17 / 39
本編
第17話:決戦の朝を迎えました
しおりを挟む
アイラン様との思いが通じ合った翌日、いよいよ決戦の朝を迎えた。
朝早くに戦場に向かうため、かなり早起きをした。まだ少し眠いわ。
私の為に準備されていた服は女性騎士団のもので、下はズボンだ!コレどうやって着るのかしら?
コンコン
「シャーロット様、おはようございます」
フェアラ様だわ!良かった。
「フェアラ様、おはようございます。あの、これってどうやって着ればいいのでしょうか?」
ズボンを持ってウロウロしている私を見て、クスクス笑うフェアラ様。結局フェアラ様に着替えを手伝ってもらった。
ガリレゴ王国の戦争は、まさに背水の陣で臨む為、オルビア様やフェアラ様など令嬢たちも手伝いの為、戦場に一緒に向かう。
ただ令嬢たちは戦えないので、食事の準備などを行うことになっている。
コンコン
「シャーロット。準備は出来た?最後の打ち合わせを行うの、あなたも来て」
オルビア様に連れられて、会議室へと向かう。
おっといけない、魔力を込めた水晶と珊瑚も持って行かないとね。近くにいた護衛騎士に、運んでもらう様にお願いする。
会議室にはアイラン様・アルテミル様・ファビオ様の他に男性が6人いた。
「陛下、この方が先ほどお話しされていた女性ですか?確か、昨日のダンスパーティーの時に、陛下と一緒にいらした方ですよね?」
1人の男性がアイラン様に何か確認しているようだ。
「そうだ。シャーロット、君の事は予め話しておいた。ここに居る彼らは、各軍を束ねる団長達だ」
アイラン様の話によると、アルテミル様とファビオ様含め、8つの軍団に分かれているとのこと。なるほど。では、水晶は彼らに渡そう。
一通り話が終わったところで、私は話し始めた。
「アイラン様、少しお時間はよろしいでしょうか?」
「ああ、いいぞ」
「今回の戦争に勝つ為に、私なりに色々と準備をしてまいりました。まずはこちらを、全兵士に配っていただきたいのです」
私は魔力入りの珊瑚をみんなの前に置いた。
「これは珊瑚の様に見えるが…」
「はい、そうです。しかし、ただの珊瑚ではございません。この珊瑚には、私の魔力が込められています。これを付けていれば、怪我をしても10回程度であれば治癒が出来ます」
「なんだって、そんな素晴らしいものがあるのか」
目を丸くする団長達。
「今回、私は聖女と呼ばれる女性と戦いますが、ものすごい魔力を放出されることが予想されます。まともに食らえば、命はありません。その為、この珊瑚には、私の魔力を無効にする力を持たせてあります。また、聖女の魔力にもよりますが、うまくいけば聖女の魔力も防げるかと!」
「なるほど、これがあれば確かに勝てるかもしれないぞ!」
今まで暗い雰囲気だった室内が、一気に活気づいた
「人数分の二倍以上作りましたので、必ず身に付ける様兵士たちに伝えてください。後、魔力が無くなると砕けますので、その際は新しい物に交換してください!」
私は後ろに山積みにされている珊瑚を指さした。
「シャーロット、まさかこれ、全部か?」
アイラン様が、あり得ないと言った表情で私を見つめた。
「そうです。後、アイラン様と団長様達にはこちらを」
私は魔力入り水晶を手渡す。
「これは、珊瑚ではないな?」
「はい、こちらは珊瑚の10倍の魔力が入った水晶です。どうか、こちらをお付けください。ただ、水晶は10個しか準備できませんでした。1個は予備ということで」
「10倍だと!シャーロット、そんなに魔力を詰め込んで大丈夫だったのか?だからずっと部屋に閉じこもっていたのか!体は何ともないのか?」
急に焦りだすアイラン様。
「アイラン様、私はピンピンしております。大丈夫ですわ」
「それなら良いのだが…」
「さあ、あまりのんびり話している訳にはいかない。今日の昼過ぎには戦いが始まる。急がないと」
アルテミル様の声で、私たちも急いで会議室を後にした。
私達は、民たちに見送られながら戦争が行われる場所へと向かう。ちなみに、私はアイラン様の馬(マックス)に乗せてもらって出発だ。乗馬、練習しておけばよかったわね…。
戦いの場所は、フェミニア王国とガリレゴ王国の国境沿い。そこにかなり開けた場所があるらしい。そこまで、約3時間かけて向かう。
途中で朝食を摂りながら、ゆっくり向かったが、お昼前には何とか到着した。すぐにテントを張り、この場所を我が軍の拠点とするようだ。周りは住民の気配が一切感じられない。不審に思ってオルビア様に聞いてみると、住民たちは予め王都に避難しているとのことだった。
「オルビア様、念の為、令嬢たちにも珊瑚を付けておいてもらってください」
私はオルビア様にも珊瑚を渡す。
「でも、私たちは戦いには参加しないから必要ないんじゃないかしら」
「いいえ、あの国はオルビア様が思っているよりもずっと卑怯な国です。きっと、オルビア様たちしかいない時を狙って攻めて来ますから」
それとバリアも張らないとね。でも、私のバリア、ちょっと危険なのよね…。
そうだわ、あの子たちに見張りをお願いしましょう。
出でよ。動物たち!
私が唱えると、犬、猿、鳥たちが次々と出てきた。
「シャーロット、あなた今何をしたの?」
「私たちが戦いに出た後、この拠点一帯をバリア魔法で守ります。ただし、とても危険なバリアなので、バリアには近づかないでください。万が一近づいてしまっても、ネックレスを付けているから大丈夫だと思いますが。私たちにはバリアは見えませんので、この子たちがバリアのある場所を教えてくれます」
「「「キー」」」
「「「ワン」」」
「「「クァ」」」
「わかったわ、皆にも指示しておく。それよりシャーロット、くれぐれも気を付けてね。無理しちゃダメよ」
不安げな顔のオルビア様。
「ありがとうございます。大丈夫ですよ。私の魔力量はびっくりするほど高いですから。ちょっとやそっとじゃあ無くなりませんから」
そう、魔力大国でもあるゾマー帝国1番の魔力持ちの私が、あんな卑劣な聖女なんかに負ける訳がないわ。
「シャーロット、そろそろ戦場へ向かおう。オルビア、ここは頼んだぞ」
アイラン様達が迎えに来た。
「オルビア、行ってくる」
アルテミル様はオルビア様をしっかり抱きしめた。すでに泣きそうなオルビア様。大丈夫よ、オルビア様、アルテミル様も絶対私が守るから!
「オルビア様、私が言ったこと、どうぞよろしくお願いします」
「ええ、任せて!必ず守るようにみんなにも伝えるわ」
さあ、いよいよね。腕がなるわ!
アイラン様率いる、ファミニア王国軍は、いよいよ戦場でもある広場へと向かったのであった。
~あとがき~
フェミニア王国周辺の大陸では、自分の領土に本陣を構え、国王含めみんなで戦いに出るスタイルです。そのため、戦い中は本陣には女性だけしかいません。
ちなみにファビオ様が第2部隊の軍団長、アルテミル様が第3部隊の軍団長です。そして、全ての軍団のトップが国王のアイラン様です。
朝早くに戦場に向かうため、かなり早起きをした。まだ少し眠いわ。
私の為に準備されていた服は女性騎士団のもので、下はズボンだ!コレどうやって着るのかしら?
