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第74話:レオとチャチャが助けに来てくれました
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※少し話がさかのぼります。
首にぶら下がっているのは、犬笛だ。もしかしたら、この笛を吹けばチャチャが気づいてくれるかもしれない。そう思い、必死に笛を吹いた。何度も何度も吹き続ける。どれくらい吹いただろう。それでも、笛を吹き続ける。
チャチャ、お願い!気づいて!
その時だった。
外が急に騒がしくなったと思ったら
「キャンキャン」
ガリガリ
チャチャの吠える声と扉をひっかく音が聞こえた。チャチャが気づいてくれたのね。
「ミシェル、大丈夫か?今助ける」
さらにレオの声も聞こえる。どうやらチャチャがレオを連れて来てくれた様だ。レオがドアに体当たりをすると、一気に外れ、隙間からチャチャが飛び込んできた。
「チャチャ、会いたかったわ!」
ギューっとチャチャを抱きしめる。チャチャも尻尾を振って顔を舐めてくれた。
「ミシェル、無事か?」
部屋に入って来たレオの顔を見たら、緊張の糸が一気に切れ、涙が溢れ出した。そんな私を見たレオは、ギューッと抱きしめてくれた。レオだ!レオの匂いがする!レオの温もりと匂いで、さらに涙が溢れ出す。
私達が抱き合っていると、部屋にジル様とディカルド様が入って来た。
「ミシェル嬢、無事でよかった!ほら、ミシェル嬢の鎖の鍵だ」
ディカルド様がレオに鍵を渡した。
「よく見たらお前、随分と鎖で繋がれているんだな。でも…いい眺めだな…」
ニヤリと笑ったレオ。ちょっと、何を恐ろしい事を言いだすのよ!
「レオ、訳の分からない事を言っていないで、早く鎖を外して!」
私の言葉で、なぜか不満そうに鎖を外すレオ。一体何なのよ、もう!
鎖を外してもらい、部屋の外に出ると、沢山の騎士たちが次々と男たちを連行していく姿が目に入った。その中には、私に食事を運んでくれていた女性も居た。
そして、隣の部屋からは王太子様に連れられた第二王子も出て来た。後ろにはアレックス様とキースも居る。第二王子の姿を見た瞬間、ギューッとレオにしがみつく!
「放してくれよ、兄上!僕はミシェルと一緒にオアズス王国に行くんだ。そこで2人で暮らすんだ!」
「何をバカな事を言っているんだ!こんな騒ぎを起こして、一体何を考えているんだ!」
第二王子を怒鳴りつけている王太子様。その時、第二王子と目が合った。
「ミシェル!君は僕の妻になる女性だ!なぜ他の男にくっ付いているんだ!レオから離れろ!そんな事をしてタダで済むと思っているか」
私に向かって怒鳴る第二王子。怖くてギューッとレオにしがみつく。ふと足元を見ると、チャチャもレオの後ろに隠れていた。
「ふざけるな!ミシェルは俺のものだ!どこで頭をぶつけてイカレタか知らないが、こんな事をして許されると思うなよ!おいジル、ミシェルを頼む!あの野郎を一発殴らないと気が済まない」
怒りが収まらないレオが、第二王子につかみかかろうとしたところを、ディカルド様が止めた。
「落ち着けレオ、一応あれでも第二王子だ!手を出すのはマズい!後始末は俺たちが行う!とにかくミシェル嬢を連れて公爵家に戻れ!」
ディカルド様に促されても、まだ第二王子を睨みつけているレオ。
「ほらレオ、とにかく公爵家に戻ろう。皆に早くミシェル嬢に会わせてあげた方がいい!」
チャチャを抱っこしたジル様に背中を押され、物凄く不満そうな顔ではあるが、渋々歩き出したレオ。
「待てミシェル!行くな!行かないでくれ!ミシェル!」
第二王子がこちらに向かって叫ぶ声が聞こえた。怖くて足がすくむ!そんな私を見て、レオが抱きかかえてくれた。やっぱり、レオに抱っこされると安心するわ。
どうやら私は民家の地下に閉じ込められていた様だ。久しぶりに外に出ると、辺りは真っ暗。それでも、外の空気は美味しい!
