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【25】重鎮会議
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翌早朝。
王宮内の『議事の間』と呼ばれる会議場で、円卓を取り囲むようにして国王とごく一握りの重臣のみが着席していた。
「災禍の竜が再生しつつある!? それは誠でございますか」
重臣のひとりが声を荒らげる。
レオカディオ第三王子殿下は、国王陛下に発言の許可を得てから仔細を説明し始めた。
「災禍の竜の変化については昨晩、私自身が確認した。地下霊廟に安置された結晶内部で、ごく微細な亀裂が結晶の随所に見られた。加えて、首の切断面7つに再生の兆しが見て取れる。魔導庁幹部と王国騎士団団長にも確認させたが、同様の見解が得られた」
結晶の亀裂と再生の兆し。列席者を青ざめさせるには十分な事実だ。
昨晩、レオカディオ殿下は国王陛下にこの件を報告した。そして国王陛下は重鎮会議の開催を決めた――それが今、この場だ。
国王を筆頭に、王太子や宰相、王国騎士団団長などそうそうたる顔ぶれである。
レオカディオ殿下はつづけた。
「封印結晶の中で、災禍の竜は徐々に衰えて死ぬはず……と我々は考えていたが、我々の目論見は外れたらしい。竜は衰えるどころか、首を再生させようとしていた。完全な再生までにどれほどの時間がかかるか不明だが、看過できないことは確かだ」
列席者の全員が、固唾をのんで険しい顔をしている。「しかし……」と、そのなかの一人が口を開いた。
「霊廟管理官による直近の報告では、『災禍の竜に一切の異変なし』とされていたはずですが……」
レオカディオ殿下がわずかに肩をすくめる。
「私が霊廟管理官を問いただしてみたところ、最終的には『気づかなかった』との返答が得られた。彼らは墓室の入り口付近から結晶全体を観察するにとどまっていたらしい。微細な変化だから、遠目では見逃すのも無理はない」
なんということだ――と、怒りや失意の声が響いた。
「かく言う私も最初は、竜の変化に気づかなかった。昨晩発見できたのは、彼が助言してくれたおかげだ」
そう言うと、レオカディオ殿下は会議場の入り口付近に控えていた私を指し示した。一同の目が集まる中、私は堂々と騎士の礼をしてみせた。
列席者の表情は様々だ。
怪訝そうにこちらを見る人。
不快そうに眉をひそめる人。
国王陛下にはあらかじめ事情をお話して、何とか信じていただけていた。
「……『彼』とは? そちらは女性ではありませんか」
「殿下、ここは国の大事を決する場でございます! なぜクラーヴァル公爵夫人をこのような場に?」
レオカディオ殿下が席を立ち、私の隣までやって来た。
「皆の知る通り、これはヴィオラ・クラーヴァル公爵夫人だ。……しかし今の彼女は、夫人であって夫人ではない。信じがたい事だが、彼女には今『救国の英雄エデン・アーヴィスの魂』が宿っている。それゆえ、この話し合いにもエデン・アーヴィスとして参加させた」
殿下の隣で、私が再び礼をする。だが案の定、場はざわついた。
「殿下、何をお戯れを! 魂が宿る? そのような話、公爵夫人の妄言に違いありません!」
「クラーヴァル公爵家め、国の大事に首を突っ込む気か!? 殿下、今すぐ夫人を退席させてください!」
殿下が小さくため息をつくと、私にこっそりと言った。
「どうせ説明しても誰も信じないから、手っ取り早くお前の魔法で黙らせてくれよ」
「……」
私は物言いたげに殿下を一瞥してから、円卓に向かって歩いていった。
「皆様。私は王国騎士団竜伐隊の魔法騎士エデン・アーヴィスです。……と、申しましても信じてもらえないと思いますので、実際に私の魔法をご覧ください」
私はおもむろに両手を円卓についた。両手を触れた部分からパリパリと円卓表面に薄氷のような結晶が張り始め、あっという間に円卓全体を飲み込んでいった。
