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第1章
第15話:新しい友人が出来ました
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グレイ様の誕生日パーティーを開くことが決まった2日後、お給料をもらうとその足でお店に向かい、腕時計を購入した。綺麗に梱包してもらい、早速家に持ち帰る。嬉しくて、つい頬が緩んでしまう。
グレイ様の事だ、きっと喜んでくれるはず。グレイ様の嬉しそうな顔を想像するだけで、心が温かくなるのだ。もう完全にグレイ様に心を奪われてしまった私。離縁してまだ間もないのに、もう他の男性を好きになってしまうなんて…
そう思って落ち込んだこともあったが、私の気持ちに気が付いた店長が
“傷ついている時に優しくされたら、誰だって気持ちがなびくものよ。そもそも、あなたの元夫がクズ過ぎなのよ。スカーレットちゃんにも幸せになる権利はあるのよ。だから、悩まず自分の気持ちを貫いて”
そう励ましてくれた。もちろん、今すぐグレイ様とどうこうなりたいだなんて、微塵も思っていない。今はとにかく、グレイ様と一緒に居られるだけで幸せなのだ。
家に着くと、早速腕時計を自分の部屋の引き出しの奥にしまう。万が一見つかったら大変だものね。お誕生日当日まで、ここにしまっておこう。
よし、誕生日のプレゼントも準備したし、後は騎士団員の人たちと打ち合わせをしつつ、当日に準備をするだけね。
そして翌日
「スカーレットちゃん、飾り付けの道具たちなんだけれど、団長が家を出た後、俺の妻が家まで届けに行く事になったから、受け取ってくれるかい?」
「奥様がわざわざ届けに来て下さるのですか?それは申し訳ないですわ。私が取りに行きましょうか?」
「いいや、大丈夫だよ。それより、妻も参加させてもらってもいいかな?もちろん飾りつけや料理も手伝わせるからさ。実はこの街に来て間もないから、友達がいなんだよ」
この街に来て間もない?言っている意味が分からなくて詳しく聞いてみると、元々この騎士団員は、遠くの村の出身らしいのだが、騎士団になるためこの街に来たらしい。そして先日、ずっと遠距離をしていた幼馴染と結婚し、奥さんをこの街に呼び寄せたらしい。なるほど、だからこの街にお友達がいないのね。
「わかりましたわ。私もぜひお友達になりたいです。それにお手伝い頂けたら、とても助かりますわ」
「よかった。それじゃあ、よろしく頼むよ」
そう言うとホッとした表情の騎士団員。きっと街に来たばかりの奥さんの事が、心配なのだろう。優しい旦那様ね。
まあ私自身も、1人で準備するより2人で準備した方が色々と出来るし、きっと楽しいだろう。そう思ったのだ。
「それで当日なんだが…」
「何の話をしているのだ?」
後ろから話しかけて来たのはグレイ様だ。いつの間にいらしたのかしら?
「別にちょっと世間話をしていただけですよ。ね、スカーレットちゃん」
「ええ、そうですわ」
「そうか…とにかくスカーレットは今仕事中だ。お前たち、邪魔をするな!」
そう一喝され、騎士団員は急いで食事をし始めた。私も仕事へと戻る。うちの食堂は常連さんも多く、つい話に花を咲かせてしまう人も多いのだ。私も話に夢中になってしまったわ。とにかく、仕事をしないとね。
その後も私と騎士団員が話をしていると、すかさずやってくるグレイ様。全然話が進まない。まあ、当日来る予定の騎士団の大まかな人数も聞いておいたので、何とかなるだろう。
そして誕生日前日。
いつもの様に夜ご飯をグレイ様と一緒に食べていると
「スカーレット、最近騎士団員と物凄く仲がいい様だが…その…騎士団員の中に気になる男でもいるのか?」
真剣な顔でそう呟いたグレイ様。確かに私は騎士団長でもあるグレイ様が好きだが、そんな事を本人には言えない。
「いいえ、その様な方はいらっしゃいませんわ」
変な誤解を与えたくなくて、必死に否定した。
「それならいいのだが…」
なぜかもの凄い神妙な顔をしているグレイ様。一体どうしたのかしら?
