ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

文字の大きさ
41 / 91
計略陰謀篇

第40話 遠征

しおりを挟む


中央軍 第1班 皇帝リエナと五聖筆頭ヴァイスハルトという帝国最高戦力が集うこの班にデミナス代表でゼオンが抜擢され 共に戦うこととなる・・・



恐らく自分はリエナの護衛をしながら戦うことになる

1対多数をイメージして身体を動かし 技の練習を黙々としていると



トコトコトコとユウマが近づき 同じポーズをし始める


シュッ! シュッ! ズバッ! ダッ!



一連の動きをすると ユウマも同じように動くがゆっくりでギクシャクしている



「どうしたの?」ゼオンが聞いてみる



「僕もゼオンさんのように動かせたい」ユウマは答える



ゼオン「よし! じゃあ やってみるか!」


ユウマ「うん!」



ユウマはゼオンから格闘術を学ぶようになる



学んだ後はそれをゴーレムの動きで再現する



軽量化はされておらず、重装備のゴーレムだが パンチ一発でも強力なため学んだ動きは無駄ではなかった



ガシャーン! ゴーレムから降りる

「やっぱり動きが鈍い・・・もっと・・・」



「焦る必要はないよ 毎日続けりゃ きっと良くなるさ」

フォローをするゼオン



それからユウマはゼオンの動きを観察したり 一緒に隣で身体を動かし 練習を続ける日々を送る


途中 リエナとゼオンの凄まじい稽古を見て 驚く

2人とも常人を超えた動きに圧倒される



それでも2人を観察して 動きを学ぼうとする


ユウマの特訓の日々が続くなか 中央軍 第1班に遠征の指示が出される・・・



帝国領内の港町付近に巨大魔物のクラーケンが現れたという情報だった

さらにその近くに魔獣の巣ができて被害も出てるという2か所の魔物の討伐を依頼される



この班で初めての実戦に緊張するが、帝国最強が2人もいるので心強かった



「今回はいきなりですまないが、班を2つ別けて討伐しようと思う」ヴァイスハルトさんが提案を出す

「港町の兵士がクラーケンを相手にしている時に背後から魔獣に襲われたという情報がある

恐らくクラーケンと魔獣は連携を取っている」



リエナ「なるほど 挟撃してくるのか」



ヴァイスハルト「クラーケンを囮に 魔獣の群れで襲いかかるそういうシナリオだろ」



ゼオン「そこでチームを2つに別けて同時に討伐すると」



ヴァイスハルト「正解だ! 魔獣は群れだから数が多い そこで聖騎士団とゼオンくんで討伐を

クラーケンは私とリエナ様なら倒せるだろ」



リエナ「良い!異議なしだ!」



ゼオン「了解です!」



ヴァイスハルト「それでは 各自の健闘を祈る

出撃!」




号令とともにそれぞれが動きだす・・・



ゼオンと聖騎士団は魔獣の群れに向かい

リエナとヴァイスハルトはクラーケンがいる方に向かう




道中 ゼオンは聖騎士団の人と話したことなかったので話しかけてみた

「これから よろしく!」と言うが、

「・・・・・・・・・・・」と喋らなかった


「ありゃ?余計だったかな?」心の中で思い


後ろにいるゴーレムに乗ったユウマに話しかける

「よろしくな!」


「うん、頑張る」とユウマは返事してくれる



ユウマとはともかく 聖騎士団の人たちと連携できるか不安になってきた・・・






魔獣の巣と思われる場所に到着する一行



「さて どうするか? きっとボスがいるから慎重に・・・ 」と考えていると



聖騎士団の人たちは ザッザッザッザッと行進し始める



「え? ちょ ちょっと待って!」ゼオンは作戦も考えずに突撃してしまう騎士団に驚く



ガルルルルルル! 魔獣はウルトラタイガーで聖騎士たちに気づく



そして 魔獣の群れが次々 現れ 聖騎士団に襲いかかろうと飛び上がった瞬間



聖騎士たちは持っていた槍で魔獣を串刺しにする

ズバッ!ザシュッ!