「ひぃ……!」
先程まで声を荒らげていた方々が、慌てて円卓から立ち上がる。
びきぃ――という微かな音とともに、円卓は完全に結晶のなかに閉ざされていった。
「これは『封印結晶』と呼ばれる上位魔法。生物あるいは非生物を結晶の中に封じ込め、対象物に内包された生命や魔力を奪い取るための魔法です」
エデンが指を鳴らすと、結晶が一瞬のうちに霧消した。どよめく列席者達に向かって、レオカディオ殿下が声を投じる。
「封印結晶を扱えるのは、ごく一握りの魔法使いに限られている。この国では封印結晶の行使が可能なのは、私とエデンを含めて十名にも満たない。そしてヴィオラ・クラーヴァル夫人は、本来ならば魔法を扱うことはできない。論より証拠ということで、この人物がエデン・アーヴィスだと認めてもらえないだろうか? なお、国王陛下にはすでに仔細をご納得いただいている」
国王陛下はうなずいてから口を開いた。
「不可思議でたまらないが、納得せざるを得ないではないか。そして今、何より重要なのは災禍の竜への対処だ。このヴィオラ・クラーヴァル夫人……いや今はエデン・アーヴィスか、ともかくこの者が誰より早く竜の異変を察知した。そうであろう? レオカディオよ」
「はい。エデン・アーヴィスは私に告げました――災禍の竜の強い気配を感じると。彼とともに地下霊廟へ赴いたところ、竜の再生に気付いた次第です。……首をすべて再生させてから動き出すのか、それとも今すぐ結晶を内部から破壊して暴れ出すのか。まったく予想ができません。いずれにせよ、竜が再び解き放たれれば国の破滅は免れないかと」
全員が、恐怖に顔をこわばらせていた。「――どうすればいいんだ」という声に、レオカディオ殿下が応じる。
「災禍の竜を殺すしかあるまい。今度こそ、完全に」
「……しかし、殿下。そのようなことが可能なのですか?」
「結晶に覆われた状態では竜がこちらを攻撃できない一方で、我々も竜を攻撃することができない。だからあの封印を解いて、竜が息を吹き返すと同時に最後の首を落としてとどめを刺す。解散された王国騎士団竜伐隊を、再召集すれば可能だ」
「封印を解く!? そんな……!」
場がざわつくのも無理はない。
あの竜のせいで国土の1割が灼血土と化し、何十万人もの命が失われた。政治拠点である王都と被災地にはかなりの距離があるとはいえ、国中が混乱したのは記憶に新しい。
当時のことを思い返せば、わざわざ封印を解きたい者などいないだろう。
「封印を解かずとも、このまま経過を見る訳にはいかないのですか? このまま結晶に閉ざしていれば、絶命する可能性もあるのでは……?」
「希望的観測はおすすめできない。マンティコアやヒドラのような強力な魔物でさえ、封印結晶に閉ざされれば1年以内に絶命し、亡骸は完全に吸収・消失するものだ。古来の魔術史を紐解いても、封印結晶の内部で3年も存命していた例は見当たらない。ましてや、回復に向かうなど」
殿下の言葉を継ぐ形で、私が発言した。
「我々が封印を解く前に、竜が内側から結晶を破壊しようとする可能性もあります。封印結晶は非常に強固な魔法ですが、災禍の竜が相手では『半永久的な牢獄』になるか分かりません。……先延ばしにしている間に竜の頭が再生したら、我々の勝利は難しくなります。今殺すのが、最も安全です」
列席者の一人が、私に問いかけた。
「……勝てるのか? せめて十分な兵力を整え、万全な体制を敷いてからのほうが」
「いえ。早急に行うべきかと思います。……できれば一刻も早く」
……?
心の奥でエデンの声を聞いていた私は、違和感を覚えた。エデンが、なんだか焦っているように感じたからだ。
「エデン・アーヴィスよ。なぜそなたは、それほどまでに急ごうとするのだ」
国王陛下に尋ねられ、私は険しい表情で答えた。
「………………私の魂が、いつまで保《も》つか分からないためです」
――何を言い出すの、エデン……?
