ブレイブ×サタン ~次代の勇者と魔王の立場が逆転した異世界ファンタジー~

リョウZ

文字の大きさ
86 / 91
部族騒乱篇

第22話 新 族長 ギムディン

しおりを挟む


ザシュッ! 牛魔王化したケンリガムの腹を突き刺す紅い妖刀


ドクン!ドクン!と魔力を吸い上げる音がする


ベルクス「なぜお前がここにいる?・・・シンクロウ!」


まさかの仇の登場に全員が困惑する


シンクロウ「はは・・・こいつは奇遇だな 俺もこの牛魔王に用があってな」


ズシャッ! とさらに妖刀を押してケンリガムの腹をさらにえぐる


ケンリガム「ぐぶはっ!」
口から血を流す


ギムディン「よせ! ケンリガムが死んじまうだぁ!」


シンクロウ「こいつは強盗をたくさんしていた悪人だぞ? 生かしておいてもまた悪事を働くだけだぞ?」


ギムディン「確かにそうだぁ けど 部下がたくさんいる! 慕われているんだぁ! そんなやつを殺したらますます おらたちはバラバラになるだぁ!
悪いことをしたのはこれから反省させるだぁ!
だから ケンリガムは殺さないでほしいだぁ・・・」


ギムディンは頭を下げてお願いする



シンクロウ「・・・そこまで言うならいいだろう
だけど 魔力は頂くぜ」


妖刀を握りしめ 一気に魔力を吸い取る 


やがて シュゥゥゥ とケンリガムの身体は縮み 元のサイズに戻る ねじり曲がった角も元に戻る


魔力を吸い尽くし 妖刀を引き抜く


ドサッと崩れ落ちるケンリガム



ベルクス「スラミン・・・ケンリガムを癒せ」


スラミン「わかった~」


ピョーン ピョーンと跳ねて ケンリガムに近づき
「スラミンポーション」でバシャッ!とかける


ベルクスはただシンクロウを睨みつける


シンクロウは紅い妖刀を見つめ そして肌の右半身が黒く染まる 身体の1/3が人間で残りすべてが魔族化していく


シンクロウ「もう少しだな・・・」


ベルクス「牛魔王になったケンリガムの魔力を奪いに来たのか・・・」


シンクロウ「まあ そんなとこだな
それより 前みたいに刀を抜かねーのかよ・・・」


ベルクス「なぜ そこまで魔族化にこだわる?
人を捨てて何がしたい?」


アロード「おお! 怒りを抑えて 話をしてやがる」
内心 驚いている海賊


シンクロウ「そうだな・・・」


顎に手を当てて 考える


シンクロウ「理想のため・・・かな」


ベルクス「理想だと?」


シンクロウ「まあ アイツの理想だが それに乗ってみただけだ」


ベルクス「・・・・・・」


シンクロウ「じゃあな 俺はこれにて・・・」


シンクロウが手を上げると空からまた怪鳥が降りてくる


シンクロウは怪鳥に乗り 空高く飛び 消え去る・・・



アロード「良かったのか 逃がして?」


ベルクス「今はミノタウロス族で起きた騒動を優先したい・・・」


アマネ「そうじゃのお」


トットットッと歩き 注射器を拾うアマネ


アマネ「これが何なのか 調べるべきじゃ」


ユウマ「中身はもうありませんね」


セレスティア「それに魔力はもうシンクロウに奪われてしまいましたわ」


グラディス「けど あれは異常だった」


スラミン「スーパーパワーアップしてた~」


アロード「お スラミン終わったのか?」


スラミン「うん きず なおったよ~」



ギムディン「おい! しっかりしろ!ケンリガム!」


ケンリガムに駆け寄り 起こそうとする


ケンリガム「・・・ぅ・・・ギ、ギムディン?」


ギムディン「おお! よかった 生きてるだぁ」


ケンリガム「俺は確か・・・」


アマネ「これを打って 暴れ出したのじゃ」


注射器を見せる


ケンリガム「そうだ・・・力が湧き出したと思ったら意識が無くなったんだ・・・」


ベルクス「ケンリガム これはなんだ?」
問い詰める


ケンリガム「・・・それは取引相手からもらったものだ」


ベルクス「誰だ?」


ケンリガム「・・・魔王の手下だ」


ユウマ「現在の魔王『サガーク』ですね」


ベルクス「暗黒大陸の支配者か・・・」


ユウマ「帝国に攻めるわけでも 和平を結ぶつもりもない未だに謎が多い魔王だと聞いています」


ギムディン「お前ら そんな人と取引したのかぁ?」


ケンリガム「金が良かったんだ だがもう終わりだろ
