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第17話:ルーク様と正式に婚約を結ぶことになりました
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パーティーも無事に終わり、公爵家の自室へと戻って来た。まさかルーク様からプロポーズされるなんて!夢でも見ているのかしら?そう思ってしまう程、自分の中では信じられない出来事だったのだ。
着替えを済ませ、寝る準備をしていると、ルーク様が訪ねて来た。
「セリーナ、少しいいかい?」
「ええ、大丈夫ですわ」
私の隣に腰を下ろすルーク様。
「今日は僕のプロポーズを受けてくれてありがとう。でも、本当に僕でいいのかい?もしかして僕が公爵令息だから、気を使ってOKをくれた訳ではないよね?」
不安そうな顔で私を見つめるルーク様。
「そんな事はございませんわ。私も以前からルーク様をお慕いしていたのです。でも私は貧乏令嬢、ルーク様は公爵令息、身分があまりにも違いすぎるから諦めておりましたの。でも、まさかこんな風にプロポーズして頂けるなんて。本当に夢の様ですわ」
「ありがとう、セリーナ。実は今回プロポーズを断られたら、君の家を引き合いに出して無理やりでもOKを貰おうと思っていたんだ。でも、どうやら僕は君に嫌われる事が、何より怖いみたいだ…だから、こうやって不安になってわざわざ部屋にまで押しかけて、セリーナの気持ちを確認しに来た。いつから僕は、こんなにヘタレな人間になってしまったのだろう…」
そう言ってため息を付くルーク様
「ルーク様はヘタレな人間ではありませんわ。私の事を心配して、こうやって訪ねて来てくれたのでしょう!私はそんなお優しいルーク様が大好きです。だから、そんな顔をしないで下さい!私は今まで治癒師として生きて来たので、令嬢としてはまだまだ未熟ですが、これから一生懸命勉強します。これからはしっかりと貴族らしく生きて行く為、治癒師も近いうちに辞める予定ですので」
またあの厳しいマナーレッスンが続くと思うと正直気が滅入るが、ルーク様の為ならきっと乗り越えられるだろう。それに、治癒師の件も後悔はない。
「その事なんだが、君が希望するなら治癒師を続けてもらっても構わないよ。公爵夫人が治癒師になってはいけないなんて法律はないしね。それに、これからは夫人たちも社会に出て活躍していくのも良いのではないかと僕は思っている。実際、伯爵より爵位が低い女性たちの多くが働きに出ているしね。もちろん父上も母上も、君が治癒師として今後働く事にも賛成してくれているから安心して欲しい」
そう言ってにっこり笑ったルーク様。まさか、ここまで私の事を考えてくれていたなんて…嬉しくてたまらない。
「ありがとうございます!ルーク様、大好きです!」
ギューッとルーク様に抱き着いた。そんな私を引き離すと、徐々にルーク様の美しい顔が近づいてきて、唇に温かい感触が…
心地の良い温もりに包まれた後、ゆっくりと離れるルーク様。
「ごめん、つい我慢できなくなって!明日は君の両親が公爵家にやって来る予定だから、よろしく頼むよ」
そう言って部屋から出て行った。やっぱりルーク様のプロポーズは夢ではなかったのだわ。ふと自分の唇に触れてみる。
さっきここにルーク様の唇が…
キャーーー恥ずかしいわ!!!
そう言えば、明日両親が来ると言っていたわね。早く寝ないと。急いでベッドに入ったものの、興奮して中々眠れない。結局眠りに付いたのは、夜中になってからだった。
翌日
眠い目をこすりながら、何とか目覚める。こういう時はこれね。
「ヒール」
自分に治癒魔法を掛けたのだ。よし、これで元気100倍だわ!
