黒龍帝のファンタジア

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桐谷恭介という男

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 『情けは人の為ならず』 この言葉は情けは人の為だけではなく、いずれ巡り巡って自分に恩恵が返ってくるのだから、誰にでも親切にせよという意味である。親切にするのはその人のためにならないと間違って使われることがあるが、それはともかくこのことわざが間違いである事を、高校1年生である桐谷恭介(きりやきょうすけ)は現在身をもって知った。

 週の初めである月曜日。そんな誰もが憂鬱になるであろう日にため息を吐きながら教室に入った恭介が見たものは、自分の机に大きく死ねと笑いながらマジックペンで書いている小太りの男と、それを周りでゲラゲラ笑い見ている男達だったのだ。

 その男子生徒達を教室にいた他の生徒達は関わりあいたくないと目を逸らしている。小太りの男はいじめられっ子として、笑っている男達はいじめっ子として知られているので、これも何かのいじめの一環とでも思っているのだろう。まあ、それは当たり前だ。もしなにか言って、自分にそのいじめの矛先が向きたくないと思うのは誰でも同じなのだから。

 だが恭介は違った。つい先日いじめを行っている側に対して鉄拳をもって制裁したのだ。恭介は家が道場をやっている事もあり、そういった行為が許せなかった、という訳ではない。残念ながらそんな正義感は恭介は持ち合わせていないのだ。

 ではなぜか、それは簡単に言うと気に食わなかったから。なにがおかしいのか分からない事に笑い声を上げながら遅い拳を振るい、軽そうな蹴りを入れる。そしてその攻撃を加えるたびに必殺〇〇とつける。武道をやっている恭介にとってそれは物凄い腹立たしいものだった。いじめを行っている方を警告なしに、ボコボコにするくらいには。

 そういう訳で恭介は小太りの男を校舎裏で殴る蹴るの暴行、所謂イジメを笑っている男達から受けていた所を助けたのだが、それに対する答えがこれらしい。恭介はクラスでは大人しい方で、誰と話す訳でもなく、かと言って虐められているという訳でもないのでクラスの中にはなぜいきなり恭介にそんな事を? と思う生徒もいる中、それを見た恭介は笑い声を上げた。

「アハハハハ!! 」

 そんな本当におかしいという恭介の笑い声を聞いた机に落書きをしていた男子生徒達、クラスメイト達はドアの前で立ち止まり、笑い声を上げている恭介を見て驚愕する。恭介の笑っている表情など、誰1人と見たことがないからだ。恭介は先ほども言ったとおり、クラスでは大人しい方だ。というよりいつも寝ているのでよくわからない人、そういう風に見られているのだがその恭介の笑顔はどこか普通の笑顔とは違う。なんというか、笑顔というより威嚇をしている猛獣を思わせるのだ。今この時にも、なんの前触れもなく襲い掛かりそうな雰囲気を漂わせている。そんな危うい恭介を見てこれはヤバイと思ったのかザワザワとし始めた。

「ね、ねえ。桐谷くんってあんな笑い方したの!? 物凄い怖いんですけど! 」
「知らないわよ! とにかくヤバイのは分かるわ! せ、先生を呼んだ方がいいんじゃないの? 桐谷くんが爆発する前に! 」
「そ、そうだな。桐谷が切れたらヤバイ系の奴かも知れないし。」

 1人の男子生徒がドアに向かい職員室へと教師を呼びに行こうとしたがしかし、そんなクラスメイトの行動は無意味に終わった。恭介が笑い終わったのだ。そして肩にかけていたバックを床に降ろし、ゴキゴキと肩を鳴らす。明らかに今から殺るつもりのようだ。それを見た男子生徒達も各々胸ポケットや、カバンに入れていたスタンガンやメリケンサック、警棒を震えた手で取り出す。どうやら先日の恭介の行動から男子生徒達は自分の机に落書きされた場合どのような行動をとるか予測していたようだ。

 そして、その恭介を予め用意していた武器で叩く。これが男子生徒達の計画。男子生徒達は額に冷や汗を流しながらも先日のお礼をできる事に興奮していた。今まで自分がやる側だったのにも関わらず、突然乱入して有無を言わずに昏倒させられた屈辱を晴らす事に燃えているのだ。

 誰もが思った。恭介が危ないと。誰もが思った。恭介は今すぐに逃げるべきだと。

 しかし、当の本人は楽しそうに口元を歪める。そして指をクイクイと曲げる。

「こいよ。三下共。」
「舐めてんじゃねぇぞ! ぶっ殺してやる! 」
「死ねや! 」
「半殺しだ! 」

 男子生徒達は恭介の挑発に、激昂し一斉に飛び掛った。

「キャァァァァ!! 」

 1人の女生徒がこれから起こるであろう惨劇に目を瞑り、悲鳴を挙げる。その他の生徒も同じような事を考えているらしい。だが、その考えはすぐに覆る事になった。恭介が振り下ろされた警棒を素手で止めたのだ。それを見た警棒を振り落とした男子生徒は目を見開く。

「おいおい、マジよ。」
「おおマジだ。それよりも一応確認しておくがお前が先に攻撃を仕掛けてきたんだからな? 」
「ちゅ、ちょっと待ってくれ! 」

 男子生徒は拳を握り始めた恭介を見て、慌てふためくが恭介は問答無用とばかりに無視する。そしてその拳をまるで龍の鉤爪のように構えた。

「桐谷流 体術 一の型 龍牙! 」

 恭介が放った一撃は恭介を除いて誰にも目視出来ないスピードで男子生徒の腹に突き刺さり、吹き飛ばした。まるでトラックに跳ねられたかのように、男性生徒は宙に弧を描いてドガン! という音を立てて机に突っ込んだ。男性生徒は白目をむき、口からよだれを垂らしている。どうやら気絶した様だ。

 それを見たクラスメイト達は本日何度目かになる驚愕の表情を浮かべた。人をあんなに易々と吹き飛ばし、一撃で相手を昏倒させる事は到底人には出来ないのだ。できるとしたら、超人の域に達しているだろう。超人を見たことがない普通の高校生である彼らは恭介が本当に超人の域に達しているのかは分からないが、恭介がやられる側ではなくやる側と認識する事は容易だ。だが、いつも隅で寝ていて起きていたとしても何を考えているのか分からない顔をしている恭介がそのような強さを有していたとは誰もが想像もしていなかった。だから、驚いている。だから、だれも動くことすら出来ない。そんな静寂が教室には満ちていた。

 シーン、この状況を表現するのならば、それが1番適切だろう。だがしかし、その静寂をなんとも思わずぶっ壊す輩がいた。

「おいお前ら。武器を手にした時点でやりやられる覚悟が出来たということだな? そうだろう。て事はだ。俺にやられても文句は言えないな。」
「ま、待ってくれ! 捨てる捨てるから! 」
「はい! 捨てました! だから許し‥‥」
「いやだめだよ? それにその机をやったそこの豚、お前も覚悟しておけ。俺は今イライラしているんだ。長く持ってくれよ? 」
「え!? 嘘!? 」

 恭介に指をさされて、自分は関係有りませんよ~とばかりにこっそりと逃げ出していた小太りの男は顔を恐怖で引き攣らせた。だが、恭介はそんなのどうでもいいとばかりに目線を足をガタガタと震わせている男子生徒達へと戻す。

「行くぞチャラ金トリオ。俺のベット兼日向ぼっこをする場所を汚した事は万死に値する。桐谷流 体術 三の型 龍王跋扈! 」

 恭介は片手を床につき、もう片方の手を後ろに構えるという独特な構えをしてから、残像が残るスピードで男子生徒達に突っ込んで行ったのだった。そんな恭介を見たクラスメイト達は後にこう語る。あの時『机をそんな風に見てたのかよ! 』と突っ込みたかったと。


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 恭介は今学校の屋上で日向ぼっこをしている。本来であれば屋上は施錠されていて入る事は出来ないのだが、恭介はそれを色々と父から学んだ技術を応用して忍び込んだのだ。恭介の父曰く、これは将来絶対に役に立つ事出そうだ。ピッキング技術のどこが将来の役に立つ事というのか、と心の中で突っ込みながらも学んだわけだが確かにこれは役に立つ事と恭介は呟いた。

朝に喧嘩と呼べるか定かではないものを引き起こしてから、あまりの轟音に不審に思ったのだろう近寄ってくる教師らしき足音をきいて、すぐさまここに逃げてきたのだ。今頃教室はボコボコにされた4人を見てパニックに陥っている教師がワチャワチャしているんだろうなと恭介は苦笑いを浮かべた。

「あ~あ。 いつもならやらない事をやらなきゃ良かったな~。 絶対に家に電話行くよ。うわ~帰りたくね~。いっその事このまま家出しちゃおうかな? 」

 恭介は学校から連絡があった父が玄関で仁王立をしている様を思い浮かべるとゲンナリとする。恭介の父は恭介の師でもあるのだ。つまりは恭介よりも強い。勝率で言えば4割勝てばいい方といったところか。そんな父から説教と称した組手を挑まれれば、生きている自信はない。良くて半殺しと言ったところだろう。

 母がいれば止めてもくれるのだろうが、残念ながら恭介にはいない。物心をついた時にはすでにいなかったので、恭介は母の顔を知らない。写真もないので母という存在が一体どういうものなのか全く分からない。だが別にどうしても知りたいという程、気になっている訳でもないのだ。自分を育ててくれたのは父だし、母はどうでもいい。自分の親は父ただ1人、と恭介はこう考えている。

「だけど、一度でいいから見てみたいな母さん。」

 何気なく恭介は一言呟いた。俺の顔は父さんのようなゴツい顔とは違いどちらかと言うと中性的だ。恐らく母似ということなんだろうが、それで母がどういう顔をしているのか興味本位で知りたくなるというのはなんらおかしくないだろうと。恭介はそこまで考えてフッと起き上がる。

「は! さっきと言っていることが矛盾しているじゃないか。でもまあ、写真の1つも見たことがないんだったら気になるのは当たり前だよな。うん。俺はなんらおかしくっ!? 」

ーーーピシリ

 恭介が頭をガシガシと掻いているとピシリと空間が軋んだ。何気ない、常人であれば気のせいかなにかと思うその一瞬の出来事に恭介は機敏に反応し、飛び上がって辺りを伺う。これは桐谷流で1番最初に習うもので、龍気という五感を研ぎ澄ますものなのだがそれはともかく、恭介は冷や汗を流す。

 何故なら、気配は感じるがどこに居るか分からない。そういう状況なのだ。恭介は師である父ですら感じ取ること出来るのだが、この気配はまるでこの空間全体がそうであるような訳のわからないもの。しかも、明らかに格上とわかるような威圧感。これはまるで‥‥

「そう、神さ。」

 恭介は何もない屋上に視線を走らせながら嫌な予感をヒシヒシと感じていると、何もない空間からまるで裂くように少年が現れた。その少年はただの少年ではないことは恭介でなくてもわかるだろう。何故ならその少年は頭に二本の角が生えており、背中に黒い蝙蝠のような翼が生えていたのだ。その少年は自分のことを神と名乗ったが、どうにもそうは見えないと恭介は構えながらも思う。

 どこからどう見たって神というより悪魔だ。それにどこの世界にいきなり出てきて神だと言う神がいるというのか。怪しさの化身とはこのことを言うのだろう。しかし、この怪しい少年が自分よりも、父よりも強いことは明らかだ。もし、このまま戦闘に突入すれば恭介が死ぬことは確実だろう。恭介はゴクリと喉を鳴らす。

 ここでも桐谷流で身につけた技術、危機察知が役に立った。ここで俺がさっきの奴らのように挑んでいたらどうなっていたことか‥‥

「ああごめんね~ 突然出てきちゃって驚かせたかな? あ~確かこっちの名前は、‥‥あ! そうそう 桐谷恭介君。」
「っ!? なぜ俺の名前を知っている? 俺たちは初対面の筈だが? 」
「そうだよ初対面だよ? でもね。君のことは生まれる前から知っているのさ。桐谷恭介、現在17歳。桐谷元龍斎(きりやげんりゅうさい)の一人息子で、国内で最強と名高い桐谷流 武術 を僅か15歳で免許皆伝まで至った神童。母は居らず学校では友達はいないボッチ。年齢=彼女いない歴を絶賛更新中の童貞少年と。」
「う、うるさいわい! ボッチなのはあれだし! 無理して作ろうとかそういうのが嫌だっただけだし! それに彼女がいないのだって、毎日毎日父さんにしごかれて作る時間がなかっただけだし! 」

 恭介は顔を真っ赤にして抗議するが、少年はハハハと笑うだけでわかったわかったと適当にあしらっているようだ。それを見て、恭介はこいつめ俺より強くなければ殴り倒しているものをと悔しそうに手を握りしめる。どうやら本人はボッチと彼女いないことをかなり気にしているようだ。そんな、恭介を見てひとしきり笑った少年はごめんごめんと言ってから突然真剣な表情になった。

「これが、君のプロフィールであっているね? 」
「‥‥そうだよ。なんか文句あるか。」
「ないよ。とても素晴らしいものさ。でもこれは表向きだよね? 桐谷恭介いや、僕の世界ではベルフォル・ドラグニアだったかな? 黒龍帝よ。」

 少年はそう言ってから、恭介に向かって手を翳した。するとその手から、黒い靄のようなものが吹き出し恭介を包み込む。

「ああぁぁぁあああぁ!! 」

 黒い靄に包まれた恭介は喉が避けんばかりに叫び声を上げる。今の恭介は途轍もない痛みに襲われていた。痛い、痛い、痛い!! 体が焼ける、四肢が引き裂かれる、目が抉り取られる、このような筆舌に尽くしがたい痛みが同時に恭介の体を駆け巡る。訓練などで数ヶ月の大怪我を負ったことがある恭介だが、この痛みはその比ではない。なぜ今も意識を保っていられるのか不思議なくらいだ。

 恭介はそんな痛みに晒されながらも、自分をこんなことにした元凶へと殺気のこもった視線を向ける。すると少年は肩をすくめるだけで、なんとも感じていないようだ。それに対して恭介は更に殺してやる! という明確な殺意を体から吹き出しながら睨みつけていると、少年が口を開く。

