80 / 91
部族騒乱篇
第16話 参戦する者たち
しおりを挟むバチーン!と電撃を喰らう ベルクスとバシリスク
バシリスクはベルクスから離れて 距離を取る
ベルクスは身体に電気が流れ バチバチ!と帯電していた
アロード「なにベルクスに攻撃してんだよ!」
アマネ「ほほほ・・・安心せい 妾(わらわ)がなぜ数あるうちの中で『紫電』を選んだか 分かるぞ・・・」
バチバチバチ と電流が身体を流れるが 何もなかったように立ち上がる
アロード「ベルクス大丈夫か?」
ベルクス「ああ 大丈夫だ」
アマネ「ベルクスは雷属性に耐性があるのじゃ
だから『紫電』を使ったのじゃ」
ベルクス「それでも無効ではないから チクッとしたぞ
まるで蜂に刺された気分だ」
アマネ「助けたんじゃから 褒めよ! 讃えよ!」
ベルクス「・・・それよりセレスティアは?」
アマネ「これ!無視するでないわ!」
ブクブクと泡立っているスラミンと中にいるセレスティア
すると シューと石化している足から石が剥がれ始める
そして 石 すべてがポロッと取れる
石はシューと泡立つスラミンの中に吸収される
しゅぅぅぅぅ と縮み 元のサイズに戻るスラミン
スラミン「できた~♪」
セレスティアは身体が動くことが分かる
「すごいですわよ! スラミン あなたすごい子ですわ!」
スラミン「えへへへ~♪」
アロード「スラミン マジでヒーラーだな・・・」
アマネ「妾(わらわ)もあれくらい 褒めてほしいのじゃが」
頬っぺたをプクーと膨らませる
ベルクス「それより 仕切り直しだ! バシリスクが仮面を付けている 今がチャンスだ!」
シャーーー!!と変わらず 威嚇してくる
ベルクスとセレスティアが前に出る
尻尾を使った薙ぎ払いはセレスティアが盾で受け止め
その隙にベルクスが【斬鬼丸】でバシリスクの身体を一太刀浴びせる
それは 魔力だけを斬る斬撃で身体に影響は無いものだった
フシャーーー!!と叫び 苦しむ
「ふーん!」尻尾を弾き そのまま突進して盾でバシリスクをガーン! と追突して吹き飛ばすセレスティア
壁に激突して土煙が上がる
セレスティア「これで気絶してくれるとありがたいのですが・・・」
すると 土煙の中で赤い瞳が光っていた・・・
アロード「!? またかよ!」
全員 幸い直接見ていないため石化は免れたが 再び目をつむる
セレスティア「!? 待ってください! アロード殿 先ほど瞳が赤くありませんでした?」
アロード「ああ!赤く見えたな!」
セレスティア「石化の魔眼は黄色に輝く瞳と聞いてます! つまり・・・」
アロード「操られているか ベルクスが言う凶暴化だな!」
アマネ「なるほど だから言葉が聞けないのじゃな」
ベルクス「気配を探って 魔力だけを斬る」
前に出るベルクス しかし 「!?」 バシリスクの気配が霧のように消える
「なに!? 気配を消せる能力があるのか?」
目をつむったまま 立ち止まってしまう
ズズズズズと這い寄る音が聞こえる
だが 気配は無い 「どうする? 一か八か斬るか?」
【斬鬼丸】を構え 近くを斬ろうか 考えていると・・・
タッタッタッタ とこちらに走ってくる人の気配を感じる
「サイクロプスか・・・いや 気配が違う」
やがて 別の気配の人が剣を降り下ろし 当たりはしなかったが バシリスクをベルクスから遠ざける
シャーーー!!と威嚇して新たに現れた者を見つめるが その者は目隠しをして魔眼対策をしていた
そして もう1人 後ろから誰かが走ってくる
?「バスターガントレット! 起動!」
ピピ《バスターガントレット起動》
ウイーン!ガチャン!ウイーン!ガチャガチャ!と指先から腕までに機械音と共に赤い装飾された機械の籠手が少年に装着される
声が聞こえた方に身体を向けた瞬間 目を前に機械の右手が現れる ガシッ!と頭を掴まれるバシリスク
?「すみません! 気絶してください!」
少し上に持ち上げ 真下に少年はバシリスクを地面に投げつける ドガッ!