着替えを済ませ、ルーク様と一緒に朝ごはんを食べた後、両親がやって来たという知らせを受けた。
「セリーナ、行こうか」
ルーク様に手を引かれ、皆が待つ居間へと向かう。居間に着くと、既に両親とルーク様のご両親が待っていた。
急いでソファーにルーク様と並んで座った。
「ミルトン伯爵、今日はわざわざ来ていただき、ありがとうございます。昨日我が息子、ルークがセリーナ嬢に正式に婚約を申し込み、承諾頂いたとの事で、早速2人の婚約を結ばせたいと思いお越しいただきました」
公爵様が家の両親に丁寧に説明している。なんだかこうやって両親の前で正式に発表されると、本当にルーク様と結婚するんだって実感が沸いて来る。
「ファーレソン公爵、話しは使いの方から聞いております。こういっては何ですが、セリーナはずっと家の為に治癒師として働いて参りました。はっきり言って貴族令嬢として未熟な部分も多いです。本当に、セリーナで良いのでしょうか?」
心配そうに問いかけるお父様。お父様の意見は最もだ。大貴族でもあるファーレソン公爵家に嫁ぐ令嬢が、私の様な凡人でいいのか、私自身も気になっていた事だ。
「ミルトン伯爵、私たちはセリーナ嬢の素晴らしさをこの2ヶ月間でしっかり見せていただきました。治癒師としての技術だけでなく、セリーナ嬢の持つ人間としての優しさと温かさに、私たちもルークも惚れたのです!正直言って、ルークにはセリーナ嬢は勿体ないと思っているくらいですよ。それに、貴族令嬢として未熟な分は、これから何とでもなります。もちろん、私たちもフォローしますから大丈夫ですよ」
公爵様の言葉を聞き、胸の奥が温かくなった。彼らは、ただの治癒師ではなく1人の人間として私を見ていてくれた事、さらに評価してくれたことが物凄く嬉しかったのだ。彼らとなら、きっと良い家族になれる気がする。
お父様も同じ事を思ったのか
「そこまで娘の事を見ていて下さったのですね。ありがとうございます!どうか娘をよろしくお願いいたします」
お父様とお母様が頭を下げたのを見て、私も下げた。
「こちらこそ、ありがとうございます。それでは今後の話ですが、近いうちに正式に婚約を結びましょう。婚約には役所の立ち合いが必要なので、最短で予約をしておきます。多分来週には予約が取れるでしょう。予約日が決まりましたら、改めて連絡をさせていただきます。後、婚約披露パーティーを3か月後に予定しています。もちろん、こちらで手配いたしますので安心してください」
「何から何までありがとうございます!私共は公爵様の指示に従います」
こうして私とルーク様が婚約する事が決まった。
「セリーナ、婚約する事が決まったんだ。今日からまた我が家で生活をするから、帰る準備をしなさい」
ルーク様の病気も完全に治ったし、確かに私がここに居る意味もないものね。それじゃあ、早速準備をしようと思ったのだが…
「伯爵、婚約者の家に住む令嬢も少なくありません!だから、セリーナもこの家で引き続き生活をさせたいのですが!」
そう言って私を引き寄せたルーク様。
「ルーク、まだセリーナ嬢との婚約は成立していない。とにかく一度セリーナ嬢を家に帰してあげよう。正式に婚約を結んだら、またこの家で一緒に生活をすればいいだろう?」
公爵様がルーク様を説得している。しばらく考え込んだ後
「わかったよ!それじゃあ、僕が毎日伯爵家に通うよ。そうすれば、毎日セリーナに会えるしね」
そう言ってにっこり笑ったルーク様。毎日我が家に来てくれるなんて、なんだか申し訳ないわ。
「ルーク様、それなら私が公爵家に足を運びますわ」
そう言ったのだが…
「いいや、僕が行くよ!とにかくセリーナは家で待っていてくれ!」
真剣な表情でそう言われたので、結局ルーク様が我が家に訪ねて来てくれる事に決まった。
何はともあれ、これで正式にルーク様と婚約が出来るのね。そう思ったら、嬉しくてたまらないセリーナであった。
着替えを済ませ、寝る準備をしていると、ルーク様が訪ねて来た。
「セリーナ、少しいいかい?」
「ええ、大丈夫ですわ」
私の隣に腰を下ろすルーク様。
「今日は僕のプロポーズを受けてくれてありがとう。でも、本当に僕でいいのかい?もしかして僕が公爵令息だから、気を使ってOKをくれた訳ではないよね?」
不安そうな顔で私を見つめるルーク様。
「そんな事はございませんわ。私も以前からルーク様をお慕いしていたのです。でも私は貧乏令嬢、ルーク様は公爵令息、身分があまりにも違いすぎるから諦めておりましたの。でも、まさかこんな風にプロポーズして頂けるなんて。本当に夢の様ですわ」
「ありがとう、セリーナ。実は今回プロポーズを断られたら、君の家を引き合いに出して無理やりでもOKを貰おうと思っていたんだ。でも、どうやら僕は君に嫌われる事が、何より怖いみたいだ…だから、こうやって不安になってわざわざ部屋にまで押しかけて、セリーナの気持ちを確認しに来た。いつから僕は、こんなにヘタレな人間になってしまったのだろう…」
そう言ってため息を付くルーク様
「ルーク様はヘタレな人間ではありませんわ。私の事を心配して、こうやって訪ねて来てくれたのでしょう!私はそんなお優しいルーク様が大好きです。だから、そんな顔をしないで下さい!私は今まで治癒師として生きて来たので、令嬢としてはまだまだ未熟ですが、これから一生懸命勉強します。これからはしっかりと貴族らしく生きて行く為、治癒師も近いうちに辞める予定ですので」
またあの厳しいマナーレッスンが続くと思うと正直気が滅入るが、ルーク様の為ならきっと乗り越えられるだろう。それに、治癒師の件も後悔はない。
「その事なんだが、君が希望するなら治癒師を続けてもらっても構わないよ。公爵夫人が治癒師になってはいけないなんて法律はないしね。それに、これからは夫人たちも社会に出て活躍していくのも良いのではないかと僕は思っている。実際、伯爵より爵位が低い女性たちの多くが働きに出ているしね。もちろん父上も母上も、君が治癒師として今後働く事にも賛成してくれているから安心して欲しい」
そう言ってにっこり笑ったルーク様。まさか、ここまで私の事を考えてくれていたなんて…嬉しくてたまらない。
「ありがとうございます!ルーク様、大好きです!」
ギューッとルーク様に抱き着いた。そんな私を引き離すと、徐々にルーク様の美しい顔が近づいてきて、唇に温かい感触が…
心地の良い温もりに包まれた後、ゆっくりと離れるルーク様。
「ごめん、つい我慢できなくなって!明日は君の両親が公爵家にやって来る予定だから、よろしく頼むよ」
そう言って部屋から出て行った。やっぱりルーク様のプロポーズは夢ではなかったのだわ。ふと自分の唇に触れてみる。
さっきここにルーク様の唇が…
キャーーー恥ずかしいわ!!!