コンコン
「シャーロット様、おはようございます」
フェアラ様だわ!良かった。
「フェアラ様、おはようございます。あの、これってどうやって着ればいいのでしょうか?」
ズボンを持ってウロウロしている私を見て、クスクス笑うフェアラ様。結局フェアラ様に着替えを手伝ってもらった。
ガリレゴ王国の戦争は、まさに背水の陣で臨む為、オルビア様やフェアラ様など令嬢たちも手伝いの為、戦場に一緒に向かう。
ただ令嬢たちは戦えないので、食事の準備などを行うことになっている。
コンコン
「シャーロット。準備は出来た?最後の打ち合わせを行うの、あなたも来て」
オルビア様に連れられて、会議室へと向かう。
おっといけない、魔力を込めた水晶と珊瑚も持って行かないとね。近くにいた護衛騎士に、運んでもらう様にお願いする。
会議室にはアイラン様・アルテミル様・ファビオ様の他に男性が6人いた。
「陛下、この方が先ほどお話しされていた女性ですか?確か、昨日のダンスパーティーの時に、陛下と一緒にいらした方ですよね?」
1人の男性がアイラン様に何か確認しているようだ。
「そうだ。シャーロット、君の事は予め話しておいた。ここに居る彼らは、各軍を束ねる団長達だ」
アイラン様の話によると、アルテミル様とファビオ様含め、8つの軍団に分かれているとのこと。なるほど。では、水晶は彼らに渡そう。
一通り話が終わったところで、私は話し始めた。
「アイラン様、少しお時間はよろしいでしょうか?」
「ああ、いいぞ」
「今回の戦争に勝つ為に、私なりに色々と準備をしてまいりました。まずはこちらを、全兵士に配っていただきたいのです」
私は魔力入りの珊瑚をみんなの前に置いた。
「これは珊瑚の様に見えるが…」
「はい、そうです。しかし、ただの珊瑚ではございません。この珊瑚には、私の魔力が込められています。これを付けていれば、怪我をしても10回程度であれば治癒が出来ます」
「なんだって、そんな素晴らしいものがあるのか」
目を丸くする団長達。
「今回、私は聖女と呼ばれる女性と戦いますが、ものすごい魔力を放出されることが予想されます。まともに食らえば、命はありません。その為、この珊瑚には、私の魔力を無効にする力を持たせてあります。また、聖女の魔力にもよりますが、うまくいけば聖女の魔力も防げるかと!」
「なるほど、これがあれば確かに勝てるかもしれないぞ!」
今まで暗い雰囲気だった室内が、一気に活気づいた
「人数分の二倍以上作りましたので、必ず身に付ける様兵士たちに伝えてください。後、魔力が無くなると砕けますので、その際は新しい物に交換してください!」
私は後ろに山積みにされている珊瑚を指さした。
「シャーロット、まさかこれ、全部か?」
アイラン様が、あり得ないと言った表情で私を見つめた。
「そうです。後、アイラン様と団長様達にはこちらを」
私は魔力入り水晶を手渡す。
「これは、珊瑚ではないな?」
「はい、こちらは珊瑚の10倍の魔力が入った水晶です。どうか、こちらをお付けください。ただ、水晶は10個しか準備できませんでした。1個は予備ということで」
「10倍だと!シャーロット、そんなに魔力を詰め込んで大丈夫だったのか?だからずっと部屋に閉じこもっていたのか!体は何ともないのか?」
急に焦りだすアイラン様。
「アイラン様、私はピンピンしております。大丈夫ですわ」
「それなら良いのだが…」
「さあ、あまりのんびり話している訳にはいかない。今日の昼過ぎには戦いが始まる。急がないと」
アルテミル様の声で、私たちも急いで会議室を後にした。
私達は、民たちに見送られながら戦争が行われる場所へと向かう。ちなみに、私はアイラン様の馬(マックス)に乗せてもらって出発だ。乗馬、練習しておけばよかったわね…。
戦いの場所は、フェミニア王国とガリレゴ王国の国境沿い。そこにかなり開けた場所があるらしい。そこまで、約3時間かけて向かう。
途中で朝食を摂りながら、ゆっくり向かったが、お昼前には何とか到着した。すぐにテントを張り、この場所を我が軍の拠点とするようだ。周りは住民の気配が一切感じられない。不審に思ってオルビア様に聞いてみると、住民たちは予め王都に避難しているとのことだった。
「オルビア様、念の為、令嬢たちにも珊瑚を付けておいてもらってください」
私はオルビア様にも珊瑚を渡す。
「でも、私たちは戦いには参加しないから必要ないんじゃないかしら」
「いいえ、あの国はオルビア様が思っているよりもずっと卑怯な国です。きっと、オルビア様たちしかいない時を狙って攻めて来ますから」
それとバリアも張らないとね。でも、私のバリア、ちょっと危険なのよね…。
そうだわ、あの子たちに見張りをお願いしましょう。
出でよ。動物たち!
