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計略陰謀篇
第37話 動き出す闇
しおりを挟む暗黒大陸進軍まで残り半年・・・
迫り来る大作戦に戦力強化や人員の補充 食糧の調達など各部門も総力をあげて準備を行い、着々と進められていた
その中の1つ 武器 兵器開発部門ではゴーレムの大量生産および新ゴーレムの開発など 他の部門より忙しい日々が続いていた・・・
「自立人型無人ゴーレムを大量生産したしました。これならば人形に戦わせれば 兵士たちの死者も軽減するかと
囮にも使えますし 突撃の際 最前線に出せば よき壁にもなります」1人の開発者が説明する
「すみませんが そちらの無人ゴーレムを一体お借りしたのですが、訓練中に暴走して危うく人を殺しかけたのですが本当に大丈夫なんでしょうね!」
リグレットはかつて起きた事の危険性を訴える
「問題ありません 自立制御は完璧です! 遠隔操作できる距離も広くなり 後退指示も可能です この大作戦において重要な存在となるでしょう さらなる需要も高まるでしょう」開発者は自信満々に答弁する
「こいつは今後の需要が大事なだけで暴走に関しては知らんぷりをするつもりだな 姉の部下を殺しかけておいて何が問題ないだ!」リグレットは心の中で思う
「無人ゴーレムは引き続き生産と自立性をもっと強化せよ」開発部門の総括らしき人物が指示を出す
「分かりました。ご期待ください」
無人ゴーレムの開発者は礼をして着席する
「さて 次にゴーレムの新装備についてだが・・・」
「はい!私から説明いたします」リグレット博士が立ち上がる
「まず、一部のゴーレムには脚部を馬車の荷車のような回転歩行ローラー式に変更します! これは暗黒大陸領の道が険しく二足歩行型では難しい難所を越えるために臨機応変に対応できる構図となっています
次に全ゴーレム両肩に換装ユニットを設置します。
小型の大砲を着けたり アンカーで敵を捕縛 拘束したりと現在 様々な案が出来ているのでゴーレムの強化は確実なものとなっています」
「いくら装備が充実していても乗れる者が少なくては金の無駄ではないかね? それよりも無人ゴーレムの方に出費していただいた方がよろしいかと」
さっきの開発者が口出しする
「人が操縦するからこそ細かい作業や指示を聞いてくれるのです!いざと言う時の判断力は操縦する者が無人より優れているのです」リグレットは反論する
「もうよい 有人も無人も関係ない ゴーレムの新装備は続けよ 操縦者も増やし 操縦技術を磨かせよ」
総括は2人をなだめ 進行する
「続いて 新型ゴーレムの件だが・・・・・・」
・・・・・・・・・・・・・・・・・・
とある地下 リグレットの地下トレーニングルームとは違う別の地下施設
いくつものカプセル状の容器が存在し中には培養液が入ってブクブクと音を立てていた
カプセルの容器には人間族や獣人族さらに魔族など様々な種族が1つ1つ丁寧を入れられていた・・・
その容器を見上げる老人
その男は1つのボタンを押す
すると カプセル容器の中にいる多種族は急に苦しみ始める
「ウ・・ウガァァ・・・」
「くっ・・・ううう・・・」
「う・・・う・・・う・・・」
ドクン!ドクン!ドクン!心臓の鼓動なのか何か別の鼓動なのか 身体が大きく痙攣して もがき苦しむ
容器の中で叫びをあげるが培養液で声が発せず
「ウ・・ぼこぼこ・・・ウオ・・・」
「ブクブク・・・た、た・・・す・・・け・・・」
「う・・・グワ!・・・ぐ・・・」
人間族は苦しみに耐えきれずに意識を失い
獣人族はまだ苦しみ 暴れながら容器を叩く動作をする
魔族は動かなくなり 身体中に光りのひびが入る・・・
やがて 全身にひびが入り パリーン!とガラスが砕けるように消滅する
「やはり 『勇者の因子』は神聖なる魔力。故に魔族にとっては毒だったか・・・」
目の前で殺したのに老人は気に止めず、結果だけを口にする
「クックックックックックッ だが、魔族以外なら崩壊はせずに肉体を保ったままだ・・・
まぁ個体によるが、自我が失われるが仕方あるまい」
トットットットっと足音が近づく
「コイツらは適合できたのかね」白いローブを着た男が訪ねる
「そう簡単に適合できる者は居まいよ・・・じゃが 操り人形にはなったじゃろ あとは人間族しか『勇者の因子』は適合しないじゃろうな 先祖がそうであったように」
「それはいい 神の使徒は人間なのだから当然だな」
「ところで数ヵ月前に無人のゴーレムが起動した際 面白い報告があったそうだ 何でも自立型に搭載されている魔族スキャンで発見したそうじゃ それも殲滅モードに入ってその後は通信が途絶えた・・・
正確には壊されたといっておこう」
「探知に反応したというのはもう確定と言うことだな
やはり帝国に上手く紛れているのか
さて どう始末すべきか・・・」
白いローブの男は考え 思いつく
「ヌフフフフ もう1人の制御できぬ者と共に消えてもらおう・・・
では ドクター引き続き 神の尖兵の創造を頼む」
白いローブの男は大義があるように喋るが、神の尖兵はこの地下施設で行われている人体実験で生み出された強化人間のことだった・・・
その場から立ち去った男を後に ドクターと呼ばれた老人は別の扉を開き さらに地下へ行く
そこには先ほどより大きいカプセル状の容器が2つ並んでいた
1つは成人の男性で鍛え上げられた筋肉のある男
もう1つはまだ少年の姿で痩せている男の子
「所詮はコピー オリジナルのように成長出来ぬか」
痩せている少年の方を見て呟く
「失敗作は捨て駒にして廃棄するかのう」
ドクターはボタンを押し 培養液が排出され
カプセルの容器がプシューと蒸気をあげて開く
少年は目を覚ます
瞳に光が宿っていない 生気が感じられない 虚うつろなる目を開く・・・
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