俺がやらかしたからな」


アロード「魔王は一体なにがしてーんだ?」


ケンリガム「恐らく 俺を使って牛魔王を誕生させたかったんだろう」


セレスティア「ますます 分かりませんわ 自分と同じ魔王を生み出そうするなんて・・・・」


ベルクス「・・・・・・」


アロード「とりあえず それは後回しだ」


アマネ「それよりも新族長の誕生じゃわい!」





こうして ミノタウロス族の次期族長を決める決闘は予想外のことも起きたが 無事にギムディンの勝利で幕を閉じる



そして 新族長となったギムディン
敗北したケンリガムにも役職を与え 盗みの罪滅ぼしを償うようにする
ケンリガムの部下たちも納得して 穏便にことは運んだ





数日後・・・


地図が出来たユウマは新しい場所を目指すため 宿を出る


グラディスと歩いていると 出入り口でミノタウロスたちがベルクスたちを見送っていた


ギムディン「ありがとうだぁ」


ベルクスと握手を交わしていた


ユウマもそこへ顔出して 同じく ギムディンと握手する


ギムディン「アンタも気をつけてなぁ」


ユウマ「はい!」


ミノタウロスの住処から旅を再開する




いつの間にか ベルクスたちと合流していた


ベルクス「地図を見せてくれ」


ユウマ「どうぞ」


作った地図を見せて 歩く一行


ユウマ「ベルクスさんってゼオンさんと性格は反対だけど なんとなく似てるなあ 頼れるところとか」
心の中で思っていると・・・


ベルクス「どうした?」


ユウマ「いえ なんでもありません!」




「グラディス殿はユウマ殿と どのような関係なのですか?」
小声で周りに聞こえないように喋るセレスティア


グラディス「・・・運命の相手」


セレスティア「そ、それって!」


グラディス「でも 私だけが思っているだけ・・・
ユウマにふさわしい人ができたら離れる」


セレスティア「ダメですわよ! 好きなら好きと伝えなければ! お似合いですわよ 2人とも!」


女性2人で盛り上がっていた



アマネ「そう言えば スラミン 防御もできるのじゃな」


アロード「確かに! 前に出た時はビックリしたぜ」


スラミン「えへへへ♪ すごいでしょ~♪」


アロード「思いっきり刺さってたけど 痛くないのか?」


スラミン「いたくなかったよ~ ぼく スライムだし♪」


アロード「そうだな スライムって痛覚無さそうだしな」


スラミン「でも まほうはいたいよ~」


アマネ「物理攻撃に強くて 魔法攻撃に弱いんじゃな」


スラミン「それより アロード~ あれやろ~」


アロード「よしきた! 来い!」


ピョーンとアロードの肩に乗り・・・


アロード「さて・・・お次はなにかなー!!」


スラミン「なにかな~!」


これが2人の旅のルーティンになっていた














※ミノタウロス族の問題・・・



次期族長の決闘でギムディンを勝たせる
牛魔王化したケンリガムの暴走を止める


ギムディンが新族長となり ことは穏便に終わる・・・



しおりを挟む
感想 0

あなたにおすすめの小説

【完結】うさぎ転生 〜女子高生の私、交通事故で死んだと思ったら、気づけば現代ダンジョンの最弱モンスターに!?最強目指して生き延びる〜

旅する書斎(☆ほしい)
ファンタジー
 女子高生の篠崎カレンは、交通事故に遭って命を落とした……はずが、目覚めるとそこはモンスターあふれる現代ダンジョン。しかも身体はウサギになっていた!  HPはわずか5、攻撃力もゼロに等しい「最弱モンスター」扱いの白うさぎ。それでもスライムやコボルトにおびえながら、なんとか生き延びる日々。唯一の救いは、ダンジョン特有の“スキル”を磨けば強くなれるということ。  跳躍蹴りでスライムを倒し、小動物の悲鳴でコボルトを怯ませ、少しずつ経験値を積んでいくうちに、カレンは手応えを感じ始める。 「このままじゃ終わらない。私、もっと強くなっていつか……」  最弱からの“首刈りウサギ”進化を目指して、ウサギの身体で奮闘するカレン。彼女はこの危険だらけのダンジョンで、生き延びるだけでなく“人間へ戻る術(すべ)”を探し当てられるのか? それとも新たなモンスターとしての道を歩むのか?最弱うさぎの成り上がりサバイバルが、いま幕を開ける!