私が唱えると、犬、猿、鳥たちが次々と出てきた。
「シャーロット、あなた今何をしたの?」
「私たちが戦いに出た後、この拠点一帯をバリア魔法で守ります。ただし、とても危険なバリアなので、バリアには近づかないでください。万が一近づいてしまっても、ネックレスを付けているから大丈夫だと思いますが。私たちにはバリアは見えませんので、この子たちがバリアのある場所を教えてくれます」
「「「キー」」」
「「「ワン」」」
「「「クァ」」」
「わかったわ、皆にも指示しておく。それよりシャーロット、くれぐれも気を付けてね。無理しちゃダメよ」
不安げな顔のオルビア様。
「ありがとうございます。大丈夫ですよ。私の魔力量はびっくりするほど高いですから。ちょっとやそっとじゃあ無くなりませんから」
そう、魔力大国でもあるゾマー帝国1番の魔力持ちの私が、あんな卑劣な聖女なんかに負ける訳がないわ。
「シャーロット、そろそろ戦場へ向かおう。オルビア、ここは頼んだぞ」
アイラン様達が迎えに来た。
「オルビア、行ってくる」
アルテミル様はオルビア様をしっかり抱きしめた。すでに泣きそうなオルビア様。大丈夫よ、オルビア様、アルテミル様も絶対私が守るから!
「オルビア様、私が言ったこと、どうぞよろしくお願いします」
「ええ、任せて!必ず守るようにみんなにも伝えるわ」
さあ、いよいよね。腕がなるわ!
アイラン様率いる、ファミニア王国軍は、いよいよ戦場でもある広場へと向かったのであった。
~あとがき~
フェミニア王国周辺の大陸では、自分の領土に本陣を構え、国王含めみんなで戦いに出るスタイルです。そのため、戦い中は本陣には女性だけしかいません。
ちなみにファビオ様が第2部隊の軍団長、アルテミル様が第3部隊の軍団長です。そして、全ての軍団のトップが国王のアイラン様です。
103
あなたにおすすめの小説
不貞の子を身籠ったと夫に追い出されました。生まれた子供は『精霊のいとし子』のようです。
桧山 紗綺
恋愛
【完結】嫁いで5年。子供を身籠ったら追い出されました。不貞なんてしていないと言っても聞く耳をもちません。生まれた子は間違いなく夫の子です。夫の子……ですが。 私、離婚された方が良いのではないでしょうか。
戻ってきた実家で子供たちと幸せに暮らしていきます。
『精霊のいとし子』と呼ばれる存在を授かった主人公の、可愛い子供たちとの暮らしと新しい恋とか愛とかのお話です。
※※番外編も完結しました。番外編は色々な視点で書いてます。
時系列も結構バラバラに本編の間の話や本編後の色々な出来事を書きました。
一通り主人公の周りの視点で書けたかな、と。
番外編の方が本編よりも長いです。
気がついたら10万文字を超えていました。
随分と長くなりましたが、お付き合いくださってありがとうございました!