バシリスクは「かはっ!」と声を上げるが気絶はしておらず
ブン!と尻尾の先端で突きをついてくるが 機械の手で尻尾をガシッ!と掴む
?「ふんぬー!」と力をこめて バシリスクの尻尾を掴み
ブンブンと回し始める
フシャーーー!!と目が回るバシリスク
?「おりゃーー!!」と声を上げて 回転した遠心力の増した投げを放ち バシリスクを投げ飛ばし 壁に激突させる
ドガッ!
ぶつかった衝撃により 今度こそ気絶したバシリスク
アロード「援軍か? おい? 目を開けてもいいか?」
?「はい バシリスクは沈黙・・・気絶しましたので 大丈夫です」
みんな恐る恐る目を開くと 確かにバシリスクは壁に背をつけて気絶したように力尽きていた
その横には人間族の少年とダークエルフの女剣士がいた
?「すみません 剣を打ち直してもらっていたら遅れました! 本来は僕たちが調査に向かうはずだったのですが・・・」
少年は頭を下げる
ベルクスは気づく 町ですれ違った2人組だと・・・
ベルクス「大丈夫だ 気にするな 俺はベルクスだ」
アマネ「九尾の妖狐 アマネ様じゃ」
アロード「グランアロード号船長 キャプテン アロードだ」
スラミン「ぼくは スラミンだよ~」
セレスティア「ケンタウロス族 セレスティアでございます」
少年は頭を上げる
?「はじめまして! 僕らはエイルラント帝国 特殊部隊デミナス所属 ユウマです! 隣はダークエルフ族のグラディスさんです!」
グラディス「・・・」コクッとうなずく
アロード「デミナス? もしかして 亜人部隊か?」
ユウマ「そう・・・言われることもありますね」
セレスティア「でも 帝国の方が暗黒大陸にいるなんて珍しいですわよ」
ユウマ「僕たちは調査で派遣されたんです
グラディスさんが元々 暗黒大陸出身だったので 国境を越えられる別ルートから来ました」
ベルクス「調査? 一体なにを?」
ユウマ「暗黒大陸は帝国では未開の地 そのため 地図がありません その地図の作成と合わせて最近の魔獣や魔物の活性化が頻繁に起こり 帝国との国境付近は激戦が繰り広げられています
幸いにゼオ・・・「勇者」様が奮闘を続け 死守していますが 原因の分からない凶暴化について調査しに来ました」
アマネ「そして ちょうど凶暴化したバシリスクを調査しに来たところじゃったと」
ユウマ「その通りです」
グラディス「・・・ユウマ」
グイグイと服を引っ張る
ユウマ「そうでした・・・バシリスクさんの容態を確認しなくては・・・」
アロード「気絶したなら 石化は解けてるはずだ
おい! サイクロプスのおっちゃんたち! 奥にいるもう1人を見に行くぞ!」
サイクロプスE「分かった!」
サイクロプスF「行ってみよう!」
アロードとサイクロプスたちは鉱山の奥へ進む
バシリスク「ん・・・い、痛たたた! 身体が痛い
それに私は何を・・・」
バシリスクが目を覚ます 正気に戻っていた
ユウマ「大丈夫ですか?」
話しかけると
バシリスク「あれ? 人間さん それに多種族の方まで」
ベルクス「今までのこと 覚えているか?」
バシリスク「・・・う・・・微かに覚えています
すみませんでした! 私 ヒドイことを!」
セレスティア「やはり バシリスクという種族は物静かな方が多いと聞き この方も静かな方ですわ」
アマネ「それなのにあんなに暴れておったのじゃ」
バシリスク「う・・・確かに私 凶暴でした」
ユウマ「そんなあなたがなぜ 凶暴化したのか 調査に来ました 単刀直入に聞きます あなたに何があったのですか?」
バシリスク「えーと・・・確か・・・私は
そう 誰かの魔力が突然私の中に流れ込んできたのです
それから意識が朦朧として暴れていました」
ベルクス「操られた可能性が高いな・・・」
ユウマ「僕もそう思います
相手を強制的に凶暴化させたようですね」
バシリスク「あ、あの・・・この度は本当にすみませんでした」
頭を深く下げてきた
ユウマ「き、気にしないでください! やった犯人が悪いですから!」
バシリスク「でも サイクロプスの皆さんにはとても迷惑掛けました・・・」
アマネ「妾(わらわ)たちも口添えするからサイクロプス族には謝るだけで平気じゃよ」
スラミン「ゆるしてくれるよ~」
アロード「おーい! 採掘班は無事だったぞ!
