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第22話:第二王子から婚約の申し込みがありました
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夕方、第二王子からやっと解放された私は、屋敷に戻ってきた。すると、案の定お母様が待っていた。
「ジュリア、あなた今日、王太子殿下に呼び出されて王宮に行っていたのですってね。どうしてお母様に嘘を付いたの?それから、一度帰って来てもう一度出かけて行った様だけれど、一体何があったのか、きちんと説明しなさい!」
早速お母様に捕まり、居間へと連行され尋問を受けた。既に怖い顔をしているお母様。きっと私が、何かやらかしたと思っているのだろう。
「確かに王太子殿下に呼び出されて、マリアナに近づかない様理不尽な言いがかりをつけられました。でも、その後王妃様に助けて頂きましたので、その件は大丈夫ですわ。そして王妃様が、私が開発したお料理を召し上がりたいとおっしゃられたので、披露していたのです」
「まあ、あなたの作ったあの料理を!確かに美味しいけれど…でも、あんな料理を王妃様に披露するだなんて…」
お母様が頭を押さえて、ソファーに倒れ込んでしまった。
「王妃様もリュカ殿下もそれは喜んでくださったわよ。また作りに来てほしいと懇願されたくらいです。それに、失礼な事は何一つしておりませんから、ご安心ください!」
胸を張ってお母様に伝えた。本当に王妃様はとても喜んでいたのだ。
「王妃様はお優しい方だから、きっとあなたの無礼も笑って許して下さるでしょう。でも、万が一という事もあり得るのよ!そもそも、王族が召し上がるお料理は、細心の注意を払っているの。あなたの様な令嬢が、ホイホイ料理を作って提供するべきではないのよ」
結局怒られてしまった。もう、お母様はおこりんぼうなんだから!
「とにかく、次王宮に呼ばれたら、必ずお母様に報告する事。わかったわね?」
「分かりましたわ…」
本当に、口うるさいお母様ね。王妃様も第二王子も喜んでくれたのだから、それでいいじゃない。
部屋に戻ってくると、すぐにドレスを脱がしてもらい、ジャージに着替える。
「やっぱりジャージが一番ね。ドレスなんて、動きにくいし苦しくて仕方がないわ」
ゴロンとベッドに横になる。今日はとにかく疲れた。
結局その日は、夕食も摂らずに眠ったのであった。
翌日
今日も貴族学院はお休み。昨日王宮に行ってものすごく疲れたのだ。今日はベッドでぐーたらしたい。そう思っていたのだが…
「お嬢様、お休みだからって、いつまでも寝ていてはいけません」
ファリサに布団をはがされてしまった。本当に貴族なんて面倒ね。そう思いつつも、しぶしぶ起き上がる。
いつもの様にジャージに着替えると、早速建屋に向かった。ここには味噌や醤油など、色々な調味料が作られている。ちなみに今、日本酒の製造にも着手しているのだ。
私は前世、お酒が大好きだった。もちろんこの国にも、ワインやシャンパンなどはあるが、大好きな日本酒がない。生憎まだ年齢的にお酒は飲めないが、お酒が飲めるようになったら、真っ先に日本酒が飲みたい!その為にも、今のうちから作っておく必要があるのだ。
早速料理人たちと共に、作業を進めていく。まずはぬか床をかき混ぜる作業からだ。最初の頃はカビが生えてしまったりして、うまく出来なかったが、何度か試行錯誤を重ね、やっと美味しく作れる様になってきた。
ただ、料理人たちはぬか床の匂いが苦手で、あまり近づかない。その為、基本的にぬか床は私がお世話をしている。
ちょうどぬか床を混ぜ終わったところで、ファリサがやって来た。
「お嬢様、旦那様がお呼びです。大至急居間にいらしてください」
「えっ、こんな時間にお父様が?わかったわ。すぐに行くわね」
急いで手を洗い、居間へと急いだ。一体何の用かしら?疑問に思いながら居間に行くと、お父様とお母様が待っていた。
「ジュリア、またそんなだらしのない格好をして!」
すかさず怒るお母様。屋敷ではいつもこのスタイルなのだから、いい加減慣れてほしいものだわ。
「それでお父様、一体何の御用ですか?」
お母様を無視し、そのまま椅子に座る。
「ああ…いいか、驚かないで聞いて欲しい。いいや、驚くなと言う方が無理か…」
何やら訳の分からない事を、ブツブツと言っている。
「あなた、訳の分からない事を言っていないで、要件をおっしゃってください!」
「ああ、そうだな…いいか、ジュリア。落ち着いて聞けよ。実はさっき、王宮に呼び出されたんだ。それで…」
「まあ、やっぱり昨日、何かしたのでしょう!だから言ったでしょう?王妃様にあなたの作った料理を振舞うようなことをしてはいけないと。あぁ、何て事でしょう」
お父様の話しを被せる様に、お母様が早口で怒り始めた。お母様が言う様に、私、何かしたのかしら?不安になり、お父様を見つめる。
「お前は少し黙っていろ!話が進まん!ジュリア、実は第二王子のリュカ殿下とお前を婚約させたいとの申し出があったんだ」
「えっ、私の第二王子をですか?なぜ?」
確かに昨日、王妃様も第二王子も私の料理を絶賛してくれたけれど…もしかして、2人の胃袋を掴んでしまったから、婚約者に選ばれたのかしら?前世でも、料理の上手な女性はモテていたものね。それにしても、私が第二王子の婚約者ですって?そんなの、務まる訳がない。きっと何かの間違いよ!
「ジュリア、あなた今日、王太子殿下に呼び出されて王宮に行っていたのですってね。どうしてお母様に嘘を付いたの?それから、一度帰って来てもう一度出かけて行った様だけれど、一体何があったのか、きちんと説明しなさい!」
早速お母様に捕まり、居間へと連行され尋問を受けた。既に怖い顔をしているお母様。きっと私が、何かやらかしたと思っているのだろう。
「確かに王太子殿下に呼び出されて、マリアナに近づかない様理不尽な言いがかりをつけられました。でも、その後王妃様に助けて頂きましたので、その件は大丈夫ですわ。そして王妃様が、私が開発したお料理を召し上がりたいとおっしゃられたので、披露していたのです」
「まあ、あなたの作ったあの料理を!確かに美味しいけれど…でも、あんな料理を王妃様に披露するだなんて…」
お母様が頭を押さえて、ソファーに倒れ込んでしまった。
「王妃様もリュカ殿下もそれは喜んでくださったわよ。また作りに来てほしいと懇願されたくらいです。それに、失礼な事は何一つしておりませんから、ご安心ください!」
胸を張ってお母様に伝えた。本当に王妃様はとても喜んでいたのだ。
「王妃様はお優しい方だから、きっとあなたの無礼も笑って許して下さるでしょう。でも、万が一という事もあり得るのよ!そもそも、王族が召し上がるお料理は、細心の注意を払っているの。あなたの様な令嬢が、ホイホイ料理を作って提供するべきではないのよ」
結局怒られてしまった。もう、お母様はおこりんぼうなんだから!
「とにかく、次王宮に呼ばれたら、必ずお母様に報告する事。わかったわね?」
「分かりましたわ…」
本当に、口うるさいお母様ね。王妃様も第二王子も喜んでくれたのだから、それでいいじゃない。
部屋に戻ってくると、すぐにドレスを脱がしてもらい、ジャージに着替える。
「やっぱりジャージが一番ね。ドレスなんて、動きにくいし苦しくて仕方がないわ」
ゴロンとベッドに横になる。今日はとにかく疲れた。
結局その日は、夕食も摂らずに眠ったのであった。
翌日
今日も貴族学院はお休み。昨日王宮に行ってものすごく疲れたのだ。今日はベッドでぐーたらしたい。そう思っていたのだが…
「お嬢様、お休みだからって、いつまでも寝ていてはいけません」
ファリサに布団をはがされてしまった。本当に貴族なんて面倒ね。そう思いつつも、しぶしぶ起き上がる。
いつもの様にジャージに着替えると、早速建屋に向かった。ここには味噌や醤油など、色々な調味料が作られている。ちなみに今、日本酒の製造にも着手しているのだ。
私は前世、お酒が大好きだった。もちろんこの国にも、ワインやシャンパンなどはあるが、大好きな日本酒がない。生憎まだ年齢的にお酒は飲めないが、お酒が飲めるようになったら、真っ先に日本酒が飲みたい!その為にも、今のうちから作っておく必要があるのだ。
早速料理人たちと共に、作業を進めていく。まずはぬか床をかき混ぜる作業からだ。最初の頃はカビが生えてしまったりして、うまく出来なかったが、何度か試行錯誤を重ね、やっと美味しく作れる様になってきた。
ただ、料理人たちはぬか床の匂いが苦手で、あまり近づかない。その為、基本的にぬか床は私がお世話をしている。
ちょうどぬか床を混ぜ終わったところで、ファリサがやって来た。
「お嬢様、旦那様がお呼びです。大至急居間にいらしてください」
「えっ、こんな時間にお父様が?わかったわ。すぐに行くわね」
急いで手を洗い、居間へと急いだ。一体何の用かしら?疑問に思いながら居間に行くと、お父様とお母様が待っていた。
「ジュリア、またそんなだらしのない格好をして!」
すかさず怒るお母様。屋敷ではいつもこのスタイルなのだから、いい加減慣れてほしいものだわ。
「それでお父様、一体何の御用ですか?」
お母様を無視し、そのまま椅子に座る。
「ああ…いいか、驚かないで聞いて欲しい。いいや、驚くなと言う方が無理か…」
何やら訳の分からない事を、ブツブツと言っている。
「あなた、訳の分からない事を言っていないで、要件をおっしゃってください!」
「ああ、そうだな…いいか、ジュリア。落ち着いて聞けよ。実はさっき、王宮に呼び出されたんだ。それで…」
「まあ、やっぱり昨日、何かしたのでしょう!だから言ったでしょう?王妃様にあなたの作った料理を振舞うようなことをしてはいけないと。あぁ、何て事でしょう」
お父様の話しを被せる様に、お母様が早口で怒り始めた。お母様が言う様に、私、何かしたのかしら?不安になり、お父様を見つめる。
「お前は少し黙っていろ!話が進まん!ジュリア、実は第二王子のリュカ殿下とお前を婚約させたいとの申し出があったんだ」
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確かに昨日、王妃様も第二王子も私の料理を絶賛してくれたけれど…もしかして、2人の胃袋を掴んでしまったから、婚約者に選ばれたのかしら?前世でも、料理の上手な女性はモテていたものね。それにしても、私が第二王子の婚約者ですって?そんなの、務まる訳がない。きっと何かの間違いよ!
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