そして迎えたグレイ様のお誕生日当日
「それじゃあ、行ってくる」
「気を付けて行ってらっしゃいませ」
いつもの様にグレイ様を見送った後、家の掃除を行う。今日は約20名もの騎士団員たちが来る予定だ。その中には、前回来なかった人たちも含まれている。せっかくグレイ様の為に来てくれるのだから、気持ちよく過ごして欲しい。そんな思いから、隅々まで掃除をした。掃除が終わった頃、1人の女性が訪ねて来た。
「私、コメットの妻のリンダと申します。スカーレットさんですか?」
この人が騎士団員の奥さんね。茶色い髪を肩まで伸ばした、可愛らしい女性だ。
「はい、私がスカーレットです。今日はわざわざお手伝いに来てくださったとの事で、ありがとうございます。さあ、中に入ってください」
早速リンダさんを中に案内した。最初は緊張していたリンダさんだったが、どうやら同い年だった様で、すぐに仲良くなれた。せっかくなので市場に一緒に買い物に行き、部屋の飾りつけを行う。
飾りつけが終わったら、次は料理作り開始だ。物凄く手際のよいリンダさん。
「リンダさんは物凄く手際がいいのですね。それは何のお料理を作っているのですか?」
魚をパイ生地で包んでいる、見た事もない料理だ。
「私たちの生まれ育った村の料理ですわ。海が近くて、魚料理が豊富なのです。この料理も、地元では有名な料理なのですよ」
そう教えてくれた。他にも色々なお魚料理を披露してくれるリンダさん。せっかくなので、レシピも聞いておいた。
料理もひと段落したところで、2人でティータイムだ。リンダさんとコメットさんは幼馴染で、小さい頃からずっと一緒だったとの事。2人が10歳の時、騎士団員になるためコメットさんが村を出て、それからは中々会えず、寂しい思いをしていた事。それでもお互い強い絆で結ばれていて、やっと1か月前、結婚できたとの事。
幸せそうに話すリンダさんを見ていたら、なんだか私も幸せな気持ちになった。強い絆か…私もデビッドと幼馴染だけれど、今思うと絆何て1つもなかったな…そう思ったら、少しだけ胸が痛んだ。
「ごめんなさい、私ばかり話をしてしまって。スカーレットさんも騎士団長様と、いずれは結婚するおつもりなのでしょう?」
私がグレイ様と結婚?そうか、私がグレイ様の家でお世話になっているから、リンダさんはきっと勘違いをしているのだわ。
「リンダさん、違うんです。元夫に急に離縁され家から追い出された私を、親切なグレイ様が温情で置いてくれているだけなのです。ですから、私とグレイ様はそんな関係ではないのです」
「まあ、そうなのですか?私はてっきり…でも、いくら親切な騎士団長様でも、興味のない女性を長期間傍に置くでしょうか?もしかしたら、騎士団長様はスカーレット様の事を…」
「それはないです!そもそもグレイ様は、本当に正義感が強いお方なので。可哀そうな私を置いてくれているだけなのです。きっと妹の様に思ってくださっているのでしょう」
そう必死に訴えた。まだ少し不満そうではあるが、一応は納得してくれたリンダさん。ふと時計を見ると、そろそろグレイ様が帰ってくる時間が迫っていた。
「リンダさん、大変です。もうすぐみんな帰ってきますわ。急いで料理を仕上げましょう」
「まあ、本当ですわ。ついスカーレットさんとの話が楽しくて。また私とお話してくださいますか?」
「ええ、もちろんです。いつでも遊びに来てください」
一旦話を切り上げ、再び料理を仕上げていく。そして会場でもある客間に運んだ。さあ、ある程度準備が整った。後はグレイ様たちが帰ってくるのを待つだけだ。
グレイ様の事だ、きっと喜んでくれるはず。グレイ様の嬉しそうな顔を想像するだけで、心が温かくなるのだ。もう完全にグレイ様に心を奪われてしまった私。離縁してまだ間もないのに、もう他の男性を好きになってしまうなんて…
そう思って落ち込んだこともあったが、私の気持ちに気が付いた店長が
“傷ついている時に優しくされたら、誰だって気持ちがなびくものよ。そもそも、あなたの元夫がクズ過ぎなのよ。スカーレットちゃんにも幸せになる権利はあるのよ。だから、悩まず自分の気持ちを貫いて”
そう励ましてくれた。もちろん、今すぐグレイ様とどうこうなりたいだなんて、微塵も思っていない。今はとにかく、グレイ様と一緒に居られるだけで幸せなのだ。
家に着くと、早速腕時計を自分の部屋の引き出しの奥にしまう。万が一見つかったら大変だものね。お誕生日当日まで、ここにしまっておこう。
よし、誕生日のプレゼントも準備したし、後は騎士団員の人たちと打ち合わせをしつつ、当日に準備をするだけね。
そして翌日
「スカーレットちゃん、飾り付けの道具たちなんだけれど、団長が家を出た後、俺の妻が家まで届けに行く事になったから、受け取ってくれるかい?」
「奥様がわざわざ届けに来て下さるのですか?それは申し訳ないですわ。私が取りに行きましょうか?」
「いいや、大丈夫だよ。それより、妻も参加させてもらってもいいかな?もちろん飾りつけや料理も手伝わせるからさ。実はこの街に来て間もないから、友達がいなんだよ」
この街に来て間もない?言っている意味が分からなくて詳しく聞いてみると、元々この騎士団員は、遠くの村の出身らしいのだが、騎士団になるためこの街に来たらしい。そして先日、ずっと遠距離をしていた幼馴染と結婚し、奥さんをこの街に呼び寄せたらしい。なるほど、だからこの街にお友達がいないのね。
「わかりましたわ。私もぜひお友達になりたいです。それにお手伝い頂けたら、とても助かりますわ」
「よかった。それじゃあ、よろしく頼むよ」
そう言うとホッとした表情の騎士団員。きっと街に来たばかりの奥さんの事が、心配なのだろう。優しい旦那様ね。
まあ私自身も、1人で準備するより2人で準備した方が色々と出来るし、きっと楽しいだろう。そう思ったのだ。
「それで当日なんだが…」
「何の話をしているのだ?」
後ろから話しかけて来たのはグレイ様だ。いつの間にいらしたのかしら?