それに奥に宝があったぞ!」
スラミン「なになに~♪」
アマネ「見てみるのじゃ」
セレスティア「私も失礼しますわ」
気を遣ってその場を去るセレスティア
ベルクスは残り ユウマとバシリスクの娘との会話を聞く
しかし 犯人は分からず 今回はサイクロプス族への謝罪で終わりを迎える バシリスクの娘は元いたところへ帰っていった
魔物や魔族の凶暴化で採掘出来なかったサイクロプス族の鉱山は数日後に解禁され 多くの採掘班が出かけ 久々に鉱石の採掘をしていた・・・
ベルクスたちはカイザーコングから出た 大量の魔鉱石を売り 大金を手に入れ マジックポーションの製造及び購入 食糧調達 装備品の強化 船の修理をする人も確保して 旅に必要なことを入念に準備をしていた
さらに アロードが見つけた宝 それはあらゆる属性に対応して吸収し その属性が付属するようになる特殊な金属『エレメント・レアメタル』だった
サイクロプスの鍛冶屋のおっちゃんからぜひ武器を作らせてくれ!とお願いされ その金属を渡し 数日 出来るまで滞在しているうちに旅の準備をする・・・
数日後 『エレメント・レアメタル』から製造されたのは
両刃型の片手剣 しかもシンプルなものだった
おっちゃん「シンプル イズ ベスト!!
だが これに属性を加えるとその属性の魔剣の誕生だ!
それまでは無属性のただの剣だがな ガッハハハハハ!」
ベルクス「・・・どうする?誰かいるか?」
アロード「俺は手いっぱいだ 剣と銃があるから」
セレスティア「私も盾とランスがありますわ」
アマネ「この際 おぬしが持て 二刀流でもしたらどうじゃ シンクロウに勝てるかもしれんぞ」
スラミン「にとうりゅう~!」
シャキーン!と 身体の一部を使って小さい剣を2つ持つフリをする
ベルクスは名の無い魔剣を背中に背負う
柄は右肩の方に・・・
旅の準備を済ませ 皆 宿屋から出る
魔王城を目指し サイクロプス族の町から再び歩き出す一行
町の出入口に行くと 鉱山で会ったユウマとグラディスがいた
アロード「よっ!お二人さん お前らも出発するのか?」
ユウマ「これはどうも 皆さん
そうです 地図も出来たので これからミノタウロス族のところに向かう予定です」
ベルクス「方角は?」
ユウマ「北西です」
アマネ「妾(わらわ)たちと一緒じゃわい」
アロード「ということは目指す場所は同じだな」
セレスティア「次の目的地はミノタウロスのところですわね」
ベルクス「途中まで同行するか?」
ユウマ「いいんですか?」
ベルクス「かまわん 俺たちもそこへ向かうつもりだ」
ユウマ「グラディスさん この人たちは信用できます!
同行しましょう!」
グラディス「ユウマが決めたのならいいよ・・・」
ユウマ「それじゃあ 途中まで行きましょう!」
こうして 次の目的地まで同行する事となった
特殊部隊所属の2人組
ベルクスとユウマ 2人の出会いは偶然か必然か・・・
サイクロプス族の問題・・・
鉱山付近の巨大魔物討伐と鉱山に住み 凶暴化したバシリスクを正気に戻し 採掘は再開されて解決へ
グランアロード号の修理する人も確保する
レアアイテムの入手と新たに無属性の魔剣を手に入れる
そして 次の目的地までユウマとグラディスが同行することに・・・
0
あなたにおすすめの小説
{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜
Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。
だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。
赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。
前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、
今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。
記憶を失ったふりをしながら、
静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。
しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。
――これは復讐でも、救済でもない。
自由を求めただけの少年が、
やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。
最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。
重複投稿作品です
小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。
異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎
アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』
見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装…
俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。
突然の事で戸惑うクラスメート達…
だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。
「またか…」
王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。
そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。
そして俺はというと…?
『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』
「それよりも不知火君は何を得たんだ?」
イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。
俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。
その場にいた者達は、俺の加護を見ると…
「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。
『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』
王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。
まぁ、その方が気楽で良い。
そして正義は、リーダーとして皆に言った。
「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」
正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。
「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」
「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」
「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」
「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」
「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」
「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」
「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」
俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。
「その…鎧と剣は?」
「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」
「今迄って…今回が2回目では無いのか?」
「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」
俺はうんざりしながら答えた。
そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。
いずれの世界も救って来た。
そして今度の世界は…?