荷物持ちの代名詞『カード収納スキル』を極めたら異世界最強の運び屋になりました

夢幻の翼
ファンタジー
使い勝手が悪くて虐げられている『カード収納スキル』をメインスキルとして与えられた転生系主人公の成り上がり物語になります。 スキルがレベルアップする度に出来る事が増えて周りを巻き込んで世の中の発展に貢献します。 ハーレムものではなく正ヒロインとのイチャラブシーンもあるかも。 驚きあり感動ありニヤニヤありの物語、是非一読ください。 ※カクヨムで先行配信をしています。

癒しの聖女を追放した王国は、守護神に愛想をつかされたそうです。

克全
恋愛
「カクヨム」と「小説家になろう」にも投稿しています。 癒しの聖女は身を削り激痛に耐え、若さを犠牲にしてまで五年間も王太子を治療した。十七歳なのに、歯も全て抜け落ちた老婆の姿にまでなって、王太子を治療した。だがその代償の与えられたのは、王侯貴族達の嘲笑と婚約破棄、そして実質は追放と死刑に繋がる領地と地位だった。この行いに、守護神は深く静かに激怒した。

{完結保証}規格外の最強皇子、自由に生きて無双する〜どこへ行っても、後世まで語られる偉業を残していく、常識外れの皇子〜

Saioonji
ファンタジー
母に殴られ、命を奪われた――そのはずだった。 だが目を覚ました先は、白く豪奢な王城の一室。 赤子の身体、仕えるメイド、そして“皇子”という立場。 前世では愛されず、名前すら価値を持たなかった少年が、 今度は世界の中心に生まれ落ちてしまった。 記憶を失ったふりをしながら、 静かに、冷静に、この世界を観察する皇子。 しかし彼の中には、すでに常識外れの思考と力が芽生えていた。 ――これは復讐でも、救済でもない。 自由を求めただけの少年が、 やがて国を、歴史を、価値観そのものを揺るがしていく物語。 最強であることすら、彼にとってはただの前提条件だった。 重複投稿作品です 小説家になろうとカクヨムにも投稿しています。

異世界召喚は7回目…って、いい加減にしろよ‼︎

アノマロカリス
ファンタジー
『おぉ、勇者達よ! 良くぞ来てくれた‼︎』 見知らぬ城の中、床には魔法陣、王族の服装は中世の時代を感じさせる衣装… 俺こと不知火 朔夜(しらぬい さくや)は、クラスメートの4人と一緒に異世界に召喚された。 突然の事で戸惑うクラスメート達… だが俺はうんざりした顔で深い溜息を吐いた。 「またか…」 王族達の話では、定番中の定番の魔王が世界を支配しているから倒してくれという話だ。 そして儀式により…イケメンの正義は【勇者】を、ギャルっぽい美紅は【聖戦士】を、クラス委員長の真美は【聖女】を、秀才の悠斗は【賢者】になった。 そして俺はというと…? 『おぉ、伝承にある通り…異世界から召喚された者には、素晴らしい加護が与えられた!』 「それよりも不知火君は何を得たんだ?」 イケメンの正義は爽やかな笑顔で聞いてきた。 俺は儀式の札を見ると、【アンノウン】と書かれていた。 その場にいた者達は、俺の加護を見ると… 「正体不明で気味が悪い」とか、「得体が知れない」とか好き放題言っていた。 『ふむ…朔夜殿だけ分からずじまいか。だが、異世界から来た者達よ、期待しておるぞ!』 王族も前の4人が上位のジョブを引いた物だから、俺の事はどうでも良いらしい。 まぁ、その方が気楽で良い。 そして正義は、リーダーとして皆に言った。 「魔王を倒して元の世界に帰ろう!」 正義の言葉に3人は頷いたが、俺は正義に言った。 「魔王を倒すという志は立派だが、まずは魔物と戦って勝利をしてから言え!」 「僕達には素晴らしい加護の恩恵があるから…」 「肩書きがどんなに立派でも、魔物を前にしたら思う様には動けないんだ。現実を知れ!」 「何よ偉そうに…アンタだったら出来るというの?」 「良いか…殴り合いの喧嘩もしたことがない奴が、いきなり魔物に勝てる訳が無いんだ。お前達は、ゲーム感覚でいるみたいだが現実はそんなに甘く無いぞ!」 「ずいぶん知ったような口を聞くね。不知火は経験があるのか?」 「あるよ、異世界召喚は今回が初めてでは無いからな…」 俺は右手を上げると、頭上から光に照らされて黄金の甲冑と二振の聖剣を手にした。 「その…鎧と剣は?」 「これが証拠だ。この鎧と剣は、今迄の世界を救った報酬として貰った。」 「今迄って…今回が2回目では無いのか?」 「今回で7回目だ!マジでいい加減にして欲しいよ。」 俺はうんざりしながら答えた。 そう…今回の異世界召喚で7回目なのだ。 いずれの世界も救って来た。 そして今度の世界は…? 6月22日 HOTランキングで6位になりました! 6月23日 HOTランキングで4位になりました! 昼過ぎには3位になっていました.°(ಗдಗ。)°. 6月24日 HOTランキングで2位になりました! 皆様、応援有り難う御座いますm(_ _)m

クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました

髙橋ルイ
ファンタジー
「クラス全員で転移したけど俺のステータスは使役スキルが異常で出会った人全員を使役してしまいました」 気がつけば、クラスごと異世界に転移していた――。 しかし俺のステータスは“雑魚”と判定され、クラスメイトからは置き去りにされる。 「どうせ役立たずだろ」と笑われ、迫害され、孤独になった俺。 だが……一人きりになったとき、俺は気づく。 唯一与えられた“使役スキル”が 異常すぎる力 を秘めていることに。 出会った人間も、魔物も、精霊すら――すべて俺の配下になってしまう。 雑魚と蔑まれたはずの俺は、気づけば誰よりも強大な軍勢を率いる存在へ。 これは、クラスで孤立していた少年が「異常な使役スキル」で異世界を歩む物語。 裏切ったクラスメイトを見返すのか、それとも新たな仲間とスローライフを選ぶのか―― 運命を決めるのは、すべて“使役”の先にある。 毎朝7時更新中です。⭐お気に入りで応援いただけると励みになります! 期間限定で10時と17時と21時も投稿予定 ※表紙のイラストはAIによるイメージです

最低のEランクと追放されたけど、実はEXランクの無限増殖で最強でした。

MP
ファンタジー
高校2年の夏。 高木華音【男】は夏休みに入る前日のホームルーム中にクラスメイトと共に異世界にある帝国【ゼロムス】に魔王討伐の為に集団転移させれた。 地球人が異世界転移すると必ずDランクからAランクの固有スキルという世界に1人しか持てないレアスキルを授かるのだが、華音だけはEランク・【ムゲン】という存在しない最低ランクの固有スキルを授かったと、帝国により死の森へ捨てられる。 しかし、華音の授かった固有スキルはEXランクの無限増殖という最強のスキルだったが、本人は弱いと思い込み、死の森を生き抜く為に無双する。

最弱無双は【スキルを創るスキル】だった⁈~レベルを犠牲に【スキルクリエイター】起動!!レベルが低くて使えないってどういうこと⁈~

華音 楓
ファンタジー
『ハロ~~~~~~~~!!地球の諸君!!僕は~~~~~~~~~~!!神…………デス!!』 たったこの一言から、すべてが始まった。 ある日突然、自称神の手によって世界に配られたスキルという名の才能。 そして自称神は、さらにダンジョンという名の迷宮を世界各地に出現させた。 それを期に、世界各国で作物は不作が発生し、地下資源などが枯渇。 ついにはダンジョンから齎される資源に依存せざるを得ない状況となってしまったのだった。 スキルとは祝福か、呪いか…… ダンジョン探索に命を懸ける人々の物語が今始まる!! 主人公【中村 剣斗】はそんな大災害に巻き込まれた一人であった。 ダンジョンはケントが勤めていた会社を飲み込み、その日のうちに無職となってしまう。 ケントは就職を諦め、【探索者】と呼ばれるダンジョンの資源回収を生業とする職業に就くことを決心する。 しかしケントに授けられたスキルは、【スキルクリエイター】という謎のスキル。 一応戦えはするものの、戦闘では役に立たづ、ついには訓練の際に組んだパーティーからも追い出されてしまう。 途方に暮れるケントは一人でも【探索者】としてやっていくことにした。 その後明かされる【スキルクリエイター】の秘密。 そして、世界存亡の危機。 全てがケントへと帰結するとき、物語が動き出した…… ※登場する人物・団体・名称はすべて現実世界とは全く関係がありません。この物語はフィクションでありファンタジーです。

処理中です...