婚約破棄された人たらし悪役令嬢ですが、 最強で過保護な兄たちと義姉に溺愛されています
由香
ファンタジー
婚約破棄のその日、
悪役令嬢リリアーナは――弁明すら、しなかった。
王太子と“聖女”に断罪され、すべてを失った彼女。
だがその裏で、王国最強と名高い三人の兄と、
冷静沈着な義姉が、静かに動き始めていた。
再検証によって暴かれる“聖女の嘘”。
広場で語られる真実。
そして、無自覚に人を惹きつけてしまう
リリアーナの優しさが、次々と味方を増やしていく――。
これは、
悪役令嬢として断罪された少女が、
「誰かの物語の脇役」ではなく、
自分自身の人生を取り戻す物語。
過保護すぎる兄たちと義姉に溺愛されながら、
彼女は静かに、そして確実に幸せへ向かっていく。
好きな人に『その気持ちが迷惑だ』と言われたので、姿を消します【完結済み】
皇 翼
恋愛
「正直、貴女のその気持ちは迷惑なのですよ……この場だから言いますが、既に想い人が居るんです。諦めて頂けませんか?」
「っ――――!!」
「賢い貴女の事だ。地位も身分も財力も何もかもが貴女にとっては高嶺の花だと元々分かっていたのでしょう?そんな感情を持っているだけ時間が無駄だと思いませんか?」
クロエの気持ちなどお構いなしに、言葉は続けられる。既に想い人がいる。気持ちが迷惑。諦めろ。時間の無駄。彼は止まらず話し続ける。彼が口を開く度に、まるで弾丸のように心を抉っていった。
******
・執筆時間空けてしまった間に途中過程が気に食わなくなったので、設定などを少し変えて改稿しています。
悪役令嬢になるのも面倒なので、冒険にでかけます
綾月百花
ファンタジー
リリーには幼い頃に決められた王子の婚約者がいたが、その婚約者の誕生日パーティーで婚約者はミーネと入場し挨拶して歩きファーストダンスまで踊る始末。国王と王妃に謝られ、贈り物も準備されていると宥められるが、その贈り物のドレスまでミーネが着ていた。リリーは怒ってワインボトルを持ち、美しいドレスをワイン色に染め上げるが、ミーネもリリーのドレスの裾を踏みつけ、ワインボトルからボトボトと頭から濡らされた。相手は子爵令嬢、リリーは伯爵令嬢、位の違いに国王も黙ってはいられない。婚約者はそれでも、リリーの肩を持たず、リリーは国王に婚約破棄をして欲しいと直訴する。それ受け入れられ、リリーは清々した。婚約破棄が完全に決まった後、リリーは深夜に家を飛び出し笛を吹く。会いたかったビエントに会えた。過ごすうちもっと好きになる。必死で練習した飛行魔法とささやかな攻撃魔法を身につけ、リリーは今度は自分からビエントに会いに行こうと家出をして旅を始めた。旅の途中の魔物の森で魔物に襲われ、リリーは自分の未熟さに気付き、国営の騎士団に入り、魔物狩りを始めた。最終目的はダンジョンの攻略。悪役令嬢と魔物退治、ダンジョン攻略等を混ぜてみました。メインはリリーが王妃になるまでのシンデレラストーリーです。
ボクが追放されたら飢餓に陥るけど良いですか?
音爽(ネソウ)
ファンタジー
美味しい果実より食えない石ころが欲しいなんて、人間て変わってますね。
役に立たないから出ていけ?
わかりました、緑の加護はゴッソリ持っていきます!
さようなら!
5月4日、ファンタジー1位!HOTランキング1位獲得!!ありがとうございました!
