オンラインゲームしてたらいつの間にやら勇者になってました(笑)

こばやん2号

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第3章 「皇帝の陰謀と動き出す闇」

138話:「この世界の女(メス)はなんでこうなんだ」

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 手放した意識が徐々に戻ってくる。
 まず最初に見えてきたのは木製の年季の入った天井だ。
 かなりの時間が経過しているのか、それともよく雨漏りするのかわからないが
シミの跡がくっきりと残っている。
 俺は上体を起こすと寝ぐせのついたぼさぼさの髪を自分の手で掻きまわす。
 
 「朝か」

 そうぽつりとつぶやくが返事をする者はいない。
 いつもならば夜這い目的で他の仲間の寝息が聞こえてきそうだがそれもない。
 理由は簡単だ。
 昨日泊まる部屋を3つ確保した俺は二つをリナたち5人で、残りの一部屋を自分用に割り振ったのだ。
 そして、寝る直前に俺は二つの部屋を魔法を使って結界で包み込み、俺が解除するまで出てこれないようにしたのだ。
 その結果俺は一人で起きるという極々当たり前のことが久しぶりにできた。

 「んぅ~」

 思いっきり背筋を伸ばすと、眠気がいくらか抜け頭がすっきりとしてきた。
 俺は名残惜しいベッドの温もりの誘惑を退け、いつも着ている普段着に着替えると部屋を出た。
 ちなみにこの普段使っている服はアイテムボックスに収納するとその日に付いた汚れを綺麗にしてくれるっぽいので助かっている。
 正確には服以外の物を排除して元々収納されていた状態に戻してからアイテムボックスに収納されるようだ。
 それから俺は二つの部屋に掛けていた結界を解除するとノックもなしに部屋に入った。

 「リナ、フレイヤ着替えて飯を食いに―――」

 そこまで言いかけてから目の前の光景に思わず言葉が途切れる。
 テンプレートというかお決まりパターンというかどうしてこういう展開って必ずあるのだろう。

 「ヤ、ヤマト様っ!? よっ夜這いですかっ? どっどうぞ!!」

 「主、武骨者ですが頑張らせていただきます!!」

 何を頑張るのかは聞かないことにして俺は二人の姿を見比べる。
 まずリナは普段着の神官服に身を包んだ清浄無垢せいじょうむくな姿とは打って変わって、薄いネグリジェのような格好だ。
 あまりに薄着なため、女の子の見えてはいけない部分が見えそうになっている。 (ってか見えてます)

 一方フレイヤはというと、シンプルに何も着ていない状態とどのつまり【全裸】だ。
 彼女の肩甲骨まで伸びた髪が彼女の首筋から垂れ下がっており辛うじて隠されていた。
 だが残念なことに下半身の方は具体的には言えないので一言で言うと【完全にアウト】だ。

 俺はすぐさま踵を返しドアをバタンと閉めると先ほどと同じように結界を張った。
 残りの三人の様子を見る間に着替えておけと伝え俺は隣の部屋に移動する。
 去り際にドアを叩く音と共に二人の悲痛な叫び交じりの声が聞こえたが俺はそれを華麗にスルーした。
 リナとフレイヤが使った部屋の隣の部屋にはエルノア、マーリン、マチルダが使っているので同じように結界を解除する。
 先ほどの事があるので今度はちゃんとノックをしてから声を掛けた。
 
 「俺だ。 三人とも入ってもいいか?」

 「・・・・・・」

 返事は無いので、寝ていると思いそのままの勢いでドアを開けた。
 木製のドアがギィという音を立てて開かれる。
 そして、そこにあった光景を俺は見てしまった。 そう“見てしまった”のだ。
 そこでの光景を表現するなら、そう【秘密の花園】だった。
 俺がその光景を目にしたとき心の中で叫んだ言葉があるのでここで紹介しておく。

 【この世界のメスはこんなのばっかなのかあああああ!!!!!!!】

 俺の前には一糸纏わぬ姿の美少女がもじもじと身体をよじりながらそこに佇んでいた。
 寝汗でもかいていたのだろうか、三人とも肌が妙に艶っぽくそれがまた何とも言えない妖艶さを演出する。
 三人を代表してマチルダが何事か言おうとしていたが、俺はそれを聞く前にドアをバタンと閉じると結界を掛ける。
 
 「20分経ったらまた開けるから、それまでに服を着ておけ!」

 ぶしつけな言い方になってしまったが、これくらいは許してほしい。
 念のために言っておくが俺は断じてホモではない。
 だが俺には数年前に亡くなった祖父が口癖のように言っていた言葉を未だに守り続けている。
 
 『いいかぁ大和、男たるもの好きになった女以外と身体を重ねちゃいかんぞい』

 言われた当時はまだ幼かったので祖父の言葉は理解できなかったが徐々に大人になるにつれて
理解できるようになった時は恥ずかしくて赤面してしまったが、俺は祖父が残してくれた言葉の中で
この言葉が一番好きだったので大人になった今もこの言葉を守り続けている。
 だからこそ好きでもない女とそういうことをする気にはなれないし、むしろ不快感すら覚えてくる。
 だが決して彼女たちに魅力が無いのかと問われれば俺は全力で否定するだろう。
 余計なことを考えを巡らすのを止め俺は自分の部屋に戻ると時間が来るまでボーっとしていた。
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