「実は災禍の竜の気配を感じた瞬間から、私は自分の異変を感じていました。魂の灼けつくような異様な感覚です。ひょっとすると、現世にとどまれる時間はもう長くないのではないか……あるいは、竜を討ち果たすために自分は生かされているのではないか、そのように感じました」
自分が存在しているうちに、あの竜を始末すべきです――と、切々と訴え続ける。
「どのような奇跡か、私はかつての主人であるヴィオラ様の体を借りてこの場におります。しかし、こんな事態は本来ならば有り得ないこと……。自分がいつ消滅するのか、まるで分かりません。私が現世にとどまっていられるうちに、一刻も早くあの竜を始末したいのです」
私はその場にひざまずき、国王陛下に訴えた。
「おごる訳ではありませんが、私の実力を陛下やご列席の皆様はよくご存じかと思います。災禍の竜の首を最も多く切り落としたのはこの私でした。どうか最後のひとつまで、……私が現世にいるうちに、役目をお与えください」
議事の間が沈黙に包まれる。
やがてすべての決定を、国王陛下が下した。
「――分かった」
その後の話し合いの末、災禍の竜の討伐は1か月後に行われることとなった。
解散された王国騎士団竜伐隊を再度召集し、万全の体制を整えて地下霊廟で封印結晶を解く。――終わったと思われていた災禍の竜との戦いを、もう一度行うために。
王宮内の『議事の間』と呼ばれる会議場で、円卓を取り囲むようにして国王とごく一握りの重臣のみが着席していた。
「災禍の竜が再生しつつある!? それは誠でございますか」
重臣のひとりが声を荒らげる。
レオカディオ第三王子殿下は、国王陛下に発言の許可を得てから仔細を説明し始めた。
「災禍の竜の変化については昨晩、私自身が確認した。地下霊廟に安置された結晶内部で、ごく微細な亀裂が結晶の随所に見られた。加えて、首の切断面7つに再生の兆しが見て取れる。魔導庁幹部と王国騎士団団長にも確認させたが、同様の見解が得られた」
結晶の亀裂と再生の兆し。列席者を青ざめさせるには十分な事実だ。
昨晩、レオカディオ殿下は国王陛下にこの件を報告した。そして国王陛下は重鎮会議の開催を決めた――それが今、この場だ。
国王を筆頭に、王太子や宰相、王国騎士団団長などそうそうたる顔ぶれである。
レオカディオ殿下はつづけた。
「封印結晶の中で、災禍の竜は徐々に衰えて死ぬはず……と我々は考えていたが、我々の目論見は外れたらしい。竜は衰えるどころか、首を再生させようとしていた。完全な再生までにどれほどの時間がかかるか不明だが、看過できないことは確かだ」
列席者の全員が、固唾をのんで険しい顔をしている。「しかし……」と、そのなかの一人が口を開いた。
「霊廟管理官による直近の報告では、『災禍の竜に一切の異変なし』とされていたはずですが……」
レオカディオ殿下がわずかに肩をすくめる。
「私が霊廟管理官を問いただしてみたところ、最終的には『気づかなかった』との返答が得られた。彼らは墓室の入り口付近から結晶全体を観察するにとどまっていたらしい。微細な変化だから、遠目では見逃すのも無理はない」
なんということだ――と、怒りや失意の声が響いた。
「かく言う私も最初は、竜の変化に気づかなかった。昨晩発見できたのは、彼が助言してくれたおかげだ」
そう言うと、レオカディオ殿下は会議場の入り口付近に控えていた私を指し示した。一同の目が集まる中、私は堂々と騎士の礼をしてみせた。
列席者の表情は様々だ。
怪訝そうにこちらを見る人。
不快そうに眉をひそめる人。
国王陛下にはあらかじめ事情をお話して、何とか信じていただけていた。
「……『彼』とは? そちらは女性ではありませんか」
「殿下、ここは国の大事を決する場でございます! なぜクラーヴァル公爵夫人をこのような場に?」
レオカディオ殿下が席を立ち、私の隣までやって来た。
「皆の知る通り、これはヴィオラ・クラーヴァル公爵夫人だ。……しかし今の彼女は、夫人であって夫人ではない。信じがたい事だが、彼女には今『救国の英雄エデン・アーヴィスの魂』が宿っている。それゆえ、この話し合いにもエデン・アーヴィスとして参加させた」
殿下の隣で、私が再び礼をする。だが案の定、場はざわついた。
「殿下、何をお戯れを! 魂が宿る? そのような話、公爵夫人の妄言に違いありません!」
「クラーヴァル公爵家め、国の大事に首を突っ込む気か!? 殿下、今すぐ夫人を退席させてください!」
殿下が小さくため息をつくと、私にこっそりと言った。
「どうせ説明しても誰も信じないから、手っ取り早くお前の魔法で黙らせてくれよ」
「……」
私は物言いたげに殿下を一瞥してから、円卓に向かって歩いていった。
「皆様。私は王国騎士団竜伐隊の魔法騎士エデン・アーヴィスです。……と、申しましても信じてもらえないと思いますので、実際に私の魔法をご覧ください」
私はおもむろに両手を円卓についた。両手を触れた部分からパリパリと円卓表面に薄氷のような結晶が張り始め、あっという間に円卓全体を飲み込んでいった。
「ひぃ……!」
先程まで声を荒らげていた方々が、慌てて円卓から立ち上がる。
