ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

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計略陰謀篇

第47話 VSダークエルフ族長 ②

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ダークエルフ 皇帝 魔族 の3人が横に並び

異形の化け物となったダークエルフ族長と植物の魔物の前に立つ


「ウガーーーー!」と正気を失った族長が吠えて

無数の根を3人に伸ばす


3人は一斉に前に出て 根を破壊する

ズバッ! ザン! ドガ!


次にグラディスは左へ

ゼオンは右へ

リエナは真っ直ぐにそれぞれ 移動する


化け物は左右に根を出し 鞭のように振り回す

中央には「かかか」と喋る果実を数体 投げつけ

3人を迎撃する


グラディスは突進突きを放ち 根を突き崩し

デットリープラントに同じく突進突きで突っ込む


ゼオンは鞭のような根をジャンプして避け そのまま根に乗っかり 根をつたって走り グラディスの反対側から拳撃を当てようとする


リエナは牙の生えた果実を次々に斬り裂き 一気に間合いを詰め 族長に剣を振るう



3ヶ所からの同時攻撃

しかし それぞれ目の前に魔法障壁が張られて攻撃を防ぐ

ガン! キン! ガキン!


グラディス「くっ!」

ゼオン「なっ!」

リエナ「チィ!」


3人の攻撃は弾かれ 距離をとる


族長は正気じゃなくても魔法を使ってくることが分かる


腹に突き刺した杖が光り 紫色の稲妻を周りに乱発する

バチバチ! ドーン! ドーン!


それぞれ避けながら移動する



その間に根を地面に突き刺して 大地や木の生命力を吸い取る


周りの木が枯れていく


ゼオン「まずい!エルフの森すべてがこいつの力になっちまう!」


グラディス「魔法で近づけない!」


リエナ「魔法障壁も破る必要もある!」



「セシリア殿の戦士のみんなさん!

族長を構わず 討ってください!!

このままでは取り返しがつかなくなります!

どうか 魔に堕ちた者に安らかな眠りを!!」


ダークエルフたちはリエナたちに族長を討伐するよう懇願する


「ウガーーー!」

叫んだダークエルフの若者を根で吹き飛ばす

「うわーー!」若者は木に背中をぶつけて意識が飛ぶ



ゼオン「野郎! 仲間まで分からなくなりやがった!!」


グラディス「もう 討つしかない」


リエナ「ああ! もはや人に仇なす魔物!」


「それで リエナ・・・植物と族長 両方斬れるか?」

ゼオンが質問する


「玉座剣の技に隙が多くて見切られやすいが、確実に一刀両断できる大振りの技がある・・・それならば!」

リエナが答える



ゼオン「よし! 俺とグラディスさんで魔法障壁を壊す

トドメを頼むよ リエナ!」


リエナ「待て!お前はまだ傷が完治していないだろ!」


ゼオン「俺は頑丈だから平気だよー!」

そう言って走り出す


リエナ「まったく・・・戦闘の時だけ頼もしいやつだ」

呆れるが それでこそお前だ!と頷く

「グラディス! ゼオンのサポートを頼む!」


「グラディスさん お願いします!」

ユウマもお願いする


グラディス「・・・ご、ご褒美は・・・なに?」

グラディスは頬を染めて聞く


ユウマ「え? え~と・・・好きなだけハグしていいよ!」


「むふふ・・・・・分かった!」

嬉しくて笑顔になるが、すぐに真剣な表情に切り替わる


ザッと飛び出す


再び 近づくゼオンとグラディス


鞭のような根で襲いかかるが、2人は華麗に避けて走る

重要なのは魔法障壁を破ること

牙が生えた果実も投げつけるが ゼオンがサッカーボールを蹴るみたいにシュートしまくり 道を開ける


今度は紫色の稲妻を走らせる

ギリギリ避けながら 2人は距離を縮める


化け物は目の前に三重の魔法障壁を張り 防御態勢になる



まずは ゼオンが右の掌に炎を集中させて

『爆炎掌(ばくえんしょう)』!!

と言って魔法障壁に掌をぶつけるとボーーン!

