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第68話:ふざけるな!誰が婚約なんかするものか~ユーグラテス視点~
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貴族学院の2年生も終わろうとしていた頃、僕の通信機に通信が入った。
“ユーグラテス様、お久しぶりです。そろそろ、次の手を打とうと思っているのですが”
「そうだね、レオの方も随分と警戒心が解けているみたいだ!そろそろレオを抹殺して欲しいと思っていたんだよ」
“わかりました。今回は馬車で帰る途中、襲う作戦で行きます”
「わかったよ、今度は絶対失敗しないでよ。そうそう、せっかくだからレオに伝言を頼めるかな“君が悪いんだよ”きっとそう言ってくれれば、賢いレオは理解するよ」
“かしこまりました。実行犯に伝えておきます”
これでやっとレオを始末できるんだ。レオはどんな思いで最期を迎えるのかな?ミシェル嬢、きっと物凄く悲しむだろうな…あぁ、楽しみだな…
そう思っていたのに!
「失敗しただって!どういう事だよ」
“そうやら、ミシェル嬢が令息に影の護衛騎士を付けていた様です。やつら、全く気配を感じさせなかった為、実行犯が気付けなかった様です。実行犯も捕まってしまいましたが、ここまで調べ上げるのは不可能です。安心してください”
「ふざけないでよ!1度ならず2度までも失敗なんて、どういう事だよ!」
“申し訳ございません。ただ、この国で一番権力を持った貴族を相手にするという事は、一筋縄では行かないという事なのです”
クソ、こいつら本当にやる気あるのかよ。でも…
「わかった。でも、卒業まで後1年ちょっとしかない!次は絶対失敗しないでよ」
そう言って通信を切った。とにかく、今回の事件でレオは重傷を負った。しばらくは学院に来られないだろう。ということは、ミシェル嬢に近づきたい放題だな…
そう思っていたのに、ジルとシュミナ嬢にしっかりガードされていて、思う様に近づけない。クソ、何なんだよこいつら!結局ミシェル嬢に近づけないまま、学期末休みを迎えた。
そう言えば学期末休み中、マレー王国のベレッサ王女が義姉上に会いにこの国に来るって言っていたな。まあ、僕には関係ないか。そう思っていたのだが、王族という事で僕もベレッサ王女に挨拶をする事になった。
真っ赤な髪に紫の瞳をしたベレッサ王女。見るからに気が強そうだ。さらに、僕より3つ年上という事もあり、かなり気を使う。
「ユーグラテス様は本当にお美しい顔をしていらっしゃるのね」
そう言ってすり寄って来るベレッサ王女。はっきり言って嫌悪感しかない。とりあえず愛想笑いを浮かべておいたが、とにかく早く国に帰って欲しい。
そんな僕の気持ちとは裏腹に、いつまでたっても帰らないベレッサ王女。さらに隙あらば僕に絡んで来る。何なんだよ、この女は!
そしてついにこの女は
「ユーグラテス様と結婚したいわ!私の国に婿養子として来ていただけないかしら」
と、恐ろしい事を言い出したのだ。
冗談じゃない!この女と結婚なんかしたら、二度とミシェル嬢は僕のものにならないじゃないか!そもそも、僕はこの女が大っ嫌いなんだ!こんな女と一生を共にするなんて、そんなの絶対に嫌だ!
もちろん、僕は父上に断って欲しいと言ったのだが…
「ユーグラテス。お前がベレッサ王女と結婚してくれたら、好条件で貿易が出来るんだ。それに、お前も女王の配偶者として、何不自由ない生活が送れるんだよ。こんなにいい話は無いじゃないか」
そう言って取り合ってくれない。さらに、ミューティング公爵やスタンディーフォン公爵、ガーディアン侯爵など、この国で権力を持っている貴族たちが続々と賛成の意を表明した。特にミューティング公爵とスタンディーフォン公爵は、わざわざ僕の元にまで来て説得までして来る始末。
ただ母上だけは僕の意見を尊重してくれ、反対してくれた。そんな母上の健闘も虚しく、結局僕はベレッサ王女の元に婿養子に入る事が決まった。
さらに、3ヶ月後にはマレー王国に行く事になった。その上、もう貴族学院には通えないらしい。そう、もう二度とミシェル嬢には会えないのだ!そんなの絶対に嫌だ!
