。
「お、イイ表情になってますぜ、勇者さま!」
「サボが頑張ってくれてるからね、嬉しくなるんだよ。他のみんなも、そうだと良いんだけど……最近はどうだい?」
「怠ける奴は居ませんぜ。ウチがし切ってんですから、そんなこたぁさせません! 誰も彼も、儲けようってやる気だしてますぜ」
「そっか……だったら嬉しいよ」
俺は周囲に視線を向ける。
そこには、道の両端に広がっている幾つもの屋台が見えた。
王都の中心から、俺がいま住んでいる屋敷へと通じるこの道は、こちらが色々と整備をしている事もあり、かなりの幅がある。
資材の搬入も考えて広くしていたのだけれど、それでも余裕があったので、サボの親分の伝手を借りて屋台を出して貰えるようにしたのだ。
なんでかと言えば、屋敷にやって来るたくさんの人達のお腹を満たして貰うためだ。
俺がいま住んでいる屋敷では、勇者同士の連絡仕事をする関係で、大勢の人達が毎日のようにやって来る。
勇者と関わり合いを持ちたい商人や貴族たち。関わり合いを持った後に、仕事の斡旋や注文に、資材や商品の売買をするために訪れる人々。
そういった人達の用事は、すぐに終わればいいのだけれど、早々巧くはいかない。
時間もかかるし、場合によっては順番まで待って貰わなければいけない。
そうなれば、待ってる間にお腹も減ってしまう。
だから、屋台を出すことにしたんだ。
屋敷で提供できれば良かったのかもしれないけれど、元々屋敷に住んでる人達の分を作るだけでもいっぱいいっぱいだったので、助っ人に頼んだのだ。
それに、巧く行けば雇用を作ることも出来るので、それも目的だったけど。
幸い、今では巧く行って、毎日賑わいに溢れてる。好いことだ。
なんて、ちょっと感慨に浸っていると、
「あいかわらず人が好いっすな、勇者さまは」
サボに笑顔で呼び掛けられる。
「他人事だってのに、そんだけ嬉しそうな表情、出来るんすから」
「別に、お互いの利害が合っただけだよ。気にする必要はないさ」
「寂しいこと言いなさんな。勇者さまのお蔭で貧民街の連中だって、稼げるようになったって、感謝してるんですぜ」
「そう思ってくれてるなら、それだけでこっちは、十分元を取ってるよ」
「足りませんぜ、そんなんじゃ。という訳で、奢りですぜ勇者さま」
サボは笑顔で言うと、屋台からコプラの実を一つ取って、鉈で硬い殻を割り切った。
コプラの実は、元居た世界だとヤシの実に似た果実なんだけど、硬い殻の中にはたっぷりの果汁が入ってる。
内陸部の王都では作れないが、海岸部の辺境領では、砂浜付近の海の中で年がら年中大量に自生してるのだ。
お蔭で、輸入品であるにも拘らず手に入り易い。屋台で手軽に買えるぐらいである。
「どうぞ。冷たい井戸水に浸けてましたから、ひんやりしてますぜ」
麦わらを切り口に差して、俺に渡してくれる。
元居た世界でもストロー代わりに使われていた事もある麦わらだけど、いま使っている物は、それ用に栽培した物を加工した、こっちの世界だとなじみが深い物だ。
実は少ないけれど茎がしっかりしているこの麦は、熱湯で煮たあと天日で干されて使われる。
俺は、サボからコプラの実を受け取ると、
「ありがとう。朝だし、ちょうど喉乾いてたんだ」
早速飲み干す。
(ひんやりしてて、美味いな)
すっきりとした甘味はしつこくなくて、幾らでも飲める味だ。
さっぱりとした喉越しが気持ち好い。
ほんの少し酸味があるけれど、それが却って食欲を刺激する。
「……はぁ。美味しかった」
自然と表情がほころんでしまう。美味しい物を口にすれば、笑顔になっちゃうってなものだ。
「はははっ、相変わらず美味そうな表情しますな、勇者さまは。それだけじゃ、足りゃしないでしょ。他にも要るモノがあれば何でも言って下さいな」
にっこにこ顔で言ってくれるサボに、折角だからと好意に甘えようとすると、
「ちょっと待ちなよ! そっちばっかズルいじゃないか! ウチにだって食べに来て下さいよ、勇者さま!」
下準備が終わったらしい、サボの隣の屋台の店主が声を掛けてくる。
「おはよう、イーリャ」
声を掛けて来てくれたのは、褐色の肌をした20代後半の女性だ。
健康的で、メリハリのある体つきをした彼女だけれど、サボとお揃いのかわいいエプロンを付けている。
つい最近サボと結婚した、新婚さんだ。
彼女は楽しそうな笑顔を浮かべながら、俺を食事に誘ってくれる。
「おはようですよ、勇者さま。それより、食べていって下さいよ。今日も腕を振るったんですから」
明るい笑顔に、見ているだけで嬉しくなる。
ついでにお腹も減って来る。なので、
「エスパダ、揚げたの貰えるかな?」
遠慮なく注文する。ちなみにエスパダは、元の世界だと餃子みたいな料理だ。
もっとも一口サイズじゃなくて、1個で手の平ぐらいの大きさがあるけれど。
「はい! ちょっと待ってて下さいね。すぐに料理しますから!」
嬉しそうに屋台に戻っていくイーリャに、小さくお腹を鳴らしながら、俺はサボが用意してくれた組み立て式のテーブルを前にして、同じく出してくれた組み立て式の椅子に座りながら、料理を持って来てくれるのを待っていた。
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