爆発する掌底破で一層目の障壁をパリーン!と破壊する


続けて グラディスが連続斬りで障壁にひびが入るまで攻撃してトドメに突進突きで二層目の障壁を破る


破った勢いのままグラディスは最後の障壁にも突き刺すが、二層目で力を使いすぎて 威力が弱くなっていた


そこへゼオンが飛び蹴りで障壁にドーン!とぶつかる



化け物の族長に刺さった杖が光り 紫色の稲妻を発動する

2人はそれを避けずに喰らう

バチバチ! ドーン! ドーン!


ゼオン「くぅ・・・なんの・・・」

グラディス「・・・う・・・」


稲妻のダメージを受けながらも 耐えて攻撃に手を緩めない2人


稲妻が止んだ瞬間

2人は一歩下がり 踏み込み もう一度攻撃する

ドガ! 2人分の衝撃を生み パリーン!と最後の障壁が砕ける


ゼオン「・・・今だ! リエナ!!」




リエナは化け物の上空にいた

2人が魔法障壁を破った瞬間に高く飛んでいた・・・

『クラウンキャリバー』を両手に持ち、剣を縦に振り下ろす大振りの構えをする


玉座剣の一つに強力な一撃の剣技が存在する それはあまりにも大振りの構えで 隙だらけ 見切られやすいのデメリットがあるものだった 実戦で使えることはあんまりない


だが 決まれば 一撃必殺の技

リエナは両手に力を込めて 2人が作ってくれた隙に入る

上空からの力を込めた兜割り


リエナ「玉座剣の 伍『業魔!断骨』!!」


ザンッ!!と響く音・・・



デッドリープラントとダークエルフの族長さらに腹に突き刺してあるゾンダルの杖

すべてに一直線 縦に斬ったあとが見え 次の瞬間・・・



ズバーーー!!と左右にキレイに斬り割れる


「グギャーーーー!!」と断末魔をあげて

身体がゆっくりと崩壊していく

族長も白目を剥き 言葉をすることなく 消滅していく

紫色に光っていた杖も割れて砕け散る・・・






「さようならです。族長 今までありがとうございました。」

ダークエルフたちは変わり果て 魔に堕ちた族長に別れと感謝を伝え 黙祷を捧げた・・・














・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・・













暗黒大陸領 魔王城の一室


「我が同胞が死を迎えた・・・」

魔王軍四天王 邪霊将 ゾンダルは杖から送られた情報を見ていた

身体はスペアの骸骨に乗り移っていた



?「ガッハッハッ! またしぐじりやがったのかよ

ゾンダル?」

ライオンのような逆立った髪の毛をした魔族の男が言う



ゾンダル「そう言うお前の部下も国境付近で大量に無駄死にしたようだな レオゴルドよ」



レオゴルド「雑魚しか送ってねーよ おれが出る必要もねぇ つーか シャークリアおめーもクラーケン殺られてたなあ」



「あたいのは勝手に出ていたのよ! 知らないわよ!」

シャークリアという女性 人魚族だが珍しいサメ型の姿

鋭いギザギザの歯で不機嫌に答える



シャークリア「ねぇ セイピスは部下を使って偵察しないの?」



セイピス「・・・・・・・・」



シャークリア「相変わらず 喋らないわね・・・」



「送る必要がない・・・」

セイピスという男性が一言だけ言う



レオゴルド「確かにそうだ 帝国は近いうちに攻めてくるんだろう? そん時に叩き潰せばいいさ!」



シャークリア「んでぇ いつ来るのよ」



ゾンダル「さあ どうだろうな 皇帝は死んだとされているが、我が同胞を倒したのは皇帝だった 理由はわからんが 帝国は何か大きな動きをするつもりか・・・」



シャークリア「仲間割れ? なにそれ バッカじゃない!」



レオゴルド「じゃあ 今のうちにおれたちで攻めれば面白くなりそうだな!」



セイピス「サガーク様から命令は出ていない・・・

まだ動くな・・・」



レオゴルド「あいよ~」

気の抜けた返事をする



シャークリア「なんだ~つまんないの」



ゾンダル「まあ エルフの国の侵略は失敗に終わったが、我ら四天王の出番も近いうちにあるだろう」


セイピス「・・・・・・・・」


レオゴルド「ガッハッハ」


シャークリア「んふふふ・・・」






かくして エルフ国の侵略を狙ったゾンダルの計略を阻止したゼオンたち

魔王軍はまだ動かないが、帝国では何かが動いていた・・・


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