6月22日
HOTランキングで6位になりました!
6月23日
HOTランキングで4位になりました!
昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°.
6月24日
HOTランキングで2位になりました!
皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m
クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました
髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」
気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。
しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。
「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。
だが……一人きりになったとき、俺は気づく。
唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。
出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。
雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。
これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。
裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか――
運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。
毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります!
期間限定で10時と17時と21時も投稿予定
※表紙のイラストはAIによるイメージです
俺のレベルが常人では到達不可の領域にある件について ~全ユーザーレベル上限999の中俺だけレベル100億いった~
仮実谷 望
ファンタジー
ダンジョンが当たり前のようにある世界になって3年の月日が流れてずっとダンジョンに入りたいと願っていた青年が自宅にダンジョンが出現する。自宅の押し入れにダンジョンが出現する中、冷静に青年はダンジョンを攻略する。そして自分だけがレベル上限を突破してレベルが無尽蔵に上がり続けてしまう。そうしていづれは最強への探索者として覚醒する青年なのであった。
最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。
MP
ファンタジー
高校2年の夏。
高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。
地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。
しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。
癒しの聖女を追放した王国は、守護神に愛想をつかされたそうです。
克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。
癒しの聖女は身を削り激痛に耐え、若さを犠牲にしてまで五年間も王太子を治療した。十七歳なのに、歯も全て抜け落ちた老婆の姿にまでなって、王太子を治療した。だがその代償の与えられたのは、王侯貴族達の嘲笑と婚約破棄、そして実質は追放と死刑に繋がる領地と地位だった。この行いに、守護神は深く静かに激怒した。
世界最強の七賢者がお世話係の俺にだけはデレデレすぎる件
Y.
ファンタジー
国の頂点に君臨し、神にも等しい力を持つ『七賢者』。
火・水・風・土・光・闇・氷の属性を極めた彼女たちは、畏怖の対象として国民から崇められていた。
――だが、その「聖域」の扉を一枚隔てた先では、とんでもない光景が広がっていた。
「アルトぉ、この服脱がせてー。熱いから魔法で燃やしちゃった」
「……アルトが隣にいないと、私、一生布団から出ないから」
「いいじゃない、減るもんじゃないし。さあ、私と混ざり合いましょう?」
彼女たちの正体は、私生活が壊滅的にポンコツで、特定の一人に依存しきったデレデレな美少女たちだった!
魔法の才能ゼロの雑用係・アルトは、世界で唯一「彼女たちの暴走魔力に耐えられる」という理由で、24時間体制の身の回りのお世話をすることに。
着替え、食事の介助、添い寝(!?)まで……。
世界最強の7人に取り合われ、振り回され、いじり倒される。
胃袋と心根をガッチリ掴んだお世話係と、愛が重すぎる最強ヒロインたちによる、至福の異世界ハーレムラブコメ、開幕!
『スローライフどこ行った?!』追放された最強凡人は望まぬハーレムに困惑する?!
たらふくごん
ファンタジー
最強の凡人――追放され、転生した蘇我頼人。
新たな世界で、彼は『ライト・ガルデス』として再び生を受ける。
※※※※※
1億年の試練。
そして、神をもしのぐ力。
それでも俺の望みは――ただのスローライフだった。
すべての試練を終え、創世神にすら認められた俺。
だが、もはや生きることに飽きていた。
『違う選択肢もあるぞ?』
創世神の言葉に乗り気でなかった俺は、
その“策略”にまんまと引っかかる。
――『神しか飲めぬ最高級のお茶』。
確かに神は嘘をついていない。
けれど、あの流れは勘違いするだろうがっ!!
そして俺は、あまりにも非道な仕打ちの末、
神の娘ティアリーナが治める世界へと“追放転生”させられた。
記憶を失い、『ライト・ガルデス』として迎えた新しい日々。
それは、久しく感じたことのない“安心”と“愛”に満ちていた。
だが――5歳の洗礼の儀式を境に、運命は動き出す。
くどいようだが、俺の望みはスローライフ。
……のはずだったのに。
呪いのような“女難の相”が炸裂し、
気づけば婚約者たちに囲まれる毎日。
どうしてこうなった!?
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる