悠々自適な転生冒険者ライフ ~実力がバレると面倒だから周りのみんなにはナイショです~

こばやん2号

文字の大きさ
55 / 180
第五章 攫われた看板娘を助けに行く理由(笑)

55話

しおりを挟む
物語を作るのって、ほんと大変ですね……

――――――――――――――――


「【複数広範囲化魔法マルチワイドマジック】、【水泡の玉アクアバブル】」


 突如として響き渡った声に、呼応するかのように魔法が顕現する。
 その場にいたモンスターの顔に水の膜が覆いかぶさる。


 いきなり自分の顔に出現した水の膜に、モンスターたちは対処することもできず瞬く間に肺が水で満たされていく。
 肺呼吸を主としている生物にとって、肺が水で満たされれば当然呼吸をすることができない。故にモンスターたちに待っているのは窒息による死のみであった。


 その光景をただただ呆然と眺めていた女は、一体何が起こっているのだと頭をフル回転して考えてみるが、今目の前で起こっていることが現実なのかどうかすらもわからず早々に考えることを止めた。


「ようやく、追いついたな」

「ひっ」


 声がした方向に顔を向けた途端、そこにいた人物を視認した女が声にならない悲鳴を上げる。
 それと同時に恐怖が込み上げ体中ががたがたと震えだす。


 そのあまりの恐怖に、女の股間は湿り気を帯び流れ落ちた黄色い水が地面の土に染みこんでいく。
 女にとって幸いだったのは、彼女の服装が表面積が少なくラフなものであったため、股間周りの生地に染みを作らなかったことだろう。だが、得てして物事とは全てうまくいくものではないというのが世の常であり世界の理でもある。服が濡れなかったのは不幸中の幸いだったが、さすがにその場に立ち込めるアンモニアの臭いまでは隠しきれるわけもなく、その結果。


「お前、漏らしてんじゃねぇか。なんだ、そんなにさっきのモンスターが怖かったのか?」

「うっ」


 秋雨は別段空気の読めない人間ではない。寧ろ、どちらかといえば周りの空気を読み、それに合わせることのできる人間だ。だが、今目の前にいる相手は、顔見知りであるケイトを攫い、あまつさえ奴隷として売り飛ばそうとした犯罪者というべき存在である。そんな存在に対し、いくら女とはいえ秋雨が気を使う道理などどこにもなかった。


 秋雨に失禁したことを知られた女は、いつ殺されるかもしれない恐怖の感情と同時にこれ以上ない羞恥に打ちひしがれていた。
 だが、今はそんな感情を抱いている余裕などないと考えた女は、羞恥心を捨てこの場を切り抜けようと秋雨がいる場所とは逆方向に逃げ出そうと試みる。


 しかしながら、恐怖という感情によって女は腰が抜けており、まともに立つことすらできない状況にあった。それ故、女が取れる唯一無二といっても過言でない逃走方法は、地面に膝をつきながら両腕でその場を這いつくばるというものだった。


 当然そんな方法で逃げ出そうとも逃げられるはずもなく、すぐに回り込まれてしまった。
 女が顔を上げ絶望の表情を浮かべる中、秋雨は今の状況にぴったりのセリフを言い放つ。


「何処へ行こうというのかね、お嬢さん?」

「ひぃ、た、頼む! お、お願いだ! 命だけは、命だけは助けてくれ!!」


 こうなってしまった以上女が助かる方法はただ一つ、秋雨に見逃してもらうことであった。そのためであれば、女は秋雨にどんなことをされてもいいと考えた。それ故に――。


「もし、見逃してくれるんなら、あたいの体を好きにしていいから! どんなことでも言うこと聞くから。だからお願いします! 助けてください!!」

「ほう、“どんなことでも”か……」


 秋雨はそう呟くと、改めて目の前の女を頭の天辺から足のつま先まで品定めするかのように見た。裏稼業で鍛えたであろう引き締まった体に、ケイトやケーラほどではないが平均以上ある大きな乳房と艶めかしいくびれた腰つきがそこに横たわっていた。


 顔立ちも超絶美人とまではいかないまでも全体的に整っており、目つきこそ鋭いが、部類的には美人といって差し支えないものであった。


(確かに、これだけの美人なら、取引の条件として自分を対価とするには十分なものだろうな。だが、彼女にとっての誤算は俺がそれを望んでいないってことか……それに彼女はなにか勘違いしてるみたいだしな)


 そもそも、秋雨が女を追いかけて来たのは生き残った彼女を始末するためではない。
 仮に女が逃げずに男たちと共に刃向かってきたとしても、秋雨は女を生かすつもりでいたのだ。


 理由としては主に三つある。
 一つは情報を得るために誰か一人は生かしておく必要があったため。もう一つは、彼女が女でありのちの情報収集が容易だと判断したため。そして、最後の一つはといえば――。


(あのおっぱいを殺すには些か惜しい気がするからな、うん。おっぱいは正義だ)


 先の二つの理由はともかく、女が殺されなかった理由の一部に“いいおっぱいだったから”という内容が含まれていることなど当の本人も気付くことはないだろう。
 そんなこんなで、秋雨は女から聞き出したい情報を聞くために尋問を開始した。


「お前の雇い主は誰だ?」

「そ、それは……」

「なんだ? どんなことでも言うこと聞くんだろ? だったら、お前が持ってる雇い主の情報を全て吐け。それともここで死んどくか?」

「うぅ」


 彼女たち裏稼業の人間にとってご法度とされていることがいくつがある。その中の一つに“例え自分の命が危険に晒されても、雇い主の情報を明かしてはならない”というものが存在する。


 秘密裏に非合法な行為を日常的に行っている彼女らにとって、雇い主の情報というのは何よりも秘密にしなければならないものであった。
 だからこそ、裏の世界において自分の命と引き換えに情報を漏らす行為というのは三流であり、裏切り以外のなにものでもない。


 それ故に、女は秋雨の問いに答えたくても答えることはできなかった。
 情報を漏らさなければ、裏稼業の人間としては一流と認められるが、秋雨に殺されてしまう。仮に情報を全て話してその場を生き長らえたとしても、二度と裏稼業で仕事はできなくなる。そればかりか、同業者から裏切り者として始末されることになってしまうだろう。


「そ、それだけはできない。裏の人間として、あたいにもプロとしての誇りがある。……殺しなさい」


 女は全てを諦め、秋雨にただそれだけを告げた。
 プロとしての矜持を捨てることはできず、かと言って秋雨の要求に応えることを条件に助けてもらうこともできない。であるならば、最早女の辿るべき道は一つしかなかった。
 だが、秋雨がそんな道理を受け入れるわけもなく、結果として彼女のプロとしての誇りを踏みにじる行為ともいうべき暴挙に出てしまう。


「そうか、ならば仕方がない。できればあんたの口から聞きたかったんだがな、言えないのならそれで構わない。話せないのなら、“視せてもらう”だけだ」

「な、なにを……」


 秋雨はそう呟くと、右手を彼女の頭に置いた。
 そして、あらかじめ【創造魔法】で作っておいた魔法を唱えた。


「【記憶精査メモリースキャン】」


 女にとってそれは一瞬の出来事だったが、秋雨はその一瞬という時間で彼女の記憶の断片を読み取り必要な情報を引き出した。そして、情報を把握した証拠として、彼女にあることを告げた。


「なるほど、グリムファーム領の隣の領地を治める領主。名はバラム・ウォン・ローゼンハイム。そいつが今回の誘拐を依頼した黒幕だな」

「っ!? どうして……」

「悪いがあんたの記憶を読み取らせてもらった。そこから得た情報だ」

「そ、そんな馬鹿な! そんな魔法が存在するわけ――」

「お前の父親の名はグリマス、母親はロザンナ、他にも兄弟が五人いて、上から順番に長女アリ、長男ロベルト、次女チェリル、次男プリオ、四女ロザミーか。ちなみにお前は三女だ」

「う、嘘……どうしてそこまで知ってるんだ!?」


 女にとって信じがたいことであった。
 今秋雨が口にした名前は全て当たっており、自分が三女であるということも的中させた。


 だが、それはあり得ないと女は叫びたい気持ちを必死に抑えていた。なぜなら、今まで自分の家族構成について誰にも話しておらず、仮に調べたとしても、何処の村かもわかるはずもなかった。
 そもそも、女は自分の本名すら話していないため、益々以って秋雨が自分の家族構成を知る術など皆無に等しいことなのだ。


「そんなのお前の記憶を呼んだからに決まっているじゃないか」

「くっ」

「そんなことは最早どうでもいいことだ。お前の記憶によると、ケイトを攫ったのは予定外のことだったようだから、ここでお前を処理すれば問題ないはずだ」

「ひっ」


“処理”という言葉に女はあからさまに体を強張らせて反応する。その言葉の持つ意味を十二分に理解していたからだ。
 一歩、また一歩と秋雨は彼女に近づいていき、先ほどの魔法【記憶精査】を使った時と同じように女の頭に手を置いた。


「じゃあな、名残惜しいがここでお別れだ」

「い、いやっ、いやだ!」

「お前の記憶弄らせてもらうぞ」


 そう言いながら、秋雨は女の頭に置いた手に魔力を込める。そして、先ほどとは違う魔法を唱えた。


「【記憶編集メモリーエディター】」


 その後、女が気が付いた時には森の中に一人きりだった。
 ただ、彼女にとって不思議だったのは自分がなぜそこにいたのか、今まで何をしていたのかという近々の記憶がないということであった。


 しかし、しばらく経つと思いだしたかのように記憶が浮かんできた。その内容はアジトへと戻る最中にモンスターの群れに襲われ、自分以外が全滅したというものだった。
 なぜこの森を突っ切ろうとしたのか、なぜモンスターと戦ったのに傷一つないのかという腑に落ちない点がいくつかあったものの、かろうじて覚えていた自分が雇い主の依頼で奴隷調達に来ていることや、既に規定の人数を集め終えていることは覚えていたため、そのまま仮拠点としているアジトへと戻り、集めた奴隷を雇い主に納品した。


 余談だが、女は今回の一件で雇い主の元を去り故郷の村へと戻った。
 その後、幼馴染の男と結婚し、子宝にも恵まれ貧しい生活ではあったが、幸せに暮らしたそうだ。


――――――――――――――――

おっぱいは正義、これ重要です!!
結果的に彼女にとってはこれで良かったのかもしれないですね……

一番得したのは幼馴染の男だったり?
しおりを挟む
感想 172

あなたにおすすめの小説

辺境伯家次男は転生チートライフを楽しみたい

ベルピー
ファンタジー
☆8月23日単行本販売☆ 気づいたら異世界に転生していたミツヤ。ファンタジーの世界は小説でよく読んでいたのでお手のもの。 チートを使って楽しみつくすミツヤあらためクリフ・ボールド。ざまぁあり、ハーレムありの王道異世界冒険記です。 第一章 テンプレの異世界転生 第二章 高等学校入学編 チート&ハーレムの準備はできた!? 第三章 高等学校編 さあチート&ハーレムのはじまりだ! 第四章 魔族襲来!?王国を守れ 第五章 勇者の称号とは~勇者は不幸の塊!? 第六章 聖国へ ~ 聖女をたすけよ ~ 第七章 帝国へ~ 史上最恐のダンジョンを攻略せよ~ 第八章 クリフ一家と領地改革!? 第九章 魔国へ〜魔族大決戦!? 第十章 自分探しと家族サービス

辺境領主は大貴族に成り上がる! チート知識でのびのび領地経営します

潮ノ海月@2025/11月新刊発売予定!
ファンタジー
旧題:転生貴族の領地経営~チート知識を活用して、辺境領主は成り上がる! トールデント帝国と国境を接していたフレンハイム子爵領の領主バルトハイドは、突如、侵攻を開始した帝国軍から領地を守るためにルッセン砦で迎撃に向かうが、守り切れず戦死してしまう。 領主バルトハイドが戦争で死亡した事で、唯一の後継者であったアクスが跡目を継ぐことになってしまう。 アクスの前世は日本人であり、争いごとが極端に苦手であったが、領民を守るために立ち上がることを決意する。 だが、兵士の証言からしてラッセル砦を陥落させた帝国軍の数は10倍以上であることが明らかになってしまう 完全に手詰まりの中で、アクスは日本人として暮らしてきた知識を活用し、さらには領都から避難してきた獣人や亜人を仲間に引き入れ秘策を練る。 果たしてアクスは帝国軍に勝利できるのか!? これは転生貴族アクスが領地経営に奮闘し、大貴族へ成りあがる物語。 《作者からのお知らせ!》 ※2025/11月中旬、  辺境領主の3巻が刊行となります。 今回は3巻はほぼ全編を書き下ろしとなっています。 【貧乏貴族の領地の話や魔導車オーディションなど、】連載にはないストーリーが盛りだくさん! ※また加筆によって新しい展開になったことに伴い、今まで投稿サイトに連載していた続話は、全て取り下げさせていただきます。何卒よろしくお願いいたします。

初期スキルが便利すぎて異世界生活が楽しすぎる!

霜月雹花
ファンタジー
 神の悪戯により死んでしまった主人公は、別の神の手により3つの便利なスキルを貰い異世界に転生する事になった。転生し、普通の人生を歩む筈が、又しても神の悪戯によってトラブルが起こり目が覚めると異世界で10歳の〝家無し名無し〟の状態になっていた。転生を勧めてくれた神からの手紙に代償として、希少な力を受け取った。  神によって人生を狂わされた主人公は、異世界で便利なスキルを使って生きて行くそんな物語。 書籍8巻11月24日発売します。 漫画版2巻まで発売中。

没落した貴族家に拾われたので恩返しで復興させます

六山葵
ファンタジー
生まれて間も無く、山の中に捨てられていた赤子レオン・ハートフィリア。 彼を拾ったのは没落して平民になった貴族達だった。 優しい両親に育てられ、可愛い弟と共にすくすくと成長したレオンは不思議な夢を見るようになる。 それは過去の記憶なのか、あるいは前世の記憶か。 その夢のおかげで魔法を学んだレオンは愛する両親を再び貴族にするために魔法学院で魔法を学ぶことを決意した。 しかし、学院でレオンを待っていたのは酷い平民差別。そしてそこにレオンの夢の謎も交わって、彼の運命は大きく変わっていくことになるのだった。 ※2025/12/31に書籍五巻以降の話を非公開に変更する予定です。 詳細は近況ボードをご覧ください。