絶命した魔獣はポイッと捨て去り 瀕死の魔獣は地面に降ろし さらに槍で突き刺してトドメをさしていた



「エリートって聞いてたのにえげつねー!」ゼオンは思った



まるで害虫を駆除するみたいに冷酷で躊躇なしの討伐に驚く



「ユウマ 聖騎士ってみんなああなのか?」質問してみる



「僕も喋ったことない ゼオンさんとだけ話しできた」




次々と容赦なく 討伐する彼らを見て恐怖すら感じた



すると 奥からドスン!ドスン!大きな足音が聞こえた



姿を現したのはウルトラタイガーのボス的な存在

通常のサイズより大きく 顔に傷がある いかにもって感じのやつが出てきた



ボスのウルトラタイガーは前方の聖騎士団を爪 一振で蹴散らす 何人かが鎧ごと切り裂かれ 地面に転がる



「あいつはまずい! 俺たちも援護するぞ!」

ゼオンはユウマに言う



「わかっ・・・・たよ・・・ え!?」

言葉の途中にユウマは驚く





負傷した騎士が平然と立ち上がっていた

兜が外れ 落ちて 顔が見える

目は死んだ魚のように正気ではない雰囲気があった



すると 1人の聖騎士が口を動かす


「魔物を殺せ 魔族を滅せよ」



続けて「魔物を殺せ 魔族を滅せよ」

「魔物を殺せ! 魔族を滅せよ!」

・・・・・・・・・・・・



突然 聖騎士団全員が口を揃えて「魔物を殺せ! 魔族を滅せよ!」と連呼し始める




すると 今までの動きとは違い 聖騎士たちは囲み ジャンプしてボスのウルトラタイガーに上から四方八方から槍で突き刺し始めた



グオーーー!と叫ぶ 魔獣 しかしお構い無しに次々に刺しまくる聖騎士たち

「魔物は殺せ! 魔族は滅せよ!」その言葉を連呼して魔獣を追い詰める




異常な光景にゼオンもユウマも立ち尽くしていた・・・



「なんだこりゃ・・・」


「・・・・・・・・」






そして ボスの魔獣は力尽き その場に倒れる



「倒しちゃった・・・」ユウマが口にする




しかし 聖騎士たちは止まらず倒した魔獣に何度も槍を突き刺し なぶり殺しをしていた




「!? お、おい! もう死んだ! それ以上はやめろよ!!」

ゼオンは止めようと叫ぶ



すると こちらに首をくるっと曲げて「魔物を殺せ! 魔族を滅せよ!」と再び連呼を始めてぞろぞろとゆっくり近づいてくる



「やっぱり正気じゃない! 一体何が?」



聖騎士たちの目は正気ではないが、自分を見ていることに気づく



「!? まさか俺が標的?」と考える



「魔物を殺せ! 魔族を滅せよ!」と言っていた




「ユウマ! リエナとヴァイスハルトさんと合流しよう! コイツら変だ! なにかおかしい!」

ゼオンの声に



「うん! 分かった!」と返事をする




ゼオンとユウマは聖騎士団の異常な行動に危険を察知してその場から走り出した


目指すはクラーケンを相手にしているリエナたちの下へ・・・


しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

『急所』を突いてドロップ率100%。魔物から奪ったSSRスキルと最強装備で、俺だけが規格外の冒険者になる

仙道
ファンタジー
 気がつくと、俺は森の中に立っていた。目の前には実体化した女神がいて、ここがステータスやスキルの存在する異世界だと告げてくる。女神は俺に特典として【鑑定】と、魔物の『ドロップ急所』が見える眼を与えて消えた。  この世界では、魔物は倒した際に稀にアイテムやスキルを落とす。俺の眼には、魔物の体に赤い光の点が見えた。そこを攻撃して倒せば、【鑑定】で表示されたレアアイテムが確実に手に入るのだ。  俺は実験のために、森でオークに襲われているエルフの少女を見つける。オークのドロップリストには『剛力の腕輪(攻撃力+500)』があった。俺はエルフを助けるというよりも、その腕輪が欲しくてオークの急所を剣で貫く。  オークは光となって消え、俺の手には強力な腕輪が残った。  腰を抜かしていたエルフの少女、リーナは俺の圧倒的な一撃と、伝説級の装備を平然と手に入れる姿を見て、俺に同行を申し出る。  俺は効率よく強くなるために、彼女を前衛の盾役として採用した。  こうして、欲しいドロップ品を狙って魔物を狩り続ける、俺の異世界冒険が始まる。 12/23 HOT男性向け1位

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~

仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

癒しの聖女を追放した王国は、守護神に愛想をつかされたそうです。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 癒しの聖女は身を削り激痛に耐え、若さを犠牲にしてまで五年間も王太子を治療した。十七歳なのに、歯も全て抜け落ちた老婆の姿にまでなって、王太子を治療した。だがその代償の与えられたのは、王侯貴族達の嘲笑と婚約破棄、そして実質は追放と死刑に繋がる領地と地位だった。この行いに、守護神は深く静かに激怒した。

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

処理中です...