びきぃ――という微かな音とともに、円卓は完全に結晶のなかに閉ざされていった。
「これは『封印結晶』と呼ばれる上位魔法。生物あるいは非生物を結晶の中に封じ込め、対象物に内包された生命や魔力を奪い取るための魔法です」
エデンが指を鳴らすと、結晶が一瞬のうちに霧消した。どよめく列席者達に向かって、レオカディオ殿下が声を投じる。
「封印結晶を扱えるのは、ごく一握りの魔法使いに限られている。この国では封印結晶の行使が可能なのは、私とエデンを含めて十名にも満たない。そしてヴィオラ・クラーヴァル夫人は、本来ならば魔法を扱うことはできない。論より証拠ということで、この人物がエデン・アーヴィスだと認めてもらえないだろうか? なお、国王陛下にはすでに仔細をご納得いただいている」
国王陛下はうなずいてから口を開いた。
「不可思議でたまらないが、納得せざるを得ないではないか。そして今、何より重要なのは災禍の竜への対処だ。このヴィオラ・クラーヴァル夫人……いや今はエデン・アーヴィスか、ともかくこの者が誰より早く竜の異変を察知した。そうであろう? レオカディオよ」
「はい。エデン・アーヴィスは私に告げました――災禍の竜の強い気配を感じると。彼とともに地下霊廟へ赴いたところ、竜の再生に気付いた次第です。……首をすべて再生させてから動き出すのか、それとも今すぐ結晶を内部から破壊して暴れ出すのか。まったく予想ができません。いずれにせよ、竜が再び解き放たれれば国の破滅は免れないかと」
全員が、恐怖に顔をこわばらせていた。「――どうすればいいんだ」という声に、レオカディオ殿下が応じる。
「災禍の竜を殺すしかあるまい。今度こそ、完全に」
「……しかし、殿下。そのようなことが可能なのですか?」
「結晶に覆われた状態では竜がこちらを攻撃できない一方で、我々も竜を攻撃することができない。だからあの封印を解いて、竜が息を吹き返すと同時に最後の首を落としてとどめを刺す。解散された王国騎士団竜伐隊を、再召集すれば可能だ」
「封印を解く!? そんな……!」
場がざわつくのも無理はない。
あの竜のせいで国土の1割が灼血土と化し、何十万人もの命が失われた。政治拠点である王都と被災地にはかなりの距離があるとはいえ、国中が混乱したのは記憶に新しい。
当時のことを思い返せば、わざわざ封印を解きたい者などいないだろう。
「封印を解かずとも、このまま経過を見る訳にはいかないのですか? このまま結晶に閉ざしていれば、絶命する可能性もあるのでは……?」
「希望的観測はおすすめできない。マンティコアやヒドラのような強力な魔物でさえ、封印結晶に閉ざされれば1年以内に絶命し、亡骸は完全に吸収・消失するものだ。古来の魔術史を紐解いても、封印結晶の内部で3年も存命していた例は見当たらない。ましてや、回復に向かうなど」
殿下の言葉を継ぐ形で、私が発言した。
「我々が封印を解く前に、竜が内側から結晶を破壊しようとする可能性もあります。封印結晶は非常に強固な魔法ですが、災禍の竜が相手では『半永久的な牢獄』になるか分かりません。……先延ばしにしている間に竜の頭が再生したら、我々の勝利は難しくなります。今殺すのが、最も安全です」
列席者の一人が、私に問いかけた。
「……勝てるのか? せめて十分な兵力を整え、万全な体制を敷いてからのほうが」
「いえ。早急に行うべきかと思います。……できれば一刻も早く」
……?
心の奥でエデンの声を聞いていた私は、違和感を覚えた。エデンが、なんだか焦っているように感じたからだ。
「エデン・アーヴィスよ。なぜそなたは、それほどまでに急ごうとするのだ」
国王陛下に尋ねられ、私は険しい表情で答えた。
「………………私の魂が、いつまで保《も》つか分からないためです」
――何を言い出すの、エデン……?
「実は災禍の竜の気配を感じた瞬間から、私は自分の異変を感じていました。魂の灼けつくような異様な感覚です。ひょっとすると、現世にとどまれる時間はもう長くないのではないか……あるいは、竜を討ち果たすために自分は生かされているのではないか、そのように感じました」
自分が存在しているうちに、あの竜を始末すべきです――と、切々と訴え続ける。
「どのような奇跡か、私はかつての主人であるヴィオラ様の体を借りてこの場におります。しかし、こんな事態は本来ならば有り得ないこと……。自分がいつ消滅するのか、まるで分かりません。私が現世にとどまっていられるうちに、一刻も早くあの竜を始末したいのです」
私はその場にひざまずき、国王陛下に訴えた。
「おごる訳ではありませんが、私の実力を陛下やご列席の皆様はよくご存じかと思います。災禍の竜の首を最も多く切り落としたのはこの私でした。どうか最後のひとつまで、……私が現世にいるうちに、役目をお与えください」
議事の間が沈黙に包まれる。
やがてすべての決定を、国王陛下が下した。
「――分かった」
その後の話し合いの末、災禍の竜の討伐は1か月後に行われることとなった。
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