「お坊ちゃま、ミシェル様、馬車にお乗りください」
「馬車を準備してくれたのか!助かったよ」
レオ専属執事がどうやら馬車を準備してくれた様で、そのまま馬車へと乗り込んだ。
「レオ、俺もディカルド副団長と一緒に後始末をして来るから、そうシュミナに伝えてくれ。それじゃあ、気を付けて帰れよ」
チャチャを馬車に乗せたジル様は、また民家に戻って行ってしまった。すかさず私の膝の上に座るチャチャ。ちなみに私はレオの膝の上だ。
ゆっくりと馬車が走り出す。
「ミシェル」
後ろからギュッと私を抱きしめるレオ。そしてそのまま唇を塞がれた。いつも邪魔をするチャチャが、今日は疲れているのか動かず目を瞑っている。どんどん深くなっていくが、久しぶりのレオの感触…このまま流されてもいいかも…
そう思った時、馬車が止まった。
「お坊ちゃま、ミシェル様、公爵家に到着いたしました」
どうやら、私が監禁されていた場所から我が家は意外と近かった様で、すぐに着いてしまった。
「クソ、せっかくチャチャが大人しくていたのに。結局邪魔されるのかよ!」
ブツブツ文句を言うレオ。チャチャを抱っこして馬車から降りると、お母様とシュミナが飛びついて来た。
「ミシェル、本当に無事でよかったわ!」
そう言って涙を流す2人。後ろではルシアナとエレナも泣いていた。
「心配かけてごめんなさい」
そう答えたものの、家に帰って来た安堵感から、私の目からもポロポロと涙が流れる。
「ほら、こんなところで泣いていないで、中に入るぞ」
レオに促され、屋敷の中に入った。部屋に入ると、レオのお父様とシュミナのお父様が待っていた。
「ミシェル、とにかく無事でよかった。それにしてもチャチャは、よくミシェルの居場所が分かったな」
私の腕の中で眠っているチャチャを撫でながら、首を傾げるレオのお父様。
「それは、これのおかげですわ、おじ様!」
首にぶら下がっていた犬笛を取り出して、皆に見せた。
「犬笛?」
「そうよ!一度領地でチャチャが行方不明になった事があったの。その時、チャチャを私に譲ってくれた人から貰ったの。この笛を吹くと、どんなに遠くの場所に居ても、チャチャは私の元に来てくれるのよ」
「それでチャチャが急に鳴いたりドアを引っかいたりしていたのか!なるほど!それにしても、賢い犬だな」
そう言って嬉しそうにチャチャを撫でるレオのお父様。
そうだわ、エレナは私を助けるために怪我をしたのだった!
「エレナ、あなた私を助けようとして男に切られたでしょう?大丈夫だった?ごめんなさい。私の為に…痛かったでしょう?」
エレナの方を見ると、やはり腕に包帯が巻かれていた。
「とんでもございません。私の方こそ、お嬢様を助けられずに、申し訳ございませんでした。でも、ご無事で本当に良かったです」
涙を流しながらも微笑んでくれたエレナ。怪我はさせてしまったが、元気そうでよかった。
「ああ、ミシェル!私のミシェル!」
この声はお父様!そう言えば、お父様の姿が見えなかったわね。すっかり忘れていたわ。寝巻姿で走って来たお父様にギューッと抱きしめられた。
「良かった!本当に良かった!」
とう言って、頬ずりまでし始めたお父様。さすがにちょっと、気持ち悪いわ…
「まったく!ずっと寝ていやがったくせに、今頃起きて来たのかよ!」
レオがすかさず私とお父様を引き離した。
ずっと寝ていた?
「人聞きの悪い事を言うな。ショックで寝込んでいたんだ!」
「同じ事だろう!本当に、いざという時に役に立たないオヤジだ」
レオの言葉に、言い返せないお父様。さすがにちょっと可哀そうね。
「レオ、言いすぎよ!お父様はそれだけ私の事を心配してくれていたのよ。許してあげて」
「ミシェル!お前はなんて優しい子なんだ!」
私の言葉を聞き、うれし涙を流すお父様。周りで皆が苦笑いしている。
何はともあれ、無事公爵家に帰って来られて良かった。ホッと胸をなでおろすミシェルであった。
首にぶら下がっているのは、犬笛だ。もしかしたら、この笛を吹けばチャチャが気づいてくれるかもしれない。そう思い、必死に笛を吹いた。何度も何度も吹き続ける。どれくらい吹いただろう。それでも、笛を吹き続ける。
チャチャ、お願い!気づいて!