「いやはや、とんでもない痛みに晒されながらも僕にここまで殺気を向けてくるとはやるねぇ~ でも我慢してね? これは必要な事だから黒龍帝。」
「さ、っきから黒龍帝、黒龍帝って訳からないんだよ‥‥! うあがががぁぁ!! 」
「あ~あ、しゃべっちゃダメでしょうが。痛みが増すからね。う~んでも僕はそういう事について答えられないんだよ。制約でね。でも安心して、そんな制約にも抜け道があるから! 」
「抜け、みちだと? 」
「そう抜け道、今君にやっている事は僕が預かっていた君の力の返還だ。その力に僕の記憶も付けておく事であら不思議! 君が抱くであろうすべての疑問の答えが頭の中に入るんだよ。でも気を失っちゃうんだけどね。」

 手をポンと合わせて残念と苦笑いを浮かべた少年を見て、恭介はふざけるな! と叫びたいがその少年のいう通りあまりの痛みにドンドンと意識が遠のき始めた。この黒い靄のせいか真っ赤に染まっている視界にふざけた少年の顔を写して、ふざけやがってと思いながら恭介の意識は途絶えたのだった。

---

 屋上で恭介が倒れている。しかし、その恭介は黒い靄に包まれる前とは見た目が全く異なっていた。頭からは二本の角が後ろに流れるように生えており、背中には黒い翼が服を突き破って飛び出ていてしかも爬虫類のような尻尾までもが生えている。見た目はまるで、龍人といった具合だ。

 これを人が見れば化け物と悲鳴あげて逃げ出すかもしれないが、この屋上には今の恭介と同じような化け物と呼ばれるような見た目をしている少年がいる。その少年は恭介に歩み寄り、うんと1つ頷く。

「どうやら、力の返還は上手くいったようだね。」

 そう言ってから少年はしゃがみ込み恭介の体に触れ、指を走らせていく。

「魔力、龍気共に正常。魔玉と、龍玉は‥‥うん、しっかりと定着している。しっかし黒龍帝だけに魔玉と龍玉、大っきいね~ そうは思わない? お・と・う・さ・ん? 」

 少年は恭介の体から手を離して、誰もいない方向に目を向けた。すると、その空間から少年が出てきた時と同じように1人の40代くらいの男性が出てきた。その男性の背中には恭介と同じような翼が生えており、少年がいったお父さんという言葉がどういう意味なのか、ここにもし他の人がいればすぐに分かるだろう。そう、その男性は恭介の父、元龍斎だ。額から生えた一本の角と、翼が生えていて尻尾がある事を除けばどこにでもいる頑固親父のような見た目だ。そんな恭介の父、元龍斎はバサと1つ羽ばたいてから音を立てずに屋上には着地した。そして、ギロリと少年に目を向ける。

「気づいておったのか、魔神 ザーヴァス 」
「やめてよ。オリジン。 いつもザーヴって呼んでって言っているじゃないか。ふぅ、しかし息子の旅立ちを見送りにでも来たのかい? 」
「まあ、そんなところだ。いくら生きるためとはいえ、息子をあの地獄に送らなければならない盟約交わしたのだ。見送る事すらしない親など親ではない。」
「ふ~ん。 もしかして僕を恨んでたりする? 」
「いや、それはない。あれを招いたのは俺の弱さと、貴龍の狡猾さを予測できなかった俺が悪いのだからな。」
「かったいね~ まあ君のそういうところが気に入っているんだけど。じゃあ、桐谷恭介こと、フリューゲル王国 第1王子 ベルフォル・ドラグニア を僕を含む7人の神が支配する世界へと転送する。」

 少年、魔神 ザーヴァスは目を瞑りグッタリとしている恭介へと両手を翳す。すると恭介の体とザーヴァスの体が淡く紫色に輝き始めた。その光景はどこか幻想的だ。しかし、それを見ている元龍斎は険しい表情で、組んでいる腕を血の滲むほどに握りしめている。一体どのような心境をしているのかは分からないが、決して気持ちのいいものではないということは分かる。

 そんな元龍斎を横目に見たザーヴァスは全くと一言呟いてから、恭介に視線を戻して口を開く。

「人神 ヒューコス  龍神 ヴァンド  天神 ルシフェ  智神 チェイス 戦神 バーサウス  技神 ポル そして魔神 ザーヴァス。我ら7人の神が統べし、7つの種族で構成された幻想の世界ファンタジアへ 龍人族でありながら魔族に落ちた、最強の貴龍を魔神 ザーヴァスの名の下に招待する! 転送! 」

 ザーヴァスが転送と力強く言ったのと同時に、恭介の体は眩い程に輝き、そしてーーー

 跡形もなく消えていたのだった。
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