【コミカライズ決定】勇者学園の西園寺オスカー~実力を隠して勇者学園を満喫する俺、美人生徒会長に目をつけられたので最強ムーブをかましたい~

エース皇命
ファンタジー
【HOTランキング2位獲得作品】 【第5回一二三書房Web小説大賞コミカライズ賞】 ~ポルカコミックスでの漫画化(コミカライズ)決定!~  ゼルトル勇者学園に通う少年、西園寺オスカーはかなり変わっている。  学園で、教師をも上回るほどの実力を持っておきながらも、その実力を隠し、他の生徒と同様の、平均的な目立たない存在として振る舞うのだ。  何か実力を隠す特別な理由があるのか。  いや、彼はただ、「かっこよさそう」だから実力を隠す。  そんな中、隣の席の美少女セレナや、生徒会長のアリア、剣術教師であるレイヴンなどは、「西園寺オスカーは何かを隠している」というような疑念を抱き始めるのだった。  貴族出身の傲慢なクラスメイトに、彼と対峙することを選ぶ生徒会〈ガーディアンズ・オブ・ゼルトル〉、さらには魔王まで、西園寺オスカーの前に立ちはだかる。  オスカーはどうやって最強の力を手にしたのか。授業や試験ではどんなムーブをかますのか。彼の実力を知る者は現れるのか。    世界を揺るがす、最強中二病主人公の爆誕を見逃すな! ※小説家になろう、カクヨム、pixivにも投稿中。

1×∞(ワンバイエイト) 経験値1でレベルアップする俺は、最速で異世界最強になりました!

マツヤマユタカ
ファンタジー
23年5月22日にアルファポリス様より、拙著が出版されました!そのため改題しました。 今後ともよろしくお願いいたします! トラックに轢かれ、気づくと異世界の自然豊かな場所に一人いた少年、カズマ・ナカミチ。彼は事情がわからないまま、仕方なくそこでサバイバル生活を開始する。だが、未経験だった釣りや狩りは妙に上手くいった。その秘密は、レベル上げに必要な経験値にあった。実はカズマは、あらゆるスキルが経験値1でレベルアップするのだ。おかげで、何をやっても簡単にこなせて――。異世界爆速成長系ファンタジー、堂々開幕! タイトルの『1×∞』は『ワンバイエイト』と読みます。 男性向けHOTランキング1位!ファンタジー1位を獲得しました!【22/7/22】 そして『第15回ファンタジー小説大賞』において、奨励賞を受賞いたしました!【22/10/31】 アルファポリス様より出版されました!現在第四巻まで発売中です! コミカライズされました!公式漫画タブから見られます!【24/8/28】 マツヤマユタカ名義でTwitterやってます。 見てください。

素材採取家の異世界旅行記

木乃子増緒
ファンタジー
28歳会社員、ある日突然死にました。謎の青年にとある惑星へと転生させられ、溢れんばかりの能力を便利に使って地味に旅をするお話です。主人公最強だけど最強だと気づいていない。 可愛い女子がやたら出てくるお話ではありません。ハーレムしません。恋愛要素一切ありません。 個性的な仲間と共に素材採取をしながら旅を続ける青年の異世界暮らし。たまーに戦っています。 このお話はフィクションです。実在の人物や団体などとは関係ありません。 裏話やネタバレはついったーにて。たまにぼやいております。 この度アルファポリスより書籍化致しました。 書籍化部分はレンタルしております。

バーンズ伯爵家の内政改革 ~10歳で目覚めた長男、前世知識で領地を最適化します

namisan
ファンタジー
バーンズ伯爵家の長男マイルズは、完璧な容姿と神童と噂される知性を持っていた。だが彼には、誰にも言えない秘密があった。――前世が日本の「医師」だったという記憶だ。 マイルズが10歳となった「洗礼式」の日。 その儀式の最中、領地で謎の疫病が発生したとの凶報が届く。 「呪いだ」「悪霊の仕業だ」と混乱する大人たち。 しかしマイルズだけは、元医師の知識から即座に「病」の正体と、放置すれば領地を崩壊させる「災害」であることを看破していた。 「父上、お待ちください。それは呪いではありませぬ。……対処法がわかります」 公衆衛生の確立を皮切りに、マイルズは領地に潜む様々な「病巣」――非効率な農業、停滞する経済、旧態依然としたインフラ――に気づいていく。 前世の知識を総動員し、10歳の少年が領地を豊かに変えていく。 これは、一人の転生貴族が挑む、本格・異世界領地改革(内政)ファンタジー。

処理中です...