その時だった。
外が急に騒がしくなったと思ったら
「キャンキャン」
ガリガリ
チャチャの吠える声と扉をひっかく音が聞こえた。チャチャが気づいてくれたのね。
「ミシェル、大丈夫か?今助ける」
さらにレオの声も聞こえる。どうやらチャチャがレオを連れて来てくれた様だ。レオがドアに体当たりをすると、一気に外れ、隙間からチャチャが飛び込んできた。
「チャチャ、会いたかったわ!」
ギューっとチャチャを抱きしめる。チャチャも尻尾を振って顔を舐めてくれた。
「ミシェル、無事か?」
部屋に入って来たレオの顔を見たら、緊張の糸が一気に切れ、涙が溢れ出した。そんな私を見たレオは、ギューッと抱きしめてくれた。レオだ!レオの匂いがする!レオの温もりと匂いで、さらに涙が溢れ出す。
私達が抱き合っていると、部屋にジル様とディカルド様が入って来た。
「ミシェル嬢、無事でよかった!ほら、ミシェル嬢の鎖の鍵だ」
ディカルド様がレオに鍵を渡した。
「よく見たらお前、随分と鎖で繋がれているんだな。でも…いい眺めだな…」
ニヤリと笑ったレオ。ちょっと、何を恐ろしい事を言いだすのよ!
「レオ、訳の分からない事を言っていないで、早く鎖を外して!」
私の言葉で、なぜか不満そうに鎖を外すレオ。一体何なのよ、もう!
鎖を外してもらい、部屋の外に出ると、沢山の騎士たちが次々と男たちを連行していく姿が目に入った。その中には、私に食事を運んでくれていた女性も居た。
そして、隣の部屋からは王太子様に連れられた第二王子も出て来た。後ろにはアレックス様とキースも居る。第二王子の姿を見た瞬間、ギューッとレオにしがみつく!
「放してくれよ、兄上!僕はミシェルと一緒にオアズス王国に行くんだ。そこで2人で暮らすんだ!」
「何をバカな事を言っているんだ!こんな騒ぎを起こして、一体何を考えているんだ!」
第二王子を怒鳴りつけている王太子様。その時、第二王子と目が合った。
「ミシェル!君は僕の妻になる女性だ!なぜ他の男にくっ付いているんだ!レオから離れろ!そんな事をしてタダで済むと思っているか」
私に向かって怒鳴る第二王子。怖くてギューッとレオにしがみつく。ふと足元を見ると、チャチャもレオの後ろに隠れていた。
「ふざけるな!ミシェルは俺のものだ!どこで頭をぶつけてイカレタか知らないが、こんな事をして許されると思うなよ!おいジル、ミシェルを頼む!あの野郎を一発殴らないと気が済まない」
怒りが収まらないレオが、第二王子につかみかかろうとしたところを、ディカルド様が止めた。
「落ち着けレオ、一応あれでも第二王子だ!手を出すのはマズい!後始末は俺たちが行う!とにかくミシェル嬢を連れて公爵家に戻れ!」
ディカルド様に促されても、まだ第二王子を睨みつけているレオ。
「ほらレオ、とにかく公爵家に戻ろう。皆に早くミシェル嬢に会わせてあげた方がいい!」
チャチャを抱っこしたジル様に背中を押され、物凄く不満そうな顔ではあるが、渋々歩き出したレオ。
「待てミシェル!行くな!行かないでくれ!ミシェル!」
第二王子がこちらに向かって叫ぶ声が聞こえた。怖くて足がすくむ!そんな私を見て、レオが抱きかかえてくれた。やっぱり、レオに抱っこされると安心するわ。
どうやら私は民家の地下に閉じ込められていた様だ。久しぶりに外に出ると、辺りは真っ暗。それでも、外の空気は美味しい!