「別にちょっと世間話をしていただけですよ。ね、スカーレットちゃん」
「ええ、そうですわ」
「そうか…とにかくスカーレットは今仕事中だ。お前たち、邪魔をするな!」
そう一喝され、騎士団員は急いで食事をし始めた。私も仕事へと戻る。うちの食堂は常連さんも多く、つい話に花を咲かせてしまう人も多いのだ。私も話に夢中になってしまったわ。とにかく、仕事をしないとね。
その後も私と騎士団員が話をしていると、すかさずやってくるグレイ様。全然話が進まない。まあ、当日来る予定の騎士団の大まかな人数も聞いておいたので、何とかなるだろう。
そして誕生日前日。
いつもの様に夜ご飯をグレイ様と一緒に食べていると
「スカーレット、最近騎士団員と物凄く仲がいい様だが…その…騎士団員の中に気になる男でもいるのか?」
真剣な顔でそう呟いたグレイ様。確かに私は騎士団長でもあるグレイ様が好きだが、そんな事を本人には言えない。
「いいえ、その様な方はいらっしゃいませんわ」
変な誤解を与えたくなくて、必死に否定した。
「それならいいのだが…」
なぜかもの凄い神妙な顔をしているグレイ様。一体どうしたのかしら?
そして迎えたグレイ様のお誕生日当日
「それじゃあ、行ってくる」
「気を付けて行ってらっしゃいませ」
いつもの様にグレイ様を見送った後、家の掃除を行う。今日は約20名もの騎士団員たちが来る予定だ。その中には、前回来なかった人たちも含まれている。せっかくグレイ様の為に来てくれるのだから、気持ちよく過ごして欲しい。そんな思いから、隅々まで掃除をした。掃除が終わった頃、1人の女性が訪ねて来た。
「私、コメットの妻のリンダと申します。スカーレットさんですか?」
この人が騎士団員の奥さんね。茶色い髪を肩まで伸ばした、可愛らしい女性だ。
「はい、私がスカーレットです。今日はわざわざお手伝いに来てくださったとの事で、ありがとうございます。さあ、中に入ってください」
早速リンダさんを中に案内した。最初は緊張していたリンダさんだったが、どうやら同い年だった様で、すぐに仲良くなれた。せっかくなので市場に一緒に買い物に行き、部屋の飾りつけを行う。
飾りつけが終わったら、次は料理作り開始だ。物凄く手際のよいリンダさん。
「リンダさんは物凄く手際がいいのですね。それは何のお料理を作っているのですか?」
魚をパイ生地で包んでいる、見た事もない料理だ。
「私たちの生まれ育った村の料理ですわ。海が近くて、魚料理が豊富なのです。この料理も、地元では有名な料理なのですよ」
そう教えてくれた。他にも色々なお魚料理を披露してくれるリンダさん。せっかくなので、レシピも聞いておいた。
料理もひと段落したところで、2人でティータイムだ。リンダさんとコメットさんは幼馴染で、小さい頃からずっと一緒だったとの事。2人が10歳の時、騎士団員になるためコメットさんが村を出て、それからは中々会えず、寂しい思いをしていた事。それでもお互い強い絆で結ばれていて、やっと1か月前、結婚できたとの事。
幸せそうに話すリンダさんを見ていたら、なんだか私も幸せな気持ちになった。強い絆か…私もデビッドと幼馴染だけれど、今思うと絆何て1つもなかったな…そう思ったら、少しだけ胸が痛んだ。
「ごめんなさい、私ばかり話をしてしまって。スカーレットさんも騎士団長様と、いずれは結婚するおつもりなのでしょう?」
私がグレイ様と結婚?そうか、私がグレイ様の家でお世話になっているから、リンダさんはきっと勘違いをしているのだわ。
「リンダさん、違うんです。元夫に急に離縁され家から追い出された私を、親切なグレイ様が温情で置いてくれているだけなのです。ですから、私とグレイ様はそんな関係ではないのです」
「まあ、そうなのですか?私はてっきり…でも、いくら親切な騎士団長様でも、興味のない女性を長期間傍に置くでしょうか?もしかしたら、騎士団長様はスカーレット様の事を…」
「それはないです!そもそもグレイ様は、本当に正義感が強いお方なので。可哀そうな私を置いてくれているだけなのです。きっと妹の様に思ってくださっているのでしょう」
そう必死に訴えた。まだ少し不満そうではあるが、一応は納得してくれたリンダさん。ふと時計を見ると、そろそろグレイ様が帰ってくる時間が迫っていた。
「リンダさん、大変です。もうすぐみんな帰ってきますわ。急いで料理を仕上げましょう」
「まあ、本当ですわ。ついスカーレットさんとの話が楽しくて。また私とお話してくださいますか?」
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