そう言えば、明日両親が来ると言っていたわね。早く寝ないと。急いでベッドに入ったものの、興奮して中々眠れない。結局眠りに付いたのは、夜中になってからだった。
翌日
眠い目をこすりながら、何とか目覚める。こういう時はこれね。
「ヒール」
自分に治癒魔法を掛けたのだ。よし、これで元気100倍だわ!
着替えを済ませ、ルーク様と一緒に朝ごはんを食べた後、両親がやって来たという知らせを受けた。
「セリーナ、行こうか」
ルーク様に手を引かれ、皆が待つ居間へと向かう。居間に着くと、既に両親とルーク様のご両親が待っていた。
急いでソファーにルーク様と並んで座った。
「ミルトン伯爵、今日はわざわざ来ていただき、ありがとうございます。昨日我が息子、ルークがセリーナ嬢に正式に婚約を申し込み、承諾頂いたとの事で、早速2人の婚約を結ばせたいと思いお越しいただきました」
公爵様が家の両親に丁寧に説明している。なんだかこうやって両親の前で正式に発表されると、本当にルーク様と結婚するんだって実感が沸いて来る。
「ファーレソン公爵、話しは使いの方から聞いております。こういっては何ですが、セリーナはずっと家の為に治癒師として働いて参りました。はっきり言って貴族令嬢として未熟な部分も多いです。本当に、セリーナで良いのでしょうか?」
心配そうに問いかけるお父様。お父様の意見は最もだ。大貴族でもあるファーレソン公爵家に嫁ぐ令嬢が、私の様な凡人でいいのか、私自身も気になっていた事だ。
「ミルトン伯爵、私たちはセリーナ嬢の素晴らしさをこの2ヶ月間でしっかり見せていただきました。治癒師としての技術だけでなく、セリーナ嬢の持つ人間としての優しさと温かさに、私たちもルークも惚れたのです!正直言って、ルークにはセリーナ嬢は勿体ないと思っているくらいですよ。それに、貴族令嬢として未熟な分は、これから何とでもなります。もちろん、私たちもフォローしますから大丈夫ですよ」
公爵様の言葉を聞き、胸の奥が温かくなった。彼らは、ただの治癒師ではなく1人の人間として私を見ていてくれた事、さらに評価してくれたことが物凄く嬉しかったのだ。彼らとなら、きっと良い家族になれる気がする。
お父様も同じ事を思ったのか
「そこまで娘の事を見ていて下さったのですね。ありがとうございます!どうか娘をよろしくお願いいたします」
お父様とお母様が頭を下げたのを見て、私も下げた。
「こちらこそ、ありがとうございます。それでは今後の話ですが、近いうちに正式に婚約を結びましょう。婚約には役所の立ち合いが必要なので、最短で予約をしておきます。多分来週には予約が取れるでしょう。予約日が決まりましたら、改めて連絡をさせていただきます。後、婚約披露パーティーを3か月後に予定しています。もちろん、こちらで手配いたしますので安心してください」
「何から何までありがとうございます!私共は公爵様の指示に従います」
こうして私とルーク様が婚約する事が決まった。
「セリーナ、婚約する事が決まったんだ。今日からまた我が家で生活をするから、帰る準備をしなさい」
ルーク様の病気も完全に治ったし、確かに私がここに居る意味もないものね。それじゃあ、早速準備をしようと思ったのだが…
「伯爵、婚約者の家に住む令嬢も少なくありません!だから、セリーナもこの家で引き続き生活をさせたいのですが!」
そう言って私を引き寄せたルーク様。
「ルーク、まだセリーナ嬢との婚約は成立していない。とにかく一度セリーナ嬢を家に帰してあげよう。正式に婚約を結んだら、またこの家で一緒に生活をすればいいだろう?」
公爵様がルーク様を説得している。しばらく考え込んだ後
「わかったよ!それじゃあ、僕が毎日伯爵家に通うよ。そうすれば、毎日セリーナに会えるしね」
そう言ってにっこり笑ったルーク様。毎日我が家に来てくれるなんて、なんだか申し訳ないわ。
「ルーク様、それなら私が公爵家に足を運びますわ」
そう言ったのだが…
「いいや、僕が行くよ!とにかくセリーナは家で待っていてくれ!」
真剣な表情でそう言われたので、結局ルーク様が我が家に訪ねて来てくれる事に決まった。
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*** ***
※この話には第五章に少しだけ「ざまぁ」展開が入りますが、味付け程度です。
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※小説家になろう様にも掲載しています。
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