「お坊ちゃま、ミシェル様、馬車にお乗りください」
「馬車を準備してくれたのか!助かったよ」
レオ専属執事がどうやら馬車を準備してくれた様で、そのまま馬車へと乗り込んだ。
「レオ、俺もディカルド副団長と一緒に後始末をして来るから、そうシュミナに伝えてくれ。それじゃあ、気を付けて帰れよ」
チャチャを馬車に乗せたジル様は、また民家に戻って行ってしまった。すかさず私の膝の上に座るチャチャ。ちなみに私はレオの膝の上だ。
ゆっくりと馬車が走り出す。
「ミシェル」
後ろからギュッと私を抱きしめるレオ。そしてそのまま唇を塞がれた。いつも邪魔をするチャチャが、今日は疲れているのか動かず目を瞑っている。どんどん深くなっていくが、久しぶりのレオの感触…このまま流されてもいいかも…
そう思った時、馬車が止まった。
「お坊ちゃま、ミシェル様、公爵家に到着いたしました」
どうやら、私が監禁されていた場所から我が家は意外と近かった様で、すぐに着いてしまった。
「クソ、せっかくチャチャが大人しくていたのに。結局邪魔されるのかよ!」
ブツブツ文句を言うレオ。チャチャを抱っこして馬車から降りると、お母様とシュミナが飛びついて来た。
「ミシェル、本当に無事でよかったわ!」
そう言って涙を流す2人。後ろではルシアナとエレナも泣いていた。
「心配かけてごめんなさい」
そう答えたものの、家に帰って来た安堵感から、私の目からもポロポロと涙が流れる。
「ほら、こんなところで泣いていないで、中に入るぞ」
レオに促され、屋敷の中に入った。部屋に入ると、レオのお父様とシュミナのお父様が待っていた。
「ミシェル、とにかく無事でよかった。それにしてもチャチャは、よくミシェルの居場所が分かったな」
私の腕の中で眠っているチャチャを撫でながら、首を傾げるレオのお父様。
「それは、これのおかげですわ、おじ様!」
首にぶら下がっていた犬笛を取り出して、皆に見せた。
「犬笛?」
「そうよ!一度領地でチャチャが行方不明になった事があったの。その時、チャチャを私に譲ってくれた人から貰ったの。この笛を吹くと、どんなに遠くの場所に居ても、チャチャは私の元に来てくれるのよ」
「それでチャチャが急に鳴いたりドアを引っかいたりしていたのか!なるほど!それにしても、賢い犬だな」
そう言って嬉しそうにチャチャを撫でるレオのお父様。
そうだわ、エレナは私を助けるために怪我をしたのだった!
「エレナ、あなた私を助けようとして男に切られたでしょう?大丈夫だった?ごめんなさい。私の為に…痛かったでしょう?」
エレナの方を見ると、やはり腕に包帯が巻かれていた。
「とんでもございません。私の方こそ、お嬢様を助けられずに、申し訳ございませんでした。でも、ご無事で本当に良かったです」
涙を流しながらも微笑んでくれたエレナ。怪我はさせてしまったが、元気そうでよかった。
「ああ、ミシェル!私のミシェル!」
この声はお父様!そう言えば、お父様の姿が見えなかったわね。すっかり忘れていたわ。寝巻姿で走って来たお父様にギューッと抱きしめられた。
「良かった!本当に良かった!」
とう言って、頬ずりまでし始めたお父様。さすがにちょっと、気持ち悪いわ…
「まったく!ずっと寝ていやがったくせに、今頃起きて来たのかよ!」
レオがすかさず私とお父様を引き離した。
ずっと寝ていた?
「人聞きの悪い事を言うな。ショックで寝込んでいたんだ!」
「同じ事だろう!本当に、いざという時に役に立たないオヤジだ」
レオの言葉に、言い返せないお父様。さすがにちょっと可哀そうね。
「レオ、言いすぎよ!お父様はそれだけ私の事を心配してくれていたのよ。許してあげて」
「ミシェル!お前はなんて優しい子なんだ!」
私の言葉を聞き、うれし涙を流すお父様。周りで皆が苦笑いしている。
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