お前など家族ではない!と叩き出されましたが、家族になってくれという奇特な騎士に拾われました
蒼衣翼
恋愛
アイメリアは今年十五歳になる少女だ。
家族に虐げられて召使いのように働かされて育ったアイメリアは、ある日突然、父親であった存在に「お前など家族ではない!」と追い出されてしまう。
アイメリアは養子であり、家族とは血の繋がりはなかったのだ。
閉じ込められたまま外を知らずに育ったアイメリアは窮地に陥るが、救ってくれた騎士の身の回りの世話をする仕事を得る。
養父母と義姉が自らの企みによって窮地に陥り、落ちぶれていく一方で、アイメリアはその秘められた才能を開花させ、救い主の騎士と心を通わせ、自らの居場所を作っていくのだった。
※小説家になろうさま・カクヨムさまにも掲載しています。
【完結】辺境に飛ばされた子爵令嬢、前世の経営知識で大商会を作ったら王都がひれ伏したし、隣国のハイスペ王子とも結婚できました
いっぺいちゃん
ファンタジー
婚約破棄、そして辺境送り――。
子爵令嬢マリエールの運命は、結婚式直前に無惨にも断ち切られた。
「辺境の館で余生を送れ。もうお前は必要ない」
冷酷に告げた婚約者により、社交界から追放された彼女。
しかし、マリエールには秘密があった。
――前世の彼女は、一流企業で辣腕を振るった経営コンサルタント。
未開拓の農産物、眠る鉱山資源、誠実で働き者の人々。
「必要ない」と切り捨てられた辺境には、未来を切り拓く力があった。
物流網を整え、作物をブランド化し、やがて「大商会」を設立!
数年で辺境は“商業帝国”と呼ばれるまでに発展していく。
さらに隣国の完璧王子から熱烈な求婚を受け、愛も手に入れるマリエール。
一方で、税収激減に苦しむ王都は彼女に救いを求めて――
「必要ないとおっしゃったのは、そちらでしょう?」
これは、追放令嬢が“経営知識”で国を動かし、
ざまぁと恋と繁栄を手に入れる逆転サクセスストーリー!
※表紙のイラストは画像生成AIによって作られたものです。
この度、猛獣公爵の嫁になりまして~厄介払いされた令嬢は旦那様に溺愛されながら、もふもふ達と楽しくモノづくりライフを送っています~
柚木崎 史乃
ファンタジー
名門伯爵家の次女であるコーデリアは、魔力に恵まれなかったせいで双子の姉であるビクトリアと比較されて育った。
家族から疎まれ虐げられる日々に、コーデリアの心は疲弊し限界を迎えていた。
そんな時、どういうわけか縁談を持ちかけてきた貴族がいた。彼の名はジェイド。社交界では、「猛獣公爵」と呼ばれ恐れられている存在だ。
というのも、ある日を境に文字通り猛獣の姿へと変わってしまったらしいのだ。
けれど、いざ顔を合わせてみると全く怖くないどころか寧ろ優しく紳士で、その姿も動物が好きなコーデリアからすれば思わず触りたくなるほど毛並みの良い愛らしい白熊であった。
そんな彼は月に数回、人の姿に戻る。しかも、本来の姿は類まれな美青年なものだから、コーデリアはその度にたじたじになってしまう。
ジェイド曰くここ数年、公爵領では鉱山から流れてくる瘴気が原因で獣の姿になってしまう奇病が流行っているらしい。
それを知ったコーデリアは、瘴気の影響で不便な生活を強いられている領民たちのために鉱石を使って次々と便利な魔導具を発明していく。
そして、ジェイドからその才能を評価され知らず知らずのうちに溺愛されていくのであった。
一方、コーデリアを厄介払いした家族は悪事が白日のもとに晒された挙句、王家からも見放され窮地に追い込まれていくが……。
これは、虐げられていた才女が嫁ぎ先でその才能を発揮し、周囲の人々に無自覚に愛され幸せになるまでを描いた物語。
他サイトでも掲載中。
ユーザ登録のメリット
- 毎日¥0対象作品が毎日1話無料!
- お気に入り登録で最新話を見逃さない!
- しおり機能で小説の続きが読みやすい!
1~3分で完了!
無料でユーザ登録する
すでにユーザの方はログイン
閉じる