「ユーグラテス、そんな顔をしないで。マレー王国はとても良いところよ」
落ち込んでいる僕を、何とか励まそうとしてくれる母上。
「そうだぞ。ユーグラテス。しばらくは寂しいかもしれないが、すぐに慣れるよ」
何が”すぐに慣れるよ”だ。兄上はいいよな。好きな女と結婚出来た上、もうすぐ子供まで産まれるんだ。
「ベレッサ王女は、少し気が強いけれどとてもいい子よ。きっとユーグラテスの事も大切にしてくれるわ。そうだわ、ベレッサは美しいものが好きなの。何か宝石でもプレゼントしてあげなさい!きっと喜ぶわ」
そう言ってニヤリと笑ったのは義姉上だ。そもそも、この女があんな王女を連れてこなかったら、こんな事にはならなかったんだ!そう思ったら、義姉上が無性に憎らしく思えて来た。
「そうそう、今日ミシェルちゃんが訪ねてきたわよ。あなたの婚約を本当に喜んでたわ。よかったわね、ユーグラテス」
ミシェル嬢が…
この女、ミシェル嬢にまで要らないことを言ったのか!そう思ったら、もう我慢できなくなっていた。
「ふざけるな!誰のせいでこうなったと思っているんだ!君があの女を呼んだからだろう!君のせいで、僕の人生はめちゃくちゃだ!」
気が付くと、義姉上のお腹を目掛けて殴り掛かっていた。
「止めろ、ユーグラテス!」
間一髪のところで、兄上に止められた。
「貴様、レベッカになんて事をするんだ!いくら弟でも、レベッカとお腹の子供を傷つける奴は許さないぞ!」
いつも穏やかな兄上が、今までに見たことも無い様な形相で、僕の胸ぐらを掴んでいる。
「ユリー、止めて!ユーグラテス、とにかく下がりなさい。レベッカちゃんも、ユーグラテスがごめんなさい。あなたももう下がっていいわよ」
母上が間に入り、事なきを得た。兄上が義姉上を支えながら去っていく。その際、義姉上が僕の方を見て、ニヤリと笑った。何なんだ!あの女は!
怒りを抑えつつ自室へ戻り、すぐに通信機を取り出して予約ボタンを押した。
そして夜中、通信が入った。
“ユーグラテス様、どうされましたか?”
「どうもこうもないよ。大変な事になったんだ!実はマレー王国の王女に気に入られて、結婚させられそうなんだ。それも、3ヶ月後にはマレー王国に行かされる事になった。ねえ、何とかしてよ。僕は絶対にミシェル嬢の事を、諦めたくないんだ」
画面に向かって必死に縋りついた。
“わかりました!何とかしましょう。ただ、第二王子という身分を捨てて頂くことになりますが、それでもよろしいですか?”
第二王子の身分を捨てる?一体どういう事だろう。でも、ミシェル嬢が手に入るのなら、こんな身分なんていらない!
「ああ、構わないよ。それでミシェル嬢が手に入るのならね」
“かしこまりました!任せてください!必ずご期待に応えて見せますよ”
そう言ってニヤリと笑った男性。とにかく、もう僕にはこいつらしかいないんだ。絶対にミシェル嬢を手に入れて見せる!絶対に!
~あとがき~
絶体絶命のユーグラテス!
そろそろクライマックスに入っていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
“ユーグラテス様、お久しぶりです。そろそろ、次の手を打とうと思っているのですが”
「そうだね、レオの方も随分と警戒心が解けているみたいだ!そろそろレオを抹殺して欲しいと思っていたんだよ」
“わかりました。今回は馬車で帰る途中、襲う作戦で行きます”
「わかったよ、今度は絶対失敗しないでよ。そうそう、せっかくだからレオに伝言を頼めるかな“君が悪いんだよ”きっとそう言ってくれれば、賢いレオは理解するよ」
“かしこまりました。実行犯に伝えておきます”
これでやっとレオを始末できるんだ。レオはどんな思いで最期を迎えるのかな?ミシェル嬢、きっと物凄く悲しむだろうな…あぁ、楽しみだな…
そう思っていたのに!
「失敗しただって!どういう事だよ」
“そうやら、ミシェル嬢が令息に影の護衛騎士を付けていた様です。やつら、全く気配を感じさせなかった為、実行犯が気付けなかった様です。実行犯も捕まってしまいましたが、ここまで調べ上げるのは不可能です。安心してください”
「ふざけないでよ!1度ならず2度までも失敗なんて、どういう事だよ!」
“申し訳ございません。ただ、この国で一番権力を持った貴族を相手にするという事は、一筋縄では行かないという事なのです”
クソ、こいつら本当にやる気あるのかよ。でも…
「わかった。でも、卒業まで後1年ちょっとしかない!次は絶対失敗しないでよ」
そう言って通信を切った。とにかく、今回の事件でレオは重傷を負った。しばらくは学院に来られないだろう。ということは、ミシェル嬢に近づきたい放題だな…
そう思っていたのに、ジルとシュミナ嬢にしっかりガードされていて、思う様に近づけない。クソ、何なんだよこいつら!結局ミシェル嬢に近づけないまま、学期末休みを迎えた。
そう言えば学期末休み中、マレー王国のベレッサ王女が義姉上に会いにこの国に来るって言っていたな。まあ、僕には関係ないか。そう思っていたのだが、王族という事で僕もベレッサ王女に挨拶をする事になった。
真っ赤な髪に紫の瞳をしたベレッサ王女。見るからに気が強そうだ。さらに、僕より3つ年上という事もあり、かなり気を使う。
「ユーグラテス様は本当にお美しい顔をしていらっしゃるのね」
そう言ってすり寄って来るベレッサ王女。はっきり言って嫌悪感しかない。とりあえず愛想笑いを浮かべておいたが、とにかく早く国に帰って欲しい。
そんな僕の気持ちとは裏腹に、いつまでたっても帰らないベレッサ王女。さらに隙あらば僕に絡んで来る。何なんだよ、この女は!
そしてついにこの女は
「ユーグラテス様と結婚したいわ!私の国に婿養子として来ていただけないかしら」
と、恐ろしい事を言い出したのだ。
冗談じゃない!この女と結婚なんかしたら、二度とミシェル嬢は僕のものにならないじゃないか!そもそも、僕はこの女が大っ嫌いなんだ!こんな女と一生を共にするなんて、そんなの絶対に嫌だ!
もちろん、僕は父上に断って欲しいと言ったのだが…
「ユーグラテス。お前がベレッサ王女と結婚してくれたら、好条件で貿易が出来るんだ。それに、お前も女王の配偶者として、何不自由ない生活が送れるんだよ。こんなにいい話は無いじゃないか」
そう言って取り合ってくれない。さらに、ミューティング公爵やスタンディーフォン公爵、ガーディアン侯爵など、この国で権力を持っている貴族たちが続々と賛成の意を表明した。特にミューティング公爵とスタンディーフォン公爵は、わざわざ僕の元にまで来て説得までして来る始末。
ただ母上だけは僕の意見を尊重してくれ、反対してくれた。そんな母上の健闘も虚しく、結局僕はベレッサ王女の元に婿養子に入る事が決まった。
さらに、3ヶ月後にはマレー王国に行く事になった。その上、もう貴族学院には通えないらしい。そう、もう二度とミシェル嬢には会えないのだ!そんなの絶対に嫌だ!
「ユーグラテス、そんな顔をしないで。マレー王国はとても良いところよ」
落ち込んでいる僕を、何とか励まそうとしてくれる母上。
「そうだぞ。ユーグラテス。しばらくは寂しいかもしれないが、すぐに慣れるよ」
何が”すぐに慣れるよ”だ。兄上はいいよな。好きな女と結婚出来た上、もうすぐ子供まで産まれるんだ。
「ベレッサ王女は、少し気が強いけれどとてもいい子よ。きっとユーグラテスの事も大切にしてくれるわ。そうだわ、ベレッサは美しいものが好きなの。何か宝石でもプレゼントしてあげなさい!きっと喜ぶわ」
そう言ってニヤリと笑ったのは義姉上だ。そもそも、この女があんな王女を連れてこなかったら、こんな事にはならなかったんだ!そう思ったら、義姉上が無性に憎らしく思えて来た。
「そうそう、今日ミシェルちゃんが訪ねてきたわよ。あなたの婚約を本当に喜んでたわ。よかったわね、ユーグラテス」
ミシェル嬢が…
この女、ミシェル嬢にまで要らないことを言ったのか!そう思ったら、もう我慢できなくなっていた。
「ふざけるな!誰のせいでこうなったと思っているんだ!君があの女を呼んだからだろう!君のせいで、僕の人生はめちゃくちゃだ!」
気が付くと、義姉上のお腹を目掛けて殴り掛かっていた。
「止めろ、ユーグラテス!」
間一髪のところで、兄上に止められた。
「貴様、レベッカになんて事をするんだ!いくら弟でも、レベッカとお腹の子供を傷つける奴は許さないぞ!」
いつも穏やかな兄上が、今までに見たことも無い様な形相で、僕の胸ぐらを掴んでいる。
「ユリー、止めて!ユーグラテス、とにかく下がりなさい。レベッカちゃんも、ユーグラテスがごめんなさい。あなたももう下がっていいわよ」
母上が間に入り、事なきを得た。兄上が義姉上を支えながら去っていく。その際、義姉上が僕の方を見て、ニヤリと笑った。何なんだ!あの女は!
怒りを抑えつつ自室へ戻り、すぐに通信機を取り出して予約ボタンを押した。
そして夜中、通信が入った。
“ユーグラテス様、どうされましたか?”
「どうもこうもないよ。大変な事になったんだ!実はマレー王国の王女に気に入られて、結婚させられそうなんだ。それも、3ヶ月後にはマレー王国に行かされる事になった。ねえ、何とかしてよ。僕は絶対にミシェル嬢の事を、諦めたくないんだ」
画面に向かって必死に縋りついた。
“わかりました!何とかしましょう。ただ、第二王子という身分を捨てて頂くことになりますが、それでもよろしいですか?”
第二王子の身分を捨てる?一体どういう事だろう。でも、ミシェル嬢が手に入るのなら、こんな身分なんていらない!
「ああ、構わないよ。それでミシェル嬢が手に入るのならね」
“かしこまりました!任せてください!必ずご期待に応えて見せますよ”
そう言ってニヤリと笑った男性。とにかく、もう僕にはこいつらしかいないんだ。絶対にミシェル嬢を手に入れて見せる!絶対に!
~あとがき~
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そろそろクライマックスに入っていきます。
引き続き、どうぞよろしくお願いしますm(__)m
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